ラテ飼育格闘日記(246)

ラテに関してここのところ散歩に消極的…といった話しばかりが目立つが散歩は申し上げるまでもなく毎日のことなので本当に気がかりなのだ。気がかりといえばもうひとつ足を咬むことが止まないのもオトーサンたちの心配の種である。前回医者に連れて行ったときには様子見という結果だったのだが...。                                                                                                                   
ワンコは猫ほどではないが自分の四つ足などを舐めたり、前歯で軽くガシガシしていわゆる毛並みを整えるというかメンテナンスしている感じの行動をする。そして生き物だからして傷がついたり痒かったりするときもあるだろうからそうした行為に目くじらを立てるつもりはないが、それが高じて血が滲んだり、傷になってしまうのは困りものだ。

いわゆるフロントラインといったノミやダニに対する薬剤の対処もしているし、ブラッシングはもとより散歩から帰ると四つ足を水で軽く洗い、よく乾燥させている。そうした課程でこれまでダニを発見したことはないがアレルギーとか細菌が原因だとすれば素人にはまったく手が出せない。
問題は原因の特定であろう…。
アレルギーを含めて、ダニや細菌といったものが原因ならその原因を根絶しなければならないが、もうひとつ厄介な原因?があるという。それは一般的にストレスとか癖といわれているものだ。

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※この娘にもストレスがあるのだろうか...


人間の赤ちゃんが指をしゃぶったり成人でも爪を噛むといった癖を持つ人がいるようだが、要は退屈や不満から来るストレスが引き金となりそれが癖になってしまうというケースがワンコでもあるという。だとすればこれはそうそう簡単に止めさせることは難しいに違いない。
事実ラテの足噛みは四つ足全部におよび、治ったと思うとまたまたカミカミする繰り返しになっている。酷いときには歩く際に足を引くときもあるし、散歩から戻り足を洗うときに滲みるのだろう「ピー」と泣く場合もある。

無論オトーサンたちもラテのそうした行為を放ったままにしているわけではない。目にしたときには叱り、時には舐めたり咬んだりしている四つ足をオトーサンが握って囓ることを阻止しているが四六時中ラテを監視しているわけにもいかず、気がつくと足を引きずっている…ということが続いているのが現状である。
また対処療法でしかないが、患部を舐められないように、あるいは消毒した場合などしばらくはそのままにしておきたいときには軽く包帯を巻いておく。

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※ラテの後ろ足。これでも良くなった方なのだ...嗚呼!


実は先般大変都合の良い包帯を見つけたのである。
それがニチバン(株)の「自着性伸縮包帯~つきつきホータイ Mサイズ 4.0 cmx4.5 m」という品である。近所のドラッグストアで何気なく陳列されている品々を眺めていたら「犬のケガにも使えます」と明記されている包帯が目に入った。サイズというか幅のバリエーションは三種あるようだがオトーサンは扱いやすいと思われる4センチ幅のものを買ってみた。
この包帯は皮膚にはつかずに包帯自体重ねて巻くだけで密着する自着性包帯ということで、いわゆる包帯止め(ホック)類がいらないという利点がある。

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※「犬のケガにも使えます」と明記されている「つきつきホータイ」


例えば我々の腕や足に包帯を上手に巻くことは意外に難しい。上手に…というのは強からず弱からず、そして外れにくいような巻き方はかなりの練習というか場数を必要とするものだ。その上にワンコ、特にラテのような長毛の犬の足などに巻くのは毛が邪魔だし万一ワンコが外して飲み込んでしまってはダメだからと一般的な包帯を止めるホックは使えない。だからといってジッとしていないワンコの包帯をホックなしできちんと固定するのもなかなか難しい。
その点「つきつきホータイ」はワンコの毛に包帯がベタベタすることはなく、あくまで包帯同士が接着状態になるので大変扱いやすいのである。まさしく「犬のケガにも使えます」に嘘はない。

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※こんな感じでホックを使わなくてもホータイが巻ける


オトーサンがイソジンと「犬のケガにも使えます」とハサミを持ってラテの前に近づくと我が娘は逃げるどころかお手をするのだ(笑)。無論消毒や包帯を巻いたり、薬を塗ったりすることは残念ながら珍しいことではない。しかし場合によっては滲みたり痛い思いをすることもある。それなのにお手をするというのがどうにも良く分からないのだが、治療という概念はなくとも処置後に楽になるのが分かっているのだろうか…。
無論包帯を巻いてもそのままジッとしているラテではない。オトーサンの姿が見えなくなれば包帯を外してしまうのは分かっているが一時でも傷を舐めないようにとの対処である。それでもオトーサンの記憶に間違いがなければ包帯を巻いた部位の傷が痛いときほどラテはその包帯をそのままにしているような気がするのだが…。

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※悪魔か天使か? これはCG合成です(笑)


ラテのカミカミは肉球だけでなく後ろ足の関節内側にもおよび、何だか事情を知らない人から見れば虐待を受けた跡みたいに見えてオトーサンとしては些か見栄えの悪いことこの上ない。
何とかこのかみ癖ならびに傷を直そうと女房は専用の塗り薬を買ってくれたしオトーサンはオトーサンで「ビターアップル」という無害だが舐めると大変苦いスプレーを入手しラテが四つ足を囓らない…舐めないように患部に散布するつもりである。こうした治療の面でもオトーサンたちの格闘は続く...。

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Author:mactechlab
主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。また直近では「木挽町お鶴捕物控え」を発表している。
2018年春から3Dプリンターを複数台活用中であり2021年からはレーザー加工機にも目を向けている。ゆうMUG会員