ラテ飼育格闘日記(39)

ラテの食欲が落ち、好みも変わった...。暑さのせいなのだろうか。あれほど一日2回の餌に飛びつき、ガツガツと食べたラテが餌を見せてもなかなかハウスから出てこない...。オトーサンとしてはいささか心配である。


暑さのためか、ラテの食欲に大きな変化が出た。なぜならこれまでのドッグフード(ドライフード)には見向きもしなくなったのだ。 
「本当にお腹が減れば何でも食べるだろう」という理窟はわかるが、愛犬にひもじい思いをさせたくないオトーサンはいろいろと工夫するはめになる...。 
観察するに食欲そのものが落ちたというより嗜好が変わったようだ。あれほど好きだったヨーグルトを見向きもしないことがあるのだから...これは変だ。しかしオヤツ的なもの...特にワンコ用煮干しとか我々のおこぼれのご飯などは食いつきがいいのだから、既存の主食に飽きたと言うことなのかも知れない。 

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※朝起こしてもなかなかハウスから出なくなった...


まあ、オトーサンも感覚としては分からないでもないのだ。 
余談だがオトーサンはいわゆるビスケット類が好みでない。なにか口の中の唾液を全部吸い取られてしまうような感じで嫌なのだ...(笑)。ラテも暑いこともあって、カリカリしたドライフードは口当たりが良くないのかも知れないと思う。したがって、これまで続けてきたドライフードに蒸かしたサツマイモをトッピングという食事は考え直さなければならないことになった。ではどうするか...。 

たまたま立ち寄ったコンビニでお米で作ったワンコの餌が売っていた。おじや的というかスープ的というか、水分たっぷりの食事だという。試しにと一袋一食分を買ってラテに与えてみたら喜んで食べるではないか! 
問題はそのレトルトの餌は高いのである(笑)。一食200円近い食事はこれまでのドッグフードと比較すると3倍近くにもなり、これではオトーサンの昼食代がなくなる(笑)。 

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※スープタイプの餌。ラテはこれらには食いつきがよい


ともかく、「なるほど...ウェットにすれば良いのかも...」と悟ったオトーサンはこれまでのドライフードにミルクを浸して出してみたが、これは完全に無視される...(笑)。 
仕方なくスーパーで売っていた缶詰の「ペディグリーチャム」シリーズのいくつかを買って与えたが大変食いつきがよい。これはドライではなく牛肉などをベースにしたウェットの食べ物であり総合栄養食だという。 

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※「ペディグリーチャム」の400g缶詰。どうやらこれが主食になりそうだ


「ペディグリーチャム」だけだとやはりコストがかかるから、まずは従来のドライフードを混ぜてラテにあげてみることにする。 
しかし、いやはや失礼な娘である...。「ペディグリーチャム」のざく切りビーフだけはきちんと食べるが、ドライフードは完全に残すだけでなく一部は食器の外に出しやがった...(笑)。 
しばらく置いておけば食べるかも知れないと考え、観察していたら、何と言うことか...食べるどころかその食器をさも嫌だというように鼻で壁際に押しつけて食器を反転させ、餌を床にばらまく始末...。「この生意気なションベン娘め!」。 

そこでスーパーのペット食品コーナーを丹念に眺めると、ドライでもなく「ペディグリーチャム」のようにウェットでもない「半生タイプ」というペットフードがあることを知る。 
この「半生タイプ」のドッグフードはこれまで買っていたドライフードに比べてもコストはそんなに違わない。結局「ペディグリーチャム」をベースに「半生タイプ」のドッグフードを混ぜて一日2回の主食とすることにした。 
まあ、ラテは主食の他に量はともかく結構いろいろなものを食べている。散歩の公園では他の飼い主の方々に「ラテチャン!」と可愛がっていただき、我が家のものとは違う種類のオヤツをいただく。 
また我が家でのオヤツは煮干し、ペット用ガム、チーズ、ビーフスティック、ペット用パンなどなど多彩だが、オトーサンの食事のおこぼれもばかにはならないはずだ...。おこぼれはあげるにしてもなるべくホンの少し、形だけにしようとするがラテに見つめられ、濡れた鼻でツンツンされると思わず食べられそうなものをあげてしまう。 
ご飯、焼き海苔、パンは大好物である。うどんやマカロニも食べるしピザの切れ端も好きだ。アイスクリームやプリンにも目がない...。しまいにはペットボトルのお茶まで飲む。それにワンコは酢が苦手と聞いていたが、寿司飯まで喜んで食べるのだから変なワンコである。 

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※朝晩の主食を嫌う割には「ラテちゃん最近太めかな...」などと言われる(笑)


本来はこうした味の濃い人間用の食べ物はワンコに食させてはいけないというし、ある意味でペットフードより美味いものがあるということを教えてはいけないという話しも聞く。まあ...確かにそうなんだろうが、そこは一緒に生活している家族であるからして、臭いだけ嗅がしておくのも可哀想な気もするし、完全に分離するのも難しいことからつい甘くなってしまう。 
しかしねえ...考えてみれば私が子供の頃の近隣のワンコやノラワンコは今では食べてはいけないという塩分の濃い味噌汁を残ったご飯にぶっかけて食べていたものだ。それも食べさせてはいけないと物の本に書いてあるネギ類の味噌汁だったことも多々あるはずだ。それでもそんなに早死にしたという記憶はない。 
だからというわけではないが...オトーサンは「少しだけだぞ...」といいながらキラキラした目で見上げるラテにアイスクリームを指の先ほどあげてしまうのだ。 

結局「ペディグリーチャム」をベースに「半生タイプ」のドッグフードにしてから数日、ラテは早くもその「半生タイプ」を食べないという自体に...(嗚呼)。 
まあ病気でなければ一日や二日食べなくても死ぬこともないだろうし、空腹になればこの娘も我が儘ばかりは言っていられないと思うが、オトーサンとしては心配で数種の缶詰とバリエーション豊かなペットフードの袋をずらりと並べ、頭を抱えている...。 

【追伸】現在は「ペディグリーチャム」缶に同じメーカーのスープ仕立てのものをかけて与えている。この数日気温も低くなったからか基本的にはきちんと食べるようになってきた。

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Author:mactechlab
主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。また直近では「木挽町お鶴捕物控え」を発表している。
2018年春から3Dプリンターを複数台活用中であり2021年からはレーザー加工機にも目を向けている。ゆうMUG会員