ラテ飼育格闘日記(22)
ワンコを飼おうと決意したとき、ドッグカフェに一緒に行くとか、ワンコを膝に乗せて読書をしたり、あるいは一緒にソファなどで仮眠する...といったことを夢見なかったといえばウソになる(笑)。
これまでにご紹介したように、近所にワンコと一緒に行けるカフェがあり、最初の希望は叶えられた。しかしラテは自分の気をひこうとして私の膝に飛び乗り、ディープキスをすることはあっても(笑)、そのまま私の膝の上に長く留まってくつろぐといった行動はまだしてくれない。
それならば...とこちらから抱きしめると暴れることはないものの嫌がって離れていく...。オトーサンとしてはちょっと寂しいぞ...と思っていた。
そもそもラテはチワワとかトイ・プードルといった小型犬種ではなく、すでに体重が12Kgを超えた中型犬である。したがってそんなワンコに飛び乗られても大変だし、小型犬のように気軽に抱っこしたまま散歩ができるはずもない。
しかしである...。
ある日、公園の散歩時に「ラテ...帰ろう」とリードを引くが、回りに数匹のワンコもいたからだろう...四つ足を踏ん張って動こうともしない。多少のことなら時間延長もかまわないのだが、それまでにも帰ろうとするとお馴染みのワンコが登場するといったことを繰り返し、すでに公園での滞在時間は90分を超えていたのである。
オトーサンにも都合というものがある(笑)。

※散歩の途中には鯉のぼりが目立つ
仕方がないので広大な公園の芝生からラテを抱え上げて舗道のところまで運ぼうと思った。可哀想だが、それなら踏ん切りが付くだろうと...。
ただしそのとき、単にラテを横向きのままに抱え上げるのは重いので、人間の赤ちゃんを抱っこするようにラテの胸を私の胸に合わせ、右手でお尻を、左手でラテの背中を抱え、そして前足それぞれを私の左右の肩に置くかたちで持ち上げてみた。したがってラテの顔は必然的に私の肩の上であり、私の顔と並ぶ。無論嫌がって暴れるかな...と思いつつ。
しかし、抱き上げた私が少々驚いたほど、ラテは大人しくされるがままに静かにしているのだ。そればかりでなく肩に置いた両前足は落とされないように...と思うのか、少し力が入って自分から胸を合わせてくる(笑)。
結果的にこの抱き方は安定した抱き方であり、ラテにとっても苦痛ではなかったのかも知れないが、そのまま数百メートル歩いて下ろすとき、これまた「もっと!」という感じで下りたくない素振りを示した!
まあ、ワンコをそんな甘えさせてはいけないとお叱りを受けるかも知れないが、オトーサンとしては「やった〜」といった気分であった。
それがきっかけで、たまにラテを抱き上げるときにはその抱き方をするようになった。ラテも嫌がらないのでワンコ仲間からも「不思議ねぇ...」といった声がかかるほどだ。
実際に中型犬をそんな抱き方するケースはあまり見ないからだろうが、単に嫌がらないといっただけでなくある雨の日の午後、オトーサンを感涙させることが起きたのだった...。
雨の日にも散歩は欠かせないが、ラテも濡れることはそれなりに避けようとしているようだ。なぜならワンピースなどを着せようとすると今でも恨めしそうな目をして嫌がるが、薄手のレインコートは被せるだけだからだろうか...まったく嫌がらない。これを着れば少しは雨に濡れないで済むということを学習したようにも思える。
またリードを引いて歩くとき、ラテは私の左足に沿って歩くが、雨の日には所々で離れることに気がついた。拾い食いでもするのかとリードを引こうとして気がついたが、その行動は水たまりを避け、鋳物製のマンホールを避けているのだった。ラテにとってそれらに踏み入れるのは冷たくもあり、感触が良くないからだろうと思う。

※雨が降り出したのでポケットレインコートを着て散歩するラテ
さて、かなり強い雨の日、散歩の途中で私の靴に雨水がしみこんできた。このままでは気持ちが悪いので立ち止まり、ラテに「待て!」と静止させ、傘を肩に担いだ形でしゃがみ込み、靴の具合を確認した。ふと傘と共に顔をあげるとラテの鼻先が私の鼻についている...(笑)。
何事かと思った瞬間、ラテは例の抱っこをさせる姿勢、すなわち両前足を私の正面から両肩にかけたのだ!これは明らかに「抱っこして」のサインに違いない。こんなことは初めてだった。

※すっかり板に付いたラテの抱っこ姿。しかし重い...(笑)
ふと前方を見ると舗道を遮るような大きな水たまりがあった...。もしかすると、この中を歩きたくないと抱っこをせがんだのだろうかと思いつつ、オトーサンは自分が濡れるのもかまわずラテを抱っこしたまま大きな水たまりを渡った。
渡った後にラテをそっと下ろすと大人しくまた歩き出す。やはり水浸しになるのが嫌だったに違いない。
オトーサンは自分の靴の中が水浸しになったことや、上着が濡れラテの泥まみれの足で汚れるのも気にせず、ラテの暖かい体温を感じてニコニコ顔で帰途についたのだった...。
その晩、ラテの夕食は少し多かった(爆)。
これまでにご紹介したように、近所にワンコと一緒に行けるカフェがあり、最初の希望は叶えられた。しかしラテは自分の気をひこうとして私の膝に飛び乗り、ディープキスをすることはあっても(笑)、そのまま私の膝の上に長く留まってくつろぐといった行動はまだしてくれない。
それならば...とこちらから抱きしめると暴れることはないものの嫌がって離れていく...。オトーサンとしてはちょっと寂しいぞ...と思っていた。
そもそもラテはチワワとかトイ・プードルといった小型犬種ではなく、すでに体重が12Kgを超えた中型犬である。したがってそんなワンコに飛び乗られても大変だし、小型犬のように気軽に抱っこしたまま散歩ができるはずもない。
しかしである...。
ある日、公園の散歩時に「ラテ...帰ろう」とリードを引くが、回りに数匹のワンコもいたからだろう...四つ足を踏ん張って動こうともしない。多少のことなら時間延長もかまわないのだが、それまでにも帰ろうとするとお馴染みのワンコが登場するといったことを繰り返し、すでに公園での滞在時間は90分を超えていたのである。
オトーサンにも都合というものがある(笑)。

※散歩の途中には鯉のぼりが目立つ
仕方がないので広大な公園の芝生からラテを抱え上げて舗道のところまで運ぼうと思った。可哀想だが、それなら踏ん切りが付くだろうと...。
ただしそのとき、単にラテを横向きのままに抱え上げるのは重いので、人間の赤ちゃんを抱っこするようにラテの胸を私の胸に合わせ、右手でお尻を、左手でラテの背中を抱え、そして前足それぞれを私の左右の肩に置くかたちで持ち上げてみた。したがってラテの顔は必然的に私の肩の上であり、私の顔と並ぶ。無論嫌がって暴れるかな...と思いつつ。
しかし、抱き上げた私が少々驚いたほど、ラテは大人しくされるがままに静かにしているのだ。そればかりでなく肩に置いた両前足は落とされないように...と思うのか、少し力が入って自分から胸を合わせてくる(笑)。
結果的にこの抱き方は安定した抱き方であり、ラテにとっても苦痛ではなかったのかも知れないが、そのまま数百メートル歩いて下ろすとき、これまた「もっと!」という感じで下りたくない素振りを示した!
まあ、ワンコをそんな甘えさせてはいけないとお叱りを受けるかも知れないが、オトーサンとしては「やった〜」といった気分であった。
それがきっかけで、たまにラテを抱き上げるときにはその抱き方をするようになった。ラテも嫌がらないのでワンコ仲間からも「不思議ねぇ...」といった声がかかるほどだ。
実際に中型犬をそんな抱き方するケースはあまり見ないからだろうが、単に嫌がらないといっただけでなくある雨の日の午後、オトーサンを感涙させることが起きたのだった...。
雨の日にも散歩は欠かせないが、ラテも濡れることはそれなりに避けようとしているようだ。なぜならワンピースなどを着せようとすると今でも恨めしそうな目をして嫌がるが、薄手のレインコートは被せるだけだからだろうか...まったく嫌がらない。これを着れば少しは雨に濡れないで済むということを学習したようにも思える。
またリードを引いて歩くとき、ラテは私の左足に沿って歩くが、雨の日には所々で離れることに気がついた。拾い食いでもするのかとリードを引こうとして気がついたが、その行動は水たまりを避け、鋳物製のマンホールを避けているのだった。ラテにとってそれらに踏み入れるのは冷たくもあり、感触が良くないからだろうと思う。

※雨が降り出したのでポケットレインコートを着て散歩するラテ
さて、かなり強い雨の日、散歩の途中で私の靴に雨水がしみこんできた。このままでは気持ちが悪いので立ち止まり、ラテに「待て!」と静止させ、傘を肩に担いだ形でしゃがみ込み、靴の具合を確認した。ふと傘と共に顔をあげるとラテの鼻先が私の鼻についている...(笑)。
何事かと思った瞬間、ラテは例の抱っこをさせる姿勢、すなわち両前足を私の正面から両肩にかけたのだ!これは明らかに「抱っこして」のサインに違いない。こんなことは初めてだった。

※すっかり板に付いたラテの抱っこ姿。しかし重い...(笑)
ふと前方を見ると舗道を遮るような大きな水たまりがあった...。もしかすると、この中を歩きたくないと抱っこをせがんだのだろうかと思いつつ、オトーサンは自分が濡れるのもかまわずラテを抱っこしたまま大きな水たまりを渡った。
渡った後にラテをそっと下ろすと大人しくまた歩き出す。やはり水浸しになるのが嫌だったに違いない。
オトーサンは自分の靴の中が水浸しになったことや、上着が濡れラテの泥まみれの足で汚れるのも気にせず、ラテの暖かい体温を感じてニコニコ顔で帰途についたのだった...。
その晩、ラテの夕食は少し多かった(爆)。