ラテ飼育格闘日記(43)

ラテには毎日いろいろなオヤツを必要とする。それぞれ量は大したことはないものの散歩用とか訓練時の褒美用、あるいは純粋に主食の補足といった感じのものなどを用意しているが、この度オトーサン自らオヤツを手作りしてみた。 


ラテもここのところ生意気になりオヤツにも好き嫌いを示すようになった。何だか仕方なく食べている...食べてやっているといったものから飛びかからんばかりに引きがよいものまでいろいろだ。 
スーパーのペットコーナーを覗けば本当にさまざまなワンコ用の食品が並んでいる。主食は別にしてもガム系、ビーフジャッキー系、パン・ビスケット系だけでなくマシュマロまであるし、ワンコ用のミルクは勿論スポーツ飲料まである。そして国産ものから輸入物までさまざまだが、中にはなかなか高価なものまで揃っている。 

page5_blog_entry177_1.jpg

※ラテ用オヤツのあれこれ...


ラテ用にそれらの中から選ぶ基準は何と言っても喜んで食べるモノであり、かつ健康に良いもの、コストがなるべく安いということが重要だ。何しろ毎日のことなのだから...。 
この9ヶ月あまりの試行錯誤の結果、いまのところラテが好むもののひとつが煮干しである。これは塩を使っていないというワンコ用のものだが、何かの褒美用として日々持ち歩いているものだ。 

ところで先日、散歩の折に公園でよく出会うゴールデン・レトリーバーのオカーサンから耳寄りな情報を聞いた...。そのとき持参されたオヤツをラテもいただいたが、他のワンコと同様大変な引きの良さを見せた。聞けば手作りだというし、人間が食べても良い食材だからというのでオトーサンもひとついただいてみた。ラテはオトーサンが食べているものまで欲しいとせがむ始末...。 
口にするとサーモンとゴマの香ばしい香りがして触感はもちもちしている。レシピなどをお聞きしたところ、サーモンの水炊き缶詰と全粒粉(パン用小麦粉)そしてすりごまだという。それをよく混ぜて練り、適当な大きさに伸ばし、油を使わないフライパンで焼いたとのこと。 
なるほど...ほんの少し塩分を感じるのはサーモン自体の塩味なのかも知れないし、香ばしいのはゴマが入っているからだろう。これに塩こしょうでもすれば立派にビールのつまみにもなる感じ...。 

ともかく驚いたのは前記したようにワンコの反応が凄いことだった。食いしん坊のラテはもうひとつ欲しいとゴールデン・レトリーバーのオカーサンから離れない...(笑)。 
その様子を見ていたオトーサンとしては健康にもよく安価で安心なオヤツであるなら手間を惜しまないで自分でも手作りしてみようと思い立った...。 
もともとオトーサンは若いときにはDIY(Do It Yourself)精神に溢れており、パソコンの組立は勿論、人形、仏像、宝石箱からギター、リュートまで自作したこともあるわけだから、ワンコのオヤツなど簡単なはずである(笑)。 
早速翌日の昼はスーパーに立ち寄り、サーモンの水煮の缶詰(90g入り)と全粒粉そして小分けされていたすりゴマを買ってきた。そしてボールに缶詰の中身を入れてスプーンで細かく砕く。この水煮には骨とか皮がそのまま含まれているが柔らかくスプーンで砕くことができる。 

page5_blog_entry177_2.jpg

※今回の手作りオヤツの材料たち


その後、全粒粉を大さじ5杯程度とすりゴマを入れ丁寧に練る。缶詰の水分がほどよく固めのペースト状に仕上がるのでワンコが食べやすい大きさ薄さに形を整えてから油をひかないフライパンで両面を焼けば完成である。何しろ初めてなので全粒粉の量や焼き加減がよく分からなかったが、まあラテが喜べばよいので気は楽だ(笑)。 

page5_blog_entry177_3.jpg

※材料を固めによく練ってから形を整える


焼き上がったものを少しさましてからオトーサン自身で食べてみると昨日いただいたものとほぼ同じ香りと食感だ。ただもう少しモチモチしていたような気がするが全粒粉の量が少なかったのかも知れない。 
ともかくその日、夕方の散歩にこれを持参して仲間のワンコたちに振る舞ってみたが、その食いつきの良さにオトーサンは少し自信がついた次第。 

page5_blog_entry177_4.jpg

※フライパンで油をひかずに両面をよく焼けば完成


ご承知のことと思うが、全粒粉とは小麦の粒を種皮であるふすまや胚芽等を取らず粉砕し粉にしたもので、ビタミン類、繊維質、カルシウムや鉄分などのミネラルが豊富で栄養価に優れているという。 

page5_blog_entry177_5.jpg

※お気に入りのオヤツも食べたし、さて帰ろうか...ラテ


ともかく比較的簡単に、そしてワンコたちが喜んでくれるオヤツ作りを覚えたのでいろいろとバリエーションを研究してみたいと思っている。結局その翌日にはクッキーの型抜きでワンコ型バージョン2.0を作ってみた(笑)。 
肝心のラテだが、最近は主食をなかなか食べずに困っているがこのオトーサン手作りのオヤツはお気に入りのようで、差し出すと目をキラキラさせて飛びついてくる。まずは汗をかいた甲斐はあった(笑)。
関連記事
広告
ブログ内検索
Macの達人 無料公開
[小説]未来を垣間見た男 - スティーブ・ジョブズ公開
オリジナル時代小説「木挽町お鶴御用控」無料公開
オリジナル時代小説「首巻き春貞」一巻から外伝まで全完無料公開
ラテ飼育格闘日記
最新記事
カテゴリ
リンク
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

プロフィール

mactechlab

Author:mactechlab
主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。また直近では「木挽町お鶴捕物控え」を発表している。
2018年春から3Dプリンターを複数台活用中であり2021年からはレーザー加工機にも目を向けている。ゆうMUG会員