ラテ飼育格闘日記(102)
ラテはごく狭い場所で数回を別にすれば外でリードを離したことはない。無論離すべきでないことは分かっているが、もし数キロ離れた場所でリードが外れたり...といったアクシデントがあった場合、ラテが自力で我が家に戻ってくるかは大いに興味のあることだ。しかしこればかりは試すわけにはいかない(笑)。
少し前のことだが公園にラテといたとき、お馴染みの飼い主さんの携帯電話が鳴った...。で、別に聞き耳を立てていたわけではないが(笑)その内容もどうやらパブリックなことらしいので「どうされたのですか?」とお聞きしたところ、お知り合いのワンコが行方不明になってしまったとのこと...。
シェットランド・シープドッグの雑種とかで9歳になる雄犬だという。
どのような状況下ではぐれてしまったのかはお聞きしなかったが、ワンコとして高齢だとしてもまだまだ元気だったというから帰省本能もあるだろうしはぐれたのも遠方でもないから自力で戻れるといいねと話をしていた。しかしすでに3週間以上になるはずだがまだ見つからないらしい。

※シェットランド・シープドッグのタロウちゃん捜索願いのチラシ
勿論警察とか保健所などには届けたと思うし、だいいちいまワンコが単独で歩いていたら目立ってすぐ保健所に通報されるに違いない。それに隠れていたとしてもお腹も空くだろうし、山の中ではあるまいし中型犬が目立たず長い間過ごすのも難しいと思うのだが...。
また考えたくないことだが、道路などで事故にあったということであればそれなりの通報は近隣の交番や保健所に届けられるはずだし無事であることを願うばかりだ...。
ひとつ考えられるのは誰かに発見されてつながれてしまった可能性もあり得る。しかし散歩もさせずにそれこそ完全隔離しておくのも難しいのではないかと思う。
ともかく飼い主さんとしての心労はいかばかりかと同情する...。
結局迷子の告知を近隣に出した方がよいということでオトーサンが毎々通る遊歩道の立木にも写真入りの告知がかかっていたが、こうしたことは他人事ではない。
大昔のラジオドラマ「ベスよ尾をふれ」とか「名犬ラッシー」ならずともワンコの帰巣本能はよく知られており、実話としても数百キロの距離を飼い主の元へ戻ったという話しもあるようだが前記したようにいまではワンコだけで歩ける社会ではない。帰巣本能があっても途中で捕まってしますかも...。
ともかく、お仲間のワンコたち数匹は公園などで飼い主さんとはぐれても、自力で家まで戻ったと聞いたから万一の場合ラテも何とかなるのかも知れない。
リードを外す云々はともかく、実際ラテが我が家に来てすぐに近隣の駅で首輪が切れ冷や汗を書いたことがあるし、リードの金具のスプリングが何かの具合でストッパーが開いてしまったこともこれまでに数回あった。
いやに引きがないので「良い子だなあ」と振り向いたらリードが外れているのだ。
幸いリードが外れたことをラテ自身気がつかなかったようなので助かったが(笑)、いつこうしたアクシデントがあってはぐれてしまうかも分からないから他人事ではないのである。
通常の状態なら万一リードがなくてもオトーサンの元からそうそうは離れないと思うが、例えばそんな場合に猫でも横切ればまずは夢中で追いかけてしまうことは必定だから危ないのである。
ところでいろいろな方の散歩を見ていると愛犬の進みたい方向に歩く飼い主さんも多いようだが私はあくまでリードを引くのはオトーサンであり、散歩の道順やどのくらいで切り上げるかをすべてオトーサンが判断すべきと考えこの2年間やってきた。
たまに気が進めばラテの引く道に入ったりもするが、ラテの考える場所廻りなど危なっかしくて行き来ができない(笑)。
ということはもしリードが外れたりしたら思いっきり自由に駆けずり回りたいとラテが思っていても不思議ではない。だから夢中であちこちに入り込んで迷子になってしまうこともあるかも知れないし、何と言っても怖いのは車だ。
当然車の何たるかはもとよりその怖さを知らないだろうラテは道路にも出ればあっという間に事故の原因になってしまいかねない。そしてラテの命だけならまだしも、例えばラテを避けようとして玉突き衝突事故...だなんて可能性も無いわけではないから、それらを考えるとオトーサンは外ではリードを外せないのである。
だから公園でラテが仲間のワンコと駆けずり回るとき、オトーサンもリードを引いたり伸ばしたりしながら同じく駆けずり回らなければないない。これはこれで重労働だが致し方ないと諦めている。そのため足腰には湿布は欠かせない(嗚呼)。

※オトーサンはこんな感じで毎日走っているのだ(笑)
こんな書き方をするとラテは常に窮屈な散歩をしているように思われるかも知れないが、そんなことはない...はずだ。 朝の散歩のスタートは駅まで通勤する女房を送りに行くことも兼ねているのでラテはオトーサンとオカーサンの間に挟まれてそれはそれはそれは嬉しそうな表情をする。そして女房の後元にからみついたりオトーサンの足を突いたりしながら軽快に歩く。したがって通常はリードを強く引くようなことはほとんどない。
朝は早い時刻なので道行く人は少ないがそれでも舗道を歩く人がいる場合にはリードを短くしてラテを制御する。別にラテはすれ違った人を噛もうとするわけではないがワンコが近づくだけで怖いと思う人もいるからだ。
一方夕方の散歩は人通りの少ない場所を歩くこともあってラテには歩きやすいはず...。しかし道路が工事中だったり、大きな水たまりが出来たり、幼児連れのオカーサンたち数人が細い道をふさいでいたりと変化も多い(笑)。そんな中をクンクンしながら、あるいはお尻を振りながら軽快に歩くラテを観察しているのはオトーサンの楽しみのひとつなのである。

※引きのないとき、ラテの歩き方はなかなか優美である
実際のラテは自分を追い抜く人、そして前方から歩いてすれ違う人を見上げ、まるで値踏みするようにその後を振り返ったりしてしながら歩く。
そうしたラテと視線を合わせ微笑んでくれるお姉さんもいれば眉間に皺を寄せて身を固くする人もいる。「オオカミだ!」と叫んで避ける子供もいれば「可愛いワンちゃん」と近づいてくる子もいてさまざまだが、そうした対応を注意をしながらも観察していると「人間って面白いな」といつも思うオトーサンである。
ただしラテの嫌いな...というかラテにとって普通でない格好をしている人が近づくと必ずといってよいほど吠えるのでオトーサンとしては要注意なのだ。しかしすでに「あの人には吠えるだろうな」というのがオトーサンには大体分かっているので対処は比較的簡単になってきた。
タオルで頭を巻いている職人さんや剣道着に竹刀の袋を持って向かってくるオジサンなどには間違いなく吠える(笑)。

※オトーサンの靴下を脱がしてこちらの顔色をのぞき込むラテ
夕方に行く公園も最新は日の落ちる時間が早いから、5時過ぎになるとあたりは暗くなる。そうするとラテやお仲間のワンコは視界が利かなくなるからだろうか俄然吠えることが多くなる。
ワンコ連れではなく公園を横切る人を見かけては吠え、オトーサンには何に吠えているのか分からないのに吠えるというその五月蠅いこと!
先日は空にオレンジがかった大きな満月が...。オトーサンはその美しさにしばし見上げていたらラテはまさしく「ウォ~ン...オ~ン」と見事な遠吠えをはじめた。
「満月に遠吠えとはやはりオオカミの血が騒ぐのかな」とラテを振り返ると、ラテは満月とは反対の方向に吠えていたのだった(笑)。
少し前のことだが公園にラテといたとき、お馴染みの飼い主さんの携帯電話が鳴った...。で、別に聞き耳を立てていたわけではないが(笑)その内容もどうやらパブリックなことらしいので「どうされたのですか?」とお聞きしたところ、お知り合いのワンコが行方不明になってしまったとのこと...。
シェットランド・シープドッグの雑種とかで9歳になる雄犬だという。
どのような状況下ではぐれてしまったのかはお聞きしなかったが、ワンコとして高齢だとしてもまだまだ元気だったというから帰省本能もあるだろうしはぐれたのも遠方でもないから自力で戻れるといいねと話をしていた。しかしすでに3週間以上になるはずだがまだ見つからないらしい。

※シェットランド・シープドッグのタロウちゃん捜索願いのチラシ
勿論警察とか保健所などには届けたと思うし、だいいちいまワンコが単独で歩いていたら目立ってすぐ保健所に通報されるに違いない。それに隠れていたとしてもお腹も空くだろうし、山の中ではあるまいし中型犬が目立たず長い間過ごすのも難しいと思うのだが...。
また考えたくないことだが、道路などで事故にあったということであればそれなりの通報は近隣の交番や保健所に届けられるはずだし無事であることを願うばかりだ...。
ひとつ考えられるのは誰かに発見されてつながれてしまった可能性もあり得る。しかし散歩もさせずにそれこそ完全隔離しておくのも難しいのではないかと思う。
ともかく飼い主さんとしての心労はいかばかりかと同情する...。
結局迷子の告知を近隣に出した方がよいということでオトーサンが毎々通る遊歩道の立木にも写真入りの告知がかかっていたが、こうしたことは他人事ではない。
大昔のラジオドラマ「ベスよ尾をふれ」とか「名犬ラッシー」ならずともワンコの帰巣本能はよく知られており、実話としても数百キロの距離を飼い主の元へ戻ったという話しもあるようだが前記したようにいまではワンコだけで歩ける社会ではない。帰巣本能があっても途中で捕まってしますかも...。
ともかく、お仲間のワンコたち数匹は公園などで飼い主さんとはぐれても、自力で家まで戻ったと聞いたから万一の場合ラテも何とかなるのかも知れない。
リードを外す云々はともかく、実際ラテが我が家に来てすぐに近隣の駅で首輪が切れ冷や汗を書いたことがあるし、リードの金具のスプリングが何かの具合でストッパーが開いてしまったこともこれまでに数回あった。
いやに引きがないので「良い子だなあ」と振り向いたらリードが外れているのだ。
幸いリードが外れたことをラテ自身気がつかなかったようなので助かったが(笑)、いつこうしたアクシデントがあってはぐれてしまうかも分からないから他人事ではないのである。
通常の状態なら万一リードがなくてもオトーサンの元からそうそうは離れないと思うが、例えばそんな場合に猫でも横切ればまずは夢中で追いかけてしまうことは必定だから危ないのである。
ところでいろいろな方の散歩を見ていると愛犬の進みたい方向に歩く飼い主さんも多いようだが私はあくまでリードを引くのはオトーサンであり、散歩の道順やどのくらいで切り上げるかをすべてオトーサンが判断すべきと考えこの2年間やってきた。
たまに気が進めばラテの引く道に入ったりもするが、ラテの考える場所廻りなど危なっかしくて行き来ができない(笑)。
ということはもしリードが外れたりしたら思いっきり自由に駆けずり回りたいとラテが思っていても不思議ではない。だから夢中であちこちに入り込んで迷子になってしまうこともあるかも知れないし、何と言っても怖いのは車だ。
当然車の何たるかはもとよりその怖さを知らないだろうラテは道路にも出ればあっという間に事故の原因になってしまいかねない。そしてラテの命だけならまだしも、例えばラテを避けようとして玉突き衝突事故...だなんて可能性も無いわけではないから、それらを考えるとオトーサンは外ではリードを外せないのである。
だから公園でラテが仲間のワンコと駆けずり回るとき、オトーサンもリードを引いたり伸ばしたりしながら同じく駆けずり回らなければないない。これはこれで重労働だが致し方ないと諦めている。そのため足腰には湿布は欠かせない(嗚呼)。

※オトーサンはこんな感じで毎日走っているのだ(笑)
こんな書き方をするとラテは常に窮屈な散歩をしているように思われるかも知れないが、そんなことはない...はずだ。 朝の散歩のスタートは駅まで通勤する女房を送りに行くことも兼ねているのでラテはオトーサンとオカーサンの間に挟まれてそれはそれはそれは嬉しそうな表情をする。そして女房の後元にからみついたりオトーサンの足を突いたりしながら軽快に歩く。したがって通常はリードを強く引くようなことはほとんどない。
朝は早い時刻なので道行く人は少ないがそれでも舗道を歩く人がいる場合にはリードを短くしてラテを制御する。別にラテはすれ違った人を噛もうとするわけではないがワンコが近づくだけで怖いと思う人もいるからだ。
一方夕方の散歩は人通りの少ない場所を歩くこともあってラテには歩きやすいはず...。しかし道路が工事中だったり、大きな水たまりが出来たり、幼児連れのオカーサンたち数人が細い道をふさいでいたりと変化も多い(笑)。そんな中をクンクンしながら、あるいはお尻を振りながら軽快に歩くラテを観察しているのはオトーサンの楽しみのひとつなのである。

※引きのないとき、ラテの歩き方はなかなか優美である
実際のラテは自分を追い抜く人、そして前方から歩いてすれ違う人を見上げ、まるで値踏みするようにその後を振り返ったりしてしながら歩く。
そうしたラテと視線を合わせ微笑んでくれるお姉さんもいれば眉間に皺を寄せて身を固くする人もいる。「オオカミだ!」と叫んで避ける子供もいれば「可愛いワンちゃん」と近づいてくる子もいてさまざまだが、そうした対応を注意をしながらも観察していると「人間って面白いな」といつも思うオトーサンである。
ただしラテの嫌いな...というかラテにとって普通でない格好をしている人が近づくと必ずといってよいほど吠えるのでオトーサンとしては要注意なのだ。しかしすでに「あの人には吠えるだろうな」というのがオトーサンには大体分かっているので対処は比較的簡単になってきた。
タオルで頭を巻いている職人さんや剣道着に竹刀の袋を持って向かってくるオジサンなどには間違いなく吠える(笑)。

※オトーサンの靴下を脱がしてこちらの顔色をのぞき込むラテ
夕方に行く公園も最新は日の落ちる時間が早いから、5時過ぎになるとあたりは暗くなる。そうするとラテやお仲間のワンコは視界が利かなくなるからだろうか俄然吠えることが多くなる。
ワンコ連れではなく公園を横切る人を見かけては吠え、オトーサンには何に吠えているのか分からないのに吠えるというその五月蠅いこと!
先日は空にオレンジがかった大きな満月が...。オトーサンはその美しさにしばし見上げていたらラテはまさしく「ウォ~ン...オ~ン」と見事な遠吠えをはじめた。
「満月に遠吠えとはやはりオオカミの血が騒ぐのかな」とラテを振り返ると、ラテは満月とは反対の方向に吠えていたのだった(笑)。