ラテ飼育格闘日記(137)
本日記の「135」ではラテがなぜ人間好きなのか...に迫ってみたが今回は対ワンコに対する好き嫌いについてだ...。他のワンコを観察したり飼い主さんたちにお話しを聞いた限りでは性別や犬種が好き嫌いに関わってくる条件だというが、現実は単純でもないようなのが悩みの種である。
ラテは2歳くらいを境に他のワンコに対しての好き嫌いがはっきりしてしまった。特に雌のワンコに対しては同性のライバルと感じるのかそのほとんどに対して面と向かうと威嚇する。
日常出会うワンコが女の子だとすれ違うときも相手に向かってリードを引き吠える。それが初対面のワンコの場合でも男の子だと吠えることはほとんどないし逆に「ク~ン」と鳴いて近づきたいとリードを引くほどである。だから近づいてくるのが雌か雄かをなるべく早く判断しなければならないオトーサンだが、当然のことラテの判断の早さにかなうわけもない。
その判断が臭いだとすれば分かるが、随分と離れていても相手の性別を判断できているように思えて不思議に思っている。いつも風下にいるわけではないし初対面のワンコが雄か雌かをどうして距離を置いてわかるのだろうか...。室内から窓越しに嫌いなワンコも判断するから確かに視覚もなかなかに優れているように思うが...。
だからオトーサンはラテが騒ぎ出すと相手は雌で、何食わぬ顔あるいは嬉しそうに近づく場合は雄だとラテの態度で判断しているがまず間違うことはない。そして確証はないが毎日観察している限りではバグ、ブルドッグ、プードル、マルチーズなどが苦手のように思える。

※ボーちゃんのオカーサンの気を引こうと脇の下から強引に潜り込むラテ(笑)
ところで先日ほぼ1年ぶりにいつもの公園でゴールデン・レトリーバーの女の子であるヒナちゃんと出会った。飼い主さんの都合でこちらにはしばらく足を向けなかったようだが、大型犬であるもののスリムなヒナちゃんは実に軽快にそして良く走るワンコだった。そしてラテとも気が合うらしく体をぶつけ合って一緒に走ったり、お互いに牙と牙をぶつけ合うように口を開いて遊んでいた友達だった。
そのヒナちゃんの姿が見えなくなったので勝手ながらどうされたのかと心配すると共に残念に思っていたのだった...。
先日いつものように公園に入るとクロちゃん(柴犬)のオカーサンに「久しぶりにヒナちゃんが来てますよ」と声をかけられた。見ると遠方のベンチに飼い主さんの家族と共にヒナちゃんの姿が見えたので喜び急いで近づこうとしたがオトーサンはフトためらって足を止めた...。
それはヒナちゃんが雌のワンコであることを思い出したからである。
文字通りヒナちゃんとは約1年ほど会っていないわけで、ラテの雌ワンコ嫌いがより徹底してきたと思える昨今、1年前に仲良く遊んでいたからといって急に近づき、ヒナちゃんにケガでもさせたり喧嘩になってしまっては困るからとラテのリードをしっかりと保持しつつゆっくりと近づいた。

※雄のボーちゃんとは気が合うらしくリラックスした表情だ
ヒナちゃんの飼い主さんは無論ラテのことを覚えてくれていたこともあり「本当に久しぶりですね」と挨拶をしながらラテの様子をシビアに観察...。
とにかく鼻面を付き会わせてから「ガウッ」とすることもあるから油断がならないラテなので、最新の注意をしながら接近させると共にその慎重になっている理由をヒナちゃんの飼い主さんにお話しした。
しかし幸いオトーサンの心配は杞憂に終わった。ラテはヒナちゃんが自分にとって好ましい相手であることをきちんと覚えていたし、ヒナちゃんもラテと駆けっこをしていたことを思い出したようでいきなり2匹は走り回る...。
いやはやヒナちゃんは1年前より大きくなっただけでなくその走りっぷりもパワーアップしたように思えたが、ラテの体形もそれに負けるものではないので(笑)なかなか面白い勝負となった。
しかし、どうして雌のワンコなのにヒナちゃんとは仲良く遊ぶのだろうか...。ほとんど100%といってよいほど、他の雌ワンコには攻撃的で雌のミニ柴の飼い主さんには「ラテちゃんの3メートル以内には近づけないね」と笑われるほどなのに...。
ひとつには以前に本当の意味で気を許したワンコだからという理由があるように思える。気を許したと同時にラテ自身にとって「遊んでくれる相手」というプラス要素を持ったワンコは特別なのかも知れない。
それからこれまた確証はないが、ラテにとって相手が例え喧嘩になったとしても簡単に御し得ない大型犬であることがバランスを取るひとつの要素になっているようにも思う。

※これは喧嘩ではなく遊びである。若い雄の柴犬 "はじめ" ちゃんと疑似格闘するラテ
どういうことかといえば、ワンコ同士には序列がある。そしてその序列はお互いに自分より相手が強いかどうかが大きなバロメータとなることは当然だろう。
家庭犬なら最初からそこにいたワンコに対して後から飼われたワンコは一目置くという...。少なくとも最初は。しかし後はお互い毎日の接し方や性格などで序列は動くというが外で会ういわゆる友達ワンコたち同士は一緒に住むわけではないからそうした気遣いはなく、好き嫌いや無視といった行為はストレートに現れると考えてよいだろう。
だから相手に対して恫喝し、相手がひるむような場合にはつけ込んで自分の優位をより強調することになる。その点雄のワンコに対しては一目置いているのかも知れない。
このことは散歩の途中でたまにお会いするジャーマン・シェパードのマリアちゃんを例にするとよく分かる気がする。
ラテもどちらかというと顔立ちの一部にシェパードの血が入っているのかと思う点もあるし体格も大きくなったがジャーマン・シェパードと並ぶとその迫力はまったく違う。そのマリアちゃんは名前から分かるように雌のワンコであるが短い時間とはいえ我々飼い主同士が立ち話をしている間、マリアちゃんはラテを刺激するようなこともいないしラテも威嚇したり吠えたりしないのだ。
どうやらラテを見ていると雌の小型犬に対して恫喝の反応をしやすいようだ。これは小型犬の方が出会う数が多いからそのように感じるのかも知れないが、中型犬や大型犬に対しては雌のワンコでも一定の評価をしているように思える(笑)。それは体の大きさを含めてラテも一目置くからかも知れないと思っているのだが...。
とにかく最近になって出会う雌のワンコでかつバグ、ブルドッグ、プードル、マルチーズに対しては好意を示すことはほとんどなく、出会って近づけば唸るのである。
少しは飼い主のオトーサンの立場も考えて欲しいのだが...。

※どうです...この満足そうな表情は。この笑顔を見ると何でも許してしまいそうになる(笑)
では何故極少数ではあるが前記したヒナちゃんのように雌のワンコでも喜んで遊ぶのか...。無論ラテはその理由を教えてくれないので想像するしかないが、まずは前記したように自分にとって遊びの相手として理解し必要としているからという理由、それにラテ自身が幼犬の時から体を寄せ合い、ぶつけながら遊んでいた記憶は1年やそこいらでは忘れないということだろう。いわば幼なじみといったところなのだろうか。そしてなによりもヒナちゃんはラテより年上だし、そのパワーはラテをも凌ぐものがあるわけだからラテも喧嘩を売る気にはなれないのだろう(笑)。このことは遊び相手ではないマリアちゃんにも言える。
幼犬の時から知っているからという理由もあるだろうが、どう戦おうとジャーマン・シェパードのマリアちゃんには見るからにかなうわけがない(笑)。
こうした微妙な好き嫌いのバランスを示す恒例が同じくゴールデン・レトリーバーのサクラちゃんである。無論その名から分かるとおり雌のワンコだが散歩の途中で行き会うことも多く、飼い主のオトーサンにはオヤツをねだることもあるラテなのだ。
このサクラちゃんは飼い主さんがいつもリードをきちんと保持しているからラテと長い間遊び回ると言った経験はないが、最初に出会ったときラテも幼犬だったからだろうか、サクラちゃんには一目置いた接し方をしていた。しかしラテが2歳前後になったとき、遊びか本気かは分からないが近づいた途端にラテは「ガウ!」と恫喝するようになった。サクラちゃんは優しいワンコなのでラテに反撃を加えることもないから、それを良いことにラテは脅しをかけたのかも知れない。
しかし最近合うと、そして飼い主さんの許可があるとき...リードの長さの範囲だが、体をぶつけ合って遊ぶことがあるのだ。だから雌のワンコだといっても大型犬は基本的にラテは好みなのかも知れないし、常に自分との距離と力関係を測りながら対峙しているのだろうか...。
オトーサンの気苦労と観察はこれからも続く。
ラテは2歳くらいを境に他のワンコに対しての好き嫌いがはっきりしてしまった。特に雌のワンコに対しては同性のライバルと感じるのかそのほとんどに対して面と向かうと威嚇する。
日常出会うワンコが女の子だとすれ違うときも相手に向かってリードを引き吠える。それが初対面のワンコの場合でも男の子だと吠えることはほとんどないし逆に「ク~ン」と鳴いて近づきたいとリードを引くほどである。だから近づいてくるのが雌か雄かをなるべく早く判断しなければならないオトーサンだが、当然のことラテの判断の早さにかなうわけもない。
その判断が臭いだとすれば分かるが、随分と離れていても相手の性別を判断できているように思えて不思議に思っている。いつも風下にいるわけではないし初対面のワンコが雄か雌かをどうして距離を置いてわかるのだろうか...。室内から窓越しに嫌いなワンコも判断するから確かに視覚もなかなかに優れているように思うが...。
だからオトーサンはラテが騒ぎ出すと相手は雌で、何食わぬ顔あるいは嬉しそうに近づく場合は雄だとラテの態度で判断しているがまず間違うことはない。そして確証はないが毎日観察している限りではバグ、ブルドッグ、プードル、マルチーズなどが苦手のように思える。

※ボーちゃんのオカーサンの気を引こうと脇の下から強引に潜り込むラテ(笑)
ところで先日ほぼ1年ぶりにいつもの公園でゴールデン・レトリーバーの女の子であるヒナちゃんと出会った。飼い主さんの都合でこちらにはしばらく足を向けなかったようだが、大型犬であるもののスリムなヒナちゃんは実に軽快にそして良く走るワンコだった。そしてラテとも気が合うらしく体をぶつけ合って一緒に走ったり、お互いに牙と牙をぶつけ合うように口を開いて遊んでいた友達だった。
そのヒナちゃんの姿が見えなくなったので勝手ながらどうされたのかと心配すると共に残念に思っていたのだった...。
先日いつものように公園に入るとクロちゃん(柴犬)のオカーサンに「久しぶりにヒナちゃんが来てますよ」と声をかけられた。見ると遠方のベンチに飼い主さんの家族と共にヒナちゃんの姿が見えたので喜び急いで近づこうとしたがオトーサンはフトためらって足を止めた...。
それはヒナちゃんが雌のワンコであることを思い出したからである。
文字通りヒナちゃんとは約1年ほど会っていないわけで、ラテの雌ワンコ嫌いがより徹底してきたと思える昨今、1年前に仲良く遊んでいたからといって急に近づき、ヒナちゃんにケガでもさせたり喧嘩になってしまっては困るからとラテのリードをしっかりと保持しつつゆっくりと近づいた。

※雄のボーちゃんとは気が合うらしくリラックスした表情だ
ヒナちゃんの飼い主さんは無論ラテのことを覚えてくれていたこともあり「本当に久しぶりですね」と挨拶をしながらラテの様子をシビアに観察...。
とにかく鼻面を付き会わせてから「ガウッ」とすることもあるから油断がならないラテなので、最新の注意をしながら接近させると共にその慎重になっている理由をヒナちゃんの飼い主さんにお話しした。
しかし幸いオトーサンの心配は杞憂に終わった。ラテはヒナちゃんが自分にとって好ましい相手であることをきちんと覚えていたし、ヒナちゃんもラテと駆けっこをしていたことを思い出したようでいきなり2匹は走り回る...。
いやはやヒナちゃんは1年前より大きくなっただけでなくその走りっぷりもパワーアップしたように思えたが、ラテの体形もそれに負けるものではないので(笑)なかなか面白い勝負となった。
しかし、どうして雌のワンコなのにヒナちゃんとは仲良く遊ぶのだろうか...。ほとんど100%といってよいほど、他の雌ワンコには攻撃的で雌のミニ柴の飼い主さんには「ラテちゃんの3メートル以内には近づけないね」と笑われるほどなのに...。
ひとつには以前に本当の意味で気を許したワンコだからという理由があるように思える。気を許したと同時にラテ自身にとって「遊んでくれる相手」というプラス要素を持ったワンコは特別なのかも知れない。
それからこれまた確証はないが、ラテにとって相手が例え喧嘩になったとしても簡単に御し得ない大型犬であることがバランスを取るひとつの要素になっているようにも思う。

※これは喧嘩ではなく遊びである。若い雄の柴犬 "はじめ" ちゃんと疑似格闘するラテ
どういうことかといえば、ワンコ同士には序列がある。そしてその序列はお互いに自分より相手が強いかどうかが大きなバロメータとなることは当然だろう。
家庭犬なら最初からそこにいたワンコに対して後から飼われたワンコは一目置くという...。少なくとも最初は。しかし後はお互い毎日の接し方や性格などで序列は動くというが外で会ういわゆる友達ワンコたち同士は一緒に住むわけではないからそうした気遣いはなく、好き嫌いや無視といった行為はストレートに現れると考えてよいだろう。
だから相手に対して恫喝し、相手がひるむような場合にはつけ込んで自分の優位をより強調することになる。その点雄のワンコに対しては一目置いているのかも知れない。
このことは散歩の途中でたまにお会いするジャーマン・シェパードのマリアちゃんを例にするとよく分かる気がする。
ラテもどちらかというと顔立ちの一部にシェパードの血が入っているのかと思う点もあるし体格も大きくなったがジャーマン・シェパードと並ぶとその迫力はまったく違う。そのマリアちゃんは名前から分かるように雌のワンコであるが短い時間とはいえ我々飼い主同士が立ち話をしている間、マリアちゃんはラテを刺激するようなこともいないしラテも威嚇したり吠えたりしないのだ。
どうやらラテを見ていると雌の小型犬に対して恫喝の反応をしやすいようだ。これは小型犬の方が出会う数が多いからそのように感じるのかも知れないが、中型犬や大型犬に対しては雌のワンコでも一定の評価をしているように思える(笑)。それは体の大きさを含めてラテも一目置くからかも知れないと思っているのだが...。
とにかく最近になって出会う雌のワンコでかつバグ、ブルドッグ、プードル、マルチーズに対しては好意を示すことはほとんどなく、出会って近づけば唸るのである。
少しは飼い主のオトーサンの立場も考えて欲しいのだが...。

※どうです...この満足そうな表情は。この笑顔を見ると何でも許してしまいそうになる(笑)
では何故極少数ではあるが前記したヒナちゃんのように雌のワンコでも喜んで遊ぶのか...。無論ラテはその理由を教えてくれないので想像するしかないが、まずは前記したように自分にとって遊びの相手として理解し必要としているからという理由、それにラテ自身が幼犬の時から体を寄せ合い、ぶつけながら遊んでいた記憶は1年やそこいらでは忘れないということだろう。いわば幼なじみといったところなのだろうか。そしてなによりもヒナちゃんはラテより年上だし、そのパワーはラテをも凌ぐものがあるわけだからラテも喧嘩を売る気にはなれないのだろう(笑)。このことは遊び相手ではないマリアちゃんにも言える。
幼犬の時から知っているからという理由もあるだろうが、どう戦おうとジャーマン・シェパードのマリアちゃんには見るからにかなうわけがない(笑)。
こうした微妙な好き嫌いのバランスを示す恒例が同じくゴールデン・レトリーバーのサクラちゃんである。無論その名から分かるとおり雌のワンコだが散歩の途中で行き会うことも多く、飼い主のオトーサンにはオヤツをねだることもあるラテなのだ。
このサクラちゃんは飼い主さんがいつもリードをきちんと保持しているからラテと長い間遊び回ると言った経験はないが、最初に出会ったときラテも幼犬だったからだろうか、サクラちゃんには一目置いた接し方をしていた。しかしラテが2歳前後になったとき、遊びか本気かは分からないが近づいた途端にラテは「ガウ!」と恫喝するようになった。サクラちゃんは優しいワンコなのでラテに反撃を加えることもないから、それを良いことにラテは脅しをかけたのかも知れない。
しかし最近合うと、そして飼い主さんの許可があるとき...リードの長さの範囲だが、体をぶつけ合って遊ぶことがあるのだ。だから雌のワンコだといっても大型犬は基本的にラテは好みなのかも知れないし、常に自分との距離と力関係を測りながら対峙しているのだろうか...。
オトーサンの気苦労と観察はこれからも続く。
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