ラテ飼育格闘日記(147)
常々ご紹介しているようにラテは子供好きであり初対面の大人は警戒するものの知っている人間にはまずまずフレンドリーだと思う。そして近隣の公園などで子供たちや可愛がってくださる飼い主さんたちに囲まれて至福の表情をするラテだが、そこはワンコだからして一番は気の合う仲間と遊ぶことに違いない。しかし最近は幼犬時代とは違いなかなか気の合うワンコたちと出会う機会が少なくなってきた...。
そろそろ午後6時を過ぎると暗くなってくる季節になってきた。そして7時ともなれば懐中電灯などの明かりがないとウンチひとつ拾うこともできなくなる。したがって真夏の時期より夕方の散歩に出る時間は30分から1時間ほど早くなってくる。
この夕方の散歩はラテにとっては単にオトーサンとの散歩...というだけでない重要な意味を持っている。それは朝の散歩ではほとんど出会うことができない気の合うワンコたちと遊べる可能性が高いからである。
オトーサンの住居はコンクリートのビルが立ち並ぶ地域とは違い、緑が多く近隣にいくつかの公園があるというワンコを飼うには大変恵まれた場所ではあるが、ワンコが安心してそしてクレームがなく遊べる場所となればそうそう多くはなく場所は決まってしまう。それにワンコ同士を遊ばせたいと多くの飼い主が集まるのは大体決まっている公園になる。

※道端で草木の臭いを嗅ぎながらご満悦の表情をする
オトーサンたちが日々夕刻の散歩のターゲットとしている公園もそのひとつで、タイミングが合えば様々なワンコたちが集う場所である。そこでは球技などを楽しんでいる子供や学生たちと一緒に我々ワンコの飼い主たちが愛犬と戯れている。
そのなかなかに広い公園を縦横無尽に走り回ったりあるいは散歩する飼い主もいれば、公園を囲むような歩道を何度も回っている飼い主たちもいる。そして日々変化はあるものの、そこに集う人たちはまずまずお馴染みさんたちだ。
たまに新しくワンコを飼ったことで公園デビューにいらっしゃる新しい飼い主もいるがオトーサンのように毎日通っているという人たちがほとんどだ。しかし当然のことながらワンコだけでこの公園に遊びに来るわけではないから、当然のことながらその都合はワンコではなく飼い主の都合となる。
ワンコと違い、こちとら人間様の世界はいろいろと大変で複雑である。
仕事の都合はもとより飼い主の体調、子供の世話、浮き世の義理などなどが優先となり愛犬の散歩はどうしても二の次になる場合もあるはずだ。したがってほぼ毎日通っているオトーサンから見れば「今日はあのワンコがいないなあ」ということも多いのだ。
またラテが公園デビューしてからすでに2年半という歳月が過ぎたから、それぞれの家庭においても子供の成長やらで生活事情が変わりこれまでのように定期的に公園へ散歩に来られないという人たちも多いはずだ。それに子供たちがワンコを連れて散歩に来ていた場合も進学などで環境が変わり、それまでと同じようにワンコと遊べなくなったというケースも見受けられる。

※大あくび中のラテ(笑)
それに...面白いと言っては何だが、公園に集まる飼い主さんのほとんどがお互い住居を知らないばかりか、名前や年齢そしてどのような仕事をされているのか、そして経歴などもほとんど知らないということだ。しかし2年半以上もお顔を拝見していればお互いに挨拶は勿論、ワンコの話題から始まり、差し支えない程度の近況といった話しを紡ぐわけで「ああ、こういう方なんだろうなあ...」というイメージを持って接している...。無論、中にはたまたま住んでいる場所や家族構成といった断片的な情報を知るに至った方もいるが、ほとんどは名前すら知らないのだから面白い。
しかしそうしたお互いに愛犬を接点に知り合った方々ながら、いつもの公園でいつもの時間に出会えないと「どうされたのか...」と余計な心配してしまう場合もある。
この2年半という思えば長い期間中、お互い愛犬の病気や怪我に悩まされたり、ご自身や家族のトラブルで思うように散歩に出られないということもあるわけだ。
事実それまでにラテが仲良く遊んでいただいたワンコでの中にも飼い主さんの事情で公園に来られなくなったり、外出可能な時間帯が変わったりすることもあるわけで、仕方のないことだとはいえラテならずとも残念に思っているオトーサンなのである。
また公園に集まったワンコたちすべてがラテの遊び相手というわけではないのも困ったことで、どちらかというと好き嫌いの激しいラテは近づくと吠えるワンコも多く、安心して遊ばせられるワンコは限られてくる。
しかしこればかりは仕方がないのだが、やはりラテ自身が幼犬時代から遊び回ってきた相手は今でも気を許しているように思える。
それぞれ出会った時期は多少違うし、ラテが遊びに誘っても応じないワンコもいるものの(以後敬称略...笑)、ミックスの「マキ」、コーギーの「アポロ」、ビーグルの「ハリー」、柴の「クロ」「ぽん吉」「ハチ」、ゴールデン・レトリーバーの「ヒナ」といった限られたワンコたちなら安心して対峙させておけるし、相手のワンコたちもラテに対して威嚇したり怒ったりしない。
その他にも会えばラテが遊びのポーズを取ったりするワンコもいるし、餌などがからまなければ喧嘩をしないワンコたちもいるものの多くは近づくと唸るのでどうしようもない(笑)。ただし面白いのはコーギーの「シン」とかボストンテリアの「ボビー」はワンコ同士は喧嘩仲間だが、ラテはその飼い主さんが大好きで近づいて口元を舐め回そうとするのだからオトーサンのリードさばきは至極難しいものになる(笑)。
したがってそうした気の合うワンコたちと公園で出会った日はラテにとって良い日となるが、それら常連のワンコたちとすれ違うことは多く一堂に会することはなかなかない...。
時には広い公園にラテとオトーサンだけ...といった寂しいときもあるのだ。

※広い公園に来たものの誰もいない。誰か友達来ないかなぁ...
しかし先週のある日、ラテにとって盆と正月が1度に来たような時間帯があった!
それはラテの大好きな「マキ」、そして久しぶりに本気で走り回れる相手の「ヒナ」がいただけでなく「ソレ」「ぽん吉」などの中型犬...大型犬がずらりと一堂に会したのである。

※手前のラテをはじめ、反時計回りに「ヒナ」「ぽん吉」「シン」「マキ」「ソレ」たちお馴染みの中型・大型犬が集まった
ラテは節操なく(笑)「マキ」にチューを迫ったか思うと今度は「ヒナ」と本気の駆けっこをする。
最近はなかなかラテが全速力で走る相手がいないのでそれは貴重な瞬間だったしゴールデン・レトリーバーの「ヒナ」とラテとの競争は圧巻だった。
なにしろラテのリードが高速で走る「ヒナ」に絡まないようオトーサンは最大の注意をするが「ヒナ」は何のその...オトーサンとラテとの間にあるリードを軽々と飛び越えながら走るのだから凄い...。
その後「アポロ」や「クロ」といったまさしく常連のワンコたちも到着し何だか同窓会といった感じでラテにとって馴染みのワンコたちが揃った見事なひとときであった。
ひとしきりの宴の後、帰り径のラテは疲れたのだろう些か歩みが遅かった...。そして自宅に戻ったラテは玄関でオトーサンに体を拭いてもらうとき、すでにヘタっていた(笑)。そして夕食までの間、実に良く眠っていた。
出窓のたたきに体を伸ばしながら「ウ~」と小さな唸り声と共に四つ足を動かすラテはきっと夢の中でも楽しく走っていたに違いない...。
そろそろ午後6時を過ぎると暗くなってくる季節になってきた。そして7時ともなれば懐中電灯などの明かりがないとウンチひとつ拾うこともできなくなる。したがって真夏の時期より夕方の散歩に出る時間は30分から1時間ほど早くなってくる。
この夕方の散歩はラテにとっては単にオトーサンとの散歩...というだけでない重要な意味を持っている。それは朝の散歩ではほとんど出会うことができない気の合うワンコたちと遊べる可能性が高いからである。
オトーサンの住居はコンクリートのビルが立ち並ぶ地域とは違い、緑が多く近隣にいくつかの公園があるというワンコを飼うには大変恵まれた場所ではあるが、ワンコが安心してそしてクレームがなく遊べる場所となればそうそう多くはなく場所は決まってしまう。それにワンコ同士を遊ばせたいと多くの飼い主が集まるのは大体決まっている公園になる。

※道端で草木の臭いを嗅ぎながらご満悦の表情をする
オトーサンたちが日々夕刻の散歩のターゲットとしている公園もそのひとつで、タイミングが合えば様々なワンコたちが集う場所である。そこでは球技などを楽しんでいる子供や学生たちと一緒に我々ワンコの飼い主たちが愛犬と戯れている。
そのなかなかに広い公園を縦横無尽に走り回ったりあるいは散歩する飼い主もいれば、公園を囲むような歩道を何度も回っている飼い主たちもいる。そして日々変化はあるものの、そこに集う人たちはまずまずお馴染みさんたちだ。
たまに新しくワンコを飼ったことで公園デビューにいらっしゃる新しい飼い主もいるがオトーサンのように毎日通っているという人たちがほとんどだ。しかし当然のことながらワンコだけでこの公園に遊びに来るわけではないから、当然のことながらその都合はワンコではなく飼い主の都合となる。
ワンコと違い、こちとら人間様の世界はいろいろと大変で複雑である。
仕事の都合はもとより飼い主の体調、子供の世話、浮き世の義理などなどが優先となり愛犬の散歩はどうしても二の次になる場合もあるはずだ。したがってほぼ毎日通っているオトーサンから見れば「今日はあのワンコがいないなあ」ということも多いのだ。
またラテが公園デビューしてからすでに2年半という歳月が過ぎたから、それぞれの家庭においても子供の成長やらで生活事情が変わりこれまでのように定期的に公園へ散歩に来られないという人たちも多いはずだ。それに子供たちがワンコを連れて散歩に来ていた場合も進学などで環境が変わり、それまでと同じようにワンコと遊べなくなったというケースも見受けられる。

※大あくび中のラテ(笑)
それに...面白いと言っては何だが、公園に集まる飼い主さんのほとんどがお互い住居を知らないばかりか、名前や年齢そしてどのような仕事をされているのか、そして経歴などもほとんど知らないということだ。しかし2年半以上もお顔を拝見していればお互いに挨拶は勿論、ワンコの話題から始まり、差し支えない程度の近況といった話しを紡ぐわけで「ああ、こういう方なんだろうなあ...」というイメージを持って接している...。無論、中にはたまたま住んでいる場所や家族構成といった断片的な情報を知るに至った方もいるが、ほとんどは名前すら知らないのだから面白い。
しかしそうしたお互いに愛犬を接点に知り合った方々ながら、いつもの公園でいつもの時間に出会えないと「どうされたのか...」と余計な心配してしまう場合もある。
この2年半という思えば長い期間中、お互い愛犬の病気や怪我に悩まされたり、ご自身や家族のトラブルで思うように散歩に出られないということもあるわけだ。
事実それまでにラテが仲良く遊んでいただいたワンコでの中にも飼い主さんの事情で公園に来られなくなったり、外出可能な時間帯が変わったりすることもあるわけで、仕方のないことだとはいえラテならずとも残念に思っているオトーサンなのである。
また公園に集まったワンコたちすべてがラテの遊び相手というわけではないのも困ったことで、どちらかというと好き嫌いの激しいラテは近づくと吠えるワンコも多く、安心して遊ばせられるワンコは限られてくる。
しかしこればかりは仕方がないのだが、やはりラテ自身が幼犬時代から遊び回ってきた相手は今でも気を許しているように思える。
それぞれ出会った時期は多少違うし、ラテが遊びに誘っても応じないワンコもいるものの(以後敬称略...笑)、ミックスの「マキ」、コーギーの「アポロ」、ビーグルの「ハリー」、柴の「クロ」「ぽん吉」「ハチ」、ゴールデン・レトリーバーの「ヒナ」といった限られたワンコたちなら安心して対峙させておけるし、相手のワンコたちもラテに対して威嚇したり怒ったりしない。
その他にも会えばラテが遊びのポーズを取ったりするワンコもいるし、餌などがからまなければ喧嘩をしないワンコたちもいるものの多くは近づくと唸るのでどうしようもない(笑)。ただし面白いのはコーギーの「シン」とかボストンテリアの「ボビー」はワンコ同士は喧嘩仲間だが、ラテはその飼い主さんが大好きで近づいて口元を舐め回そうとするのだからオトーサンのリードさばきは至極難しいものになる(笑)。
したがってそうした気の合うワンコたちと公園で出会った日はラテにとって良い日となるが、それら常連のワンコたちとすれ違うことは多く一堂に会することはなかなかない...。
時には広い公園にラテとオトーサンだけ...といった寂しいときもあるのだ。

※広い公園に来たものの誰もいない。誰か友達来ないかなぁ...
しかし先週のある日、ラテにとって盆と正月が1度に来たような時間帯があった!
それはラテの大好きな「マキ」、そして久しぶりに本気で走り回れる相手の「ヒナ」がいただけでなく「ソレ」「ぽん吉」などの中型犬...大型犬がずらりと一堂に会したのである。

※手前のラテをはじめ、反時計回りに「ヒナ」「ぽん吉」「シン」「マキ」「ソレ」たちお馴染みの中型・大型犬が集まった
ラテは節操なく(笑)「マキ」にチューを迫ったか思うと今度は「ヒナ」と本気の駆けっこをする。
最近はなかなかラテが全速力で走る相手がいないのでそれは貴重な瞬間だったしゴールデン・レトリーバーの「ヒナ」とラテとの競争は圧巻だった。
なにしろラテのリードが高速で走る「ヒナ」に絡まないようオトーサンは最大の注意をするが「ヒナ」は何のその...オトーサンとラテとの間にあるリードを軽々と飛び越えながら走るのだから凄い...。
その後「アポロ」や「クロ」といったまさしく常連のワンコたちも到着し何だか同窓会といった感じでラテにとって馴染みのワンコたちが揃った見事なひとときであった。
ひとしきりの宴の後、帰り径のラテは疲れたのだろう些か歩みが遅かった...。そして自宅に戻ったラテは玄関でオトーサンに体を拭いてもらうとき、すでにヘタっていた(笑)。そして夕食までの間、実に良く眠っていた。
出窓のたたきに体を伸ばしながら「ウ~」と小さな唸り声と共に四つ足を動かすラテはきっと夢の中でも楽しく走っていたに違いない...。
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