ラテ飼育格闘日記(142)
ラテを3ヶ月ぶりに美容室に連れて行った。ワンコにもよるがラテは放っておくと体毛はかなり伸び、首回りはライオンのたてがみのようにもなるし単に汚れが着きやすくなるというだけでなく、肉球が滑りやすくなったりと実害が出てくる...。したがって美容室へ連れて行くわけだが、その美容室へラテは決して喜んで出かけはしない。
本来ならラテの場合、理想的には1ヶ月に1回美容室に連れて行くべきなのかも知れない。ここではトリミングだけでなく本格的なシャンプーをやってくれるのは勿論、爪切り、耳掃除、肛門腺絞りやオプションで歯磨きまでやってくれる。
しかし1回1万円近くかかることを考えるとそう度々は予算的にも無理だし、第一ラテが喜んで行ってくれるわけではないから連れていくのもなかなか大変なのだ。それに昨今のように不順な天候で雨も多い時期だとどうしても躊躇してしまう。
そんなわけで気がつくと前回美容室に連れて行ったときから早くも3ヶ月が過ぎていた。体毛の伸びや不揃いが目立つわけだ...。
早速いつもの美容室に予約を入れようと電話をするが最初に利用し始めた時と比較するととても混んでいるのに驚く。木曜日に電話を入れて念のため土曜日と日曜日の予約状況を確認してみたが予約はいっぱいでダメ...。仕方なく翌日の月曜日午前11時に予約を取った。そうと決めたら一日でも早い方がよいと思ったからである。

※散歩の途中、赤とんぼを激写!
さて当日の朝はなんということか...大雨だった(泣)。
せっかくシャンプーしてもらったとしてもこの雨ではびしょ濡れになるのは必定で困ったことではあるが車を持っていないオトーサンは歩いて連れていくしかない。それも美容室へは片道速く歩いたとしても25分程度はかかる距離なのだ。
まあ、シャンプーした後に濡れるのはこちらの都合だから仕方がないが、連れていくときにびしょ濡れだと作業に何か支障でもあるかと思い、お店のオープン時間を待ってまずは電話で聞いてみた。
本来なら予約をキャンセルして別の日に予約を取り直すこともできるわけだが、新たに予約を入れたその当日が天気であるという保証はない。であるなら連れて行けるときに済ませてしまおうとオトーサンは決心したのである。
美容室に確認したところ最初に洗って...シャンプーするので濡れていてもかまわないという。「それなら予定通り連れていきます」と電話を切った。
自宅を出るまで約1時間弱ある...。何とか雨脚が小降りになってくれないかと願うばかりだが残念ながらオトーサンの願いは天に届いていない模様...(笑)。ちっとも小降りにならない。
意を決してラテにレインコートを着せようとリビングに入るが、ラテはそれを察してトイレシートのある部屋の隅に小さくなって「嫌だ!」の意思を示す。しかしこの雨脚はレインコート抜きでは歩けないのでとにかく無理矢理レインコートを着せるが、ラテの首が硬直しとても着せにくい。
ともかくレインコートを着せ、リードを付けた後にオトーサンは雨よけになるパーカーを羽織り、首にタオルを巻き、散歩アイテム一式が詰まっているバッグを肩に斜めがけして家を出る。無論傘もさして...。
ラテはこの時点ではオトーサンがどこに行こうとしているかはさすがに分からない。事実まずは駅ビル上のコーヒーショップのテラスで一休みしてから美容室に向かおうと考えて歩き出すが、雨は傘をさしていても足元が濡れるのがわかるほど強い。その上に大変蒸し暑い日だったのでオトーサンはすでに大汗をかき、背中は雨が吹き付けたかのように濡れ、額からの汗が目に入ってしみる...。
当然ラテはレインコートに包まれているボディは濡れないものの、頭はびしょ濡れである。
可能な限りオトーサンは傘を自分の頭とラテの頭が入るように注意しているつもりだがほとんど役に立たない。そして団地が建ち並ぶ草むらに入った途端にラテがしゃがみ込んだ...。ウンチである(笑)。
それは喜ぶべき事なのだがこの雨の中、傘をさし、かつラテのリードをしっかりと保持した上でウンチを持ち帰るための処理をするのはなかなか難しい。仕方なくオトーサンは自身が濡れるのを承知で傘を地べたに置き作業をするが、ものの十数秒でもすでにびしょ濡れ状態になってしまう。

※なにか気になるものがあるのか、後ろ立ちして遠方を覗くラテ
お尻が軽くなったラテは道のりからすでに行き先はコーヒーショップであることを察知したのだろう、雨が入らないように耳を倒し神妙な顔つきながら軽快に歩きはじめるもののオトーサンはすでにグロッキーなのだ。何とかコーヒーショップに着くがワンコ連れだから店内には入れないからテラス側から入るが無論この雨だからしてテラスに客は一人もいない。
オトーサンは雨樋にラテを固定して店内に入ってオーダーし、また雨の降るテラスに飲み物などを持ち帰る。
テラスの窓際には人一人が濡れないほどのひさしがあるのでそこで一休みしようという魂胆だ。小さなデニッシュとカプチーノ・コーヒーをテーブルに置き、ラテのリードを緩めるとすでにそれらをもらえることを知って笑顔を振りまき始めるが、濡れたラテの笑顔は何ともおかしな顔でオトーサンは自身のひどい格好を忘れて笑ってしまう。
ふと視線を感じてガラス窓越しに店内を眺めると「この土砂降りに外で犬と何をやっているのか?」とでも思っているのか...気の毒そうな表情のオバサンと目が合う(笑)。
オトーサンはそのオバサンの視線を意識しながらラテにデニッシュの端っことカプチーノの泡を舐めさせる。ラテは実に美味しそうにそれらを舐めている...。
さて目的はここではなく美容室である。時間を見計らってコーヒーショップを後にするが、そこからがこれまた難儀なのだ。ラテがどこに向かっているのかを察知し抵抗し始めたのである。オトーサンは傘を含めて持ち物が多いから力が入らない。その上にここからは階段が続く体力勝負の道のりでもある。
雨脚は多少弱くなってはきたもののラテの抵抗は意外に強く、このときの立ち回りがいかに激しかったかはバッグに結わえたウンチ処理袋をこの時落としたことを後で知ったほどだ...。
ラテを騙しだまし高い階段を上りきり、美容室へと続く道を歩くオトーサンは自分でも何やっているのかが分からなくなるほど疲れていた。
やっと美容室が見える十字路を曲がったとき、ラテの抵抗は最終章を見る...。いつものことだが彼女はオトーサンに抱きつくのである(笑)。
「嫌だ~!」の強い表れなのだろうが、傘をさしているオトーサンの腰に両前足をかけてくる。仕方が無くオトーサンは傘をたたみ、それを小脇に抱えつつ18.8 キログラムもあるラテを抱き上げてやった。
抱かれたままそのままで美容室に入ってしまうのはいつものことなのだがオトーサンの洋服は雨と汗、そしてラテの四つ足の汚れでもうメチャメチャである。

※マキちゃんのお母さんに撫でられ最高の甘え顔をするラテ。手前はボーダーコリーのボーちゃん
ともかくラテを預けて美容室を出ると何と言うことか雨がほとんど止んでいた...。
その後、落としたウンチ袋を拾い、駅前のスーパーで買い物をしてから帰宅するが家の中に入ってもラテの気配がしないのは何とも不思議な感覚だ。それほどラテとの生活が体に染みこんでいるのだろう...。
オトーサンは簡単に着替えを済ませてからスーパーで買ってきた昼飯を食べる。どうにも時間の持てあます空間に思えるが、その後軽く冷房を効かしたラテのいないリビングでマッサージ・チェアに座り肩や腰を癒すうちに...うたた寝をしてしまった。
iPhone 3GSの着信で目を覚ますと「...ラテちゃん、すべて済みました」という美容室からの電話だった。
ラテを預けてから約2時間ほどで済んだようだが、雨だったので今日は空いていたのかも知れない。それはともかくオトーサンは帰宅し、食事をしてやっと一息入れたと思ったらまた迎えに行かなければならないわけで思わずため息が出る。
外に出るとすでに雨は止み薄日が差している。息を切らしながら美容室に入るとラテが大きなお尻を振りながらオネーサンに連れられて出てきた。
そのさっぱりした姿に思わず微笑みが出たオトーサンにラテは抱きついてくる。ラテの体をしっかりと受け止めて抱きしめてからリードを手首に巻いてオトーサンたちは帰路についた...。

※美容室から戻ったばかりのラテ。どうです、べっぴんさんでしょ(笑)
ラテはご機嫌のようで...というかやはり心細かったのか、頻繁にオトーサンにアイコンタクトすると共に歩きながらオトーサンの足をマズルで「ツン!」と突く。
なにかラテと手を繋いで歩いているように楽しい感覚で薄日の差した道を笑顔で歩いたオトーサンであった。
本来ならラテの場合、理想的には1ヶ月に1回美容室に連れて行くべきなのかも知れない。ここではトリミングだけでなく本格的なシャンプーをやってくれるのは勿論、爪切り、耳掃除、肛門腺絞りやオプションで歯磨きまでやってくれる。
しかし1回1万円近くかかることを考えるとそう度々は予算的にも無理だし、第一ラテが喜んで行ってくれるわけではないから連れていくのもなかなか大変なのだ。それに昨今のように不順な天候で雨も多い時期だとどうしても躊躇してしまう。
そんなわけで気がつくと前回美容室に連れて行ったときから早くも3ヶ月が過ぎていた。体毛の伸びや不揃いが目立つわけだ...。
早速いつもの美容室に予約を入れようと電話をするが最初に利用し始めた時と比較するととても混んでいるのに驚く。木曜日に電話を入れて念のため土曜日と日曜日の予約状況を確認してみたが予約はいっぱいでダメ...。仕方なく翌日の月曜日午前11時に予約を取った。そうと決めたら一日でも早い方がよいと思ったからである。

※散歩の途中、赤とんぼを激写!
さて当日の朝はなんということか...大雨だった(泣)。
せっかくシャンプーしてもらったとしてもこの雨ではびしょ濡れになるのは必定で困ったことではあるが車を持っていないオトーサンは歩いて連れていくしかない。それも美容室へは片道速く歩いたとしても25分程度はかかる距離なのだ。
まあ、シャンプーした後に濡れるのはこちらの都合だから仕方がないが、連れていくときにびしょ濡れだと作業に何か支障でもあるかと思い、お店のオープン時間を待ってまずは電話で聞いてみた。
本来なら予約をキャンセルして別の日に予約を取り直すこともできるわけだが、新たに予約を入れたその当日が天気であるという保証はない。であるなら連れて行けるときに済ませてしまおうとオトーサンは決心したのである。
美容室に確認したところ最初に洗って...シャンプーするので濡れていてもかまわないという。「それなら予定通り連れていきます」と電話を切った。
自宅を出るまで約1時間弱ある...。何とか雨脚が小降りになってくれないかと願うばかりだが残念ながらオトーサンの願いは天に届いていない模様...(笑)。ちっとも小降りにならない。
意を決してラテにレインコートを着せようとリビングに入るが、ラテはそれを察してトイレシートのある部屋の隅に小さくなって「嫌だ!」の意思を示す。しかしこの雨脚はレインコート抜きでは歩けないのでとにかく無理矢理レインコートを着せるが、ラテの首が硬直しとても着せにくい。
ともかくレインコートを着せ、リードを付けた後にオトーサンは雨よけになるパーカーを羽織り、首にタオルを巻き、散歩アイテム一式が詰まっているバッグを肩に斜めがけして家を出る。無論傘もさして...。
ラテはこの時点ではオトーサンがどこに行こうとしているかはさすがに分からない。事実まずは駅ビル上のコーヒーショップのテラスで一休みしてから美容室に向かおうと考えて歩き出すが、雨は傘をさしていても足元が濡れるのがわかるほど強い。その上に大変蒸し暑い日だったのでオトーサンはすでに大汗をかき、背中は雨が吹き付けたかのように濡れ、額からの汗が目に入ってしみる...。
当然ラテはレインコートに包まれているボディは濡れないものの、頭はびしょ濡れである。
可能な限りオトーサンは傘を自分の頭とラテの頭が入るように注意しているつもりだがほとんど役に立たない。そして団地が建ち並ぶ草むらに入った途端にラテがしゃがみ込んだ...。ウンチである(笑)。
それは喜ぶべき事なのだがこの雨の中、傘をさし、かつラテのリードをしっかりと保持した上でウンチを持ち帰るための処理をするのはなかなか難しい。仕方なくオトーサンは自身が濡れるのを承知で傘を地べたに置き作業をするが、ものの十数秒でもすでにびしょ濡れ状態になってしまう。

※なにか気になるものがあるのか、後ろ立ちして遠方を覗くラテ
お尻が軽くなったラテは道のりからすでに行き先はコーヒーショップであることを察知したのだろう、雨が入らないように耳を倒し神妙な顔つきながら軽快に歩きはじめるもののオトーサンはすでにグロッキーなのだ。何とかコーヒーショップに着くがワンコ連れだから店内には入れないからテラス側から入るが無論この雨だからしてテラスに客は一人もいない。
オトーサンは雨樋にラテを固定して店内に入ってオーダーし、また雨の降るテラスに飲み物などを持ち帰る。
テラスの窓際には人一人が濡れないほどのひさしがあるのでそこで一休みしようという魂胆だ。小さなデニッシュとカプチーノ・コーヒーをテーブルに置き、ラテのリードを緩めるとすでにそれらをもらえることを知って笑顔を振りまき始めるが、濡れたラテの笑顔は何ともおかしな顔でオトーサンは自身のひどい格好を忘れて笑ってしまう。
ふと視線を感じてガラス窓越しに店内を眺めると「この土砂降りに外で犬と何をやっているのか?」とでも思っているのか...気の毒そうな表情のオバサンと目が合う(笑)。
オトーサンはそのオバサンの視線を意識しながらラテにデニッシュの端っことカプチーノの泡を舐めさせる。ラテは実に美味しそうにそれらを舐めている...。
さて目的はここではなく美容室である。時間を見計らってコーヒーショップを後にするが、そこからがこれまた難儀なのだ。ラテがどこに向かっているのかを察知し抵抗し始めたのである。オトーサンは傘を含めて持ち物が多いから力が入らない。その上にここからは階段が続く体力勝負の道のりでもある。
雨脚は多少弱くなってはきたもののラテの抵抗は意外に強く、このときの立ち回りがいかに激しかったかはバッグに結わえたウンチ処理袋をこの時落としたことを後で知ったほどだ...。
ラテを騙しだまし高い階段を上りきり、美容室へと続く道を歩くオトーサンは自分でも何やっているのかが分からなくなるほど疲れていた。
やっと美容室が見える十字路を曲がったとき、ラテの抵抗は最終章を見る...。いつものことだが彼女はオトーサンに抱きつくのである(笑)。
「嫌だ~!」の強い表れなのだろうが、傘をさしているオトーサンの腰に両前足をかけてくる。仕方が無くオトーサンは傘をたたみ、それを小脇に抱えつつ18.8 キログラムもあるラテを抱き上げてやった。
抱かれたままそのままで美容室に入ってしまうのはいつものことなのだがオトーサンの洋服は雨と汗、そしてラテの四つ足の汚れでもうメチャメチャである。

※マキちゃんのお母さんに撫でられ最高の甘え顔をするラテ。手前はボーダーコリーのボーちゃん
ともかくラテを預けて美容室を出ると何と言うことか雨がほとんど止んでいた...。
その後、落としたウンチ袋を拾い、駅前のスーパーで買い物をしてから帰宅するが家の中に入ってもラテの気配がしないのは何とも不思議な感覚だ。それほどラテとの生活が体に染みこんでいるのだろう...。
オトーサンは簡単に着替えを済ませてからスーパーで買ってきた昼飯を食べる。どうにも時間の持てあます空間に思えるが、その後軽く冷房を効かしたラテのいないリビングでマッサージ・チェアに座り肩や腰を癒すうちに...うたた寝をしてしまった。
iPhone 3GSの着信で目を覚ますと「...ラテちゃん、すべて済みました」という美容室からの電話だった。
ラテを預けてから約2時間ほどで済んだようだが、雨だったので今日は空いていたのかも知れない。それはともかくオトーサンは帰宅し、食事をしてやっと一息入れたと思ったらまた迎えに行かなければならないわけで思わずため息が出る。
外に出るとすでに雨は止み薄日が差している。息を切らしながら美容室に入るとラテが大きなお尻を振りながらオネーサンに連れられて出てきた。
そのさっぱりした姿に思わず微笑みが出たオトーサンにラテは抱きついてくる。ラテの体をしっかりと受け止めて抱きしめてからリードを手首に巻いてオトーサンたちは帰路についた...。

※美容室から戻ったばかりのラテ。どうです、べっぴんさんでしょ(笑)
ラテはご機嫌のようで...というかやはり心細かったのか、頻繁にオトーサンにアイコンタクトすると共に歩きながらオトーサンの足をマズルで「ツン!」と突く。
なにかラテと手を繋いで歩いているように楽しい感覚で薄日の差した道を笑顔で歩いたオトーサンであった。
- 関連記事