ラテ飼育格闘日記(279)
生き物を飼うということは素晴らしい体験ができる反面、心配やら苦労やらも背負うことになる。特に病気になったり怪我をしたり、そして特に亡くなったりすればペットロスと一言で済ませられない心に大きな傷手を負うに違いない。最近知ったことだが、以前飼われていたワンコが亡くなった飼い主さんお二人が、新しいワンコを飼われたということを聞き、他人事ではあるがとても嬉しく思った。
おひとりの方はオトーサンが最初にお会いした時期にはコーギー犬を飼われていた。しかし確か2年ほど前だったろうか、胃捻転という急性の病気で愛犬を亡くされた…。その直後にラテと散歩をする際に何度か道ばたでお会いしたが、その度に目に涙を浮かべられ、次のワンコを飼う気になれるのはいつ頃になるか自分でもわからないと落胆されていた。その方が最近同じくコーギー犬の男の子を連れているのを見てお声をかけた。
あくまでそうした公園で行き交うだけではあるが「前のワンコと違ってやんちゃで大変…」といいながらも笑顔が戻られたのでオトーサンも嬉しくなってくる。

※朝日を受けてオトーサンとラテの長い陰ができる...
また先日の日曜日の朝、いつもの公園にラテを連れて行った折に、これまた少し前に愛犬を亡くされた高齢の女性がお一人でやってきた。ラテも早速近づいてちゃっかりとオヤツをもらっている(笑)。
その女性は娘さんと一緒に生活されているようだが「3ヶ月のマルチーズが来たんですよ」と嬉しそうに言われる。まだ2回目のワクチンが済んでいないので外に連れだせないとのことだが、杖をつきがらもその表情は明るく嬉しそうだった。やはり生活に張りが出るに違いない。
とはいえオトーサンは以前にも書いたが、後何年ラテと生活できるかは不明なもののオトーサンの方が長生きしたとしても体力的に次のワンコは考えられない。したがってラテは文字通りオトーサンたちにとって生涯でたった一匹の縁なのだ…。
そんなことを考えながら強風が吹き、ガタガタとシャッターが音を立てるのを怖がるラテをなだめながら一緒に昼寝をし、ラテの寝顔を眺めていると愛しくてたまらない。
どうしてこんなにマズルが長く鋭い牙を持ったワンコが可愛いのか、オトーサンは自分でもよくわからないのだが(笑)。友人は「それがヤキが回ったということなんだよ」と知ったようなことを言う…(爆)。

※ソメイヨシノの大木も蕾が膨らみ開花も間近になった...
そういえばこの日、オトーサンは買い物に出た際、久しぶりにラテにプレゼントを買ってきた。
それはふかふかの縫いぐるみだが、遊び用というよりラテの抱き枕に丁度良いと考え、安売りしていたので買い求めたものだ。何故ならラテの寝床は当然のことながらクッション的にはまずまずだがフラットであり、オトーサンたちのように枕はない(笑)。
しかしラテの寝方を見ているとその上に敷いている布やらを自分で丸め込み、少し厚くなった場所に頭を乗せていることが多いのだ。やはり頭を置く部分は適度に高い方が寝やすいのかも知れないと思ったオトーサンだったから枕の代わりになればいいな…と考えたわけだ。
遊び用として買った縫いぐるみならすぐにラテに見せるのだが、それでは必ず振り回して唾液だらけにしてしまうだろうからと2階の寝室にあるラテの寝床に置き、昼過ぎにラテをそこに呼び寄せてみた…。
その反応はなかなかに楽しかった…。そこにあるものが何だかを知ったラテはやはりというか頭から突進し、口でくわえて大きめの縫いぐるみを振り回したがどいうわけかオトーサンの思惑通り、それを左手で巻き込んでまさしく抱きながら頭を乗せて目をつむったではないか!


※最初は縫いぐるみの感触を味わっていたが(上)気に入ったようで左前足で抱え込んで眠りに入った
その姿は親バカ丸出しだが、まことに可愛い。そのまま小一時間ラテと昼寝をしてしまったが、オトーサンが起き出すとラテは寝返りを打ち、今度は縫いぐるみの頭に自分の顎を乗せてオトーサンの動きを観察している。
どうやらラテはその縫いぐるみを気に入ったようでそのまましばらくじっとしていたが、またまたふかふかの胴体に顔を突っ込んで眠りに入った。

※目を覚ました後も、こんな感じでオトーサンの動向を観察していた(笑)
ここのところ、夜寝る際にオトーサンはラテの寝床の隣に添い寝のように寝ているのだ。無論それはオトーサンの単純な趣味趣向のためではない。
ラテが寝ながらも四つ足を噛み、出血することが多かったので「ガサガサ」始めるとオトーサンが止めるためだ。ラテの四つ足の状態は残念ながら一長一短に良くは鳴らず相変わらずだが、少なくともここのところは包帯を巻くことも少なくなった。それもこうした努力の賜だと思っている。
無論ラテにとっては迷惑な話だろうし、オトーサンが脇で寝ていることを決して歓迎してわけではあるまい。なぜならオトーサンと顔を合わせないように工夫をしているようにも思える(笑)。
寝始めたときの姿勢は頭がオトーサンと一緒の方向で顔もこちらに向けているとしても、オトーサンと目が合うと必ずといってよいほど寝返りを打って向こうを向いてしまう娘である。
オトーサンが夜中に目を覚ますと、これまたほとんどラテのお尻がオトーサンの顔の前にあるという有様…。やはりラテにとってオトーサンはウザいのだろうが、地震などがあればオトーサンに身体を寄せてくるのだから面白い。
ともあれ、隣でラテが心地よさそうにイビキをかいていたり、時にはうなされて泣いていたりといった様子を眺めているとオトーサンは自然に笑みが浮かんでくるのだ。
その薄紫色の縫いぐるみを抱えて、ラテはいま眠りに入っている。
オトーサンもそろそろパソコンの前から離れて、寝ることにしようか…。
おひとりの方はオトーサンが最初にお会いした時期にはコーギー犬を飼われていた。しかし確か2年ほど前だったろうか、胃捻転という急性の病気で愛犬を亡くされた…。その直後にラテと散歩をする際に何度か道ばたでお会いしたが、その度に目に涙を浮かべられ、次のワンコを飼う気になれるのはいつ頃になるか自分でもわからないと落胆されていた。その方が最近同じくコーギー犬の男の子を連れているのを見てお声をかけた。
あくまでそうした公園で行き交うだけではあるが「前のワンコと違ってやんちゃで大変…」といいながらも笑顔が戻られたのでオトーサンも嬉しくなってくる。

※朝日を受けてオトーサンとラテの長い陰ができる...
また先日の日曜日の朝、いつもの公園にラテを連れて行った折に、これまた少し前に愛犬を亡くされた高齢の女性がお一人でやってきた。ラテも早速近づいてちゃっかりとオヤツをもらっている(笑)。
その女性は娘さんと一緒に生活されているようだが「3ヶ月のマルチーズが来たんですよ」と嬉しそうに言われる。まだ2回目のワクチンが済んでいないので外に連れだせないとのことだが、杖をつきがらもその表情は明るく嬉しそうだった。やはり生活に張りが出るに違いない。
とはいえオトーサンは以前にも書いたが、後何年ラテと生活できるかは不明なもののオトーサンの方が長生きしたとしても体力的に次のワンコは考えられない。したがってラテは文字通りオトーサンたちにとって生涯でたった一匹の縁なのだ…。
そんなことを考えながら強風が吹き、ガタガタとシャッターが音を立てるのを怖がるラテをなだめながら一緒に昼寝をし、ラテの寝顔を眺めていると愛しくてたまらない。
どうしてこんなにマズルが長く鋭い牙を持ったワンコが可愛いのか、オトーサンは自分でもよくわからないのだが(笑)。友人は「それがヤキが回ったということなんだよ」と知ったようなことを言う…(爆)。

※ソメイヨシノの大木も蕾が膨らみ開花も間近になった...
そういえばこの日、オトーサンは買い物に出た際、久しぶりにラテにプレゼントを買ってきた。
それはふかふかの縫いぐるみだが、遊び用というよりラテの抱き枕に丁度良いと考え、安売りしていたので買い求めたものだ。何故ならラテの寝床は当然のことながらクッション的にはまずまずだがフラットであり、オトーサンたちのように枕はない(笑)。
しかしラテの寝方を見ているとその上に敷いている布やらを自分で丸め込み、少し厚くなった場所に頭を乗せていることが多いのだ。やはり頭を置く部分は適度に高い方が寝やすいのかも知れないと思ったオトーサンだったから枕の代わりになればいいな…と考えたわけだ。
遊び用として買った縫いぐるみならすぐにラテに見せるのだが、それでは必ず振り回して唾液だらけにしてしまうだろうからと2階の寝室にあるラテの寝床に置き、昼過ぎにラテをそこに呼び寄せてみた…。
その反応はなかなかに楽しかった…。そこにあるものが何だかを知ったラテはやはりというか頭から突進し、口でくわえて大きめの縫いぐるみを振り回したがどいうわけかオトーサンの思惑通り、それを左手で巻き込んでまさしく抱きながら頭を乗せて目をつむったではないか!


※最初は縫いぐるみの感触を味わっていたが(上)気に入ったようで左前足で抱え込んで眠りに入った
その姿は親バカ丸出しだが、まことに可愛い。そのまま小一時間ラテと昼寝をしてしまったが、オトーサンが起き出すとラテは寝返りを打ち、今度は縫いぐるみの頭に自分の顎を乗せてオトーサンの動きを観察している。
どうやらラテはその縫いぐるみを気に入ったようでそのまましばらくじっとしていたが、またまたふかふかの胴体に顔を突っ込んで眠りに入った。

※目を覚ました後も、こんな感じでオトーサンの動向を観察していた(笑)
ここのところ、夜寝る際にオトーサンはラテの寝床の隣に添い寝のように寝ているのだ。無論それはオトーサンの単純な趣味趣向のためではない。
ラテが寝ながらも四つ足を噛み、出血することが多かったので「ガサガサ」始めるとオトーサンが止めるためだ。ラテの四つ足の状態は残念ながら一長一短に良くは鳴らず相変わらずだが、少なくともここのところは包帯を巻くことも少なくなった。それもこうした努力の賜だと思っている。
無論ラテにとっては迷惑な話だろうし、オトーサンが脇で寝ていることを決して歓迎してわけではあるまい。なぜならオトーサンと顔を合わせないように工夫をしているようにも思える(笑)。
寝始めたときの姿勢は頭がオトーサンと一緒の方向で顔もこちらに向けているとしても、オトーサンと目が合うと必ずといってよいほど寝返りを打って向こうを向いてしまう娘である。
オトーサンが夜中に目を覚ますと、これまたほとんどラテのお尻がオトーサンの顔の前にあるという有様…。やはりラテにとってオトーサンはウザいのだろうが、地震などがあればオトーサンに身体を寄せてくるのだから面白い。
ともあれ、隣でラテが心地よさそうにイビキをかいていたり、時にはうなされて泣いていたりといった様子を眺めているとオトーサンは自然に笑みが浮かんでくるのだ。
その薄紫色の縫いぐるみを抱えて、ラテはいま眠りに入っている。
オトーサンもそろそろパソコンの前から離れて、寝ることにしようか…。
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