ラテ飼育格闘日記(162)
ラテと毎日生活を共にしていると新しい発見というか驚きも多い。無論多くのワンコを飼った経験があるわけではないので他との比較は難しいものの「これがワンコなのか?」と思うほど意思の疎通ができたり聞き分けが良かったりと...変な擬人化をするつもりはないが何だかワンコにしておくには勿体ないと思うほど可愛いのだ(爆)。
一般的にワンコは散歩に連れ出すのがご主人の場合と奥さんや子供の場合とその態度がまるで違うという。
残念ながらオトーサン自身は女房ひとりでラテを散歩させているとき、後を付けて覗いたことがないのでその変貌ぶりは分からないが、事実ラテの友達ワンコではそうした例が多い。
オカーサンに連れられているときは快活で飛び回り、そこに普段オヤツをくれる人が現れたりすれば飛びつくように寄ってくるワンコでもリードを引いているのがオトーサンだと別ワンコと思うほど大人しく知っている人とすれ違っても良い子を決め込むと...いう感じだ。
そうした相手により...区別というか態度を変えられるということはワンコの知能はかなり高いと信じても良いのではないだろうか。
そんなワンコを観ているとへたに空気を読めない人間よりよほど向かい合う人間というものを知っているように思えてくる(笑)。
ラテに限ってもワンコとしてなかなかだと思うことは多い。“なかなか“ とは気を使っているといった意味だ。
例えばウィークディの散歩はオトーサンの役目であり、朝も駅まで女房を送っていきその後の散歩はラテとオトーサンだけとなる。そして夕刻の散歩は100%オトーサンとラテの世界である。したがってそこには良くも悪くも1対1の付き合いしかないが、これが休日の散歩で女房も一緒だとラテの気の使い方は別物となる。

※大の仲良しのオカーサンと一緒(笑)。しかし大きくなった...
女房はオトーサンよりラテに優しく、歩いているときでもちょいと鼻で足や手の指先でも突けばオヤツをくれるものだと思っているフシがある(笑)。したがってオトーサンより女房にまとわりつく傾向にあるのは確かだ。したがってラテの関心事のひとつは女房の存在であることは間違いない。
ともかくオトーサンと女房そしてラテの2人ブラス一匹で散歩しているとどうしてもラテのリードの引きがあったりを含めてオトーサンとラテが先に歩くことになってしまう場合が多い。そんなときラテはしばしば後ろを振り返り、女房がちゃあんとついてくるかを確認するのである。
振り返り、すぐ後ろにいるときには「いたね!」とばかり安心して歩きはじめるが、木立に隠れて見えなかったりカーブでその姿が見えないと座り込んで待つのである。
それはラテ自身が早く歩きたい...公園に行きたいと明らかに急いでいるときでもそうなのだ。
その姿を見ていると何だが女房とラテの立場は逆転し、ラテの方が女房の一挙一同を気にして歩く母親であるかのような錯覚に陥る(笑)。
ある日の夕方、もう少しでいつもの公園に入るという直前にその近所に新しくできたスーパーで買い物をしてくるからと女房ひとりが遊歩道の階段を下りていった。
オトーサンは女房と一緒に行こうとするラテを制御しつつ「すぐ戻ってくるよ」といいながら公園に入ろうとするがラテはリードを強く引いて女房と別れたところまでオトーサンを引いて行く...。
オトーサンもめったに無いことだしラテの行動に興味があったのでしばらくラテが引くままにしていると先ほど女房が降りた遊歩道の階段のところに座り込んだのである。明らかに「ここで待つ」という姿勢なのだ。
とはいえ寒空の下、1カ所で3,40分も待っているわけにもいかないからとオトーサンは無理矢理ラテを引きずるようにして公園を回り始めるが度々後ろを振り返るのには閉口した...。
結局しばらく時間つぶしをした後にその階段を下りてスーパーに向かうとラテの引きは俄然強くなる...。幸いにスーパーの店先に着く前、暗くなった歩道の向こうから女房の姿を見つけるとラテは躍り上がった。
他愛もない日常の一シーンだが、オトーサンには感動の場面なのである。

※「おや...何だろう?」とラテは何にでも興味を持つ
さて、話はまったく別になるが、ワンコといえば常にお腹を空かせているといったイメージを持っている人が多いのではないか。
確かにワンコの習性として食べられるときに食べておかないと次いつ食べ物にありつけるかが分からないというDNAを持っていると思われる。
自然界では現在もそれが普通だが、飼い犬は定時になればきちんと餌をもらえる。しかし毎日のそれは決して腹一杯といったものにはほど遠い量に違いない。
体重を減らそうとして少なめの餌をあげている...といったこともあるだろうが、そもそもワンコに毎回毎回生理的に満足する量を与えていてはすぐに病気になってしまうだろう。だからこそドッグフードもワンコの体重や年齢により「1日これだけですよ」と分量が決まっているわけだ。

※オトーサンに抱っこされてご機嫌なラテ
そんなわけだからほとんどのワンコは食事が終わっても人間でいうところの「腹一杯」といったことにはならないものと思われる。それに人間から見るといつでも食べられるものが目の前にあれば食らいつく...やはり動物なんだといったイメージもあるがラテを見ていると些か違った感じを受けるのだ。
その一例がオトーサンたちの食事のシーンである。
例えばラテの夕食も可能な限り我々の夕食のタイミングに合わせて用意することを心がけているがラテの食事は何しろ早く、あっという間にメインのフードと別の容器に入れたプレーンヨーグルトを平らげてオトーサンたちのテーブルにやってくる。無論それは多少でもおこぼれをもらいたいからだし事実鼻の先で自分が食べたのとは違う美味しそうな臭いがしているのだから無視できないだろう。
オトーサンたちも本当は人間の食べ物をあげてはいけないことを承知しているもののジッと下から見つめられる視線には弱いのである。したがってネギ類や極端に塩辛いものなどワンコにとって毒となるものは別だが差し障りがないと思うものを少々あげることになる...。
無論ラテは喜んで食べるし一口食べればもう一口欲しいと要求するわけだが、これが意外と諦めがよいのだ...。
オトーサンのイメージではワンコといった動物には食べ物に関わることは生き死にの重大問題であり、その要求には際限がないと思っていた。しかしラテはオトーサンたちの座っているテーブルを見上げる形で食べ物をねだるが「この辺で終わり」「これ以上は貰えないな...」と判断し、我々はまだ食事中なのにいそいそとその場を離れて先ほどまで遊んでいたガムなどを咥えてきては大人しく遊ぶ...。
まあラテは時間的にお腹を空かせることはあっても定時に間違いなく食べ物をもらえることを学習しているから安心しているのだろうし、これ以上居座ってもオトーサンたちは食べ物をくれないだろう...ということも学習しているものと思われる。しかしこれほど聞き分けが良いのもワンコらしくないではないか(笑)。
女房と食事をしているその足元で愛犬が我々の食べ物を要求もせず(すでに少し食べたのだが)健気に遊んでいるのを見るとオトーサンはまた何かあげたくなってしまうのであった...。
一般的にワンコは散歩に連れ出すのがご主人の場合と奥さんや子供の場合とその態度がまるで違うという。
残念ながらオトーサン自身は女房ひとりでラテを散歩させているとき、後を付けて覗いたことがないのでその変貌ぶりは分からないが、事実ラテの友達ワンコではそうした例が多い。
オカーサンに連れられているときは快活で飛び回り、そこに普段オヤツをくれる人が現れたりすれば飛びつくように寄ってくるワンコでもリードを引いているのがオトーサンだと別ワンコと思うほど大人しく知っている人とすれ違っても良い子を決め込むと...いう感じだ。
そうした相手により...区別というか態度を変えられるということはワンコの知能はかなり高いと信じても良いのではないだろうか。
そんなワンコを観ているとへたに空気を読めない人間よりよほど向かい合う人間というものを知っているように思えてくる(笑)。
ラテに限ってもワンコとしてなかなかだと思うことは多い。“なかなか“ とは気を使っているといった意味だ。
例えばウィークディの散歩はオトーサンの役目であり、朝も駅まで女房を送っていきその後の散歩はラテとオトーサンだけとなる。そして夕刻の散歩は100%オトーサンとラテの世界である。したがってそこには良くも悪くも1対1の付き合いしかないが、これが休日の散歩で女房も一緒だとラテの気の使い方は別物となる。

※大の仲良しのオカーサンと一緒(笑)。しかし大きくなった...
女房はオトーサンよりラテに優しく、歩いているときでもちょいと鼻で足や手の指先でも突けばオヤツをくれるものだと思っているフシがある(笑)。したがってオトーサンより女房にまとわりつく傾向にあるのは確かだ。したがってラテの関心事のひとつは女房の存在であることは間違いない。
ともかくオトーサンと女房そしてラテの2人ブラス一匹で散歩しているとどうしてもラテのリードの引きがあったりを含めてオトーサンとラテが先に歩くことになってしまう場合が多い。そんなときラテはしばしば後ろを振り返り、女房がちゃあんとついてくるかを確認するのである。
振り返り、すぐ後ろにいるときには「いたね!」とばかり安心して歩きはじめるが、木立に隠れて見えなかったりカーブでその姿が見えないと座り込んで待つのである。
それはラテ自身が早く歩きたい...公園に行きたいと明らかに急いでいるときでもそうなのだ。
その姿を見ていると何だが女房とラテの立場は逆転し、ラテの方が女房の一挙一同を気にして歩く母親であるかのような錯覚に陥る(笑)。
ある日の夕方、もう少しでいつもの公園に入るという直前にその近所に新しくできたスーパーで買い物をしてくるからと女房ひとりが遊歩道の階段を下りていった。
オトーサンは女房と一緒に行こうとするラテを制御しつつ「すぐ戻ってくるよ」といいながら公園に入ろうとするがラテはリードを強く引いて女房と別れたところまでオトーサンを引いて行く...。
オトーサンもめったに無いことだしラテの行動に興味があったのでしばらくラテが引くままにしていると先ほど女房が降りた遊歩道の階段のところに座り込んだのである。明らかに「ここで待つ」という姿勢なのだ。
とはいえ寒空の下、1カ所で3,40分も待っているわけにもいかないからとオトーサンは無理矢理ラテを引きずるようにして公園を回り始めるが度々後ろを振り返るのには閉口した...。
結局しばらく時間つぶしをした後にその階段を下りてスーパーに向かうとラテの引きは俄然強くなる...。幸いにスーパーの店先に着く前、暗くなった歩道の向こうから女房の姿を見つけるとラテは躍り上がった。
他愛もない日常の一シーンだが、オトーサンには感動の場面なのである。

※「おや...何だろう?」とラテは何にでも興味を持つ
さて、話はまったく別になるが、ワンコといえば常にお腹を空かせているといったイメージを持っている人が多いのではないか。
確かにワンコの習性として食べられるときに食べておかないと次いつ食べ物にありつけるかが分からないというDNAを持っていると思われる。
自然界では現在もそれが普通だが、飼い犬は定時になればきちんと餌をもらえる。しかし毎日のそれは決して腹一杯といったものにはほど遠い量に違いない。
体重を減らそうとして少なめの餌をあげている...といったこともあるだろうが、そもそもワンコに毎回毎回生理的に満足する量を与えていてはすぐに病気になってしまうだろう。だからこそドッグフードもワンコの体重や年齢により「1日これだけですよ」と分量が決まっているわけだ。

※オトーサンに抱っこされてご機嫌なラテ
そんなわけだからほとんどのワンコは食事が終わっても人間でいうところの「腹一杯」といったことにはならないものと思われる。それに人間から見るといつでも食べられるものが目の前にあれば食らいつく...やはり動物なんだといったイメージもあるがラテを見ていると些か違った感じを受けるのだ。
その一例がオトーサンたちの食事のシーンである。
例えばラテの夕食も可能な限り我々の夕食のタイミングに合わせて用意することを心がけているがラテの食事は何しろ早く、あっという間にメインのフードと別の容器に入れたプレーンヨーグルトを平らげてオトーサンたちのテーブルにやってくる。無論それは多少でもおこぼれをもらいたいからだし事実鼻の先で自分が食べたのとは違う美味しそうな臭いがしているのだから無視できないだろう。
オトーサンたちも本当は人間の食べ物をあげてはいけないことを承知しているもののジッと下から見つめられる視線には弱いのである。したがってネギ類や極端に塩辛いものなどワンコにとって毒となるものは別だが差し障りがないと思うものを少々あげることになる...。
無論ラテは喜んで食べるし一口食べればもう一口欲しいと要求するわけだが、これが意外と諦めがよいのだ...。
オトーサンのイメージではワンコといった動物には食べ物に関わることは生き死にの重大問題であり、その要求には際限がないと思っていた。しかしラテはオトーサンたちの座っているテーブルを見上げる形で食べ物をねだるが「この辺で終わり」「これ以上は貰えないな...」と判断し、我々はまだ食事中なのにいそいそとその場を離れて先ほどまで遊んでいたガムなどを咥えてきては大人しく遊ぶ...。
まあラテは時間的にお腹を空かせることはあっても定時に間違いなく食べ物をもらえることを学習しているから安心しているのだろうし、これ以上居座ってもオトーサンたちは食べ物をくれないだろう...ということも学習しているものと思われる。しかしこれほど聞き分けが良いのもワンコらしくないではないか(笑)。
女房と食事をしているその足元で愛犬が我々の食べ物を要求もせず(すでに少し食べたのだが)健気に遊んでいるのを見るとオトーサンはまた何かあげたくなってしまうのであった...。
- 関連記事