ラテ飼育格闘日記(242)
ラテとの夕方の散歩はカフェへ...というのが定番になってしまった。果たしてこれで散歩になっているのかは大いに疑問だが、ラテが望んでいるのだから仕方がないではないか...。それに公園に行って草むらに座り込むのも良いかも知れないが、駅ビルの中にあるカフェへの往復だってなにがしかのドラマはあるものだ。
ラテは夏場になってこれまでのような散歩コースには強い抵抗を示すが、自分の行きたい方角にはきちんと歩き出す。ただし最初はやはり外に出るのが嬉しいのか歩くスピードにも勢いがあるものの、帰り道などはヨタヨタの場合もあってまさしく老犬みたいだ(笑)。
尻尾が下がり、頭を下げそして首輪に造花を付けてヨタヨタ歩くラテの姿は一見大人しく優しいワンコに見えるのか、道々声をかけてくれる人たちが結構いるのである。しかしラテは決して大人しいだけのワンコではない(笑)。

※オトーサン...なんか...アタシの悪口言ってません?
先日もラテはもとより女房と一緒にそのカフェに向かう途中で静かにそしてどこか弱々しく歩いているラテの姿が目にとまったのか年配の男性が向こうから近づいてきて「そのワンちゃん可愛くて..や...さ」と声をかけてくれた途端にラテは猛烈に吠え始めた。無論その男性は吠えられるとは思っていなかったのだろう、驚いて飛び退いてしまいそのまま立ち去ってしまった。
女房はその後ろ姿に「申し訳ありません、臆病なものですから...」と頭を下げていたが、まあまあ親の顔を潰す娘であることよ...。
ラテは総じて初対面の成人男性や年配の女性を嫌う。そして女性より男性を特に嫌う傾向がある。
何故かは分からないが見知らぬ大人はラテにとって脅威なのではないだろうか。その対極にあるのが子供で、これはこれまでにも多々ご紹介してきたとおり、子供なら初対面でも喜んで近づこうとするラテなのである。
ともかくヨタヨタ歩いているからといって侮ってはならない。オトーサンにはラテの作戦のようにも思えるのだが(笑)。

※木陰が好きなんです...
作戦といえばワンコの知能の高さについては様々な研究があるが、チンパンジーと同等あるいはひょっとするとそれ以上の知能を有しているかも知れないという説もあるようだ。ただし我々が一般的に言う「知能が高い」という意味はかなり曖昧であり、人間の理解できる範囲に限られるわけでそもそもワンコとチンパンジーの比較といってもその尺度が違ってくるので簡単ではないはずだ。
チンパンジーはともかく、ワンコと人間の大きな意識・能力の差あるいは知能の違いという話になるとよく取り上げられることにワンコには「生死感」とか「未来を予測する能力」は無いという通説のようである。
オトーサンは学者ではないしワンコの生態や能力を研究してきたわけではない。したがってアカデミックにあれこれという資格はないが、少なくとも四年半の間、365日毎日24時間一緒に暮らしてきたラテを観察してきた範囲の感想では「生死感」に関しては不明なものの、未来...すぐ先に起こること、起こるかも知れないこと、そしてそうありたい事を考えて現在の行動に結びつける能力は確実にあると考えている。

※ボーちゃんと駆けっこの後、砂地で一息入れてます
そうした意味で興味を持ってラテの行動を見ているが、散歩と水飲みの関係はオトーサンにとっては興味深い問題だ。
毎日ではないが散歩からの帰りが早かったり、ラテが大量に水を飲んだときなど寝る前に近所の公園に連れて行きオシッコをさせることがある。
時間にしてものの5分くらいで戻ってくるという速攻のオプション散歩だが、俳優の地井武男の「ちい散歩」にちなんでオトーサンはこれを「チイ(オシッコのこと)散歩」と呼んでいる...。
それはともかく、チイ散歩をして安心したのかラテがそれまで飲まなかった水をがぶがぶと飲むという行為は自然であり不思議でもなんでもない。
しかしそれまで水を飲むとオシッコがしたくなって、それを朝まで我慢する。それはちょっと辛いから水飲みは控えようか...と考えていたとするなら生理的な経験則とはいえ先を思い計らった行為ともとれる。
もっと凄いと思うことがある。朝にしろ夕方にしろ、前の散歩から12時間前後経過していることが多いから、程度問題はともかく散歩に出るまでオシッコを我慢しているものと思われる。
勿論オトーサンたちはいつでも新鮮な水を飲めるようにと専用の容器に水を絶やさないようにしているつもりだが朝起きて食事をさせた後、水を飲まなかったりあるいは午後に水を満たしたにもかかわらず夕方になっても減っていないときがある。そうした時、ラテに聞いたわけではないが水を飲みたくとも散歩の時間まで我慢しているようなのだ。

※オトーサン!アタシはここのカフェにずっといたいなあ...
なぜならこの時期は夕方、日が落ち始めて日射しが弱くなってきた頃オトーサンはおもむろに支度をし、リードを持ってラテのいるリビングに入る。その姿を見て散歩に行けることを確信してのことだろう...急いで水を飲み始めるのだ。
オトーサンだってリビングへその時間帯だけ立ち入るわけではなく、昼食をしたり物を取りに行ったり、あるいはラテの様子を見るためだったりと頻度は低くはないずだがやはりオトーサンの身支度とリードを持って入っていく...それが散歩のサインだとよく知っているわけだ。
であるなら「水を飲んでもすぐに外に出られるからオシッコもできる。だから水を飲もう」ということを確信し、ある意味で数分先の未来を予測して行動を取っていることになる。
さらに以前にも記したと思うが、通常の散歩に出たときの最初のオシッコは短い。多分に後々マーキングをするために残して置こうということなのかと思う(笑)。ラテも雄ワンコほどではないが、他のワンコがオシッコした場所に座り込み上書きすることもしばしばだ...。
しかし雨の日の最初のオシッコはまったく違い、膀胱を空にしようと考えるのだろう...時間が長いのだ。無論それは早く帰りたいし、そうなればマーキングはしないわけで、かつ次の散歩時までオシッコができないと考えるからだろう。
そもそもワンコは10年も前の出来事を記憶に止めているほどだから、程度問題にしても未来というか先の出来事を推測する程度の能力は持っていても不思議ではないと思うのだが。
「そろそろ散歩の時間かな」とか「今日の夕食は遅いなあ」などと意識はしているようだから、人間と同じ感覚ではないのだろうが過去、現在そして未来を意識して生きていると言ってよいのではないだろうか。
ワンコは仮病も使うし、時には飼い主を騙すということも知られている。
これでなかなか侮れないのである。
ラテは夏場になってこれまでのような散歩コースには強い抵抗を示すが、自分の行きたい方角にはきちんと歩き出す。ただし最初はやはり外に出るのが嬉しいのか歩くスピードにも勢いがあるものの、帰り道などはヨタヨタの場合もあってまさしく老犬みたいだ(笑)。
尻尾が下がり、頭を下げそして首輪に造花を付けてヨタヨタ歩くラテの姿は一見大人しく優しいワンコに見えるのか、道々声をかけてくれる人たちが結構いるのである。しかしラテは決して大人しいだけのワンコではない(笑)。

※オトーサン...なんか...アタシの悪口言ってません?
先日もラテはもとより女房と一緒にそのカフェに向かう途中で静かにそしてどこか弱々しく歩いているラテの姿が目にとまったのか年配の男性が向こうから近づいてきて「そのワンちゃん可愛くて..や...さ」と声をかけてくれた途端にラテは猛烈に吠え始めた。無論その男性は吠えられるとは思っていなかったのだろう、驚いて飛び退いてしまいそのまま立ち去ってしまった。
女房はその後ろ姿に「申し訳ありません、臆病なものですから...」と頭を下げていたが、まあまあ親の顔を潰す娘であることよ...。
ラテは総じて初対面の成人男性や年配の女性を嫌う。そして女性より男性を特に嫌う傾向がある。
何故かは分からないが見知らぬ大人はラテにとって脅威なのではないだろうか。その対極にあるのが子供で、これはこれまでにも多々ご紹介してきたとおり、子供なら初対面でも喜んで近づこうとするラテなのである。
ともかくヨタヨタ歩いているからといって侮ってはならない。オトーサンにはラテの作戦のようにも思えるのだが(笑)。

※木陰が好きなんです...
作戦といえばワンコの知能の高さについては様々な研究があるが、チンパンジーと同等あるいはひょっとするとそれ以上の知能を有しているかも知れないという説もあるようだ。ただし我々が一般的に言う「知能が高い」という意味はかなり曖昧であり、人間の理解できる範囲に限られるわけでそもそもワンコとチンパンジーの比較といってもその尺度が違ってくるので簡単ではないはずだ。
チンパンジーはともかく、ワンコと人間の大きな意識・能力の差あるいは知能の違いという話になるとよく取り上げられることにワンコには「生死感」とか「未来を予測する能力」は無いという通説のようである。
オトーサンは学者ではないしワンコの生態や能力を研究してきたわけではない。したがってアカデミックにあれこれという資格はないが、少なくとも四年半の間、365日毎日24時間一緒に暮らしてきたラテを観察してきた範囲の感想では「生死感」に関しては不明なものの、未来...すぐ先に起こること、起こるかも知れないこと、そしてそうありたい事を考えて現在の行動に結びつける能力は確実にあると考えている。

※ボーちゃんと駆けっこの後、砂地で一息入れてます
そうした意味で興味を持ってラテの行動を見ているが、散歩と水飲みの関係はオトーサンにとっては興味深い問題だ。
毎日ではないが散歩からの帰りが早かったり、ラテが大量に水を飲んだときなど寝る前に近所の公園に連れて行きオシッコをさせることがある。
時間にしてものの5分くらいで戻ってくるという速攻のオプション散歩だが、俳優の地井武男の「ちい散歩」にちなんでオトーサンはこれを「チイ(オシッコのこと)散歩」と呼んでいる...。
それはともかく、チイ散歩をして安心したのかラテがそれまで飲まなかった水をがぶがぶと飲むという行為は自然であり不思議でもなんでもない。
しかしそれまで水を飲むとオシッコがしたくなって、それを朝まで我慢する。それはちょっと辛いから水飲みは控えようか...と考えていたとするなら生理的な経験則とはいえ先を思い計らった行為ともとれる。
もっと凄いと思うことがある。朝にしろ夕方にしろ、前の散歩から12時間前後経過していることが多いから、程度問題はともかく散歩に出るまでオシッコを我慢しているものと思われる。
勿論オトーサンたちはいつでも新鮮な水を飲めるようにと専用の容器に水を絶やさないようにしているつもりだが朝起きて食事をさせた後、水を飲まなかったりあるいは午後に水を満たしたにもかかわらず夕方になっても減っていないときがある。そうした時、ラテに聞いたわけではないが水を飲みたくとも散歩の時間まで我慢しているようなのだ。

※オトーサン!アタシはここのカフェにずっといたいなあ...
なぜならこの時期は夕方、日が落ち始めて日射しが弱くなってきた頃オトーサンはおもむろに支度をし、リードを持ってラテのいるリビングに入る。その姿を見て散歩に行けることを確信してのことだろう...急いで水を飲み始めるのだ。
オトーサンだってリビングへその時間帯だけ立ち入るわけではなく、昼食をしたり物を取りに行ったり、あるいはラテの様子を見るためだったりと頻度は低くはないずだがやはりオトーサンの身支度とリードを持って入っていく...それが散歩のサインだとよく知っているわけだ。
であるなら「水を飲んでもすぐに外に出られるからオシッコもできる。だから水を飲もう」ということを確信し、ある意味で数分先の未来を予測して行動を取っていることになる。
さらに以前にも記したと思うが、通常の散歩に出たときの最初のオシッコは短い。多分に後々マーキングをするために残して置こうということなのかと思う(笑)。ラテも雄ワンコほどではないが、他のワンコがオシッコした場所に座り込み上書きすることもしばしばだ...。
しかし雨の日の最初のオシッコはまったく違い、膀胱を空にしようと考えるのだろう...時間が長いのだ。無論それは早く帰りたいし、そうなればマーキングはしないわけで、かつ次の散歩時までオシッコができないと考えるからだろう。
そもそもワンコは10年も前の出来事を記憶に止めているほどだから、程度問題にしても未来というか先の出来事を推測する程度の能力は持っていても不思議ではないと思うのだが。
「そろそろ散歩の時間かな」とか「今日の夕食は遅いなあ」などと意識はしているようだから、人間と同じ感覚ではないのだろうが過去、現在そして未来を意識して生きていると言ってよいのではないだろうか。
ワンコは仮病も使うし、時には飼い主を騙すということも知られている。
これでなかなか侮れないのである。
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