ラテ飼育格闘日記(164)
人間同様ワンコも日々様々な新しいことを学びながら成長する。新しい道を歩き、出会ったことのないオブジェに怖じ気づき、近づいた猫に反撃されそれでも遊びたくて金網の下をくぐろうとする(笑)。やはり可能な範囲で新しいことに挑戦するのも成長に不可欠なことなのかも知れない。
事実オトーサンはラテの知能の高さに日々驚き感心しているわけだが、例えば学習したという記憶もないが遊歩道にある自転車などが入れないようにとの防御柵を通るときなどその最たることだと思っている。
それは親ばか丸出しでいうなら、ラテは空間認識に優れているように思えることだ。
散歩時にはオトーサンが先に歩いている場合とラテが少し前に出ている場合とがある。いずれにしてもここに写真でご紹介する防御柵を通るとき、ラテはオトーサンが持つリードを絡ませるようなことは一切しないのだ。

※こうした場所を通るとき、ラテは決して勝手に動かずリードを絡ませたりしない
同じ場所を行き交うワンコを観察していると中央の柵をワンコが勝手に通過してしまうため、飼い主はリードを持ち替えている場合も多い。そして飼い主の横に付いて歩いているワンコは文字通り飼い主の後を歩くのではなく柵の向こう側を通ってしまうためにこれまたリードを持ち替えなければならない場合がある。
思い出してみてもラテは最初からこの防御柵で戸惑ったという経験がないのだが、なぜなのだろうかと不思議に思ってきた。
オトーサンが先に柵に入ったとき、ラテは必ずその後をトレースする。自分の目の前に空間があるからと柵の間を通ってリードを絡ませることはない。またラテが先に柵を通るときも柵の左右どちらかを通り決して伏せたコの字型の中を通ることはないのである。
また垂直の棒状のものがある場合も勝手にオトーサンの進路を無視して棒状の向こうを通ることはしない。必ずオトーサン側に戻って後を追う...。
単純なことだが、本来驚くべきことなのではないだろうか...。何故ならこれらの対処が出来ているということは自分がオトーサンとの間でリードで繋がれていることを認識していなければならないし、かつ勝手な歩き方は不自由な結果になることを知っているということになる。

※好きな遊びをしているとき、ラテの表情は輝いている
驚いたといえば先日3ヶ月ぶりにラテを美容室に連れて行ったとき経験した。
途中からどこに向かっているのかを察知したラテは行きたくないと方向転換してリードを引いたり、道端に「嫌だ!」とばかりに伏せてしまったりと抵抗を示すがオトーサンもその程度で意思を変えるほど柔ではない(笑)。
ともかく美容室に預けて2時間半ほどたったころiPhone 3GSに電話が入り「済みました」とのこと。早速引取に出かけるが、何しろ片道30分ほどの道は坂道あり階段ありで足関節にガタがきているオトーサンには辛いものがある。ともかく息を切らして美容室に行き料金を支払うと奥からラテが若い女性に連れられて出てくるが、オトーサンの存在を目にして満面の笑顔を見せる。そのシャンプーの香りがプンプンのラテと共に帰宅の道を歩きはじめるオトーサンは疲れも吹っ飛ぶのだ...。
しばらく歩いたとき、左側にラテがリードを引っ張る。
オトーサンは猫でもいるのかとリードを保持して見回すがその気配はないのでまたリードを緩めると何とラテはそのまま向こうに設置してあった自動販売機の前までオトーサンを引っ張り舌なめずりをしているのであった。無論それは「咽が渇いた、水飲みたい」という意思に間違いはない。
オトーサンは早速140円でペットボトルの水を買い、自分で半分ほど飲んだ後ラテの口元に当てると美味しそうに咽を鳴らしながら飲み始めた。
たぶん自宅を出てから此の方、美容室でカットやシャンプーなどをやってもらっている間、水を飲んでいなかったものと思われる。
それにしても毎日の散歩で通る道にある自動販売機ならともかく、普段立ち寄らない場所に設置されている自販機をいつもの自販機と同じものであり、そこで水を飲めることを認識しているとすればなかなか凄いことではないだろうか。
そもそも最初の頃、オトーサンが自販機で飲み物を買ったとき、ボトルが落ちてくる音を怖がってその後自販機に近づくのを怖がったラテなのだ。だからこそこの進歩にオトーサンは感激しているのである。

※砂場の公園でオトーサンを遊びに誘うラテ。それにしてもお尻の大きいこと(笑)
だからというわけではないが、日々の散歩の中でも危険なことは別にしてなるべく新しいことを体験させたいと考えているオトーサンなのだ。したがってラテとブランコに乗り、滑り台で遊び、小山を駆け上り...といったあれこれを楽しんでいる。
そう、滑り台といえば先日ちょっとした...いや、オトーサンにとっては大きなアクシデントがあった。
YouTubeの画像で見たことがあるが、一般的にワンコは滑り台といったものを嫌がるというか怖がる。
まず滑り台の頂点に上がるために上る階段は板状に重ねた簡易型であり向こうが見通せるのが普通だ。そうした階段状の場を登っていくこと自体ワンコは怖いらしい。そして登ったとしてもワンコはまさかお尻を滑り台に置いて人間のように滑ることはできないから四つ足で下に向かって移動するわけで、これはなかなか難しいというより恐ろしいようで途中滑り台の脇から飛び降りてしまうこともあるらしい。
ラテも最初は滑り台に登ることを嫌がっていたが昨年のある日、滑り台をオトーサンと一緒に滑り降りることに成功した。
その滑り台は一般的なものより幅が2倍ほどあるやつで、たぶん親子が一緒に滑ることができるように設置されたものではないかと思う。そこにオトーサンは腰を下ろしラテのリードを最短にして横に付け「ラテ、GO!」と声をかけて滑ったらラテも四つ足のままへっぴり腰で滑り降りたのである。
滑り落ちた後のラテの表情からは「やったね」といった表情が読み取れたとオトーサンは思っている。だからその後も二度ほどラテと滑り台を楽しんだ...。

※幅の広い滑り台をラテと共に滑るオトーサン。この時は問題なかったのだが
そんなわけで先日の朝もしばらくぶりにその滑り台を前にしてオトーサンの血が騒いだ(笑)。またまたラテと一緒に滑り台を滑るから「いい写真撮って!」と女房に告げオトーサンとラテは難なく滑り台の上に登った。
そこまでは良かったが想定外のことが起こった...というより考えが淺かった...。それはこの日はこの冬一番の冷え込みだったからである。
滑り台の床はステンレス製だがこれまでオトーサンはジーンズのお尻をその先端に下ろし、両前足を伸ばすと靴の踵部分がブレーキとなりまずまず安全に滑ることができていたから今回も同じだと思い込んでいた。無論オトーサンのやり方や衣服が変わったわけではないが、問題はステンレス前面が朝露に濡れていただけでなく寒さで凍っていたことを知らなかったのである。
ラテのリードを短くして引き寄せ、オトーサンは静かに滑り台のステンレス部分に腰を下ろした瞬間何のブレーキを利かせる余裕もなくあっというまに滑り落ち、勢いでこれまた霜柱が立っていた砂場に尾てい骨共々お尻を嫌というほど打ちつけてしまったのである。
幸いラテは無事に滑り降りたので良かったがオトーサンはしばらく立ち上がれず女房の「救急車呼ぼうか?」という声に我に返ったオトーサンであった。
新しい事への挑戦も思いもよらないところに落とし穴があるものだ。そしてそれから一週間以上も経つがオトーサンの動作は些かへっぴり腰である(笑)。
事実オトーサンはラテの知能の高さに日々驚き感心しているわけだが、例えば学習したという記憶もないが遊歩道にある自転車などが入れないようにとの防御柵を通るときなどその最たることだと思っている。
それは親ばか丸出しでいうなら、ラテは空間認識に優れているように思えることだ。
散歩時にはオトーサンが先に歩いている場合とラテが少し前に出ている場合とがある。いずれにしてもここに写真でご紹介する防御柵を通るとき、ラテはオトーサンが持つリードを絡ませるようなことは一切しないのだ。

※こうした場所を通るとき、ラテは決して勝手に動かずリードを絡ませたりしない
同じ場所を行き交うワンコを観察していると中央の柵をワンコが勝手に通過してしまうため、飼い主はリードを持ち替えている場合も多い。そして飼い主の横に付いて歩いているワンコは文字通り飼い主の後を歩くのではなく柵の向こう側を通ってしまうためにこれまたリードを持ち替えなければならない場合がある。
思い出してみてもラテは最初からこの防御柵で戸惑ったという経験がないのだが、なぜなのだろうかと不思議に思ってきた。
オトーサンが先に柵に入ったとき、ラテは必ずその後をトレースする。自分の目の前に空間があるからと柵の間を通ってリードを絡ませることはない。またラテが先に柵を通るときも柵の左右どちらかを通り決して伏せたコの字型の中を通ることはないのである。
また垂直の棒状のものがある場合も勝手にオトーサンの進路を無視して棒状の向こうを通ることはしない。必ずオトーサン側に戻って後を追う...。
単純なことだが、本来驚くべきことなのではないだろうか...。何故ならこれらの対処が出来ているということは自分がオトーサンとの間でリードで繋がれていることを認識していなければならないし、かつ勝手な歩き方は不自由な結果になることを知っているということになる。

※好きな遊びをしているとき、ラテの表情は輝いている
驚いたといえば先日3ヶ月ぶりにラテを美容室に連れて行ったとき経験した。
途中からどこに向かっているのかを察知したラテは行きたくないと方向転換してリードを引いたり、道端に「嫌だ!」とばかりに伏せてしまったりと抵抗を示すがオトーサンもその程度で意思を変えるほど柔ではない(笑)。
ともかく美容室に預けて2時間半ほどたったころiPhone 3GSに電話が入り「済みました」とのこと。早速引取に出かけるが、何しろ片道30分ほどの道は坂道あり階段ありで足関節にガタがきているオトーサンには辛いものがある。ともかく息を切らして美容室に行き料金を支払うと奥からラテが若い女性に連れられて出てくるが、オトーサンの存在を目にして満面の笑顔を見せる。そのシャンプーの香りがプンプンのラテと共に帰宅の道を歩きはじめるオトーサンは疲れも吹っ飛ぶのだ...。
しばらく歩いたとき、左側にラテがリードを引っ張る。
オトーサンは猫でもいるのかとリードを保持して見回すがその気配はないのでまたリードを緩めると何とラテはそのまま向こうに設置してあった自動販売機の前までオトーサンを引っ張り舌なめずりをしているのであった。無論それは「咽が渇いた、水飲みたい」という意思に間違いはない。
オトーサンは早速140円でペットボトルの水を買い、自分で半分ほど飲んだ後ラテの口元に当てると美味しそうに咽を鳴らしながら飲み始めた。
たぶん自宅を出てから此の方、美容室でカットやシャンプーなどをやってもらっている間、水を飲んでいなかったものと思われる。
それにしても毎日の散歩で通る道にある自動販売機ならともかく、普段立ち寄らない場所に設置されている自販機をいつもの自販機と同じものであり、そこで水を飲めることを認識しているとすればなかなか凄いことではないだろうか。
そもそも最初の頃、オトーサンが自販機で飲み物を買ったとき、ボトルが落ちてくる音を怖がってその後自販機に近づくのを怖がったラテなのだ。だからこそこの進歩にオトーサンは感激しているのである。

※砂場の公園でオトーサンを遊びに誘うラテ。それにしてもお尻の大きいこと(笑)
だからというわけではないが、日々の散歩の中でも危険なことは別にしてなるべく新しいことを体験させたいと考えているオトーサンなのだ。したがってラテとブランコに乗り、滑り台で遊び、小山を駆け上り...といったあれこれを楽しんでいる。
そう、滑り台といえば先日ちょっとした...いや、オトーサンにとっては大きなアクシデントがあった。
YouTubeの画像で見たことがあるが、一般的にワンコは滑り台といったものを嫌がるというか怖がる。
まず滑り台の頂点に上がるために上る階段は板状に重ねた簡易型であり向こうが見通せるのが普通だ。そうした階段状の場を登っていくこと自体ワンコは怖いらしい。そして登ったとしてもワンコはまさかお尻を滑り台に置いて人間のように滑ることはできないから四つ足で下に向かって移動するわけで、これはなかなか難しいというより恐ろしいようで途中滑り台の脇から飛び降りてしまうこともあるらしい。
ラテも最初は滑り台に登ることを嫌がっていたが昨年のある日、滑り台をオトーサンと一緒に滑り降りることに成功した。
その滑り台は一般的なものより幅が2倍ほどあるやつで、たぶん親子が一緒に滑ることができるように設置されたものではないかと思う。そこにオトーサンは腰を下ろしラテのリードを最短にして横に付け「ラテ、GO!」と声をかけて滑ったらラテも四つ足のままへっぴり腰で滑り降りたのである。
滑り落ちた後のラテの表情からは「やったね」といった表情が読み取れたとオトーサンは思っている。だからその後も二度ほどラテと滑り台を楽しんだ...。

※幅の広い滑り台をラテと共に滑るオトーサン。この時は問題なかったのだが
そんなわけで先日の朝もしばらくぶりにその滑り台を前にしてオトーサンの血が騒いだ(笑)。またまたラテと一緒に滑り台を滑るから「いい写真撮って!」と女房に告げオトーサンとラテは難なく滑り台の上に登った。
そこまでは良かったが想定外のことが起こった...というより考えが淺かった...。それはこの日はこの冬一番の冷え込みだったからである。
滑り台の床はステンレス製だがこれまでオトーサンはジーンズのお尻をその先端に下ろし、両前足を伸ばすと靴の踵部分がブレーキとなりまずまず安全に滑ることができていたから今回も同じだと思い込んでいた。無論オトーサンのやり方や衣服が変わったわけではないが、問題はステンレス前面が朝露に濡れていただけでなく寒さで凍っていたことを知らなかったのである。
ラテのリードを短くして引き寄せ、オトーサンは静かに滑り台のステンレス部分に腰を下ろした瞬間何のブレーキを利かせる余裕もなくあっというまに滑り落ち、勢いでこれまた霜柱が立っていた砂場に尾てい骨共々お尻を嫌というほど打ちつけてしまったのである。
幸いラテは無事に滑り降りたので良かったがオトーサンはしばらく立ち上がれず女房の「救急車呼ぼうか?」という声に我に返ったオトーサンであった。
新しい事への挑戦も思いもよらないところに落とし穴があるものだ。そしてそれから一週間以上も経つがオトーサンの動作は些かへっぴり腰である(笑)。
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