ラテ飼育格闘日記(23)
ラテはお陰様で元気だ。しかし元気すぎてもいろいろと心配だが、反対にいやに静かにしていても具合が悪いのかと心配になる...。なんだが毎日お互いの心理の探り合いである(笑)。そのラテが最近少し変なのだ...。
こちらの考えていること...例えば怒ったり喜んだりということは敏感にラテに伝わっているように思う。彼女は何をしたら私が怒り、あるいは注目するかを毎日の観察の中で学習している。
またラテ自身がその意志を私に伝える表現もこの5ヶ月間で何とか少しずつ分かってきた。
モノの本にはワンコをあまり擬人化することはよくないことだとあるが、その主旨や理由はよく分かるものの、ワンコの思考やその意志表示のやりかたなどをずっと見ていると、擬人化どころかその言動(?)は私たちの思考方法に大変近いと思わずにいられない。それに楽しいときにはどう見たって楽しい表情をしているし、嫌なときには見るからに嫌だという表情と態度に出る。

※親ばかは承知だが、とても良い表情をするようになった
私が二階でMacintoshに向かっていると、階下から女房の怒鳴り声が聞こえた。「ダメ! こらっダメでしょ!!」などと...。
何事かと下りて見ると、囓ってはいけないところをまた囓ったという。しかし女房が甘いのをラテはよく知っているからその制止も聞かずに囓り続けていたらしい。
面白いのは私がドアから顔を出した瞬間、ラテの態度が変わることだ。普段は飽きてしまって見向きもしないオモチャを突如咥え出し、さも今までこれで遊んでいましたよ...と取り繕うのだ(笑)。
明らかにラテは叱られることを承知で囓っている。逆に言うなら、女房にかまってもらいたいとか私を呼びたいために囓っているようにも思える。
私の顔を横目でチラと見た瞬間、後は目を合わせずにずっとオモチャで遊んでいましたという下手な芝居を打つその姿はまさしく幼児の思考そのもののようだ...。
またその知能もなかなかのものである。ボールをラテが容易に届かない場所に置き、それをどうしたら取れるかを教えている(笑)。最初は単に届かないからと諦めるが、私がボディランゲージで「このソファに乗り、こうしたら取れるだろ!」と何回か説明するとその通りやるではないか!
究極は段ボールが積んであり、その上にボールを置いたときのことだ。高さ的には絶対届かないし回りに経由する椅子などもない。さて、どうするか...。ラテは取りたい一心で吼えるが、吼えただけでボールは落ちてこない。そこで私が段ボールを両手で叩いてみせた。段ボール箱は当然のことながら揺れ、その上に不安定に置いてあったボールは苦もなく転げ落ちてラテの口に収まった(笑)。
凄いのはその後、再度ボールを段ボール箱の上に置いたら、即マネをして段ボールを両手で叩きだしたのである!
オトーサンは思わず拍手喝采であった。

※散歩の途中で出会う小学生の女の子にベタベタのラテ(笑)
ハウスの中ではなく、フェンスで仕切られたリビングにいるとき、「ワン...ワン」と同じ強いトーンでふた声なくときの多くは「オシッコしたよ」というサインであることが多い。オトーサンは「はい、はい」とトイレシートを取り替える毎日である。
また私たちの朝食時、最初はあれほど吼えに吼えたラテだが、今では意外と静かにしている。ただしドッグフードの袋を開ける音を覚えているし、電子レンジでサツマイモの冷凍したやつを解凍し、それをトッピングすることも知っているから、一連の動作音がすると独特の鳴き声を発する。「ワンワン」ではなく「ぴぃ〜」とか「きゅんきゅん」といった、何だか鳥の鳴き声みたいな声を出して催促を始める。
ともかく食い気は何ものにも増して最重要のことなのだ...。
しかしそのラテが最近少し違うのである。変なのだ...。
朝食の支度時にハウスの中であれほど「出せ!」と吼えていたのに静かなのである。最初オトーサンは「具合が悪いのかも...」と動物病院に出向くスケジュール調整を頭の中でシミュレーションしたほどだ。しかし食事を出すと食欲は普段通り旺盛だし、デザートと称して食後に私の余りものの(わざと少し残すのだが)プレーンヨーグルトを出すとピョンピョンと喜んで跳ねる...。元気なのだ。
で、好奇心旺盛のオトーサンはひとつ実験をしてみたのである。ラテお気に入りのオモチャのひとつとワンコ用のカルッキーガムという牛皮で作ったという大変固い食べ物(ストレス予防や歯垢をとるのにも良いというオヤツの一種)を両手に持ち「どっちが欲しいか?」と差し出した。まったく意地の悪いオトーサンである。
これまでだったら絶対に、何が何でも、天地がひっくり返っても食べ物の類に突進するラテであった。それが、いやはやどうしたことかオモチャを欲しがるのである(笑)。
何かの間違いだとオトーサンは再度...再再度両手に持ったガムとオモチャの両方をきちんとラテが認識しているかを確かめるために差し出すが、間違いなくラテはオモチャがよいという。嗚呼、この子はどうしたんだろうか(笑)。

※実験に使った(笑)オモチャ(噛むと音が鳴る)とカルッキーガム
この1,2週間、言葉ではうまく表現できないのだが、ラテは変わったように感じる。例えて言うなら、ゲームのワンステージをクリアしたといった感じか...。
食べ物は基本的に必ず一日2回もらえるものと信頼し始めたのかも知れない。そして飼い主側の生活パターンや思考回路も彼女なりにわかってきたからこその余裕なのかも知れない。
何といったらよいのか、ラテは幼児期から少女期に変貌したような気がしてオトーサンは少々ドキマギしている春のひとときなのであった。
こちらの考えていること...例えば怒ったり喜んだりということは敏感にラテに伝わっているように思う。彼女は何をしたら私が怒り、あるいは注目するかを毎日の観察の中で学習している。
またラテ自身がその意志を私に伝える表現もこの5ヶ月間で何とか少しずつ分かってきた。
モノの本にはワンコをあまり擬人化することはよくないことだとあるが、その主旨や理由はよく分かるものの、ワンコの思考やその意志表示のやりかたなどをずっと見ていると、擬人化どころかその言動(?)は私たちの思考方法に大変近いと思わずにいられない。それに楽しいときにはどう見たって楽しい表情をしているし、嫌なときには見るからに嫌だという表情と態度に出る。

※親ばかは承知だが、とても良い表情をするようになった
私が二階でMacintoshに向かっていると、階下から女房の怒鳴り声が聞こえた。「ダメ! こらっダメでしょ!!」などと...。
何事かと下りて見ると、囓ってはいけないところをまた囓ったという。しかし女房が甘いのをラテはよく知っているからその制止も聞かずに囓り続けていたらしい。
面白いのは私がドアから顔を出した瞬間、ラテの態度が変わることだ。普段は飽きてしまって見向きもしないオモチャを突如咥え出し、さも今までこれで遊んでいましたよ...と取り繕うのだ(笑)。
明らかにラテは叱られることを承知で囓っている。逆に言うなら、女房にかまってもらいたいとか私を呼びたいために囓っているようにも思える。
私の顔を横目でチラと見た瞬間、後は目を合わせずにずっとオモチャで遊んでいましたという下手な芝居を打つその姿はまさしく幼児の思考そのもののようだ...。
またその知能もなかなかのものである。ボールをラテが容易に届かない場所に置き、それをどうしたら取れるかを教えている(笑)。最初は単に届かないからと諦めるが、私がボディランゲージで「このソファに乗り、こうしたら取れるだろ!」と何回か説明するとその通りやるではないか!
究極は段ボールが積んであり、その上にボールを置いたときのことだ。高さ的には絶対届かないし回りに経由する椅子などもない。さて、どうするか...。ラテは取りたい一心で吼えるが、吼えただけでボールは落ちてこない。そこで私が段ボールを両手で叩いてみせた。段ボール箱は当然のことながら揺れ、その上に不安定に置いてあったボールは苦もなく転げ落ちてラテの口に収まった(笑)。
凄いのはその後、再度ボールを段ボール箱の上に置いたら、即マネをして段ボールを両手で叩きだしたのである!
オトーサンは思わず拍手喝采であった。

※散歩の途中で出会う小学生の女の子にベタベタのラテ(笑)
ハウスの中ではなく、フェンスで仕切られたリビングにいるとき、「ワン...ワン」と同じ強いトーンでふた声なくときの多くは「オシッコしたよ」というサインであることが多い。オトーサンは「はい、はい」とトイレシートを取り替える毎日である。
また私たちの朝食時、最初はあれほど吼えに吼えたラテだが、今では意外と静かにしている。ただしドッグフードの袋を開ける音を覚えているし、電子レンジでサツマイモの冷凍したやつを解凍し、それをトッピングすることも知っているから、一連の動作音がすると独特の鳴き声を発する。「ワンワン」ではなく「ぴぃ〜」とか「きゅんきゅん」といった、何だか鳥の鳴き声みたいな声を出して催促を始める。
ともかく食い気は何ものにも増して最重要のことなのだ...。
しかしそのラテが最近少し違うのである。変なのだ...。
朝食の支度時にハウスの中であれほど「出せ!」と吼えていたのに静かなのである。最初オトーサンは「具合が悪いのかも...」と動物病院に出向くスケジュール調整を頭の中でシミュレーションしたほどだ。しかし食事を出すと食欲は普段通り旺盛だし、デザートと称して食後に私の余りものの(わざと少し残すのだが)プレーンヨーグルトを出すとピョンピョンと喜んで跳ねる...。元気なのだ。
で、好奇心旺盛のオトーサンはひとつ実験をしてみたのである。ラテお気に入りのオモチャのひとつとワンコ用のカルッキーガムという牛皮で作ったという大変固い食べ物(ストレス予防や歯垢をとるのにも良いというオヤツの一種)を両手に持ち「どっちが欲しいか?」と差し出した。まったく意地の悪いオトーサンである。
これまでだったら絶対に、何が何でも、天地がひっくり返っても食べ物の類に突進するラテであった。それが、いやはやどうしたことかオモチャを欲しがるのである(笑)。
何かの間違いだとオトーサンは再度...再再度両手に持ったガムとオモチャの両方をきちんとラテが認識しているかを確かめるために差し出すが、間違いなくラテはオモチャがよいという。嗚呼、この子はどうしたんだろうか(笑)。

※実験に使った(笑)オモチャ(噛むと音が鳴る)とカルッキーガム
この1,2週間、言葉ではうまく表現できないのだが、ラテは変わったように感じる。例えて言うなら、ゲームのワンステージをクリアしたといった感じか...。
食べ物は基本的に必ず一日2回もらえるものと信頼し始めたのかも知れない。そして飼い主側の生活パターンや思考回路も彼女なりにわかってきたからこその余裕なのかも知れない。
何といったらよいのか、ラテは幼児期から少女期に変貌したような気がしてオトーサンは少々ドキマギしている春のひとときなのであった。