ラテ飼育格闘日記(66)
先日いつものように文化放送を聞いていたとき、日本ドッグホーム協会の代表という方が電話で出演していた。同協会は高齢者とペットの問題を考え支援をしている団体だというが、人ごとでなく考えさせられてしまった...。
日本ドッグホーム協会は、高齢者の飼うペットの救済活動を行っている国内唯一のボランティア団体だという。
愛犬を飼ったなら一生世話することは飼い主として当たり前のことだが、飼い主が高齢の場合には不本意ながらも様々なアクシデントがあり得る。
病気や入院で、老人施設などへの入所や親族と同居、あるいは死亡するといったことでワンコを世話できなくなることもあり得るわけだ。そんなとき、それまで愛情をそそいでいたワンコも引き取り手がなければ行政施設で殺処分されることになってしまう。これでは死んでも死にきれない...いやホントだ!
同協会はこうしたやむを得ない事情により、飼育ができなくなった高齢者のペットを無料で引き取り、生涯世話をしてくれるという。
逆に核家族化、高齢化が進む社会背景の中で家族の一員としてワンコを迎えようと望む人たちはますます多いようである。子供も巣立ち、夫婦2人だけになって会話も少なくなった家庭に再び明かりが灯る(笑)。それにワンコがいることで心身共に健康を保とうという意欲も生じる。また生活に潤いを与えてくれるし孤独を癒してくれるに違いない。しかしである...。
犬種にもよるが、一般的にワンコは散歩が不可欠でありワンコに十分な運動をさせようと朝晩の散歩を欠かさずに実行するには高齢者の場合、体力的に大変辛いものがある。

※友達であるビーグル犬のハリーと並んでオヤツをねだるラテ(笑)
オトーサンは自身が好んでラテを飼い始めたわけだし、そのためにわざわざ引越までした。だから少々辛いからと言ってラテを投げ出すわけにはいかないが(笑)、毎日の散歩はラテのことを考えれば考えるほど大変なのである。
幸い気力はまだまだ十分あるし、身体も動くと思っているが、毎日最低6キロから8キロほど歩き続けていると健康には良いものの足にくる。最初は筋肉痛程度だったが最近は膝関節が痛くて困るときが出てきた。第一、ハイキングやら登山あるいはスポーツといったことで足腰が痛くなったとしてもその行為はあくまで一過性なものだ。数日体調を整え、休めるときに休めば身体は元に戻るに違いない。しかし散歩は毎日のことであり、足腰が痛いからと休んでいては話にならない。だから疲れや痛さは取れずに重なるばかりなのだ。
無論疲れるのは足だけではない。ラテはまだまだ完璧ではないがオトーサンの左あるいは右についてきちんと歩けるようになっている。しかし自宅から飛び出してからしばらくは、待ってましたとばかり引きが強くなるし、前方にハトがいたり猫が横切ったりすれば飛びかかろうとする。リードは常に左手首に縛り付けているので容易に外れることはないが、それだけこちらも引っ張るには腕と肩に力がかかる。
ラテは中型犬とはいえすでに17キロ近くの体重もあり、本気で引かれるとかなりの力だ。しかしオトーサンはほとんどの引きは片手で難なく制御できるが、場合によっては引きの角度が悪く肩を痛めてしまうこともある。
ことほど左様に散歩は体力的に大変な労力なのである。まあ、サボろうと思えばいくらでもサボれるわけだが、足が痛いとか肩が痛いからと休みクセがついてはダメなことはオトーサン自身がよく分かっているので頑張らなくてはならない。要はつい無理してしまうのだ。無論体力的にはともかく、ラテとの散歩は楽しいから続くのだが...。

※時々見せる真面目な表情のラテは何を思うのか...
ところでワンコの寿命は犬種によっても、そして当然のことながら個体差も大きいが、これまでは10年から15年程度だった。しかし人間と同様に生活環境全般がよくなったことから平均寿命が延びているという。しかしワンコは人間とは違い短い間に歳をとってしまうし、いわゆる老人病にも無縁ではない。ワンコも高齢になれば身体がいうことを利かなくなるしボケることもある。
例えばラテが後15年ほど生きたとしてオトーサンも杖無しで歩けるのだろうか(笑)。いや...人生は何があるか分からないから、そもそも生きているかどうか...。いや、オトーサンとラテが一緒に老人ボケでは洒落にならない(爆)。
こうした問題を突き詰めると、リタイヤした人たちがワンコを飼うことに躊躇いを感じることになる。自分は愛犬の最後を看取ることができるのだろうかと...。
日本ドッグホーム協会は、飼い主が高齢かつやむを得ない理由のために愛犬を世話できなくなった場合に無料で愛犬を引き取り、生涯面倒を見てくれる。そしてまた、高齢者に愛犬を貸し出してくれるサービスも実施している。貸出といっても実態は里親と同様な扱いだそうだが、あくまで所有権は協会という立場なので、万一飼い主が病気になったりして飼い続けることができない場合には責任を持って引き取ってくれるという。したがって高齢者は安心してペットを飼えることになる。
オトーサンはラテを世話していただいたいわゆる里親会の活動については多少は調べて知っていたが、こうした協会があることをまったく知らなかった。ただしラジオでも話していたが、その活動には広いスペースは勿論、費用と時間がかかるわけでその運営は大変だという。同協会のホームページには寄付の協力依頼やペットフードの支援協力などの呼びかけが載っている。オトーサンもラテの寝顔を眺めつつ、微力ではあるが何らかの行動を起こしたいと思う。
■日本ドックホーム協会
日本ドッグホーム協会は、高齢者の飼うペットの救済活動を行っている国内唯一のボランティア団体だという。
愛犬を飼ったなら一生世話することは飼い主として当たり前のことだが、飼い主が高齢の場合には不本意ながらも様々なアクシデントがあり得る。
病気や入院で、老人施設などへの入所や親族と同居、あるいは死亡するといったことでワンコを世話できなくなることもあり得るわけだ。そんなとき、それまで愛情をそそいでいたワンコも引き取り手がなければ行政施設で殺処分されることになってしまう。これでは死んでも死にきれない...いやホントだ!
同協会はこうしたやむを得ない事情により、飼育ができなくなった高齢者のペットを無料で引き取り、生涯世話をしてくれるという。
逆に核家族化、高齢化が進む社会背景の中で家族の一員としてワンコを迎えようと望む人たちはますます多いようである。子供も巣立ち、夫婦2人だけになって会話も少なくなった家庭に再び明かりが灯る(笑)。それにワンコがいることで心身共に健康を保とうという意欲も生じる。また生活に潤いを与えてくれるし孤独を癒してくれるに違いない。しかしである...。
犬種にもよるが、一般的にワンコは散歩が不可欠でありワンコに十分な運動をさせようと朝晩の散歩を欠かさずに実行するには高齢者の場合、体力的に大変辛いものがある。

※友達であるビーグル犬のハリーと並んでオヤツをねだるラテ(笑)
オトーサンは自身が好んでラテを飼い始めたわけだし、そのためにわざわざ引越までした。だから少々辛いからと言ってラテを投げ出すわけにはいかないが(笑)、毎日の散歩はラテのことを考えれば考えるほど大変なのである。
幸い気力はまだまだ十分あるし、身体も動くと思っているが、毎日最低6キロから8キロほど歩き続けていると健康には良いものの足にくる。最初は筋肉痛程度だったが最近は膝関節が痛くて困るときが出てきた。第一、ハイキングやら登山あるいはスポーツといったことで足腰が痛くなったとしてもその行為はあくまで一過性なものだ。数日体調を整え、休めるときに休めば身体は元に戻るに違いない。しかし散歩は毎日のことであり、足腰が痛いからと休んでいては話にならない。だから疲れや痛さは取れずに重なるばかりなのだ。
無論疲れるのは足だけではない。ラテはまだまだ完璧ではないがオトーサンの左あるいは右についてきちんと歩けるようになっている。しかし自宅から飛び出してからしばらくは、待ってましたとばかり引きが強くなるし、前方にハトがいたり猫が横切ったりすれば飛びかかろうとする。リードは常に左手首に縛り付けているので容易に外れることはないが、それだけこちらも引っ張るには腕と肩に力がかかる。
ラテは中型犬とはいえすでに17キロ近くの体重もあり、本気で引かれるとかなりの力だ。しかしオトーサンはほとんどの引きは片手で難なく制御できるが、場合によっては引きの角度が悪く肩を痛めてしまうこともある。
ことほど左様に散歩は体力的に大変な労力なのである。まあ、サボろうと思えばいくらでもサボれるわけだが、足が痛いとか肩が痛いからと休みクセがついてはダメなことはオトーサン自身がよく分かっているので頑張らなくてはならない。要はつい無理してしまうのだ。無論体力的にはともかく、ラテとの散歩は楽しいから続くのだが...。

※時々見せる真面目な表情のラテは何を思うのか...
ところでワンコの寿命は犬種によっても、そして当然のことながら個体差も大きいが、これまでは10年から15年程度だった。しかし人間と同様に生活環境全般がよくなったことから平均寿命が延びているという。しかしワンコは人間とは違い短い間に歳をとってしまうし、いわゆる老人病にも無縁ではない。ワンコも高齢になれば身体がいうことを利かなくなるしボケることもある。
例えばラテが後15年ほど生きたとしてオトーサンも杖無しで歩けるのだろうか(笑)。いや...人生は何があるか分からないから、そもそも生きているかどうか...。いや、オトーサンとラテが一緒に老人ボケでは洒落にならない(爆)。
こうした問題を突き詰めると、リタイヤした人たちがワンコを飼うことに躊躇いを感じることになる。自分は愛犬の最後を看取ることができるのだろうかと...。
日本ドッグホーム協会は、飼い主が高齢かつやむを得ない理由のために愛犬を世話できなくなった場合に無料で愛犬を引き取り、生涯面倒を見てくれる。そしてまた、高齢者に愛犬を貸し出してくれるサービスも実施している。貸出といっても実態は里親と同様な扱いだそうだが、あくまで所有権は協会という立場なので、万一飼い主が病気になったりして飼い続けることができない場合には責任を持って引き取ってくれるという。したがって高齢者は安心してペットを飼えることになる。
オトーサンはラテを世話していただいたいわゆる里親会の活動については多少は調べて知っていたが、こうした協会があることをまったく知らなかった。ただしラジオでも話していたが、その活動には広いスペースは勿論、費用と時間がかかるわけでその運営は大変だという。同協会のホームページには寄付の協力依頼やペットフードの支援協力などの呼びかけが載っている。オトーサンもラテの寝顔を眺めつつ、微力ではあるが何らかの行動を起こしたいと思う。
■日本ドックホーム協会