ラテ飼育格闘日記(231)
最近はとみにワンコを飼う人が増えたように思う。オトーサンの周りを観察しているだけでもそれは間違いない。しかしあまり表には出てこないが飼い主さんの中には「こんなはずではなかった」と後悔したり、それほどではなくても飼育のあれこれについて頭を悩ませている人たちも多いようだ。
ワンコ好き...というか動物好きの人間にとってペットショップは特別の場所だ。そこにいる犬猫...それも子犬や子猫を眺めていると何とも言えない幸せな心持ちになってくる。
こんな可愛い生き物がいつも身近にいるとすれば、どんなに楽しくそして心温まることだろうと考えてしまう。
飼い主の足元に嬉しそうに伏せて待つワンコ。飼い主の投げるフリスビーを嬉々としてキャッチして持ってくるワンコ。飼い主の脇にぴたりと付きアイコンタクトしながら歩くワンコ...。
それに、テレビドラマや映画の中に登場する名犬たちを見ていると自分もああしたワンコと生活してみたいと思うに違いない。
そうしたシーンを想像して「犬を飼いたい!」と思うのは自然な感情だが、その一時の夢だけに押されてしまうと大変なことになるかも知れない。
なにしろ現実としては生き物を慈しんで育てることは気楽にできることではないし後戻りできないからだ。

※いつもの公園にてオトーサンと一緒のラテ。ちょっと緊張気味か(笑)
オトーサンはラテを飼うために引っ越しまでした経験者だ。そしてラテとの生活を後悔したことは1度もないが、大変だということは骨身にしみて分かったつもりである。だから「犬を飼いたいが...」といった相談をされたときまずは東京都衛生局・生活環境部獣医衛生課が作成した「犬を飼うってステキです-----か?」をご覧になることをお勧めしている。
これは実に名作である。読ませるし泣かせる...。
無論ワンコを飼うということはどういうことなのかをきちんと教えてくれる得難い教材でもある。
ワンコを飼うことがどれほど大変な事なのかをあらためて気づかせてくれるし、かつ大きな喜びであることをきちんと伝えてくれる。
大抵の飼い犬は飼ってしばらくすればドラマや映画に登場するような名犬ではないことに気づくだろうし(笑)、そもそも我々飼い主の方に根気と努力そして継続した意志が欠如しているのではワンコが可哀想だということを認識させてくれるに違いない。

※「犬を飼うってステキです-----か?」の表紙。是非ご覧下さい!
確かにワンコと生活することは当初考えるほど素敵でかっこいいことばかりではない。
雨の日も風の日にも散歩に出かけないとならないし、吠え声で近所に肩身の狭い思いをしなくてはならないかも知れない。
散歩だって途中マズイところでオシッコしてしまったり、ウンチの後始末もきちんとしなくてはならない。
無論これらは飼い主の責任とマナーとして忘れてはならないことだが、これが十数年続くのである。
だから飼い主はワンコより先に死んではならず、必ず愛犬の最後を見届けなければならない。でないと飼い主がいなくなればその時からワンコは路頭に迷うことになる。そしてこれだけ懸命にワンコを愛し続けたとしても無論誰も褒めてはくれない...。だから、「はっきりいって、犬を飼うことは誰にでもおすすめできるわけではない」のである...。
また周りの飼い主さんたちのお話しを聞くと子供さんの「飼いたい!」という声に押されてワンコを飼うことになったケースが目立つ。しかし「犬を飼うってステキです-----か?」は主張する...。
「そもそもワンコを飼うことは子供にできることではなく」、「金魚やカブトムシや小鳥を飼うのとは...違う」のだと。
当初「僕が...私が毎日散歩に連れて行くからワンコを飼いたい!」と言っていた子供たちはしばらくするとことの重大性に気づくと共に自分たちの手に負えないことを実感するに違いない。
結局子供がきっかけで飼い始めたワンコの面倒を見るのは...やはりお母さんになる...というのが相場のようだ(笑)。

※オトーサンにアイコンタクトするラテ
ともかく一昔前の飼い犬は番犬はもとより何らかの仕事、役割があった。しかし今日のワンコの一番の役割は「癒し」に違いない。そして愛犬を心から慈しみ毎日を一緒に生活すれば時間とかお金には換えがたいものを与えてくれるのがワンコなのだ。
「犬は人類最古の友」といったことばがあるが、まさしくあなたを信頼し、あなたのことを観察し考え続けているワンコは人生最良の友になる可能性を秘めている。ただしその鍵はワンコ側にあるのではなくすべてが飼い主側にあることを忘れてはならないのだ。
「犬を飼うってステキです-----か?」の〆の言葉もなかなか深いものがある...。
「犬を飼うってステキです。あなたがステキな人なら...ね」と。
こうしたあれこれを踏まえてなおかつ「ワンコを飼う」と決心した方にオトーサンは以下のことをアドバイスしたいと思う。
①育児書に惑わされるな
このことは当サイトで何度も繰り返してきたことだが「犬を飼うってステキです-----か?」にも掲載されているとおり、貴方の家にやってきたワンコは育児書のようにはなかなか上手くいかないということだ。だから市販の育児書はあくまで参考程度に止め、可能な限り散歩の途中で出会う他の飼い主さんとコミュニケーションを取るように心がけてその心得やノウハウを教えてもらうことが大切に思う。
②他のワンコと比較してはならない
オトーサンがつくづく感じることはワンコも我々人間と同様に一匹一匹がオンリーワンの生き物であり、例え同じ犬種であっても性格が違うということを念頭において飼育する必要がある。「Aさんちのワンコと家のワンコとは何故違うのか...」「あっちは大人しいのに何故家のは活発なのか」などなどと他のワンコと比較して悩むことは止めよう。違って当然なのだから...。
またよく聞くことだが、前に飼っていたワンコと比較して今のワンコを馬鹿呼ばわりする飼い主さんもいるが、それは思い出は常に美しく現実は厳しいだけのことであるし何よりも以前飼っていたワンコと今のワンコとは違うのだから、その違いを認めなければならない。
③最低限のマナーは厳守しよう
毎日ラテを連れて散歩に出ている飼い主の一人として、残念ながらこうした人にはワンコを飼って欲しくないと思う場合も多い。
その第一が糞の処理をしない飼い主がいることだ。中にはノーリードで歩道を歩き、後ろから付いてくるワンコが何をしようが気にしないとでも言わんばかりのアホ飼い主もいる。無論ワンコがウンチをしようが最初から意に関せずを決め込んでいるのだから最低である。
この他にもワンコ連れなどと出会ったときにもそれなりのマナーを知っておかなければならない。
例えば相手のワンコに初めて近づけるとき「よろしいですか?」と飼い主さんに了解を取るべきである。相手のワンコが極端な犬嫌いといった場合もあるし相性がありうるからだ。
中には明らかに相手のワンコ...だけでなく飼い主さんも迷惑だという顔をしているその空気を分からず自分のワンコが喜んでいるからとニコニコして周りを飛び回らせる飼い主もいて...やはり問題は常にワンコ側ではなく飼い主なんだという感を強くするオトーサンである。

※クーンちゃんというウエスティーの飼い主さんの膝元でリラックスするラテ。オトーサンの脇にいるより良い顔してます(泣)
今日、ペットブームだといわれている反面、犬を飼うことをファッションの一種のような感覚で捉える人たちも多く、結果として飼育放棄するケースも多くなっているという。
人間側の理屈は多々あるに違いない。辞令が出て引っ越さなければならないとか結婚するからとか...。しかしそれらの理屈はやはり利己的なものでしかない。そうした可能性を持っている人は決してワンコを飼ってはならないのだ。
ご承知のように保健所に捕獲された犬は一定期間が過ぎると殺されてしまう。そんなことの無いように犬を飼う前には一生共に生きることを誓ってからにしたいものである。
ワンコ好き...というか動物好きの人間にとってペットショップは特別の場所だ。そこにいる犬猫...それも子犬や子猫を眺めていると何とも言えない幸せな心持ちになってくる。
こんな可愛い生き物がいつも身近にいるとすれば、どんなに楽しくそして心温まることだろうと考えてしまう。
飼い主の足元に嬉しそうに伏せて待つワンコ。飼い主の投げるフリスビーを嬉々としてキャッチして持ってくるワンコ。飼い主の脇にぴたりと付きアイコンタクトしながら歩くワンコ...。
それに、テレビドラマや映画の中に登場する名犬たちを見ていると自分もああしたワンコと生活してみたいと思うに違いない。
そうしたシーンを想像して「犬を飼いたい!」と思うのは自然な感情だが、その一時の夢だけに押されてしまうと大変なことになるかも知れない。
なにしろ現実としては生き物を慈しんで育てることは気楽にできることではないし後戻りできないからだ。

※いつもの公園にてオトーサンと一緒のラテ。ちょっと緊張気味か(笑)
オトーサンはラテを飼うために引っ越しまでした経験者だ。そしてラテとの生活を後悔したことは1度もないが、大変だということは骨身にしみて分かったつもりである。だから「犬を飼いたいが...」といった相談をされたときまずは東京都衛生局・生活環境部獣医衛生課が作成した「犬を飼うってステキです-----か?」をご覧になることをお勧めしている。
これは実に名作である。読ませるし泣かせる...。
無論ワンコを飼うということはどういうことなのかをきちんと教えてくれる得難い教材でもある。
ワンコを飼うことがどれほど大変な事なのかをあらためて気づかせてくれるし、かつ大きな喜びであることをきちんと伝えてくれる。
大抵の飼い犬は飼ってしばらくすればドラマや映画に登場するような名犬ではないことに気づくだろうし(笑)、そもそも我々飼い主の方に根気と努力そして継続した意志が欠如しているのではワンコが可哀想だということを認識させてくれるに違いない。

※「犬を飼うってステキです-----か?」の表紙。是非ご覧下さい!
確かにワンコと生活することは当初考えるほど素敵でかっこいいことばかりではない。
雨の日も風の日にも散歩に出かけないとならないし、吠え声で近所に肩身の狭い思いをしなくてはならないかも知れない。
散歩だって途中マズイところでオシッコしてしまったり、ウンチの後始末もきちんとしなくてはならない。
無論これらは飼い主の責任とマナーとして忘れてはならないことだが、これが十数年続くのである。
だから飼い主はワンコより先に死んではならず、必ず愛犬の最後を見届けなければならない。でないと飼い主がいなくなればその時からワンコは路頭に迷うことになる。そしてこれだけ懸命にワンコを愛し続けたとしても無論誰も褒めてはくれない...。だから、「はっきりいって、犬を飼うことは誰にでもおすすめできるわけではない」のである...。
また周りの飼い主さんたちのお話しを聞くと子供さんの「飼いたい!」という声に押されてワンコを飼うことになったケースが目立つ。しかし「犬を飼うってステキです-----か?」は主張する...。
「そもそもワンコを飼うことは子供にできることではなく」、「金魚やカブトムシや小鳥を飼うのとは...違う」のだと。
当初「僕が...私が毎日散歩に連れて行くからワンコを飼いたい!」と言っていた子供たちはしばらくするとことの重大性に気づくと共に自分たちの手に負えないことを実感するに違いない。
結局子供がきっかけで飼い始めたワンコの面倒を見るのは...やはりお母さんになる...というのが相場のようだ(笑)。

※オトーサンにアイコンタクトするラテ
ともかく一昔前の飼い犬は番犬はもとより何らかの仕事、役割があった。しかし今日のワンコの一番の役割は「癒し」に違いない。そして愛犬を心から慈しみ毎日を一緒に生活すれば時間とかお金には換えがたいものを与えてくれるのがワンコなのだ。
「犬は人類最古の友」といったことばがあるが、まさしくあなたを信頼し、あなたのことを観察し考え続けているワンコは人生最良の友になる可能性を秘めている。ただしその鍵はワンコ側にあるのではなくすべてが飼い主側にあることを忘れてはならないのだ。
「犬を飼うってステキです-----か?」の〆の言葉もなかなか深いものがある...。
「犬を飼うってステキです。あなたがステキな人なら...ね」と。
こうしたあれこれを踏まえてなおかつ「ワンコを飼う」と決心した方にオトーサンは以下のことをアドバイスしたいと思う。
①育児書に惑わされるな
このことは当サイトで何度も繰り返してきたことだが「犬を飼うってステキです-----か?」にも掲載されているとおり、貴方の家にやってきたワンコは育児書のようにはなかなか上手くいかないということだ。だから市販の育児書はあくまで参考程度に止め、可能な限り散歩の途中で出会う他の飼い主さんとコミュニケーションを取るように心がけてその心得やノウハウを教えてもらうことが大切に思う。
②他のワンコと比較してはならない
オトーサンがつくづく感じることはワンコも我々人間と同様に一匹一匹がオンリーワンの生き物であり、例え同じ犬種であっても性格が違うということを念頭において飼育する必要がある。「Aさんちのワンコと家のワンコとは何故違うのか...」「あっちは大人しいのに何故家のは活発なのか」などなどと他のワンコと比較して悩むことは止めよう。違って当然なのだから...。
またよく聞くことだが、前に飼っていたワンコと比較して今のワンコを馬鹿呼ばわりする飼い主さんもいるが、それは思い出は常に美しく現実は厳しいだけのことであるし何よりも以前飼っていたワンコと今のワンコとは違うのだから、その違いを認めなければならない。
③最低限のマナーは厳守しよう
毎日ラテを連れて散歩に出ている飼い主の一人として、残念ながらこうした人にはワンコを飼って欲しくないと思う場合も多い。
その第一が糞の処理をしない飼い主がいることだ。中にはノーリードで歩道を歩き、後ろから付いてくるワンコが何をしようが気にしないとでも言わんばかりのアホ飼い主もいる。無論ワンコがウンチをしようが最初から意に関せずを決め込んでいるのだから最低である。
この他にもワンコ連れなどと出会ったときにもそれなりのマナーを知っておかなければならない。
例えば相手のワンコに初めて近づけるとき「よろしいですか?」と飼い主さんに了解を取るべきである。相手のワンコが極端な犬嫌いといった場合もあるし相性がありうるからだ。
中には明らかに相手のワンコ...だけでなく飼い主さんも迷惑だという顔をしているその空気を分からず自分のワンコが喜んでいるからとニコニコして周りを飛び回らせる飼い主もいて...やはり問題は常にワンコ側ではなく飼い主なんだという感を強くするオトーサンである。

※クーンちゃんというウエスティーの飼い主さんの膝元でリラックスするラテ。オトーサンの脇にいるより良い顔してます(泣)
今日、ペットブームだといわれている反面、犬を飼うことをファッションの一種のような感覚で捉える人たちも多く、結果として飼育放棄するケースも多くなっているという。
人間側の理屈は多々あるに違いない。辞令が出て引っ越さなければならないとか結婚するからとか...。しかしそれらの理屈はやはり利己的なものでしかない。そうした可能性を持っている人は決してワンコを飼ってはならないのだ。
ご承知のように保健所に捕獲された犬は一定期間が過ぎると殺されてしまう。そんなことの無いように犬を飼う前には一生共に生きることを誓ってからにしたいものである。
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