ラテ飼育格闘日記(250)
ラテとの生活は楽しく刺激的なのは間違いないが、散歩は嫌い、脚を相変わらず咬んで血を滲ませるといったことが続くとオトーサンも精神的に疲れてくる。なにやら子育てに疲れた親の気持ちがほんのちょっぴり分かるような気持ちもするが相手はワンコであり、そうそう飼い主だとは言え思い通りにいかないのが難儀なところだ。
先日の日曜日の朝、少々強引にこれまで毎日通っていた大きな公園にラテを引きずっていった。ラテは一見オトーサンの引くリードに順応して歩くと思えば所々で踵を返し、今来た道を戻ろうと抵抗する。
とにかくオトーサンのパターンを知り尽くした感のあるラテだから。まるで知恵比べみたいなのだ。
例えば公園に向かう道をスムーズに歩くから、オトーサンはこのまま問題なく常連さんもいるであろういつもの公園に行けると考えていたところ、途中の草むらでラテはウンチをした。それは散歩のミッションのひとつなので歓迎なのだが、オトーサンがウンチの処理をし終わり、さてこのまま公園に向かおうとするとラテは猛烈に元来た道を戻ろうと抵抗する。
オトーサンを見上げるその目つきはまるで「オトーサン、ねっ、ちゃんとウンチしたんだから帰ってもいいでしょ?」と言っているようだ。しかしその場所は自宅から公園までの道のりの2/3ほども行った場所であり、このまま戻るのはなんとも納得がいかないのだが、アスファルトの道路にしがみついてガンとして動かないラテを見ていると可哀想にも感じてしまうオトーサンなのである。

※散歩の途中で一休みしリラックスした表情を見せる
しかしその日はそれをなんだかんだと誤魔化し、時には強くリードを引いて公園に連れて行こうとしていたオトーサンたちだったが公園の脇に通りがかったとき女房が「あれ、マキちゃんでないの?」と声を上げた。
先日半年ぶりで出会ったマキちゃんだったが、ラテが最も好むイケメンワンコなのだ。オトーサンは視力ではかなり前方にいる飼い主さんとワンコがそのマキちゃんであるかは分からなかったがラテの歩き方が確実に変わって、これまでオトーサンの後ろを歩いていたのが前に出てきたからこれは間違いないかも知れないと小走りに近寄ってみた。
オトーサンには遠目の後ろ姿が少年のように見えたのは実はキャップをかぶったマキちゃんのオカーサンだったが、マキちゃんは我々の存在を知り駆け寄ってきた。
本来はその道を回ってご自宅に戻るところだったのかも知れないが、マキちゃんのオカーサンの計らいで公園まで一緒に行くことになった。無論ラテは大喜びで相変わらずマキちゃんへ執拗にチューをせまっている(笑)。
公園に近くなったとき、これまた数ヶ月ぶりだが黒柴のクロちゃんとそのオカーサンに遭遇。まったく懐かしいとしか言いようがないが、旧知のメンツが元気に揃うのはオトーサンにとっても嬉しい限りである。
ただしクロちゃんも散歩嫌いで飼い主さんに苦労をかけているようだが、道々耳にした「クロちゃんはダイエット中というプレートをぶら下げているらしい」というので近寄ってみるとまさしく首輪に「ダイエット中」と書かれた札がついている(笑)。
どうやら体重管理を徹底しようと、とかく散歩中に行き会う方達からいただくオヤツをしばらくの間遠慮しようという作戦のようなのだ。それにしてもそんなことはどこ吹く風…といった飄々とした表情のクロちゃんは元気そうだったので一安心のオトーサンであった。
クロちゃんと別れ、マキちゃんと目的の公園に向かうと「ウォーン、ウォーン」という独特の鳴き声がする。あの声はビーグルのハリーちゃんに違いないと思った瞬間、ラテが走り始めた。無論オトーサンも走った!
公園に入り、少々高台になっているところから眺めるとハリーちゃんとオカーサンが見える。その他お馴染みのボビーちゃん、クーンちゃんの姿も…。
ラテは坂道を駆け下りてハリーちゃんと挨拶しているところにマキちゃんも到着。
それぞれ昔ほど体を使って大立ち回りの遊びはしなくなったが気心が知れている友達ワンコたちとのからみはオトーサンも安心していられるので嬉しい。
しかし、ひと朝の散歩時にマキちゃん、クロちゃんそしてハリーちゃんと出会える事は滅多にないことなのでオトーサンは心の中で「なっ…ラテ、オトーサンのいうことを聞いて公園に来ればこうして友達に会えるんだぞ!」と些か恩着せがましくつぶやいたのだった(笑)。
ともかく帰り道もラテにとっては楽しかったに違いない。いつもはグダグダと歩き尻尾も下がってしまうことが多い帰り道だがその日は尻尾も立てて気がつくと偉そうにマキちゃん、ハリーちゃんの先頭に立って元気に歩いている。


※帰りの道もマキちゃんとハリーちゃんと一緒だったからか、軽快に歩いた(上)。信号を待っているとき、ハリーちゃんと笑顔でアイコンタクトするラテ(下)
歩道橋の袂でマキちゃんとハリーちゃんとに別れを告げたオトーサンたちはすでに気温がかなり上がってきた日射しの中を一路自宅へと向かったが、思いの外ラテの歩みも順調かと思ったものの、そうそう一筋縄にはいかないこの娘は自宅に近づくにつれ怠惰な態度が重なり座り込む率が高くなる。

※やっぱり最後は抱っこで締めくくりとなりました(笑)
結局後10数メートルといったところまできたらオトーサンに抱っこ!のサイン...。
オトーサンだって1時間以上も歩き回り、時にはラテと一緒に走ったりもしたのだからヘトヘトなのだが、そこは娘には甘いオトーサンは「ハイハイ」とラテを抱き上げ、朝の散歩は目出度く終了と相成ったのだった。
先日の日曜日の朝、少々強引にこれまで毎日通っていた大きな公園にラテを引きずっていった。ラテは一見オトーサンの引くリードに順応して歩くと思えば所々で踵を返し、今来た道を戻ろうと抵抗する。
とにかくオトーサンのパターンを知り尽くした感のあるラテだから。まるで知恵比べみたいなのだ。
例えば公園に向かう道をスムーズに歩くから、オトーサンはこのまま問題なく常連さんもいるであろういつもの公園に行けると考えていたところ、途中の草むらでラテはウンチをした。それは散歩のミッションのひとつなので歓迎なのだが、オトーサンがウンチの処理をし終わり、さてこのまま公園に向かおうとするとラテは猛烈に元来た道を戻ろうと抵抗する。
オトーサンを見上げるその目つきはまるで「オトーサン、ねっ、ちゃんとウンチしたんだから帰ってもいいでしょ?」と言っているようだ。しかしその場所は自宅から公園までの道のりの2/3ほども行った場所であり、このまま戻るのはなんとも納得がいかないのだが、アスファルトの道路にしがみついてガンとして動かないラテを見ていると可哀想にも感じてしまうオトーサンなのである。

※散歩の途中で一休みしリラックスした表情を見せる
しかしその日はそれをなんだかんだと誤魔化し、時には強くリードを引いて公園に連れて行こうとしていたオトーサンたちだったが公園の脇に通りがかったとき女房が「あれ、マキちゃんでないの?」と声を上げた。
先日半年ぶりで出会ったマキちゃんだったが、ラテが最も好むイケメンワンコなのだ。オトーサンは視力ではかなり前方にいる飼い主さんとワンコがそのマキちゃんであるかは分からなかったがラテの歩き方が確実に変わって、これまでオトーサンの後ろを歩いていたのが前に出てきたからこれは間違いないかも知れないと小走りに近寄ってみた。
オトーサンには遠目の後ろ姿が少年のように見えたのは実はキャップをかぶったマキちゃんのオカーサンだったが、マキちゃんは我々の存在を知り駆け寄ってきた。
本来はその道を回ってご自宅に戻るところだったのかも知れないが、マキちゃんのオカーサンの計らいで公園まで一緒に行くことになった。無論ラテは大喜びで相変わらずマキちゃんへ執拗にチューをせまっている(笑)。
公園に近くなったとき、これまた数ヶ月ぶりだが黒柴のクロちゃんとそのオカーサンに遭遇。まったく懐かしいとしか言いようがないが、旧知のメンツが元気に揃うのはオトーサンにとっても嬉しい限りである。
ただしクロちゃんも散歩嫌いで飼い主さんに苦労をかけているようだが、道々耳にした「クロちゃんはダイエット中というプレートをぶら下げているらしい」というので近寄ってみるとまさしく首輪に「ダイエット中」と書かれた札がついている(笑)。
どうやら体重管理を徹底しようと、とかく散歩中に行き会う方達からいただくオヤツをしばらくの間遠慮しようという作戦のようなのだ。それにしてもそんなことはどこ吹く風…といった飄々とした表情のクロちゃんは元気そうだったので一安心のオトーサンであった。
クロちゃんと別れ、マキちゃんと目的の公園に向かうと「ウォーン、ウォーン」という独特の鳴き声がする。あの声はビーグルのハリーちゃんに違いないと思った瞬間、ラテが走り始めた。無論オトーサンも走った!
公園に入り、少々高台になっているところから眺めるとハリーちゃんとオカーサンが見える。その他お馴染みのボビーちゃん、クーンちゃんの姿も…。
ラテは坂道を駆け下りてハリーちゃんと挨拶しているところにマキちゃんも到着。
それぞれ昔ほど体を使って大立ち回りの遊びはしなくなったが気心が知れている友達ワンコたちとのからみはオトーサンも安心していられるので嬉しい。
しかし、ひと朝の散歩時にマキちゃん、クロちゃんそしてハリーちゃんと出会える事は滅多にないことなのでオトーサンは心の中で「なっ…ラテ、オトーサンのいうことを聞いて公園に来ればこうして友達に会えるんだぞ!」と些か恩着せがましくつぶやいたのだった(笑)。
ともかく帰り道もラテにとっては楽しかったに違いない。いつもはグダグダと歩き尻尾も下がってしまうことが多い帰り道だがその日は尻尾も立てて気がつくと偉そうにマキちゃん、ハリーちゃんの先頭に立って元気に歩いている。


※帰りの道もマキちゃんとハリーちゃんと一緒だったからか、軽快に歩いた(上)。信号を待っているとき、ハリーちゃんと笑顔でアイコンタクトするラテ(下)
歩道橋の袂でマキちゃんとハリーちゃんとに別れを告げたオトーサンたちはすでに気温がかなり上がってきた日射しの中を一路自宅へと向かったが、思いの外ラテの歩みも順調かと思ったものの、そうそう一筋縄にはいかないこの娘は自宅に近づくにつれ怠惰な態度が重なり座り込む率が高くなる。

※やっぱり最後は抱っこで締めくくりとなりました(笑)
結局後10数メートルといったところまできたらオトーサンに抱っこ!のサイン...。
オトーサンだって1時間以上も歩き回り、時にはラテと一緒に走ったりもしたのだからヘトヘトなのだが、そこは娘には甘いオトーサンは「ハイハイ」とラテを抱き上げ、朝の散歩は目出度く終了と相成ったのだった。
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