ラテ飼育格闘日記(206)
愛犬は飼い主の正当な命令をきちんと守れなければならない。とまあ、それはそうなのだが正規のというか専門家の訓練を受けていないラテはいまひとつオトーサンの命令を厳守できない部分もある。その一番は「待て」を長い時間続けることだ...。
なにかの本で読んだが、飼い主が愛犬に「待て」と命令してそのまま出かけてしまったところ半日経ってから家に戻ってみると愛犬は忠実に命令を守り続け、朝いた場所に居続けていたという...。
ラテも「お手」とか「伏せ」そして「来い」などはきちんとできるし、公園で会う子供たちに対しても言うことを聞いている。無論「待て」もできるが残念ながら前記したように半日はおろか、10分も継続させるのは無理に違いない。
また周りに刺激がないときにはきちんと待ってはいるが、他のワンコが近づいてきたり、大好きな飼い主さんでも現れればまずそちらの方に気を向けてしまう。


※紅葉が増している中、冬桜も満開を迎えている...
そうした意味ではまだまだ不完全な訓練、躾しかできていないというべきなのだが、その「待て」というコマンドが100%効力を発揮する時がある。それは散歩から戻り、玄関に上がったところで四つ足や体を拭く場合である。
ラテが玄関のタタキを上がった所に敷いてあるマットの上で待つ時間は大げさにいえば数分から10数分かかるときがある。
なぜならオトーサンは自分の着ていた上着やキャップを脱ぎ、肩にかけていたバッグを外してウンチ袋をトイレに置く、そして左足のサポーターを外し、ビニール袋を台所から持ってくる。
続いて洗面所で洗面器に水を入れ、雑巾の準備などを終えて初めてラテの前に姿を現すといった手順だからだ。さらにラテの体を綺麗にする仕上げにブラッシングをするわけだが、2種類のブラシはそれぞれ一度使うと抜け毛で埋まってしまい、次の使用時にはそのままでは使えない。したがってブラシを掃除機で綺麗にする間、これまたラテは待たなければならないのである。

※玄関でオトーサンの準備を待つラテ
それまでラテの首輪やリードはそのままだが、ラテはオトーサンの手順をこの4年の間しっかり熟知しておりあらためて「待て」とコマンドを与えなくてもその場を離れず静かに待っているようになった。
無論最初の頃は「待て」と制止したにもかかわらず汚れた足のままキッチンやリビングに駆け込むということもあったが、いまではラテは伏せたりお座りをしたままオトーサンの準備が完了し、自分の元に来ることを静かに待っている。

※公園でオトーサンと一休み中です
実は待つだけでなく、その時にしてはいけないこと...約束事がもうひとつある。
それは体を綺麗にしブラッシングが終わった後にご褒美としてラテの好物の小さなオヤツをあげることにしているので、そのオヤツをラテの鼻先程度の横に置いておくわけだが、鼻先でツンツンと突いたりはするものの前記したようなオトーサンが一連の準備が終わるまでそれを食べてはいけないことになっている。いわゆるお預け状態である。
ワンコにとって好物が鼻の先にあり、かつ飼い主の姿が一瞬でも離れればチャンス到来と食べ物に食らいつくのが普通だと思うが、こうした躾は嬉しいことに効果があったようでいわゆる盗み食いはしないようになった。勿論、必ずその後そのオヤツは自分のものになることも分かっているのだろうが、躾をしたオトーサン自身が感心してしまうほどである。
ちなみに例えばオトーサンがシャツの胸ポケットにラテが好物の細長いビーフジャッキーとかガムなどを入れたままラテに近づくこともあるが、ラテは当然のことそこに好物があることはすぐに察知し、ポケットから頭を出しているオヤツをぺろっと舐めたり、ツンツンと突いて「頂戴」と意思表示する。しかし意地悪なオトーサンは知らん顔してラテの体を撫で続けている...といった時にもラテはオヤツに食らいついて食べたりしない...。
「ツンツン」の後でオトーサンの顔を覗き込むことを繰り返すが、それでもオトーサンが知らんぷりし続けると「クーン!」と苦情を言い始めるがやはり黙って食べることはない。

※大好きなオカーサンの口からアイスクリームのお裾分けを貰おうとするラテ
しかしこれはラテとオトーサンの関係だからということも事実なのだ。なぜなら女房と一緒に帰宅し、ラテの体を拭くことを女房に任せるときがあるが、その時は玄関で待てず女房の後を追ってしまうことも多々あるからだ。
そんなときオトーサンが叱るとばつの悪いような笑みを浮かべて玄関に戻るラテがなかなか可愛いのである(笑)。やはり本来はやってはいけないことを知っていながら、相手や状況により我慢できないことがあることをまざまざと見せてくれる。
第一四つ足や体を拭く際にオトーサンの場合だとラテは手順と要領を覚えているからだろうか、例えば左前足をタオルで拭き終わりオトーサンが握っていた足を離すとラテは今度は右足だと自分からお手のように足をオトーサンの手に乗せる。
そして「お座り」とか「立て」というコマンドを与えながらも体の向きも拭きやすいように変えるが、女房のときを見ているとラテは女房とじゃれ合いたくて口元を舐めたりしてなかなか言うことを聞かないようだ。そんなときオトーサンがちょいと顔を覗かせると急に優等生になるのだから面白い。
ともかく体の汚れ具合にもよるものの、シャンプータオルなどで全身を濡らすようにした後に乾いたタオルを取り出すと、ラテは嬉しそうに自分からタオルに頭を突っ込んでくる。
タオルでよく体拭いて乾かし、雨の後などではドライヤーも使うが最後のブラッシングのときなどは口を半端開けて恍惚の表情をする。
我が家ではオトーサンがするブラッシングを「天使のブラ」という(爆)。
いや無論ブラジャーのことではなく「天使のようなラテに対するブラッシング」というほどの意味である(笑)。
この天使のプラでオトーサンの朝晩2回のミッションは終了となるのである。
なにかの本で読んだが、飼い主が愛犬に「待て」と命令してそのまま出かけてしまったところ半日経ってから家に戻ってみると愛犬は忠実に命令を守り続け、朝いた場所に居続けていたという...。
ラテも「お手」とか「伏せ」そして「来い」などはきちんとできるし、公園で会う子供たちに対しても言うことを聞いている。無論「待て」もできるが残念ながら前記したように半日はおろか、10分も継続させるのは無理に違いない。
また周りに刺激がないときにはきちんと待ってはいるが、他のワンコが近づいてきたり、大好きな飼い主さんでも現れればまずそちらの方に気を向けてしまう。


※紅葉が増している中、冬桜も満開を迎えている...
そうした意味ではまだまだ不完全な訓練、躾しかできていないというべきなのだが、その「待て」というコマンドが100%効力を発揮する時がある。それは散歩から戻り、玄関に上がったところで四つ足や体を拭く場合である。
ラテが玄関のタタキを上がった所に敷いてあるマットの上で待つ時間は大げさにいえば数分から10数分かかるときがある。
なぜならオトーサンは自分の着ていた上着やキャップを脱ぎ、肩にかけていたバッグを外してウンチ袋をトイレに置く、そして左足のサポーターを外し、ビニール袋を台所から持ってくる。
続いて洗面所で洗面器に水を入れ、雑巾の準備などを終えて初めてラテの前に姿を現すといった手順だからだ。さらにラテの体を綺麗にする仕上げにブラッシングをするわけだが、2種類のブラシはそれぞれ一度使うと抜け毛で埋まってしまい、次の使用時にはそのままでは使えない。したがってブラシを掃除機で綺麗にする間、これまたラテは待たなければならないのである。

※玄関でオトーサンの準備を待つラテ
それまでラテの首輪やリードはそのままだが、ラテはオトーサンの手順をこの4年の間しっかり熟知しておりあらためて「待て」とコマンドを与えなくてもその場を離れず静かに待っているようになった。
無論最初の頃は「待て」と制止したにもかかわらず汚れた足のままキッチンやリビングに駆け込むということもあったが、いまではラテは伏せたりお座りをしたままオトーサンの準備が完了し、自分の元に来ることを静かに待っている。

※公園でオトーサンと一休み中です
実は待つだけでなく、その時にしてはいけないこと...約束事がもうひとつある。
それは体を綺麗にしブラッシングが終わった後にご褒美としてラテの好物の小さなオヤツをあげることにしているので、そのオヤツをラテの鼻先程度の横に置いておくわけだが、鼻先でツンツンと突いたりはするものの前記したようなオトーサンが一連の準備が終わるまでそれを食べてはいけないことになっている。いわゆるお預け状態である。
ワンコにとって好物が鼻の先にあり、かつ飼い主の姿が一瞬でも離れればチャンス到来と食べ物に食らいつくのが普通だと思うが、こうした躾は嬉しいことに効果があったようでいわゆる盗み食いはしないようになった。勿論、必ずその後そのオヤツは自分のものになることも分かっているのだろうが、躾をしたオトーサン自身が感心してしまうほどである。
ちなみに例えばオトーサンがシャツの胸ポケットにラテが好物の細長いビーフジャッキーとかガムなどを入れたままラテに近づくこともあるが、ラテは当然のことそこに好物があることはすぐに察知し、ポケットから頭を出しているオヤツをぺろっと舐めたり、ツンツンと突いて「頂戴」と意思表示する。しかし意地悪なオトーサンは知らん顔してラテの体を撫で続けている...といった時にもラテはオヤツに食らいついて食べたりしない...。
「ツンツン」の後でオトーサンの顔を覗き込むことを繰り返すが、それでもオトーサンが知らんぷりし続けると「クーン!」と苦情を言い始めるがやはり黙って食べることはない。

※大好きなオカーサンの口からアイスクリームのお裾分けを貰おうとするラテ
しかしこれはラテとオトーサンの関係だからということも事実なのだ。なぜなら女房と一緒に帰宅し、ラテの体を拭くことを女房に任せるときがあるが、その時は玄関で待てず女房の後を追ってしまうことも多々あるからだ。
そんなときオトーサンが叱るとばつの悪いような笑みを浮かべて玄関に戻るラテがなかなか可愛いのである(笑)。やはり本来はやってはいけないことを知っていながら、相手や状況により我慢できないことがあることをまざまざと見せてくれる。
第一四つ足や体を拭く際にオトーサンの場合だとラテは手順と要領を覚えているからだろうか、例えば左前足をタオルで拭き終わりオトーサンが握っていた足を離すとラテは今度は右足だと自分からお手のように足をオトーサンの手に乗せる。
そして「お座り」とか「立て」というコマンドを与えながらも体の向きも拭きやすいように変えるが、女房のときを見ているとラテは女房とじゃれ合いたくて口元を舐めたりしてなかなか言うことを聞かないようだ。そんなときオトーサンがちょいと顔を覗かせると急に優等生になるのだから面白い。
ともかく体の汚れ具合にもよるものの、シャンプータオルなどで全身を濡らすようにした後に乾いたタオルを取り出すと、ラテは嬉しそうに自分からタオルに頭を突っ込んでくる。
タオルでよく体拭いて乾かし、雨の後などではドライヤーも使うが最後のブラッシングのときなどは口を半端開けて恍惚の表情をする。
我が家ではオトーサンがするブラッシングを「天使のブラ」という(爆)。
いや無論ブラジャーのことではなく「天使のようなラテに対するブラッシング」というほどの意味である(笑)。
この天使のプラでオトーサンの朝晩2回のミッションは終了となるのである。
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