ラテ飼育格闘日記(226)
3月と4月は子供たちにとって卒業や進学などこれまでの生活に大きな変化をもたらす季節である。ワンコには無論試験もなければ進学もないが(笑)、毎日ラテと暮らしているとこの小さな頭脳にも些か変化が起こっているようで興味深い。
突飛な比較だが、ラテの友達を数で比較するとワンコより人間の子供たちの方が多い(笑)。これまで何度も記してきたが、ワンコに対しては好き嫌いが激しいラテだが、こと小学生くらいの子供たちとなら初対面の子でも尻尾をお尻ごとプルプルと振り、耳を倒して口を開け、目をランランに光らせ喜びの表情で前傾姿勢を取りながら近づいていく。
しかしオトーサンやワンコ好きにとってその態度は好意的なものだとすぐに分かるものの、ワンコ嫌いの子供や大人にとっては飛びかかられるのではないかと恐ろしく感じるようで「いやだ、オオカミだ!」などと逃げ出す場合も多く、そうした場合はラテの落胆ぶりは大きく可哀想になるほどだ(笑)。
だからたまたま初対面の子供でも「あら、可愛い!」などと手を出されると本当に飛びつかんばかりに喜ぶ。


※オトーサンと歩調を合わせて駆けながらアイコンタクトするラテ
例えばラテの周りに三人の女子が座り込むとラテはその三人を公平になめ回す...。これは見ていても見事というしかない。
自分の正面の子供だけ...といったことではなく、ラテは身をよじり右と左にいる子供たちにも順番にチューをするのだから面白い。オトーサンは微笑みながらもラテのこの感覚というか...意識はどこからくるのだろうと考え込んでしまう。
興味深いのは、だからといって子供たちは皆同じ...ではないことだ。そうした中でもラテの好みが表れていることも事実で、そうした相手にはほんの少しチューの回数が多い。
しかしラテを可愛がってくださる六年生たちは卒業を迎え、友達たちと別れることを惜しみつつこのところラテどころではないのもラテにとっては悲しいようだ(笑)。
そもそもラテは好きな人と嫌いな人をどのように見分けるのだろうか...。
ワンコだから臭いで...と考えるのが普通だろうが観察していると視覚による判別もかなりシビアにやっているように思える。ワンコは一般的に近眼だといわれているが遠目はかなり効くのかも知れない。
なぜなら臭いでは到底判別できないシチュエーションでもラテなりの判断をしているのに驚くからである。
例えば朝の散歩で二車線道路に面した歩道をラテと歩いているとき、向こう側の歩道にオトーサンと同年配の男性が通ることがある。この方はボランティアで近隣に散らかっているゴミをかなり広範囲に拾い集めている方なのだ...。したがってこれまで何度も行き交うこともあったが、ラテは声をかけられると吠えるという気性があり、かつ相手が成人の男性だとよりその傾向が強く最初はかなり攻撃的な吠え方をしていた。
ただし面白いことにラテ自身、自分にとって害はないことを学習しているのだろうか面と向かってもその吠え声はどこか乾いているというか真に力がはいっていない(笑)。
ともかくその方が道路反対側の歩道をこちらに向かって歩いてくる。無論「あのワンコだ、また吠えられるなあ」と思いながらに違いないがこちらに会釈をし時には手を振ってくださる。私も「おはようございます」と挨拶するがラテはここぞとばかり「ワンワンワン!」と吠えかかるがどうも最近では挨拶代わりになっているようで凄みはない...。

※さあ、ラテ...一緒に滑るぞ!
風向きも含め、いくら嗅覚が優れているワンコでも臭いでは判別不可能だと思われる距離でもラテは間違いなく吠える...。
またこれまた男性だが以前にも記したものの朝の時間帯にトレーニングなのかオトーサンたちが散歩する道順とかなり同期した場所を散策し、時には走り、ストレッチしている男性がいる。どうもラテはこの男性が嫌いなのだ(笑)。
いくら朝だからといっても通勤時間でもあり、オトーサンとラテが歩く場所は多くのサラリーマンとすれ違うわけだが当然のことながらラテはそれらの人たちに向かって吠え続けるということはない。普段はオトーサンの左右ににきちんと付いて歩き、優等生ぶりを見せてくれるラテだがそんなとき向こうにその男性の姿が見えると猛烈に吠え出すのである。
こちらの吠え方は前記したケースとは違いまさしく威嚇的な行為であり、リードもかなり強く引く。
詳しい事は不明だがどうもその男性は犬が嫌いなのではないかと思う。ラテだけでなく他ワンコとすれ違うとき、意識するのかワンコに視線を向け、嫌悪な表情をする(笑)。それに人の行き来が少ない朝だとはいえ公園の入り口や学校の校門付近、あるいはベンチがある場所などで腕立て伏せしたり股割りといったストレッチをしている姿はラテにとって不審者と映るのではないだろうか。さらに長身な上にかなりの猫背でその前傾姿勢はラテならずとも遠くからすぐに分かる...。
とはいえこちらは別に危害を加えられたわけでもなくすれ違いざま一方的にラテが吠えかかるのでは申し訳ないからと、オトーサンはその方の姿を見ると方向転換する日々なのである(嗚呼)。
ラテももう少し、オトーサンの立場を考えてほしいものだが、こればかりはどうしようもない...。

※今日もよく歩いたね...
また声...すなわち聴覚で個人を判別することにも優れている。
自宅に面している遊歩道を歩いているとき、進行方向左側の路面は最大3メートルほど高く、距離にして5,6メートルは離れていることになるが例えばその道路側をたまたまマキちゃんのオカーサン(飼い主さん)が自転車で通り、我々に気づいて「あら、ラテちゃん!」と上から声をかけてくれたことがあった。その瞬間ラテの行動は一変し、リードを強く引き身近の階段を探して駆け上るのだ。そしてマキちゃんのオカーサンに飛びつかんばかりに突進する(笑)。
その行動の速さは当然のことながら嗅覚ではなく聴覚で個人を特定しているものとしか思えない。
ラテと生活して5年目になるが、毎日飽きることがないオトーサンである。
突飛な比較だが、ラテの友達を数で比較するとワンコより人間の子供たちの方が多い(笑)。これまで何度も記してきたが、ワンコに対しては好き嫌いが激しいラテだが、こと小学生くらいの子供たちとなら初対面の子でも尻尾をお尻ごとプルプルと振り、耳を倒して口を開け、目をランランに光らせ喜びの表情で前傾姿勢を取りながら近づいていく。
しかしオトーサンやワンコ好きにとってその態度は好意的なものだとすぐに分かるものの、ワンコ嫌いの子供や大人にとっては飛びかかられるのではないかと恐ろしく感じるようで「いやだ、オオカミだ!」などと逃げ出す場合も多く、そうした場合はラテの落胆ぶりは大きく可哀想になるほどだ(笑)。
だからたまたま初対面の子供でも「あら、可愛い!」などと手を出されると本当に飛びつかんばかりに喜ぶ。


※オトーサンと歩調を合わせて駆けながらアイコンタクトするラテ
例えばラテの周りに三人の女子が座り込むとラテはその三人を公平になめ回す...。これは見ていても見事というしかない。
自分の正面の子供だけ...といったことではなく、ラテは身をよじり右と左にいる子供たちにも順番にチューをするのだから面白い。オトーサンは微笑みながらもラテのこの感覚というか...意識はどこからくるのだろうと考え込んでしまう。
興味深いのは、だからといって子供たちは皆同じ...ではないことだ。そうした中でもラテの好みが表れていることも事実で、そうした相手にはほんの少しチューの回数が多い。
しかしラテを可愛がってくださる六年生たちは卒業を迎え、友達たちと別れることを惜しみつつこのところラテどころではないのもラテにとっては悲しいようだ(笑)。
そもそもラテは好きな人と嫌いな人をどのように見分けるのだろうか...。
ワンコだから臭いで...と考えるのが普通だろうが観察していると視覚による判別もかなりシビアにやっているように思える。ワンコは一般的に近眼だといわれているが遠目はかなり効くのかも知れない。
なぜなら臭いでは到底判別できないシチュエーションでもラテなりの判断をしているのに驚くからである。
例えば朝の散歩で二車線道路に面した歩道をラテと歩いているとき、向こう側の歩道にオトーサンと同年配の男性が通ることがある。この方はボランティアで近隣に散らかっているゴミをかなり広範囲に拾い集めている方なのだ...。したがってこれまで何度も行き交うこともあったが、ラテは声をかけられると吠えるという気性があり、かつ相手が成人の男性だとよりその傾向が強く最初はかなり攻撃的な吠え方をしていた。
ただし面白いことにラテ自身、自分にとって害はないことを学習しているのだろうか面と向かってもその吠え声はどこか乾いているというか真に力がはいっていない(笑)。
ともかくその方が道路反対側の歩道をこちらに向かって歩いてくる。無論「あのワンコだ、また吠えられるなあ」と思いながらに違いないがこちらに会釈をし時には手を振ってくださる。私も「おはようございます」と挨拶するがラテはここぞとばかり「ワンワンワン!」と吠えかかるがどうも最近では挨拶代わりになっているようで凄みはない...。

※さあ、ラテ...一緒に滑るぞ!
風向きも含め、いくら嗅覚が優れているワンコでも臭いでは判別不可能だと思われる距離でもラテは間違いなく吠える...。
またこれまた男性だが以前にも記したものの朝の時間帯にトレーニングなのかオトーサンたちが散歩する道順とかなり同期した場所を散策し、時には走り、ストレッチしている男性がいる。どうもラテはこの男性が嫌いなのだ(笑)。
いくら朝だからといっても通勤時間でもあり、オトーサンとラテが歩く場所は多くのサラリーマンとすれ違うわけだが当然のことながらラテはそれらの人たちに向かって吠え続けるということはない。普段はオトーサンの左右ににきちんと付いて歩き、優等生ぶりを見せてくれるラテだがそんなとき向こうにその男性の姿が見えると猛烈に吠え出すのである。
こちらの吠え方は前記したケースとは違いまさしく威嚇的な行為であり、リードもかなり強く引く。
詳しい事は不明だがどうもその男性は犬が嫌いなのではないかと思う。ラテだけでなく他ワンコとすれ違うとき、意識するのかワンコに視線を向け、嫌悪な表情をする(笑)。それに人の行き来が少ない朝だとはいえ公園の入り口や学校の校門付近、あるいはベンチがある場所などで腕立て伏せしたり股割りといったストレッチをしている姿はラテにとって不審者と映るのではないだろうか。さらに長身な上にかなりの猫背でその前傾姿勢はラテならずとも遠くからすぐに分かる...。
とはいえこちらは別に危害を加えられたわけでもなくすれ違いざま一方的にラテが吠えかかるのでは申し訳ないからと、オトーサンはその方の姿を見ると方向転換する日々なのである(嗚呼)。
ラテももう少し、オトーサンの立場を考えてほしいものだが、こればかりはどうしようもない...。

※今日もよく歩いたね...
また声...すなわち聴覚で個人を判別することにも優れている。
自宅に面している遊歩道を歩いているとき、進行方向左側の路面は最大3メートルほど高く、距離にして5,6メートルは離れていることになるが例えばその道路側をたまたまマキちゃんのオカーサン(飼い主さん)が自転車で通り、我々に気づいて「あら、ラテちゃん!」と上から声をかけてくれたことがあった。その瞬間ラテの行動は一変し、リードを強く引き身近の階段を探して駆け上るのだ。そしてマキちゃんのオカーサンに飛びつかんばかりに突進する(笑)。
その行動の速さは当然のことながら嗅覚ではなく聴覚で個人を特定しているものとしか思えない。
ラテと生活して5年目になるが、毎日飽きることがないオトーサンである。
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