ラテ飼育格闘日記(261)
アトピーを除けばラテは元気である。あの夏場、まったく動こうともしなかったワンコとこれが同じワンコかと思うほどよく歩くし時には走る。朝夕の散歩も一通りのメニューを終えて自宅に近づく頃になると、もう少し歩きたいというのだろうか家の方向とは別の方向にリードを引いたりするようになった。
この12月でラテと生活して丸5年になる。その間、文字通りいろいろなことがあったがラテの様子も年齢に応じて随分と変化しているように思う。
我が家に来た直後の幼犬時には人間に対しては勿論だが他のワンコに対しても服従を示すためか、伏せた状態でにじり寄り、時にはお腹を出していた。したがってすれ違う他のワンコとガウガウやることはほとんどなかったが一歳を過ぎると次第に好き嫌いを態度で表すようになってきた。

※紅葉が目立ってきた散歩道をラテと歩く
一歳程度のときには相手のワンコが生後数ヶ月の幼犬だと遊ぶ遊ばないというのは別にしても相手が何をしても怒らなかったし身体に乗ったりしてもそのままにさせていた。もともとラテは同性の雌ワンコとは相性が悪かったが、それでも一歳程度まではどんなワンコとも喧嘩らしい喧嘩はしなかったが気がつくとかけずり回る友達ワンコは一匹を別にすれば皆雄のワンコになっていた。いまでも…無論相手によるものの雌のワンコは目の敵にする(笑)。

※ちょっと疲れたかな?
この違いは極端だ。とにかく公園デビューした時期にはある意味、一緒に遊んでもらった雌のワンコに対してある時期から猛烈に反発するようになったし、それはいまだに変わらない。
しかしその一歳くらいまでに身体をぶつけ合い、一緒に走り回った雄のワンコたちに対してはお互い昔のようにはいかないものの、いまだに安心して鼻面を合わせて遊ばせることができる。ただし物事には例外が必ずある…。
ラテの好みのパターンとして一般的に小型犬は苦手のようだが、前記したように幼犬時代に遊び回ったビーグル犬のハリーちゃんとはいまだに仲がよい。ただトイプードルなどには威嚇するラテだが、一匹だけ初対面の時からラテが「クウン…」と鼻を鳴らして近づくワンコがいたりして、雄雌の別はともかく何が好き嫌いの要因なのかはさっぱり分からなくなったオトーサンなのである。
それでも最近は二三の特例を除けば、多少温和になったようで(笑)これまで顔を合わせると唸っていたワンコに対しても無視するだけで通り過ぎたりするようになってきた。

※相変わらずビーグル犬、ハリーちゃんのお母さんの膝に乗り甘えるラテ
人間に対してもラテの好き嫌いの激しさは時に困るほどだ。理由がまったく分からないが、朝に出会うことの多い男性にはどうやら本気で唸る…。その姿が見えたり、臭いが残っていたりするとすぐに反応する。
そもそも朝の散歩に出かける際にタイミングよく…いや、タイミング悪くその人は表れることが多いのだ。どうやら運動ならびに散歩のつもりらしく近所を一回りし、公園でストレッチ、小学校の裏門で柔軟体操といったことをラテとしては異様に映ったのかも知れない。しかしまたこれまで駅のコンコースで「ラテ、ラテ」と呼びかけてくれた女性にラテはずっと吠え続け、やっとお手をするとなったら可笑しなほど腰が引けたお手をしていたが、ここに来てその人が見えると駆けだして近づくようになった。やはりいろいろと変化...というより成長しているのだろう。
オトーサン的には高齢になった場合はともかく、ワンコというのは幼犬時代に手間がかかるが成犬になれば手がかからなくなるといったイメージを持っていた。
幼犬時はまず躾けをきちんとしなければならない。だからオトーサンもマズルコントロールもやったし、時には手加減しながらも掌でラテの横っ面を殴ったりもした。
甘噛みで家の中の木製のものが囓られるだけでなく、スリッパや靴べら、ペットボトルまでポロポロにするラテだったからオトーサンの手は生傷が絶えなかった。無論手がかかるというのはオトーサンもワンコを飼うのは初めてで要領がわからずあたふたとすることが多かったこともあるが、成犬になればこちらも慣れるわけだしラテも状況を覚えるわけだからそんなに手間はかからないだろうと考えていた。
しかし一日二回の散歩ひとつを取ってみてもラテは段々と学習能力を高めているのか、いつものコース、いつもの歩き方では満足しなくなり新しい変化を欲しがるようになった。逆にオトーサンは毎年確実に年齢を重ねるわけで体力が落ちていくことを実感しているので、ラテの興味を満足させてやるのはなかなか大変なのである。
それだけでなくアトピーになったことにも関係するが、2度の食事もドッグフードだけ与えていれば済むわけではなく野菜のトッピングを増やしたり、市販の缶詰などは止めて人間用の肉をフライパンで炙って乗せるようにしたから意外と手間がかかるのだ。正直「こんなはずではなかった…」といった感じだが、ラテの寝顔や笑顔を見ればやはり可愛くて頑張ってしまう(笑)。

※こうした場所でも大人しく待てるようになりました...
可愛いといえば、最近ラテが身体を掻き始めたときに止める役目でオトーサンは夜ラテの横に寝ている。ラテが大きく身体を揺すったりして強く身体を掻き始めるとオトーサンはストップをかける…。ラテも辛いのだろう、時にオトーサンが止めようとして出した手に「ウッ!」と威嚇することがあるが無論噛んだり傷を付けたりすることはないから唸られた程度でオトーサンも制止を止めない。ラテは仕方なくまた頭を低くして寝始めるがそんなことを2度3度としなければならない時にはさすがにオトーサンも睡眠不足になるし辛い…。
しかし身体を掻くのではなく時々夢を見て泣いているのに気づきオトーサンは目を覚ましてしまうこともある。気がつくと「クイ~ン、ウンウン」と悲しそうな声を出して後ろ足を突っ張ったりしている。明らかに悲しい夢、あるいは怖い夢を見ているようなのでオトーサンは「ラテ、どうした?」と顔を撫でながら起こしてやる。
時にラテはきょとんといった顔をし、大きなアクビをしてまた寝入るわけだが、考えてみるにラテが見る悲しい夢、怖い夢って何だろうか…。もしかしたらオトーサンに強く叱られている夢でも見ているのかも知れないと思うと、ラテは目が覚めたらまたまたそこに問題のオトーサンが現実にいるわけで、少々気の毒に思えて苦笑してしまった。
この12月でラテと生活して丸5年になる。その間、文字通りいろいろなことがあったがラテの様子も年齢に応じて随分と変化しているように思う。
我が家に来た直後の幼犬時には人間に対しては勿論だが他のワンコに対しても服従を示すためか、伏せた状態でにじり寄り、時にはお腹を出していた。したがってすれ違う他のワンコとガウガウやることはほとんどなかったが一歳を過ぎると次第に好き嫌いを態度で表すようになってきた。

※紅葉が目立ってきた散歩道をラテと歩く
一歳程度のときには相手のワンコが生後数ヶ月の幼犬だと遊ぶ遊ばないというのは別にしても相手が何をしても怒らなかったし身体に乗ったりしてもそのままにさせていた。もともとラテは同性の雌ワンコとは相性が悪かったが、それでも一歳程度まではどんなワンコとも喧嘩らしい喧嘩はしなかったが気がつくとかけずり回る友達ワンコは一匹を別にすれば皆雄のワンコになっていた。いまでも…無論相手によるものの雌のワンコは目の敵にする(笑)。

※ちょっと疲れたかな?
この違いは極端だ。とにかく公園デビューした時期にはある意味、一緒に遊んでもらった雌のワンコに対してある時期から猛烈に反発するようになったし、それはいまだに変わらない。
しかしその一歳くらいまでに身体をぶつけ合い、一緒に走り回った雄のワンコたちに対してはお互い昔のようにはいかないものの、いまだに安心して鼻面を合わせて遊ばせることができる。ただし物事には例外が必ずある…。
ラテの好みのパターンとして一般的に小型犬は苦手のようだが、前記したように幼犬時代に遊び回ったビーグル犬のハリーちゃんとはいまだに仲がよい。ただトイプードルなどには威嚇するラテだが、一匹だけ初対面の時からラテが「クウン…」と鼻を鳴らして近づくワンコがいたりして、雄雌の別はともかく何が好き嫌いの要因なのかはさっぱり分からなくなったオトーサンなのである。
それでも最近は二三の特例を除けば、多少温和になったようで(笑)これまで顔を合わせると唸っていたワンコに対しても無視するだけで通り過ぎたりするようになってきた。

※相変わらずビーグル犬、ハリーちゃんのお母さんの膝に乗り甘えるラテ
人間に対してもラテの好き嫌いの激しさは時に困るほどだ。理由がまったく分からないが、朝に出会うことの多い男性にはどうやら本気で唸る…。その姿が見えたり、臭いが残っていたりするとすぐに反応する。
そもそも朝の散歩に出かける際にタイミングよく…いや、タイミング悪くその人は表れることが多いのだ。どうやら運動ならびに散歩のつもりらしく近所を一回りし、公園でストレッチ、小学校の裏門で柔軟体操といったことをラテとしては異様に映ったのかも知れない。しかしまたこれまで駅のコンコースで「ラテ、ラテ」と呼びかけてくれた女性にラテはずっと吠え続け、やっとお手をするとなったら可笑しなほど腰が引けたお手をしていたが、ここに来てその人が見えると駆けだして近づくようになった。やはりいろいろと変化...というより成長しているのだろう。
オトーサン的には高齢になった場合はともかく、ワンコというのは幼犬時代に手間がかかるが成犬になれば手がかからなくなるといったイメージを持っていた。
幼犬時はまず躾けをきちんとしなければならない。だからオトーサンもマズルコントロールもやったし、時には手加減しながらも掌でラテの横っ面を殴ったりもした。
甘噛みで家の中の木製のものが囓られるだけでなく、スリッパや靴べら、ペットボトルまでポロポロにするラテだったからオトーサンの手は生傷が絶えなかった。無論手がかかるというのはオトーサンもワンコを飼うのは初めてで要領がわからずあたふたとすることが多かったこともあるが、成犬になればこちらも慣れるわけだしラテも状況を覚えるわけだからそんなに手間はかからないだろうと考えていた。
しかし一日二回の散歩ひとつを取ってみてもラテは段々と学習能力を高めているのか、いつものコース、いつもの歩き方では満足しなくなり新しい変化を欲しがるようになった。逆にオトーサンは毎年確実に年齢を重ねるわけで体力が落ちていくことを実感しているので、ラテの興味を満足させてやるのはなかなか大変なのである。
それだけでなくアトピーになったことにも関係するが、2度の食事もドッグフードだけ与えていれば済むわけではなく野菜のトッピングを増やしたり、市販の缶詰などは止めて人間用の肉をフライパンで炙って乗せるようにしたから意外と手間がかかるのだ。正直「こんなはずではなかった…」といった感じだが、ラテの寝顔や笑顔を見ればやはり可愛くて頑張ってしまう(笑)。

※こうした場所でも大人しく待てるようになりました...
可愛いといえば、最近ラテが身体を掻き始めたときに止める役目でオトーサンは夜ラテの横に寝ている。ラテが大きく身体を揺すったりして強く身体を掻き始めるとオトーサンはストップをかける…。ラテも辛いのだろう、時にオトーサンが止めようとして出した手に「ウッ!」と威嚇することがあるが無論噛んだり傷を付けたりすることはないから唸られた程度でオトーサンも制止を止めない。ラテは仕方なくまた頭を低くして寝始めるがそんなことを2度3度としなければならない時にはさすがにオトーサンも睡眠不足になるし辛い…。
しかし身体を掻くのではなく時々夢を見て泣いているのに気づきオトーサンは目を覚ましてしまうこともある。気がつくと「クイ~ン、ウンウン」と悲しそうな声を出して後ろ足を突っ張ったりしている。明らかに悲しい夢、あるいは怖い夢を見ているようなのでオトーサンは「ラテ、どうした?」と顔を撫でながら起こしてやる。
時にラテはきょとんといった顔をし、大きなアクビをしてまた寝入るわけだが、考えてみるにラテが見る悲しい夢、怖い夢って何だろうか…。もしかしたらオトーサンに強く叱られている夢でも見ているのかも知れないと思うと、ラテは目が覚めたらまたまたそこに問題のオトーサンが現実にいるわけで、少々気の毒に思えて苦笑してしまった。
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