ラテ飼育格闘日記(265)
この2週間、オトーサンは咳で七転八倒していた。咳は昼間起きているときも出るが身体を横にして布団に入ると猛烈に止まらなくなる。これはどう考えてもこれまで経験した咳とは違うような気がして、喘息にでもなったのかと再びクリニックへ出向いてみた。
熱は37度5分程度で38度まで達することはほとんどなかったようだ。また痰はなく鼻の通りも悪くない。ただただ咳が止まないというありさま。
そんなわけで数日熟睡できない朦朧とした頭と微熱で怠い身体を引きずるようにしてラテの散歩を続けてきたが、何が因果でこんなことしているのか…と混乱してくる(笑)。
そういえばオトーサンは自身の見る夢を自分なりに夢判断するのが好きなのだが、先日咳で苦しんでいたが疲れてウトウトしたのだろう…そのとき典型的なというか、分かりやすい夢を見た。

※なんか...あたし、迷惑かけてますぅ?
オトーサンは木製の広いテーブルの前に座っている。どうやら周りには誰もいないようだ。そこへラテの友達ワンコの飼い主さんが現れ一枚の書類のようなものをテーブルに置く。その飼い主さんはどうにも深刻な表情をして重苦しい雰囲気なのだ。
オトーサンが「どうかしましたか?」と聞くと飼い主さんは神妙な声で淡々と「いや、もう身体が持たないので決心しました」と言いながら書類をオトーサンに手渡そうとする...。
オトーサンはその書類を見るまでもなくその中身を知っている感じで受け取るのを躊躇っていたが、その書類を手に取るとそれは愛犬の譲渡承諾書だったのである…。

※体重も2Kg落ちて現在18Kgのナイスバディです(笑)
その夢に登場した飼い主さんは意識的に顔色も変えずに淡々と書類を差し出すが、これまでの経緯を多少なりとも知っているオトーサンは飼い主さんが大きな悲しみを持ってこの場に来たことを理解しているので慰める言葉もない…。なにしろこれ以上世話ができないので愛犬のために新しい飼い主を探してくれという相談だったのである。
その書類を手にしたオトーサンは呆然と座っていたが、その暗い気持ちのまま…目が覚めた。
目が覚めたオトーサンは後味の悪い思いをしながらもその夢の意味をすぐに理解した。
心理学を系統立てて勉強したわけではないものの、その夢は夢判断するまでもなくこの数日間に至るオトーサン自身の苦悩が形を変え投影されていることは明らかだった。だから夢を反芻しながらオトーサンは苦笑せざるを得なかった…。
なぜなら夢に登場したラテの友達ワンコの飼い主さんは多分にオトーサン自身の投影に違いない。夢とはいえ…だからこそ心理的検閲機能が働きストレートではなく、オトーサンの苦悩が他人に置き換えられたと見るべきだろう。
愛犬の譲渡書を差し出して淡々と事務手続きをする飼い主さんは実は心理的に抑圧されたオトーサン自身だったのだと思う。

※夕闇迫る頃、久しぶりに小学生女子がラテがいることを知ってわざわざ公園内に立ち寄ってくれた
無論現実のオトーサンはラテを手放そうと思ったことは正直1度もないしこれからもあり得ない。ラテを飼おうと決めたとき、何を差し置いてもこの小さな命の存在を第一に考えようと決意した。何しろオトーサンにとって願って我が家に迎え入れた生涯ただ一匹のワンコである。
したがってささやかに舞い込む仕事のスケジュールも場合によってはラテのために犠牲にしてきたし、親の葬儀もラテが気になって気もそぞろだった(笑)。
だから、ラテがどんな悲しい思いを…一次的にせよ…するかと思うとラテを預けて女房と旅行に出かけるといったこともあえてしないできた。それはこれからも同じだと思っている。
しかしそれはそれとして咳が止まらず熱が下がらないままに朝晩の散歩をこなしているときは正直大変辛かったのである。
別にラテが悪いわけではないし責任があるわけでもない。注意をしていたつもりでも風邪をひいたオトーサン自身が責められるべきなのだが体力的に辛いものは辛い。その上に咳でまともに寝ることも出来ず睡眠不足が重なった。
そんな普通でない身体と心理状態で見た夢はやはりラテの世話は大変だという本音が出たのだろう。

※家族揃ってカフェにて朝食(笑)。外だから寒いんですがラテはおこぼれを狙って大変!しかし関心なことにテーブル上の食べ物には手を出しません
とはいえオトーサン的には「ラテの散歩がなければ楽ができる」という事実(笑)は心理的に抑圧されているに違いない。
ラテを否定することは自分でラテを飼おうと決意したそのことに対してアンフェアーであり責任を感じなければならないという気持ちも働く…。だから、夢ではオトーサン自身ではなく旧知の別の飼い主さんを登場させ、デフォルメしながらもオトーサンの辛さの代弁をしてもらったに違いない。
しかしリアルな夢だったから、今度その飼い主さんと出会ったとき、オトーサンは思わず「先日はどうも...」等と言い出しそうでちょいと怖い(笑)。
そんなオトーサンの咳は激しく胸も痛くなるほどなので再度クリニックへ行きレントゲンと心電図をとってもらい診察を受けた。
聴診器を胸から外した医者にオトーサンは「犬も飼っているし、アレルギー性の喘息かなんかでしょうかね」と誘い水?をかけてみたが、「そんなわけ無いでしょ」と言わんばかりにフフッと鼻であしらわれた(笑)。幸い異常は無く喘息でもないというので肩すかしを食った感じもするが一安心…。
薬も変えてもらって服用した結果、大夫良くなってきた。ただしラテに引かれていくカフェのテラスは当然のことながら室外なので夕刻の激寒の中でコーヒーを飲むにしても長い間時間を潰すわけにもいかない。それにこれではまたまた風邪をぶりかえしてしまいそうだ。
「ラテ、早く帰ろうよ!」
熱は37度5分程度で38度まで達することはほとんどなかったようだ。また痰はなく鼻の通りも悪くない。ただただ咳が止まないというありさま。
そんなわけで数日熟睡できない朦朧とした頭と微熱で怠い身体を引きずるようにしてラテの散歩を続けてきたが、何が因果でこんなことしているのか…と混乱してくる(笑)。
そういえばオトーサンは自身の見る夢を自分なりに夢判断するのが好きなのだが、先日咳で苦しんでいたが疲れてウトウトしたのだろう…そのとき典型的なというか、分かりやすい夢を見た。

※なんか...あたし、迷惑かけてますぅ?
オトーサンは木製の広いテーブルの前に座っている。どうやら周りには誰もいないようだ。そこへラテの友達ワンコの飼い主さんが現れ一枚の書類のようなものをテーブルに置く。その飼い主さんはどうにも深刻な表情をして重苦しい雰囲気なのだ。
オトーサンが「どうかしましたか?」と聞くと飼い主さんは神妙な声で淡々と「いや、もう身体が持たないので決心しました」と言いながら書類をオトーサンに手渡そうとする...。
オトーサンはその書類を見るまでもなくその中身を知っている感じで受け取るのを躊躇っていたが、その書類を手に取るとそれは愛犬の譲渡承諾書だったのである…。

※体重も2Kg落ちて現在18Kgのナイスバディです(笑)
その夢に登場した飼い主さんは意識的に顔色も変えずに淡々と書類を差し出すが、これまでの経緯を多少なりとも知っているオトーサンは飼い主さんが大きな悲しみを持ってこの場に来たことを理解しているので慰める言葉もない…。なにしろこれ以上世話ができないので愛犬のために新しい飼い主を探してくれという相談だったのである。
その書類を手にしたオトーサンは呆然と座っていたが、その暗い気持ちのまま…目が覚めた。
目が覚めたオトーサンは後味の悪い思いをしながらもその夢の意味をすぐに理解した。
心理学を系統立てて勉強したわけではないものの、その夢は夢判断するまでもなくこの数日間に至るオトーサン自身の苦悩が形を変え投影されていることは明らかだった。だから夢を反芻しながらオトーサンは苦笑せざるを得なかった…。
なぜなら夢に登場したラテの友達ワンコの飼い主さんは多分にオトーサン自身の投影に違いない。夢とはいえ…だからこそ心理的検閲機能が働きストレートではなく、オトーサンの苦悩が他人に置き換えられたと見るべきだろう。
愛犬の譲渡書を差し出して淡々と事務手続きをする飼い主さんは実は心理的に抑圧されたオトーサン自身だったのだと思う。

※夕闇迫る頃、久しぶりに小学生女子がラテがいることを知ってわざわざ公園内に立ち寄ってくれた
無論現実のオトーサンはラテを手放そうと思ったことは正直1度もないしこれからもあり得ない。ラテを飼おうと決めたとき、何を差し置いてもこの小さな命の存在を第一に考えようと決意した。何しろオトーサンにとって願って我が家に迎え入れた生涯ただ一匹のワンコである。
したがってささやかに舞い込む仕事のスケジュールも場合によってはラテのために犠牲にしてきたし、親の葬儀もラテが気になって気もそぞろだった(笑)。
だから、ラテがどんな悲しい思いを…一次的にせよ…するかと思うとラテを預けて女房と旅行に出かけるといったこともあえてしないできた。それはこれからも同じだと思っている。
しかしそれはそれとして咳が止まらず熱が下がらないままに朝晩の散歩をこなしているときは正直大変辛かったのである。
別にラテが悪いわけではないし責任があるわけでもない。注意をしていたつもりでも風邪をひいたオトーサン自身が責められるべきなのだが体力的に辛いものは辛い。その上に咳でまともに寝ることも出来ず睡眠不足が重なった。
そんな普通でない身体と心理状態で見た夢はやはりラテの世話は大変だという本音が出たのだろう。

※家族揃ってカフェにて朝食(笑)。外だから寒いんですがラテはおこぼれを狙って大変!しかし関心なことにテーブル上の食べ物には手を出しません
とはいえオトーサン的には「ラテの散歩がなければ楽ができる」という事実(笑)は心理的に抑圧されているに違いない。
ラテを否定することは自分でラテを飼おうと決意したそのことに対してアンフェアーであり責任を感じなければならないという気持ちも働く…。だから、夢ではオトーサン自身ではなく旧知の別の飼い主さんを登場させ、デフォルメしながらもオトーサンの辛さの代弁をしてもらったに違いない。
しかしリアルな夢だったから、今度その飼い主さんと出会ったとき、オトーサンは思わず「先日はどうも...」等と言い出しそうでちょいと怖い(笑)。
そんなオトーサンの咳は激しく胸も痛くなるほどなので再度クリニックへ行きレントゲンと心電図をとってもらい診察を受けた。
聴診器を胸から外した医者にオトーサンは「犬も飼っているし、アレルギー性の喘息かなんかでしょうかね」と誘い水?をかけてみたが、「そんなわけ無いでしょ」と言わんばかりにフフッと鼻であしらわれた(笑)。幸い異常は無く喘息でもないというので肩すかしを食った感じもするが一安心…。
薬も変えてもらって服用した結果、大夫良くなってきた。ただしラテに引かれていくカフェのテラスは当然のことながら室外なので夕刻の激寒の中でコーヒーを飲むにしても長い間時間を潰すわけにもいかない。それにこれではまたまた風邪をぶりかえしてしまいそうだ。
「ラテ、早く帰ろうよ!」
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