ラテ飼育格闘日記(224)
先週末の大地震で被災された方には心よりお見舞い申し上げます。観測史上最大級の地震だったというから当然だろうがオトーサンも一瞬もうダメかも...と覚悟を決めたほど恐ろしい揺れだった。特に自分一人ならともかくラテを守らなくてはと気持ちを落ち着けようと努力したがしばらく震えが止まらなかった。
かつて経験したことのない激しい揺れだった。揺れが次第に大きくなったときオトーサンはラテにリードを付けて玄関の戸を開け、万一自宅の損壊が始まったらいつでも外に走り出られるようにと身構えていた。
足元の揺れが強く長引くにつれ、これは覚悟を決めなければいけないかなと思ったほどの凄い揺れだった。その大きな揺れがとりあえず収まったときオトーサンはTwitterのTLを確認しながらやらなければならないことを遅ればせながら実行することに...。
まずは風呂に水を貯める...。それは水が出ているうちにトイレ用の水を確保すると共に非常用として用意したリュックにペットボトルのお茶と手元にあった菓子や軽食類、そしてラテ用のドッグフードとウンチ処理袋、乾いたタオルなどを詰めた。
まだ不気味な揺れが続く中でオトーサンは大きな声で「ラテ、大丈夫だよ!」と寄り添ってくるラテをなだめるが、正直大きな声は自分自身を落ち着かせるためだ(笑)。
幸いライフラインのうち電気と水道は無事だった。ガスは地震のために止まっているが後で安全を確認してから再開できるので後回しだ。
続いて室内を確認してみると棚から大きな箱がひとつ落ち書類がばらまかれている。揺れ方と置き場所の問題なんだろうが、比較的重いものが落ちているのに反していかにも落ちそうな箱が無事だったりと地震の揺れの不思議さをあらためて思い知らされる。

※散歩の支度をするオトーサンをマッサージ・チェアで待つラテ
ガラスが割れたり、壁が崩れたりといった目立った被害はないようだが和室を覗くと液晶TVが大きくずれて落ちそうになっていて父母の位牌が見事に並んで倒れている。
心配なのは新宿の会社に勤務している女房の安否だがこうしたとき、電話は繋がらないに決まっているし、そもそも勤務先は耐震構造の高層ビルに勤務していることでもあり身の安全に不安はないだろうと思うものの声を聞くまでは不安だ。
一応自宅のチェックを済ませ、大きな問題がないことを確認したが余震は断続的に続き不安は増すばかり。リビングにある小型のテレビとインターネットラジオをつけっぱなしにして情報が途絶えることのないよう注意をするが、これは人の声を聞くということで少しは落ち着けるからだ。
TwitterのTLを送りながら多くの方々の情報と励ましを眺めオトーサンもRTしようとするが、まだ両手が震えてキーボードが正しく打てない。

※オトーサンはしつこいから嫌い(笑)
オトーサン一人であれば万一の場合も避難は容易だがラテを安全に連れて回るのは些か大変だ。まず重要なのは揺れが起こる度にドアを開けるようにしているオトーサンだが、それらの混乱に紛れラテが外に出てしまっては大変なことになる。だからとまずリードを付けたままにする。これならドアノブやらに引っかけてラテの動きを止めたり、オトーサン自身が足でリードを踏みつけて動きを止める...といったことがやりやすいからだ。
しかしラテもオトーサンが狼狽えていることを敏感に感じ取ったのか、あるいは足元が大きく揺れていることで不安なのか普段とは違いオトーサンの足元から離れない。
それだけでなく頻繁に両前足を上げてオトーサンに抱っこをせがむ...。やはり怖いようだ。

※うひゃあ、耳の穴に指が入ってくすぐったいよ!
ひとときラテを抱き上げてやるとその心音と体温が伝わってきて愛しさがつのるが抱き続けることができるほど軽くはないのでしばし抱いてから床に下ろすがしばらくするとまた抱っこをせがんでくる。
そんなあれこれの後、時間を確認したらすでに5時を過ぎていることに気づく。
まだ余震はあるものの家の中にいたからといって安全とは限らないし近所の様子を確認したかったこともあり、ついでと言ってはなんだがラテの散歩を兼ねてまだ明るいうちに排泄もさせておこうとラテと共に外に出る。
付近を見渡せる高台に行き、眼下の街並みを見た限りは火災は勿論、目に見えた倒壊といったことはないようで少し安心する。そして気持ちを落ち着けようと30分ほど近所を歩いて自宅に戻ったがその間にラテはきちんとウンチとオシッコをしてくれたので一安心できた。実にできた娘である(笑)。
女房からやっと電話が入ったが電車も止まっているため安全を期して今夜は会社に泊まるという。その方がオトーサンも安心だ...。

※夕日が長い影を作り出す。オトーサンと女房に挟まれご満悦のラテの影です(笑)
女房のいない夜はラテとずっと一緒に過ごした。オトーサンはMacの前に陣取り、様々な情報を集めていたがラテもずっとその近くで寝そべっている。ただしオトーサンとしても余震が続く中でなかなか寝る気にもならず床に入ろうとしたのはすでに午前2時半を回っていた...。
オトーサンは自分の布団の横にラテ用の寝場所を用意しラテを呼んだが、ラテは寝室に女房の場所は勿論女房の姿が見えないからと2階をあちこち探し始めたのである。不安の上に最愛の女房がいないからか寝返りを頻繁にするラテを横目にしながらオトーサンは気を失ったようで(笑)2時間ほど爆睡した。目覚ましの音で寝たまま伸びをし目を開けるとオトーサンの口元にはラテの鼻先があった。
その愛らしい顔を見てオトーサンは元気を取り戻し、大地震の翌朝だとはいえ散歩はいつもどおりにしてあげようと支度を始めたのだった...。
かつて経験したことのない激しい揺れだった。揺れが次第に大きくなったときオトーサンはラテにリードを付けて玄関の戸を開け、万一自宅の損壊が始まったらいつでも外に走り出られるようにと身構えていた。
足元の揺れが強く長引くにつれ、これは覚悟を決めなければいけないかなと思ったほどの凄い揺れだった。その大きな揺れがとりあえず収まったときオトーサンはTwitterのTLを確認しながらやらなければならないことを遅ればせながら実行することに...。
まずは風呂に水を貯める...。それは水が出ているうちにトイレ用の水を確保すると共に非常用として用意したリュックにペットボトルのお茶と手元にあった菓子や軽食類、そしてラテ用のドッグフードとウンチ処理袋、乾いたタオルなどを詰めた。
まだ不気味な揺れが続く中でオトーサンは大きな声で「ラテ、大丈夫だよ!」と寄り添ってくるラテをなだめるが、正直大きな声は自分自身を落ち着かせるためだ(笑)。
幸いライフラインのうち電気と水道は無事だった。ガスは地震のために止まっているが後で安全を確認してから再開できるので後回しだ。
続いて室内を確認してみると棚から大きな箱がひとつ落ち書類がばらまかれている。揺れ方と置き場所の問題なんだろうが、比較的重いものが落ちているのに反していかにも落ちそうな箱が無事だったりと地震の揺れの不思議さをあらためて思い知らされる。

※散歩の支度をするオトーサンをマッサージ・チェアで待つラテ
ガラスが割れたり、壁が崩れたりといった目立った被害はないようだが和室を覗くと液晶TVが大きくずれて落ちそうになっていて父母の位牌が見事に並んで倒れている。
心配なのは新宿の会社に勤務している女房の安否だがこうしたとき、電話は繋がらないに決まっているし、そもそも勤務先は耐震構造の高層ビルに勤務していることでもあり身の安全に不安はないだろうと思うものの声を聞くまでは不安だ。
一応自宅のチェックを済ませ、大きな問題がないことを確認したが余震は断続的に続き不安は増すばかり。リビングにある小型のテレビとインターネットラジオをつけっぱなしにして情報が途絶えることのないよう注意をするが、これは人の声を聞くということで少しは落ち着けるからだ。
TwitterのTLを送りながら多くの方々の情報と励ましを眺めオトーサンもRTしようとするが、まだ両手が震えてキーボードが正しく打てない。

※オトーサンはしつこいから嫌い(笑)
オトーサン一人であれば万一の場合も避難は容易だがラテを安全に連れて回るのは些か大変だ。まず重要なのは揺れが起こる度にドアを開けるようにしているオトーサンだが、それらの混乱に紛れラテが外に出てしまっては大変なことになる。だからとまずリードを付けたままにする。これならドアノブやらに引っかけてラテの動きを止めたり、オトーサン自身が足でリードを踏みつけて動きを止める...といったことがやりやすいからだ。
しかしラテもオトーサンが狼狽えていることを敏感に感じ取ったのか、あるいは足元が大きく揺れていることで不安なのか普段とは違いオトーサンの足元から離れない。
それだけでなく頻繁に両前足を上げてオトーサンに抱っこをせがむ...。やはり怖いようだ。

※うひゃあ、耳の穴に指が入ってくすぐったいよ!
ひとときラテを抱き上げてやるとその心音と体温が伝わってきて愛しさがつのるが抱き続けることができるほど軽くはないのでしばし抱いてから床に下ろすがしばらくするとまた抱っこをせがんでくる。
そんなあれこれの後、時間を確認したらすでに5時を過ぎていることに気づく。
まだ余震はあるものの家の中にいたからといって安全とは限らないし近所の様子を確認したかったこともあり、ついでと言ってはなんだがラテの散歩を兼ねてまだ明るいうちに排泄もさせておこうとラテと共に外に出る。
付近を見渡せる高台に行き、眼下の街並みを見た限りは火災は勿論、目に見えた倒壊といったことはないようで少し安心する。そして気持ちを落ち着けようと30分ほど近所を歩いて自宅に戻ったがその間にラテはきちんとウンチとオシッコをしてくれたので一安心できた。実にできた娘である(笑)。
女房からやっと電話が入ったが電車も止まっているため安全を期して今夜は会社に泊まるという。その方がオトーサンも安心だ...。

※夕日が長い影を作り出す。オトーサンと女房に挟まれご満悦のラテの影です(笑)
女房のいない夜はラテとずっと一緒に過ごした。オトーサンはMacの前に陣取り、様々な情報を集めていたがラテもずっとその近くで寝そべっている。ただしオトーサンとしても余震が続く中でなかなか寝る気にもならず床に入ろうとしたのはすでに午前2時半を回っていた...。
オトーサンは自分の布団の横にラテ用の寝場所を用意しラテを呼んだが、ラテは寝室に女房の場所は勿論女房の姿が見えないからと2階をあちこち探し始めたのである。不安の上に最愛の女房がいないからか寝返りを頻繁にするラテを横目にしながらオトーサンは気を失ったようで(笑)2時間ほど爆睡した。目覚ましの音で寝たまま伸びをし目を開けるとオトーサンの口元にはラテの鼻先があった。
その愛らしい顔を見てオトーサンは元気を取り戻し、大地震の翌朝だとはいえ散歩はいつもどおりにしてあげようと支度を始めたのだった...。
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