アナログ腕時計 DUFA・エレメンツシリーズ / DF-9021-0F 雑感

昔から私は腕時計好きだったがAppleWatchに巡り会ってからというもの他の腕時計は買わなくなっていた。しかしサラリーマン時代はその一風変わったデザインが気に入りCORUM/コルム「アドミラル」を愛用していたし、後にはバウハウスから強く影響を受けたというアラン・シルベスタインの腕時計クロノ・バウハウスを溺愛していた…。


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※DUFA・エレメンツシリーズ / DF-9021-0Fの魅力ある姿


それに…偶然だが、起業してすぐに知り合ったデザイナーに会社のロゴマークのデザインを依頼したところ、赤・青・黄という三原色と三角・四角・丸とこれまた形の三要素ともいわれる要素をマッチングさせたものを提案してくれた。後に「おでんロゴ」と揶揄もされ14年間使い続けた企業ロゴである。

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※自社製品パッケージに配置した企業ロゴ例


当該デザイナーがバウハウスのデザインコンセプトを意識したのかどうかは聞きそびれたが、それが気に入り採用したわけだが、後に手にしたアラン・シルベスタイン、”クロノ・バウハウス” のリューズやボタン類が会社のロゴと列びや角度は違うものの大きな類似性があることが分かった…。

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※一時期愛用していたアラン・シルベスタイン、”クロノ・バウハウス”


時は流れ、私の左腕はAppleWatch一色となり現在でもAppleWatch Ultraを愛用している。
そのAppleWatch Ultraは健康をモニターするにも天気を確認するなど情報端末としても大変便利だし不満はないが唯一の問題は油断しているとバッテリーが切れてしまうこと…。
これは私の不注意でしかないが、最近は歳を食ったからか二日に1度にしろ充電するのが面倒になってきたし、時計好きの虫がいささか騒ぎだし、別途アナログ腕時計も身に着けてみたいと考えるようになってきた。

そんなとき、SNSの広告で目に付いたのが「DUFA(ドゥッファ)のエレメンツシリーズ / DF-9021-0F」という製品だった。それは、なにか…まるで私が特注したかのように自分の性向・趣向にドはまりのデザインで、かつシンプルな装いに一目惚れしてしまった次第。その上に期間限定のセールをやっていた!

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※DUFA・エレメンツシリーズ / DF-9021-0Fのパッケージには交換用ベルトも同梱されている


さて、DUFA(ドゥッファ)というメーカーはあまり知られていないかも知れないが、ドイツ時計史を代表する歴史ある時計ブランドで150年の歴史をもつ…。
長い歴史を持つテューリンゲン州の建築と文化の美しさから生みだされたそのブランドは、20世紀には伝統主義と新古典主義を融合させたあのバウハウスムーブメントの遺産を継承しているという。

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※DUFA・エレメンツシリーズ / DF-9021-0Fのベゼル全容


そしてDUFAの腕時計は、シンプルで無駄のないフェイスを特徴とし、精密・精巧な作りはドイツ時計ならではの職人の質実剛健な信念と規律を感じさせると評価されている。
DUFAの名前は「ドイツ時計工房」を意味する”Deutsche Uhrenfabrik”に由来するというが、正直この時計に惚れたのはブランドでも伝統でもなく、ただただそのデザイン性にあった(笑)。

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※リューズやボタンのデザインはまさしくバウハウスの魂そのものだ!


それはバウハウスが提唱した三原色「黄・青・赤」とデザインの基本▲●■の幾何学パターンをデザインに取り入れていて、前記したアラン・シルベスタインの時計や私の会社のロゴに通じるものであったからだ。正しくバウハウスが提唱した三原色の概念に即し、インダイヤルの針は勿論、ベルトチ、リューズ、プッシュボタンもデザインされ、時計背面には “BAUHAUS” と刻印されている !

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※背面には “BAUHAUS” の刻印も…


といってもアラン・シルベスタインほどの派手さはなく、シルバーの文字盤も決してしつこくなく穏やかさを感じさせ、インダイアルの凹み具合もどこか落ち着きを感じさせる…。
なお商品にはカーフレザーとナイロンの2つの素材が楽しめる2WAYベルトセットが附属していた。

■商品詳細
・ケースサイズ:縦38mm× 横38mm× 厚み13mm / 重さ61g
・文字盤カラー:シルバー
・ケース材質:ステンレススチール
・レンズ:ミネラルガラス
・ムーブメント:クォーツ
・防水性能:日常生活防水
・機能:クロノグラフ

なお、バウハウスに関してあらためて詳しくは論じないが、1919年ドイツ・ワイマールで設立された美術造形学校であり1933年にナチスによる圧力で閉鎖されるまで、わずか14年間という短い活動ながら多くの人材を輩出し現在にも息づく、モダンデザインの源流として知られる学校である。
あのワシリー・カンディンスキーやパウル・クレーもそのバウハウスで教鞭をとっていたことはよく知られていることだ。
話しは少し逸れるが私のお宝のひとつにパウル・クレーの手稿「造形理論ノート」のファクシミリ版がある。

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※パウル・クレーの手稿「造形理論ノート」表紙およびクレー直筆で講義の草稿が書かれている


"パウル・クレー"といえば私たちは画家として承知しているが、彼は「バウハウス」で教鞭をとっていたのであり「造形理論ノート」はそのクレー直筆の講義草稿なのである。 
まあ、仕事場の一角にはいまでもクレーの1922年作品「セネシオ(さわぎく)」のコピーが飾ってあるほどクレー好きでありバウハウス好きな一人なのだ。

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※クレーの1922年作品「セネシオ(さわぎく)」

なんだか最後はバウハウスおよびクレー賛美になってしまったが、このDUFA(ドゥッファ)DF-9021-0FはAppleWatch Ultraと共に大切に使っていきたい。



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Author:mactechlab
主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。また直近では「木挽町お鶴捕物控え」を発表している。
2018年春から3Dプリンターを複数台活用中であり2021年からはレーザー加工機にも目を向けている。ゆうMUG会員