ラテ飼育格闘日記(153)
ラテの調子が何だかおかしい...。食欲はあるから大丈夫だと思っていたが朝の散歩から戻り一息ついたとき咽が詰まるような音と共に数回吐いてしまった。ワンコは比較的よく吐く動物だというがラテは通常そんなことはないし、なにか喘息持ちのように咳もするので夕方の散歩の前に動物病院に連れて行った。
散歩の後始末をしていたオトーサンの後ろで「ゲッ...」という声と共にラテが苦しそうに肩を大きく揺らしながらリビングで吐いた...。
まあ吐いた程度で驚くオトーサンではないが、片付けている側からまたまた「グフッ...ゲッ」とやっている。すでに固形物は出なくなり唾液の跡が床にいくつか落ちていた。
オトーサンはラテに駈け寄り、思わす人間にやるのと同じように背中をさすってしまった。それが効いたわけでもないのだろうが何とか落ち着き、マッサージチェアに飛び乗り横になった。
オトーサンは床を拭き、消臭ならびに除菌のスプレー(ラテが舐めても大丈夫なやつ)で綺麗にしたものの、ラテが気がかりでしばらくの間、ラテの側にいた...。


※雨上がりの朝はさすがに寒くなった(上)。また紅葉が始まり色づきはじめた沢山の落ち葉を踏みながら歩く(下)
ラテは特に苦しそうというのでもなく静かに目を閉じたのでオトーサンはその場から離れた。
実はオトーサンが日常仕事をしている2階のコンピュータ室に設置してある小さな液晶モニタでラテのいる1階リビングの様子が観察できるようにしている。
それはリビングの端に超小型無線カメラを置いてあるからだが、そのおかげでラテがいま何をしているのかがわかる。
その設備がないとき、階下でラテが吠えても何事かを知るにはオトーサンがわざわざ1階に下りないと分からなかったが監視カメラのおかげでラテがどこで何をしているのかが一目瞭然なのだ。無論映像だけでなく音声も同時に聞くことができる...。
その後オトーサンが見ていた範囲では昼前に一度「ゲホッ...」とやった程度で吐いた様子はなかった。ただしやはり体調が悪いのか、いつもなら出窓のたたきに乗り、道路を行き交う人たちやワンコに向かって吠えたりする日課をやらず、ずっとマッサージチェアに踞っていた。
オトーサンとしては一時的なものだと思ったしそうであって欲しいと願っているわけだが、昼に一度階下に降りてラテの様子を見たが特に問題はないようだったから安心していた。
しかし夕方の散歩に出かけようと準備をするため階下に降りたとき、ラテも喜んで興奮したのかまたまた「ゲホッ、グハッ!」と大きく咳き込む様子を見せた...。
これはやはり放っておけないからと決心し、散歩の身支度をしたまま家を出ていつもの公園に向かわずに動物病院へと向かった。
動物病院までラテを連れて歩いて約15分ほどかかるが、前回のワクチン接種のときに連れていったケースと比較して途中嫌がるわけではなくスイスイと歩く。そろそろ何処へ向かっているのか分かっている頃だがリードを強く引くこともないのがかえってオトーサンを不安にさせる。

※久しぶりに朝の散歩でマキちゃんに会えたラテはチューをねだる(笑)
なぜなら2008年1月、公園でリードフリーで近づいてきたワンコに肉球を噛まれたとき、急ぎ病院に連れて行ったがいつもは嫌がる病院のドアを開けたらラテは自分から進んで入ったことがあった。やはり痛かったのだろうし、ここが嫌いな場所であっても何をする場所なのかを本能的に知っているのかも知れないとオトーサンは感動したものだ。
そんな記憶を思い出すほど動物病院まで後100メートル近くになってもラテはオトーサンの前をヒタヒタと歩いて行く...。
「やはり具合が悪いのかな」と心配しながら動物病院のエントランスに入ろうとしたが、ラテは小走りに通り過ぎようとするではないか(笑)。
何と言うことはない...ラテはこの道を進まなければならないなら早く病院を通り過ぎようとしていたようなのだ。
ともかく無理矢理病院に入り受付を済ませるがラテは落ち着かない。
待合室のスペースはそんなに広くはないのだが、ラテが腹ばいになるとオトーサンが座っている木製の椅子4個分ほどのスペースを取ってしまう(爆)。夕刻なので空いていたから良いが、これは後から来た人にも迷惑だからとラテの伏せる方向を変えようとするが、彼女はテコでも動かない構えでチャンスがあればドアを開けて外に逃げたいとあがく...。
そんな攻防戦を10分ほど続けていてやっと名前を呼ばれ診察室に入るがラテは猛烈に脅えて診察台に乗せるために抱きかかえようとするがオトーサンの手からも逃げようともがく。それを何とかしようと屈んだオトーサンは診察台の角に頭をぶつけて若い看護師に苦笑されてしまった。
ともかく台に乗せ、体重を確認した途端にこれまたいつもだが両前足をオトーサンの肩にかけ半分抱っこ状態のラテだ。その機会を逃さずお尻に体温計を入れて体温を測るが38度6分と平熱でありまずはホッとする。
抱っこ状態も続くと辛いものがあるがオトーサンはラテをアヤしながら待っていると院長が入ってくる。
症状を聞きながらカルテをめくっていた院長は「昨年の7月にも同じようなことで来院されましたね」という。そういえば...と思い出したがその時は明らかにクシャミもしていたが今回はそのクシャミはない。
ともかく聴診器による診断では問題はなく熱もないからと抗生物質と咳止めの薬をもらって様子を見てみることにする。
万一薬を飲んでも症状が改善されない場合は血液検査をすることになるようだが、まあそこまでには至らないことを祈りたい...。
病院を出るとラテはすっかり元気になった(笑)。オトーサンに笑顔のアイコンタクトをとりながらスムースに歩く。
時刻はすでに午後6時を過ぎていたがこのまま自宅に戻っては少々ラテが可哀想だと思い、自宅を通過してさらに15分ほど歩くことになるいつもの公園に向かう。
すでに周囲は外灯のないところは真っ暗だがラテはルンルンのようで軽快な足取りで歩く。
この時間だからラテのお友達ワンコたちも帰ってしまったかも知れないが、ともかく公園に行くだけ行ってみようとオトーサンも先を急いだ...。

※ラテ...明日も元気に遊ぼう!
公園に入る直前の歩道橋を渡ろうとしたとき「あら...」と声がかかった。そこにはお馴染みの柴犬...クロちゃんとハチちゃんが公園から出てきたところだった。ラテは嬉しいらしくハチちゃんに遊ぼうのポーズを繰り返している。
クロちゃんとハチちゃんと別れ、真っ暗で懐中電灯がなければ足元もおぼつかない公園に入ると嬉しいことにまだコーギー犬のアポロちゃんがいた。
ひとしきりアポロちゃんと絡んで気が済んだのかオトーサンが「ラテ、帰ろう」とリードを引くと素直についてきた。
幸いラテは夕食をきちんと平らげたので病院で出してもらった抗生物質と咳止めの錠剤をヨーグルトと共に口の奥に入れてマズルを軽く握る...。ラテが何度か「ゴックン」とやった後、念のために口を開け残っていないのを確認しオトーサンのミッションは終了した。
薬の影響だろうか、しばらくするとラテはうとうとしている。少しでも早く完治してほしいのだが...。
その愛らしい寝姿を見ているとオトーサンの足の痛みなどどうでも良くなってくるから不思議である(笑)。
散歩の後始末をしていたオトーサンの後ろで「ゲッ...」という声と共にラテが苦しそうに肩を大きく揺らしながらリビングで吐いた...。
まあ吐いた程度で驚くオトーサンではないが、片付けている側からまたまた「グフッ...ゲッ」とやっている。すでに固形物は出なくなり唾液の跡が床にいくつか落ちていた。
オトーサンはラテに駈け寄り、思わす人間にやるのと同じように背中をさすってしまった。それが効いたわけでもないのだろうが何とか落ち着き、マッサージチェアに飛び乗り横になった。
オトーサンは床を拭き、消臭ならびに除菌のスプレー(ラテが舐めても大丈夫なやつ)で綺麗にしたものの、ラテが気がかりでしばらくの間、ラテの側にいた...。


※雨上がりの朝はさすがに寒くなった(上)。また紅葉が始まり色づきはじめた沢山の落ち葉を踏みながら歩く(下)
ラテは特に苦しそうというのでもなく静かに目を閉じたのでオトーサンはその場から離れた。
実はオトーサンが日常仕事をしている2階のコンピュータ室に設置してある小さな液晶モニタでラテのいる1階リビングの様子が観察できるようにしている。
それはリビングの端に超小型無線カメラを置いてあるからだが、そのおかげでラテがいま何をしているのかがわかる。
その設備がないとき、階下でラテが吠えても何事かを知るにはオトーサンがわざわざ1階に下りないと分からなかったが監視カメラのおかげでラテがどこで何をしているのかが一目瞭然なのだ。無論映像だけでなく音声も同時に聞くことができる...。
その後オトーサンが見ていた範囲では昼前に一度「ゲホッ...」とやった程度で吐いた様子はなかった。ただしやはり体調が悪いのか、いつもなら出窓のたたきに乗り、道路を行き交う人たちやワンコに向かって吠えたりする日課をやらず、ずっとマッサージチェアに踞っていた。
オトーサンとしては一時的なものだと思ったしそうであって欲しいと願っているわけだが、昼に一度階下に降りてラテの様子を見たが特に問題はないようだったから安心していた。
しかし夕方の散歩に出かけようと準備をするため階下に降りたとき、ラテも喜んで興奮したのかまたまた「ゲホッ、グハッ!」と大きく咳き込む様子を見せた...。
これはやはり放っておけないからと決心し、散歩の身支度をしたまま家を出ていつもの公園に向かわずに動物病院へと向かった。
動物病院までラテを連れて歩いて約15分ほどかかるが、前回のワクチン接種のときに連れていったケースと比較して途中嫌がるわけではなくスイスイと歩く。そろそろ何処へ向かっているのか分かっている頃だがリードを強く引くこともないのがかえってオトーサンを不安にさせる。

※久しぶりに朝の散歩でマキちゃんに会えたラテはチューをねだる(笑)
なぜなら2008年1月、公園でリードフリーで近づいてきたワンコに肉球を噛まれたとき、急ぎ病院に連れて行ったがいつもは嫌がる病院のドアを開けたらラテは自分から進んで入ったことがあった。やはり痛かったのだろうし、ここが嫌いな場所であっても何をする場所なのかを本能的に知っているのかも知れないとオトーサンは感動したものだ。
そんな記憶を思い出すほど動物病院まで後100メートル近くになってもラテはオトーサンの前をヒタヒタと歩いて行く...。
「やはり具合が悪いのかな」と心配しながら動物病院のエントランスに入ろうとしたが、ラテは小走りに通り過ぎようとするではないか(笑)。
何と言うことはない...ラテはこの道を進まなければならないなら早く病院を通り過ぎようとしていたようなのだ。
ともかく無理矢理病院に入り受付を済ませるがラテは落ち着かない。
待合室のスペースはそんなに広くはないのだが、ラテが腹ばいになるとオトーサンが座っている木製の椅子4個分ほどのスペースを取ってしまう(爆)。夕刻なので空いていたから良いが、これは後から来た人にも迷惑だからとラテの伏せる方向を変えようとするが、彼女はテコでも動かない構えでチャンスがあればドアを開けて外に逃げたいとあがく...。
そんな攻防戦を10分ほど続けていてやっと名前を呼ばれ診察室に入るがラテは猛烈に脅えて診察台に乗せるために抱きかかえようとするがオトーサンの手からも逃げようともがく。それを何とかしようと屈んだオトーサンは診察台の角に頭をぶつけて若い看護師に苦笑されてしまった。
ともかく台に乗せ、体重を確認した途端にこれまたいつもだが両前足をオトーサンの肩にかけ半分抱っこ状態のラテだ。その機会を逃さずお尻に体温計を入れて体温を測るが38度6分と平熱でありまずはホッとする。
抱っこ状態も続くと辛いものがあるがオトーサンはラテをアヤしながら待っていると院長が入ってくる。
症状を聞きながらカルテをめくっていた院長は「昨年の7月にも同じようなことで来院されましたね」という。そういえば...と思い出したがその時は明らかにクシャミもしていたが今回はそのクシャミはない。
ともかく聴診器による診断では問題はなく熱もないからと抗生物質と咳止めの薬をもらって様子を見てみることにする。
万一薬を飲んでも症状が改善されない場合は血液検査をすることになるようだが、まあそこまでには至らないことを祈りたい...。
病院を出るとラテはすっかり元気になった(笑)。オトーサンに笑顔のアイコンタクトをとりながらスムースに歩く。
時刻はすでに午後6時を過ぎていたがこのまま自宅に戻っては少々ラテが可哀想だと思い、自宅を通過してさらに15分ほど歩くことになるいつもの公園に向かう。
すでに周囲は外灯のないところは真っ暗だがラテはルンルンのようで軽快な足取りで歩く。
この時間だからラテのお友達ワンコたちも帰ってしまったかも知れないが、ともかく公園に行くだけ行ってみようとオトーサンも先を急いだ...。

※ラテ...明日も元気に遊ぼう!
公園に入る直前の歩道橋を渡ろうとしたとき「あら...」と声がかかった。そこにはお馴染みの柴犬...クロちゃんとハチちゃんが公園から出てきたところだった。ラテは嬉しいらしくハチちゃんに遊ぼうのポーズを繰り返している。
クロちゃんとハチちゃんと別れ、真っ暗で懐中電灯がなければ足元もおぼつかない公園に入ると嬉しいことにまだコーギー犬のアポロちゃんがいた。
ひとしきりアポロちゃんと絡んで気が済んだのかオトーサンが「ラテ、帰ろう」とリードを引くと素直についてきた。
幸いラテは夕食をきちんと平らげたので病院で出してもらった抗生物質と咳止めの錠剤をヨーグルトと共に口の奥に入れてマズルを軽く握る...。ラテが何度か「ゴックン」とやった後、念のために口を開け残っていないのを確認しオトーサンのミッションは終了した。
薬の影響だろうか、しばらくするとラテはうとうとしている。少しでも早く完治してほしいのだが...。
その愛らしい寝姿を見ているとオトーサンの足の痛みなどどうでも良くなってくるから不思議である(笑)。
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