ラテ飼育格闘日記(155)
おかげさまでラテの風邪がどうやら快方に向かったようだ。一時は再度病院に行かなければならないかも...と思ったりしてこの10日間は心配が続いた。しかし11月12日(木曜日)朝のラテは興奮すると相変わらず咳はするもののその表情と動きがこれまでとは違い明らかに活気を取り戻していた。
動物病院から処方された薬は咳止めが3日間、抗生物質が5日間分だった。無論それを飲んだことで見るからに苦しそうな表情は軽減されたように思えたが、興奮したり吠えた後にはやはり咳き込むことまでは直っていなかった。そして体調もいまいちだったように見えた...。
朝、オトーサンが起きて身支度をしてからリビングに降りていくとラテは軽く尻尾を振るときもあるが表情はほとんど変えないでオトーサンを向かえる。しか女房が降りてくるとお尻ごと尻尾をプルプル振って向かっていくのが何とも悔しいが(笑)そうしたときには「ゴフッ...ゴホゴホ」と咳き込むことになる。そしてオトーサンがラテの朝食を作り終え「ラテ!」と呼んでも気のない素振りをしていた。やはり食欲がないのかも知れない...。

※この日の朝はラテの友達に会えずじまいだった...
しかし12日の朝、彼女の態度は違った。
オトーサンが朝食の支度をしているとその足元まで近寄り、早く食べたいというようにちょこんと座って待っている。あまりに可愛いのでオトーサンは手元にあった袋から煮干しを一匹差し出すと美味しそうに食べた...。
「おっ、風邪の峠は越えたな」とオトーサンは思った。
ラテの食事はドライフードの食いつきを良くしようと少々の牛肉とササミの肉そしてブロッコリーをトッピングしているが、体調が悪い一週間はブロッコリーとドライフードにはほとんど口をつけない日が続いたのである。
プレーンヨーグルトの容器と共に主食の食器を差し出すとまるで水洗いしたかのように綺麗に舐め上げ完食した(笑)。それでも足りない様子でオトーサンたちのテーブルの下で見上げている。間違いなく食欲が戻ったのだ!
そして回復傾向にあることは朝の散歩でも明らかだった...。
いつもの時間に家を出てまずは駅まで行く。駅から隣接している駅ビルのコンコースを通って木々の多い空気もよい道をラテと歩く。
雨上がりだったこともあり道は濡れているがウンチを早めに済ませてくれたことでもあり朝の散歩は短いと45分くらいで自宅に戻るのが通例だ。これがウンチをなかなかしてくれないと、あっちに行きこっちに戻り...といたずらに時間がかかるのだが、ウンチも健康な便だったしこの点でもラテは元気なことは証明できたようだ。

※朝日に輝くラテの笑顔は素晴らしい(笑)
道がぬかるんでいることでもありオトーサンは自宅に戻る道を歩きはじめる。小学校の裏門を通りすぎ、階段を下りて桜並木の道を右折するのが普通である。というか、以前はこの階段を下りてから左折し、さらに15分ほど歩いた広い公園まで進むのが朝の散歩の日課だったが、いつの頃からラテは左折するのを嫌がるようになったのである。
理由は不明だがオトーサンが左に行こうとすると強くリードを引き、道路に腹ばいになって「行きたくない」と我をはる...。
まあオトーサンとしてはラテのいうように右折した方が早く帰れるわけで大歓迎だからと強引に左折することもなくこの1年くらいは階段を下りてからずっと右折を続けていたわけ...。
しかしどうしたことか、12日の朝のラテは珍しく自分からリードを引き左折したのである。
やはり気分が良かったのだろうか。あるいはこの数日、雨も続き体調も悪かったこともあり友達ワンコたちとも会えないことが続いたからか、その埋め合わせをしたいと思ったのだろうか?

※オトーサンが風で飛ばされたキャップを嬉しそうに運ぶラテ。おい、返してくれ!
ともかく天気はまずまずだったし前記したようにすでにウンチも済んでいる。したがってオトーサンもラテがもっと歩きたいのなら付き合おうとしばらくぶりの道を公園に向かって歩きはじめた。
その時間帯はちょうど通勤時間であり、駅に向かうサラリーマンたちがゆるやかな坂を登ってくるその道をオトーサンとラテは逆に下がっていく...。
ラテはすれ違うオジサン、お兄さん、お姉さんたちひとりひとりを仰ぎ見ながら散歩を楽しんでいるようだ。
ただし目的の大きな公園に着いたものの朝早くということもあるが芝生がびしょ濡れだからか他のワンコがいない...。
仕方がないので公園を一回りした後に帰路につくことにする。しかしラテはまだまだ歩きたいようでいつもの帰り径に誘おうとするオトーサンを無視して寄り道しようとリードを引く。
しかしすでに家を出てから1時間半ほど経っていることでもありオトーサンの都合というものもあるわけだからとラテの引きを無視して歩く...。
ラテも負けずとリードを引きながらオトーサンを見上げ「こっちはダメ?」とでもいうようにアイコンタクトする。オトーサンは声に出して「ダメ!」と言いつつリードを引くといった攻防戦を何回かやるはめに...。
そうしてやっと自宅の近くまで来たもののラテは道なりにすんなりと歩かず、小さな公園に入ろうとする。まあそのくらいならいいか...とオトーサンも妥協するがその小さな公園は一面に砂がひきつめてあるのだが、どうしてワンコは砂場が好きなのだろうか...。
感触がよいのか動きやすいのか、ともかくここに限らず砂場に入るとラテはオトーサンに向かってお尻を上げて頭を下げるワンコ独特の “遊ぼうのポーズ” をすることが多い。
オトーサンもそれに答えて相撲の立ち会いのようなポーズを取る。ワンコと相対してオジサンが遊んでいる姿は少々変かも知れないが、なに別にどう思われようとかまわないではないか(笑)。そしてオトーサンがそのまま「ワッ」と声でも出しながら1歩踏み込むとラテは脱兎のごとく砂場を駆けずり回るのだ。さらに時には狂ったように砂場を両前足で掘ったりと驚喜する。
オトーサンとしては完全に乾いている砂場ならまだしも、まだまだ水分を含んでいる砂場なのでこの後の拭き掃除が大変だと思う反面、ここまで元気になったラテを見て何だか嬉しくなってくる。
激しく走ったからか、その後少し咳き込むが満足そうなその表情を見ると大したことはないようなので安心する。
こうしてひとしきりラテと一対一の駆けっこをした後に「ラテ、帰るよ」とリードを引くとさすがにラテも気が済んだのか素直についてくる。
玄関に入り、マットの上に腹ばいになったラテはやはり少々疲れたのか、雑巾で肉球を拭こうと近寄ったオトーサンの足の甲に顎を乗せてきた(笑)。
オトーサンはラテの調子が戻ったことは勿論、心が通った気がしていつもより長い時間歩き疲れたことも忘れラテのすました顔を覗き込んでいた。
動物病院から処方された薬は咳止めが3日間、抗生物質が5日間分だった。無論それを飲んだことで見るからに苦しそうな表情は軽減されたように思えたが、興奮したり吠えた後にはやはり咳き込むことまでは直っていなかった。そして体調もいまいちだったように見えた...。
朝、オトーサンが起きて身支度をしてからリビングに降りていくとラテは軽く尻尾を振るときもあるが表情はほとんど変えないでオトーサンを向かえる。しか女房が降りてくるとお尻ごと尻尾をプルプル振って向かっていくのが何とも悔しいが(笑)そうしたときには「ゴフッ...ゴホゴホ」と咳き込むことになる。そしてオトーサンがラテの朝食を作り終え「ラテ!」と呼んでも気のない素振りをしていた。やはり食欲がないのかも知れない...。

※この日の朝はラテの友達に会えずじまいだった...
しかし12日の朝、彼女の態度は違った。
オトーサンが朝食の支度をしているとその足元まで近寄り、早く食べたいというようにちょこんと座って待っている。あまりに可愛いのでオトーサンは手元にあった袋から煮干しを一匹差し出すと美味しそうに食べた...。
「おっ、風邪の峠は越えたな」とオトーサンは思った。
ラテの食事はドライフードの食いつきを良くしようと少々の牛肉とササミの肉そしてブロッコリーをトッピングしているが、体調が悪い一週間はブロッコリーとドライフードにはほとんど口をつけない日が続いたのである。
プレーンヨーグルトの容器と共に主食の食器を差し出すとまるで水洗いしたかのように綺麗に舐め上げ完食した(笑)。それでも足りない様子でオトーサンたちのテーブルの下で見上げている。間違いなく食欲が戻ったのだ!
そして回復傾向にあることは朝の散歩でも明らかだった...。
いつもの時間に家を出てまずは駅まで行く。駅から隣接している駅ビルのコンコースを通って木々の多い空気もよい道をラテと歩く。
雨上がりだったこともあり道は濡れているがウンチを早めに済ませてくれたことでもあり朝の散歩は短いと45分くらいで自宅に戻るのが通例だ。これがウンチをなかなかしてくれないと、あっちに行きこっちに戻り...といたずらに時間がかかるのだが、ウンチも健康な便だったしこの点でもラテは元気なことは証明できたようだ。

※朝日に輝くラテの笑顔は素晴らしい(笑)
道がぬかるんでいることでもありオトーサンは自宅に戻る道を歩きはじめる。小学校の裏門を通りすぎ、階段を下りて桜並木の道を右折するのが普通である。というか、以前はこの階段を下りてから左折し、さらに15分ほど歩いた広い公園まで進むのが朝の散歩の日課だったが、いつの頃からラテは左折するのを嫌がるようになったのである。
理由は不明だがオトーサンが左に行こうとすると強くリードを引き、道路に腹ばいになって「行きたくない」と我をはる...。
まあオトーサンとしてはラテのいうように右折した方が早く帰れるわけで大歓迎だからと強引に左折することもなくこの1年くらいは階段を下りてからずっと右折を続けていたわけ...。
しかしどうしたことか、12日の朝のラテは珍しく自分からリードを引き左折したのである。
やはり気分が良かったのだろうか。あるいはこの数日、雨も続き体調も悪かったこともあり友達ワンコたちとも会えないことが続いたからか、その埋め合わせをしたいと思ったのだろうか?

※オトーサンが風で飛ばされたキャップを嬉しそうに運ぶラテ。おい、返してくれ!
ともかく天気はまずまずだったし前記したようにすでにウンチも済んでいる。したがってオトーサンもラテがもっと歩きたいのなら付き合おうとしばらくぶりの道を公園に向かって歩きはじめた。
その時間帯はちょうど通勤時間であり、駅に向かうサラリーマンたちがゆるやかな坂を登ってくるその道をオトーサンとラテは逆に下がっていく...。
ラテはすれ違うオジサン、お兄さん、お姉さんたちひとりひとりを仰ぎ見ながら散歩を楽しんでいるようだ。
ただし目的の大きな公園に着いたものの朝早くということもあるが芝生がびしょ濡れだからか他のワンコがいない...。
仕方がないので公園を一回りした後に帰路につくことにする。しかしラテはまだまだ歩きたいようでいつもの帰り径に誘おうとするオトーサンを無視して寄り道しようとリードを引く。
しかしすでに家を出てから1時間半ほど経っていることでもありオトーサンの都合というものもあるわけだからとラテの引きを無視して歩く...。
ラテも負けずとリードを引きながらオトーサンを見上げ「こっちはダメ?」とでもいうようにアイコンタクトする。オトーサンは声に出して「ダメ!」と言いつつリードを引くといった攻防戦を何回かやるはめに...。
そうしてやっと自宅の近くまで来たもののラテは道なりにすんなりと歩かず、小さな公園に入ろうとする。まあそのくらいならいいか...とオトーサンも妥協するがその小さな公園は一面に砂がひきつめてあるのだが、どうしてワンコは砂場が好きなのだろうか...。
感触がよいのか動きやすいのか、ともかくここに限らず砂場に入るとラテはオトーサンに向かってお尻を上げて頭を下げるワンコ独特の “遊ぼうのポーズ” をすることが多い。
オトーサンもそれに答えて相撲の立ち会いのようなポーズを取る。ワンコと相対してオジサンが遊んでいる姿は少々変かも知れないが、なに別にどう思われようとかまわないではないか(笑)。そしてオトーサンがそのまま「ワッ」と声でも出しながら1歩踏み込むとラテは脱兎のごとく砂場を駆けずり回るのだ。さらに時には狂ったように砂場を両前足で掘ったりと驚喜する。
オトーサンとしては完全に乾いている砂場ならまだしも、まだまだ水分を含んでいる砂場なのでこの後の拭き掃除が大変だと思う反面、ここまで元気になったラテを見て何だか嬉しくなってくる。
激しく走ったからか、その後少し咳き込むが満足そうなその表情を見ると大したことはないようなので安心する。
こうしてひとしきりラテと一対一の駆けっこをした後に「ラテ、帰るよ」とリードを引くとさすがにラテも気が済んだのか素直についてくる。
玄関に入り、マットの上に腹ばいになったラテはやはり少々疲れたのか、雑巾で肉球を拭こうと近寄ったオトーサンの足の甲に顎を乗せてきた(笑)。
オトーサンはラテの調子が戻ったことは勿論、心が通った気がしていつもより長い時間歩き疲れたことも忘れラテのすました顔を覗き込んでいた。
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