ラテ飼育格闘日記(161)

新年明けましておめでとうございます。本年もこのラテ飼育格闘日記をよろしくお願いいたします。
ということで早くも2010年がスタートした。ところでオトーサンたちは喪中のため年賀状を出すことができなかったので少々寂しい新年だったが今年も元日の日の出を拝むためにいつもの公園に出向いた。

 

昨年一年間オトーサンにも楽しいことそして悲しいこともあった。ラテも一時体調を壊したこともあったものの幸い概して健康な1年を過ごすことが出来た。そして「足が痛い」「腰が痛い」などと泣き言が多い一年だったがインフルエンザにもかからず、寝込むことなく過ごすことができたのだからまずまずの一年だったとすべきだろう。

以前、父母が健在だったころ正月ともなれば必ずといってよいほど京都のホテルで過ごす時期もあった。しかしラテと一緒に暮らすようになってから女房と共に旅行にいくこともなくなった。
無論それは少々寂しいことではあるものの、ラテを飼う決心をしたとき、そうしたあれこれは封印したつもりなのでそれは致し方ないことだと諦めている。しかし何よりも毎日ラテの笑顔に接すことが一番の楽しみであり、事実この1年間の成長をデジタルカメラに収めたファイル容量はDVD 4枚分にもなっていた...。

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※朝日は昇る...ラテのお尻は大きい(笑)


さて元旦の早朝、恒例になった日の出を拝みにいつもの公園へと向かった。時刻は6時ちょっと過ぎなのでまだ暗く木立の間を抜けるには懐中電灯の明かりがないと足元が見えない。
朝の気温をiPhone 3GSで確認すると地元はなんとマイナス4度だという...。ほんとか!
防寒対策としてダウンジャケットは勿論だがネックウォーマーをつけた。そしてこの冬のオトーサンのジーパンには少々秘密がある。
ジーパン好きのオトーサンでもさすがにジーンズだけでは足腰が冷える。といってジーンズの下にごてごてと厚着はしたくないのでどうしたものかと考えていたところオカーサンが良い物を探してくれた。
それは裏地がフリース仕様になっているジーンズだった。
見かけは一般のジーンズと変わりないがゴテゴテもせず事実なかなか暖かいのでオトーサンは気に入っている。おかげでこの冬はこのジーンズで過ごすことが出来そうである。

また手袋も必須なのだが問題はオトーサンの両手はリードを持っているだけでは済まない。オヤツを出したりウンチの処理をしたりと意外と細かな作業をしなければならず一般的な手袋とか軍手ではいちいち取り外さなければならないために不便なのだ。したがって防寒という意味では少々妥協せざるを得ないが指先だけ出て、掌や手の甲はカバーするという手袋を両手にはめている。
こうした準備の上、最後にキャップをかぶれば出来上がりだがその支度が始まるとラテは散歩に出かけられるとイソイソし始める。

ところで照明...いわゆる懐中電灯のアイテムはこれまでいくつか買ってみたがどれも気にいらないものばかりだった。
いろいろと荷物が増えるので出来るならなるべく小型のものが良いと考えて探したわけだが、一般的に小型の製品は明るさが足りないし使い勝手がよくないだけでなくすぐに接触不良を起こしてダメになった。とはいえ大きな製品は携帯しづらいだけでなく重いし扱いにくい...。
散歩3年目にして巡り会ったのがAmazonで購入した LED LENSER P6 という製品である。オトーサンが使っている物は現在販売されている製品よりひとつ前の仕様のようだが長さが最長17cmほどで単三電池2本を使う。
これを持ち歩いているとほとんどの方が「それは明るいですね!」と声をかけてくれるほど実用的なものである。そして製品にはストラップとベルトに付けられるポーチが付いているのも使い勝手は良い。
このLED LENSER P6に充電式のエネループバッテリーを使って毎日散歩に携帯しているが、前記したように暗い道を照らす目的が第一ではあるものの真っ暗な中でオトーサンとラテの存在を回りに知らしめるというこれまた重要な役割も果たしている。
なにしろオトーサンたちが歩く道はほとんどバイクや車は通らない。しかし自転車は多く、場合によってはこの自転車が大変危ないのである。

困ったことに夜道に無灯火の自転車もいるし、勾配が多い地域のため場所によってはどうしてもスピードを出してしまうことが多いだけでなくカーブのいくつかは植え込みで見通しが利かないらしく事故も多い。
例え見通しが利く直線でも暗い場所だと勢いがついた自転車は大変危ない。
十分注意しラテのリードを引きつつ歩いているつもりだが、自転車に乗っている人物から見て人間の身長は認識しやすいとしても低い位置にいるワンコの存在はわかりにくいのだ。したがってオトーサンはなるべくラテを内側にして散歩をすることにしているがそこはワンコだからしてネコが横切ったり気になる何かがあると飛び出そうとして危ないときがある。
だから夜道は常に明るいライトを付け「ここにいるぞ」ということをアピールして歩いた方が安全なのである。

とはいえ正月の早朝だからだろう、今朝は車の姿は本当に少ない。途中の駐車場にも車はほとんどないということは皆さん帰郷や旅行に行っているのだろうか...。
そんなことを考えながら歩くがすでに足元は冷たく指先の感覚がなくなっていく。
そしてまだまだ薄暗い公園にたどり着いたものの残念ながらお仲間はいないが朝日を拝もうという人たちが少しずつ集まってくる。そうした人たちの中にはワンコ連れもいるわけで俄然ラテが吠え始めるのにはまいった。なにしろラテ一匹が五月蠅い(笑)。

そんなとき向こうからハリーちゃんを連れたご夫婦がやってきた。

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※新年のご挨拶もそこそこにラテとハリーちゃんはお遊びモード


新年のご挨拶を済ませつつもハリーちゃんの後ろ足に待ってましたとばかりラテが絡みつく。ただし短毛のビーグル犬ハリーちゃんは寒いようでオトーサンに抱かれても震えている...。それだけ今朝は寒いのだ。

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※ハリーちゃんはオトーサンに抱かれても寒さに震えていた...


ラテとハリーちゃんが遊んでいるうちに朝日はあっという間に昇ってきた。
昨年は確かクロちゃん、マキちゃんたちも一緒だったが今年は残念ながらその元旦には会えなかったものの皆さんそれぞれよい新年を迎えていることだろう。
帰り道、ハリーちゃんのオカーサンから頂戴した手作りのお菓子をラテが狙って飛びつこうとして困る...(笑)。
「後で少しあげるから待て」とオトーサンたちはラテを制御しつつ明るくなった公園を後にした。

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Author:mactechlab
主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。また直近では「木挽町お鶴捕物控え」を発表している。
2018年春から3Dプリンターを複数台活用中であり2021年からはレーザー加工機にも目を向けている。ゆうMUG会員