ラテ飼育格闘日記(157)

ラテの風邪はなんとか治ったようだが、人間界にインフルエンザが猛威を奮っているようにワンコの世界にも風邪が流行りつつあるような予感がする。なぜならラテの回りでも体調を崩したワンコが続いたからだが、こんなことは昨年および一昨年はなかったように記憶しているのだが...。

 

「犬も風邪をひく」と言われれば「そりゃそうだ...」と納得はするものの、実際に目の前でラテに咳とかクシャミをされると慌てるものだ。
自分自身はもとより、回りの人間たちの咳とかクシャミは経験した事実も多くて実際それらの症状が重いのか軽いのかは素人でもそこそこ分かるものだ。そして我々人間は自分の症状を言葉で説明できるからどの程度なのかも把握できるし「今日一日は万全を期して寝ていた方がいいよ」などとアドバイスもできる。しかしラテが頻繁に咳をしはじめ、見るからに苦しそうに肩を揺らしているとき、どんな程度なのかを聞くこともできずオトーサンは彼女の背中を摩ってあげることしかできない。したがってなかなか冷静に見てはいられないのである。
咳だけで体調的には大したことが無いのか、それとも体力的にも辛いのかをワンコは語ってくれないだけに余計心配してしまう。

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※散歩で歩く一部の樹木ではすでに見事な紅葉が始まっている


ところでラテは咳そのものがほぼ出なくなるまでに約10日間ほどかかったが、ここのところ公園でお会いするお馴染みの飼い主さんたちにお聞きするとその数匹のワンちゃんたちがそれぞれ症状は違うものの、風邪という大きな括りの中で辛い思いをしていることがわかった。
ラテ自身は嘔吐のような咳き込みから始まって次第に咳そのものに移っていったし、喘息のようなゼイゼイすることも当初はあったものの文字通り吐くということはなかった。しかしビーグル犬のハリーちゃんは嘔吐が続いたために2日間入院を余儀なくされたという。
ハリーちゃんの場合、医者の診断ではウィルス性の風邪だという。またコーギー犬のシンちゃんは咽に炎症を起こしたようでやはり医者に診てもらったようだ。さらにしばらくぶりに会ったボーダー・コリーのボーちゃんも飼い主さんから気管支炎だったとお聞きした...。
我々人間界はインフルエンザが猛威を奮っているが、何だかワンコたちにも風邪が流行りつつあるような気がする昨今である。
思えば昨年とか一昨年はこの同じ時期でもそうした話題は出なかったと記憶しているので、やはり今年特有の問題なのではないだろうか。
しかしオトーサンたちは予防注射は無論のこと、外出時にはマウスを着用し...といったある程度の予防もできるが、まさかラテにマスクをさせて散歩に連れ出すわけにもいかない(笑)。もともと寒さそのものには強いワンコたちだから気温が低いから風邪をひくという単純な図式ではないわけだが、こればかりは予防のしようもないので困っている。やはりよく食べ、よく遊び、よく寝ることが一番なのだろうか...(爆)。

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※ラテはオトーサンの脱いだパジャマをかけ、オカーサンの布団の上でリラックスしている(笑)


とはいえよく遊びたくても最近は友達のワンコたちに会う機会も少なくなっているが、それでもタイミングが合うとそんな友達ワンコたちが一堂に会するときがある...。
とある日曜日の朝のこと、ラテを連れて朝6時半前に散歩に出た。
目指すはいつもの公園だが、この時間帯にその場にいるワンコは残念ながらほとんどいないという実績?がある(笑)。
それなら時間的にもう少し後にした方がいろいろなワンコたちが散歩に出てくる可能性もあるし...と思われるかも知れない。しかし例えばオシッコひとつ考えてみてもなかなか悠長なことは言っていられないのである。
朝の6時だとしても前夜の散歩の時間帯を考えるとすでに12時間は経過しているわけで、オシッコを我慢しているラテをそのままにしているのはこちらも辛いし膀胱炎にでもなったら大変だと思うからだ。無論室内にトイレシートを常時置いてあるが、どうしたわけか1年ほど前からオシッコも室内ではしてくれなくなってしまったのである。
事実外に出ると数十メートルも歩かないうちにオシッコを大量にするラテなのである。それにどのようなワンコでも会えば良いというものではなく、ラテの好きなワンコたちがいなければ何にもならないのも事実だし...。

ただしウィークディーの散歩の時間はオトーサンもそうだが皆さんほぼ同じな事が多い。それは仕事や家事といったサイクルがそれぞれの日常の中で決まっているからかも知れない。したがって約束されたことではないものの「何時頃に公園に行けば○○ちゃんがいる」といった予想はつくのも事実なのだ。
とはいえ皆さん忙しい毎日を過ごしているだけでなく急に最優先せざるを得ないことが発生するかも知れないし、それこそ土日や祭日は家族を含めた様々な予定があるだろうからいつものように散歩に出られないことだってあるはずだ。
そんなわけだからいつもの公園、それも早朝はもとより夕方の真っ暗になった広い公園にラテとオトーサンがポツンといるという寂しいケースも必然的に多くなるのである。それでも通常だと柴犬のハチちゃん、ぽん吉ちゃん、クロちゃん、コーギー犬のアポロちゃんやシンちゃんたちと会える可能性が高いのでオトーサンは公園の回りを小一時間歩き回ったりするのだ...。

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※散歩の途中でベンチで一休みのシーンだが、ラテは何を気にしているのか...


ともかくその朝、遠くの公園に出向いても誰とも会えなかったオトーサンたちは一路いつもの公園へと戻ることにした。その途中でふと前方にボーダーコリーのボーちゃんがオトーサンに連れられて歩いて行く姿を見つけた。と思った瞬間ラテも気がついたようで小走りに駆け出すではないか...。仕方がないのでオトーサンもそれに合わせて走り出しボーちゃんに追いついたとき、ラテが急にウンチをし始める(笑)。
まったく忙しい娘だがこればかりは最優先なのでボーちゃんに先に公園に行ってもらうことにしてウンチの処理にあたった。

さて公園に入ってみるとボーちゃん、他にもう一匹のボーダーコリーのレオンちゃんがいただけでなく、なんとラテが大好きなマキちゃんやビーグル犬のハリーちゃんまでが一堂に会したのである。
最近こんなことは滅多にないことなのでラテとしては盆と正月が一緒に来たような喜びようで走る、走る...。なんだかパニクっているみたいに飛び回っている。
ワンコに対して好き嫌いの激しいラテもこれらのワンコたちには一目置いているようなので激しい遊び方はするもののまずまず安心していられるのだ。

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※左からボーちゃん、ハリーちゃん、ラテ、そしてマキちゃん


ラテは公園で友達ワンコに会えないときも、小学生の女の子たちに可愛がってもらえる場合が多い。そんなときには恍惚とした表情をするもののワンコとしての本分はやはりワンコ同士で触れ合い遊ぶことにあるとオトーサンは考えている。
ワンコとして人とのコミュニケーションも穏やかに図れるようにならないと困るわけだが、気の合うワンコたちと走り回った後の表情はなんともいえない満足感に溢れているラテなのだった...。

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Author:mactechlab
主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。また直近では「木挽町お鶴捕物控え」を発表している。
2018年春から3Dプリンターを複数台活用中であり2021年からはレーザー加工機にも目を向けている。ゆうMUG会員