ラテ飼育格闘日記(5)
面白いと言ってはなんだが、犬を飼ってみて初めて体験する世界があることに気づく。ワンコを通して人間や街並みを観察するのもこれまたいろいろあって興味深いが粗も目立つ。
散歩の途中で様々な犬を連れたひとに出会う。面白いもので飼い主の顔を覚えているというより、ワンコの姿を見て「ああ...あの時の人だ」と関連づける。しかし犬を飼っているからといって人付き合いが良いかというと、そういう人ばかりではない(笑)。
ワンコ同士がすれ違うわけだから、お互いあるいは一方が吠えたりするのは当然のことだ。そうした時に私は極力「こんにちは」とか「お騒がせします」と飼い主に声をかけることにしている。相手の方もそれに応えて軽く会釈をしてくださる人もいれば、前にも書いたがうち解けて犬談義ができるようになった人もいる。中には本当にワンコが好きだと体中で表現している人もいて、そういう人には面白いものでラテも吠えない...。
しかし反対に挨拶をしても反応がない人もいて、やはりワンコより人間同士のコミュニケーションが難しい...。
正月のある日、公園の広場にラテと行くと、先着3人のグループが見事なワンコを2匹連れ、フリスビーを飛ばして遊んでいた。そんな脇をラテが通るとき、「こんにちは」と声をかけるが、一瞥しただけで何のリアクションもなく無視された。どうもこちらの僻みかも知れないが、見るからに血統書付きの立派なワンコを自慢そうに連れ回しているところを見ると、雑種のワンコなど相手にもしたくないというように見える...(笑)。
いやだねぇこういう奴らは...。
反対にカフェの野外スペースにいつものとおりにラテを連れていくと、すでにワンコを連れた中年の男性がくつろいでいたが、連れのワンコが一声吠えた。繰り返すが、お互いに盲導犬の訓練を受けたワンコではないから吠えて当然だ。しかしその男性は即座に「スミマセン」と軽く頭を下げてくれた。お互い様であるから、そうした飼い主とは次にお会いしても気持ちの良い対応が出来る。

※駅前にある広くて整備された夕暮れの公園でのひととき
話は違うが、ワンコと散歩して気がついたことは路上にいかにゴミが多いかということ。
まず、犬猫の糞を持っていかない飼い主がいるのは言語道断だ。さらにタバコの吸い殻とパッケージはもとより、ファーストフードの包装紙やコンビニ弁当の器、使ったティッシュ、噛んだ後のガム、空き缶、ビニール袋、菓子の包装紙などなど...まあまあ凄い量のゴミが毎日そこら中に捨てられている。
これまた毎日掃除をしている地域の人やボランティアもいて、街の美化は何とか保たれているようにも見えるが、過日はどこから持ち出されたのか、遊歩道にブラジャーがあった(爆)。
これまで、不法なゴミ投棄などの問題は街の美化云々といった視点でしか見ていなかったが、ラテが万一拾い食いをした場合、中には毒になるものもあり得る。したがってラテと歩くときの視線はどうしても路上に向くのでよけいに気になるのだ。
毎日こうしたありさまを見ていると、この国にはすでにモラルとか他者への迷惑や配慮など消え失せてしまったように思えて薄ら寒くなる。

※散歩の途中で何にでも興味を持つラテ。お得意の後ろ足立ちポーズで何を見る?
飼い犬や飼い猫が安全に暮らせない街や国が、人間に暮らしやすい環境であるはずがないとも思う。何とかならないものだろうか...。
散歩の途中で様々な犬を連れたひとに出会う。面白いもので飼い主の顔を覚えているというより、ワンコの姿を見て「ああ...あの時の人だ」と関連づける。しかし犬を飼っているからといって人付き合いが良いかというと、そういう人ばかりではない(笑)。
ワンコ同士がすれ違うわけだから、お互いあるいは一方が吠えたりするのは当然のことだ。そうした時に私は極力「こんにちは」とか「お騒がせします」と飼い主に声をかけることにしている。相手の方もそれに応えて軽く会釈をしてくださる人もいれば、前にも書いたがうち解けて犬談義ができるようになった人もいる。中には本当にワンコが好きだと体中で表現している人もいて、そういう人には面白いものでラテも吠えない...。
しかし反対に挨拶をしても反応がない人もいて、やはりワンコより人間同士のコミュニケーションが難しい...。
正月のある日、公園の広場にラテと行くと、先着3人のグループが見事なワンコを2匹連れ、フリスビーを飛ばして遊んでいた。そんな脇をラテが通るとき、「こんにちは」と声をかけるが、一瞥しただけで何のリアクションもなく無視された。どうもこちらの僻みかも知れないが、見るからに血統書付きの立派なワンコを自慢そうに連れ回しているところを見ると、雑種のワンコなど相手にもしたくないというように見える...(笑)。
いやだねぇこういう奴らは...。
反対にカフェの野外スペースにいつものとおりにラテを連れていくと、すでにワンコを連れた中年の男性がくつろいでいたが、連れのワンコが一声吠えた。繰り返すが、お互いに盲導犬の訓練を受けたワンコではないから吠えて当然だ。しかしその男性は即座に「スミマセン」と軽く頭を下げてくれた。お互い様であるから、そうした飼い主とは次にお会いしても気持ちの良い対応が出来る。

※駅前にある広くて整備された夕暮れの公園でのひととき
話は違うが、ワンコと散歩して気がついたことは路上にいかにゴミが多いかということ。
まず、犬猫の糞を持っていかない飼い主がいるのは言語道断だ。さらにタバコの吸い殻とパッケージはもとより、ファーストフードの包装紙やコンビニ弁当の器、使ったティッシュ、噛んだ後のガム、空き缶、ビニール袋、菓子の包装紙などなど...まあまあ凄い量のゴミが毎日そこら中に捨てられている。
これまた毎日掃除をしている地域の人やボランティアもいて、街の美化は何とか保たれているようにも見えるが、過日はどこから持ち出されたのか、遊歩道にブラジャーがあった(爆)。
これまで、不法なゴミ投棄などの問題は街の美化云々といった視点でしか見ていなかったが、ラテが万一拾い食いをした場合、中には毒になるものもあり得る。したがってラテと歩くときの視線はどうしても路上に向くのでよけいに気になるのだ。
毎日こうしたありさまを見ていると、この国にはすでにモラルとか他者への迷惑や配慮など消え失せてしまったように思えて薄ら寒くなる。

※散歩の途中で何にでも興味を持つラテ。お得意の後ろ足立ちポーズで何を見る?
飼い犬や飼い猫が安全に暮らせない街や国が、人間に暮らしやすい環境であるはずがないとも思う。何とかならないものだろうか...。