ラテ飼育格闘日記(50)
雑種のことを最近ではMixというようだが、雑種という語句には何かはばかるニュアンスがあるのだろうか...。ともあれラテは100%純粋な雑種である(笑)。ラテだから"ブレンド" と言った方がいいかな...。
ラテを散歩に連れて行くお馴染みの公園や道すがら、すれ違う他のワンコたちを見ていると犬種として一番多いのがダックスフンドだ。
手元にある2004年の資料によれば、日本における純血種の犬種別登録数ランキングはやはりダックスフンドが2位のチワワに桁違いでダントツを示している。しかしアメリカやイギリスのデータだと1位はラブラドール・レトリーバーだというから、これはやはり飼い主の住居環境そのものを示しているとも思える。
ともかくこの数字は血統書のワンコを管理しているジャパンケンネルクラブによるものだが、3位はプードルで4位はヨークシャー・テリア、5位はパピヨン、そして6位はコーギーと続く。
この順位は私が日々散歩の道すがら、行き交うワンコたちのパターンをそのまま示している。
ラテの遊び相手は大型犬から小型犬と幅広いが、今のところ走り回ったり取っ組み合ったりして遊ぶ小型犬はハリーというビーグルとダリというダックスフンド、中型犬ではアポロというコーギー、そして大型犬はゴールデン・レトリーバーのヒナタおよびボーダーコリーのボーというワンコたちに限られる。そして大好きなのは白い雑種でラテより一回り大きいマキといった具合...。

※手前がラテの恋人...マキ(笑)。ラテの隣は仲の良いビーグル犬のハリー
ともかく多くのワンコを眺めていると様々な意味でラテの"オンリーワン"が目立ってくる。世間は広いから、どこかでラテと見分けが付かないようなワンコがいるかも知れないが、この11ヶ月の間に毎日すれ違い挨拶をする幾多のワンコの中にはラテに似ているワンコはいない。
すれ違いざまに「その子は甲斐犬?」と声をかけられたり「何という犬なんですか?」と聞かれたりすることも多い。純血種でラテに似たワンコはいないはずだが、ワンコが好きな方は気になるらしい。
そうしたときオトーサンは「純粋な雑種です」と胸を張ってお答えすることにしている(笑)。

※大型のシェパードにはラテもたじたじ...(笑)
よく知られていることだが、純血種のワンコには犬種によって遺伝的な問題が生じやすいという。いわゆるかかりやすい病気があるらしい。例えばゴールデン・レトリーバーは股関節形成不全や心臓疾患が遺伝的に多いという。また柴犬はアレルギーや黒色皮膚肥厚症、ビーグルは椎間板ヘルニアや白内障などの目の疾患やてんかん、ヨークシャー・テリアでは下痢や嘔吐が多く、子犬期の低血糖症や首の後ろの歯突起形成不全による神経障害などが知られているらしい。
対して雑種とか混血というのは同種間の交配と比較すればより自然な形であり、一般的にはよりワンコとして完全体に近いという。したがって前記した犬種独特の病気にも比較の問題だがなりにくく、丈夫だといえる。ただし問題がないわけではない。それはラテのように何と何が混じっているかが分からないということは先天的なトラブルも含めてどんな爆弾を持っているかの見当がつかないわけだ。

※ラテにとって今日も充実した一日だったのだろうか...
それから純血種というのは人が目的を持って作り上げた犬種である。牧羊犬として誕生したボーダーコリーとかアナグマ狩りのために生まれたダックスフンドといった具合に...。したがってそれぞれが得意の分野を持つ専門家だといえる。だから一般的にはラブラドール・レトリーバーは番犬に向かないしダックスフンドの盲導犬というのも聞かない。
雑種はそうした純血種の専門部分が文字通り混じり合い均一化されてしまったとも考えられるわけで、ワンコの遺伝的な習性や品性、能力といったものが平均化され、よく言えばオールマイティになっている可能性がある。まあ...器用貧乏というワンコもいるかも知れないが(笑)。
ラテと約11ヶ月を過ごし、毎日その姿と動作・生活を眺め、かつ仲間のワンコたちの動向を見聞き比較していると、欠点も含めラテのオリジナリティな部分が浮かび上がってくるようにも思えて興味深い。
ラテが3歳とか5歳になったとき、どのようなワンコになっているかは想像もつかないが、まずは健康で長生きして欲しいものだ。ただし十分な世話ができないとすれば可哀想なので...「オトーサンより長生きしてはいけないぞ」と言い聞かせているのだが...(爆)。
ラテを散歩に連れて行くお馴染みの公園や道すがら、すれ違う他のワンコたちを見ていると犬種として一番多いのがダックスフンドだ。
手元にある2004年の資料によれば、日本における純血種の犬種別登録数ランキングはやはりダックスフンドが2位のチワワに桁違いでダントツを示している。しかしアメリカやイギリスのデータだと1位はラブラドール・レトリーバーだというから、これはやはり飼い主の住居環境そのものを示しているとも思える。
ともかくこの数字は血統書のワンコを管理しているジャパンケンネルクラブによるものだが、3位はプードルで4位はヨークシャー・テリア、5位はパピヨン、そして6位はコーギーと続く。
この順位は私が日々散歩の道すがら、行き交うワンコたちのパターンをそのまま示している。
ラテの遊び相手は大型犬から小型犬と幅広いが、今のところ走り回ったり取っ組み合ったりして遊ぶ小型犬はハリーというビーグルとダリというダックスフンド、中型犬ではアポロというコーギー、そして大型犬はゴールデン・レトリーバーのヒナタおよびボーダーコリーのボーというワンコたちに限られる。そして大好きなのは白い雑種でラテより一回り大きいマキといった具合...。

※手前がラテの恋人...マキ(笑)。ラテの隣は仲の良いビーグル犬のハリー
ともかく多くのワンコを眺めていると様々な意味でラテの"オンリーワン"が目立ってくる。世間は広いから、どこかでラテと見分けが付かないようなワンコがいるかも知れないが、この11ヶ月の間に毎日すれ違い挨拶をする幾多のワンコの中にはラテに似ているワンコはいない。
すれ違いざまに「その子は甲斐犬?」と声をかけられたり「何という犬なんですか?」と聞かれたりすることも多い。純血種でラテに似たワンコはいないはずだが、ワンコが好きな方は気になるらしい。
そうしたときオトーサンは「純粋な雑種です」と胸を張ってお答えすることにしている(笑)。

※大型のシェパードにはラテもたじたじ...(笑)
よく知られていることだが、純血種のワンコには犬種によって遺伝的な問題が生じやすいという。いわゆるかかりやすい病気があるらしい。例えばゴールデン・レトリーバーは股関節形成不全や心臓疾患が遺伝的に多いという。また柴犬はアレルギーや黒色皮膚肥厚症、ビーグルは椎間板ヘルニアや白内障などの目の疾患やてんかん、ヨークシャー・テリアでは下痢や嘔吐が多く、子犬期の低血糖症や首の後ろの歯突起形成不全による神経障害などが知られているらしい。
対して雑種とか混血というのは同種間の交配と比較すればより自然な形であり、一般的にはよりワンコとして完全体に近いという。したがって前記した犬種独特の病気にも比較の問題だがなりにくく、丈夫だといえる。ただし問題がないわけではない。それはラテのように何と何が混じっているかが分からないということは先天的なトラブルも含めてどんな爆弾を持っているかの見当がつかないわけだ。

※ラテにとって今日も充実した一日だったのだろうか...
それから純血種というのは人が目的を持って作り上げた犬種である。牧羊犬として誕生したボーダーコリーとかアナグマ狩りのために生まれたダックスフンドといった具合に...。したがってそれぞれが得意の分野を持つ専門家だといえる。だから一般的にはラブラドール・レトリーバーは番犬に向かないしダックスフンドの盲導犬というのも聞かない。
雑種はそうした純血種の専門部分が文字通り混じり合い均一化されてしまったとも考えられるわけで、ワンコの遺伝的な習性や品性、能力といったものが平均化され、よく言えばオールマイティになっている可能性がある。まあ...器用貧乏というワンコもいるかも知れないが(笑)。
ラテと約11ヶ月を過ごし、毎日その姿と動作・生活を眺め、かつ仲間のワンコたちの動向を見聞き比較していると、欠点も含めラテのオリジナリティな部分が浮かび上がってくるようにも思えて興味深い。
ラテが3歳とか5歳になったとき、どのようなワンコになっているかは想像もつかないが、まずは健康で長生きして欲しいものだ。ただし十分な世話ができないとすれば可哀想なので...「オトーサンより長生きしてはいけないぞ」と言い聞かせているのだが...(爆)。