ラテ飼育格闘日記(32)
ワンコは飼い主に似る...とよく言われる。毎日一緒に生活しているのだから、ワンコが飼い主の行動パターンや性格を自然に身につけていくのも当然かも知れない。またそういった眼で見るからだろうか...実際に吹き出してしまいそうな似たもの同士もいる(笑)。
そもそも一般的には飼い主がワンコを飼う際に、まず自分の趣味にあった犬種を選ぶのが普通だろうから、無意識的にも何らかの形で自己を投影してしまうのかも知れない。
それにしても毎日沢山のワンコとその飼い主たちにすれ違ったり話をしたりしていると、中には失礼ながら思わず吹き出しそうなほどワンコと飼い主の姿が似ているケースもあって面白い。無論似ているといっても"同じ顔" というのではなく全体的な雰囲気の意味である...(笑)。

※ある土曜日の夕刻、公園は多くのワンコと飼い主たちで賑やかになる
例えば、見るからに繊細で神経質そうな中年の女性は、これまた神経質そうに動き回り、他のワンコとはなかなか遊べない細面のプードルを連れている。その飼い主の言う「雄犬はダメなの...」という物言いは、そのまま連れのワンコが発してもピッタリだと思うほどだ(笑)。
かと思うとブルドックを連れてくるある男性は四角い顔に長島茂雄ばりの濃いひげ面で、ブルドックと見比べてしまったほど(失礼)雰囲気が良く似ているのだ(爆)。
また柴犬を連れたオジサンがいる...。挨拶をしてもほんの少し頭を傾ける程度で言葉を発しない無口な方だが、連れてくる柴犬も仲間のワンコがちょっかいを出すまでじっと座っているだけで、ちょこちょこと動き回ることはほとんどない。オトーサンはそのワンコに「哲学犬」と命名したくらい、いつも何かをじっと考えている感じでご主人の姿にダブって見える...。

※お気に入りの仲間と取っ組み合って遊ぶラテ
ゴールデン・レトリバーを連れてくる女性は見るからに大らかな方のようで、大型犬をきちんとコントロールしている。そのワンちゃんも飼い主に似てか、ゆったりと物静かで飼い主の言うことを良く聞き、見るからに問題行動などひとつも起こさないといったワンちゃんである。
また、大型犬の雑種だと思うが、白い毛並みのワンコがいる。そのワンコは他のワンコたちに絶大の人望ならぬワン望が高いワンちゃんなのだ。そのワンちゃんの姿が見えると、それまで勝手に遊んでいた数匹のワンコはそのワンちゃんの回りに集まるのである。
我がラテもその一人(一匹)で、もうラブラブであり、できたら独り占めをしたいと相手の口回りを舐めながら追っかけ回している。しかしそのワンちゃんはもともと静かで大人しいワンコなので、ラテがいくらしつこくされても怒らない。
興味深いのはその飼い主の女性だ。どうやら3人の男の子のお母さんらしいが、これまた大らかで暖かなオーラーが出ている方である。面白いのは、ある飼い主のワンコは一時このお母さんが投げたボールしか追いかけて持ってこないという行動を示したほどである。なにしろ飼い主のいうことより、このお母さんのボール投げに喜んで遊ぶ姿に当の飼い主は「なんでだろう...」と頭を傾げていた...。
飼い犬同様、他のワンコにも惚れられる魅力あるお母さんなのだろう。

※サンバイザーをつけたラテ。よい表情でしょ?(笑)
しかし散歩の途中ですれ違うワンコの中には、吼え続けるだけでなく明らかに威嚇の姿勢を見せるワンコや、中には恐怖で固まってしまうようなワンコもいる。すべてとは言わないまでもそうしたワンコの飼い主はこちらの挨拶や問いかけに、さも面倒だとばかりに無視したり、飼い主本人が人間嫌いといった感じの方もいる。
他人に迷惑をかけなければ、自分のワンコをどのように育てようと勝手だが、ワンコが他のワンコと遊べないのはやはり普通ではないと思うし、その原因はワンコではなく飼い主にあると考えざるを得ない。思わずそのワンコに同情してしまう(笑)。
ともかくお互いに年齢も職業も知らない、どこに住んでいるのかも分からない者同士が毎日一所に集まってワンコ談義をするのだから面白い。
そうした際に意図的にワンコと飼い主とを関連づけながら眺めているから余計に感じるのだろうが、間違いなく飼い主の人生はワンコにも反映されているに違いない。そうだとするなら、ラテは私にとってどのような鏡なのだろうか...。
そもそも一般的には飼い主がワンコを飼う際に、まず自分の趣味にあった犬種を選ぶのが普通だろうから、無意識的にも何らかの形で自己を投影してしまうのかも知れない。
それにしても毎日沢山のワンコとその飼い主たちにすれ違ったり話をしたりしていると、中には失礼ながら思わず吹き出しそうなほどワンコと飼い主の姿が似ているケースもあって面白い。無論似ているといっても"同じ顔" というのではなく全体的な雰囲気の意味である...(笑)。

※ある土曜日の夕刻、公園は多くのワンコと飼い主たちで賑やかになる
例えば、見るからに繊細で神経質そうな中年の女性は、これまた神経質そうに動き回り、他のワンコとはなかなか遊べない細面のプードルを連れている。その飼い主の言う「雄犬はダメなの...」という物言いは、そのまま連れのワンコが発してもピッタリだと思うほどだ(笑)。
かと思うとブルドックを連れてくるある男性は四角い顔に長島茂雄ばりの濃いひげ面で、ブルドックと見比べてしまったほど(失礼)雰囲気が良く似ているのだ(爆)。
また柴犬を連れたオジサンがいる...。挨拶をしてもほんの少し頭を傾ける程度で言葉を発しない無口な方だが、連れてくる柴犬も仲間のワンコがちょっかいを出すまでじっと座っているだけで、ちょこちょこと動き回ることはほとんどない。オトーサンはそのワンコに「哲学犬」と命名したくらい、いつも何かをじっと考えている感じでご主人の姿にダブって見える...。

※お気に入りの仲間と取っ組み合って遊ぶラテ
ゴールデン・レトリバーを連れてくる女性は見るからに大らかな方のようで、大型犬をきちんとコントロールしている。そのワンちゃんも飼い主に似てか、ゆったりと物静かで飼い主の言うことを良く聞き、見るからに問題行動などひとつも起こさないといったワンちゃんである。
また、大型犬の雑種だと思うが、白い毛並みのワンコがいる。そのワンコは他のワンコたちに絶大の人望ならぬワン望が高いワンちゃんなのだ。そのワンちゃんの姿が見えると、それまで勝手に遊んでいた数匹のワンコはそのワンちゃんの回りに集まるのである。
我がラテもその一人(一匹)で、もうラブラブであり、できたら独り占めをしたいと相手の口回りを舐めながら追っかけ回している。しかしそのワンちゃんはもともと静かで大人しいワンコなので、ラテがいくらしつこくされても怒らない。
興味深いのはその飼い主の女性だ。どうやら3人の男の子のお母さんらしいが、これまた大らかで暖かなオーラーが出ている方である。面白いのは、ある飼い主のワンコは一時このお母さんが投げたボールしか追いかけて持ってこないという行動を示したほどである。なにしろ飼い主のいうことより、このお母さんのボール投げに喜んで遊ぶ姿に当の飼い主は「なんでだろう...」と頭を傾げていた...。
飼い犬同様、他のワンコにも惚れられる魅力あるお母さんなのだろう。

※サンバイザーをつけたラテ。よい表情でしょ?(笑)
しかし散歩の途中ですれ違うワンコの中には、吼え続けるだけでなく明らかに威嚇の姿勢を見せるワンコや、中には恐怖で固まってしまうようなワンコもいる。すべてとは言わないまでもそうしたワンコの飼い主はこちらの挨拶や問いかけに、さも面倒だとばかりに無視したり、飼い主本人が人間嫌いといった感じの方もいる。
他人に迷惑をかけなければ、自分のワンコをどのように育てようと勝手だが、ワンコが他のワンコと遊べないのはやはり普通ではないと思うし、その原因はワンコではなく飼い主にあると考えざるを得ない。思わずそのワンコに同情してしまう(笑)。
ともかくお互いに年齢も職業も知らない、どこに住んでいるのかも分からない者同士が毎日一所に集まってワンコ談義をするのだから面白い。
そうした際に意図的にワンコと飼い主とを関連づけながら眺めているから余計に感じるのだろうが、間違いなく飼い主の人生はワンコにも反映されているに違いない。そうだとするなら、ラテは私にとってどのような鏡なのだろうか...。