ラテ飼育格闘日記(3)
いやはや...生き物を飼うのは大変だ。正直ラテが来てから3日ばかりは「こりゃあ...えらいことをやってしまった!」と思った。何故ならマニュアル本の予備知識がほとんど役に立たず、一日中悪戦苦闘...。
毎週土曜か日曜に、この「ワンコの"ラテ" 飼育格闘日記」を続けようと思って書き始めたが、ありがたいことに数人の方から励ましのメールをいただいた。その大半の方は「マックの無い生活は考えられないが、ワンコのいない生活も考えられない」「困ったこともあるでしょうが、長い目...寛大な対応をしてください」といった類のメッセージを送ってくれた。感謝!
さて、ラテはまだ教育らしいことは出来ていないが「待て」と「来い」ができる。特に「来い」はリードを5メートルほど伸ばしたままで口笛を吹くと、走って寄ってくることを3日くらいで覚えた。実はその後、これで命拾いをすることになった。
ラテが来てから一週間くらい経ったとき、付近の駅でリードを引っ張った際に、何ということか...首輪が切れたのだ!
一瞬慌ててラテの体をホールドしようとしたが、彼女は見事に私の両手をすり抜けて早くも駈けだした...。飼い主として浅いこともあり、このままでは戻ってこない可能性もあるし、ましてや道路に飛び出せばあっという間に車にはねられるだろう。
とっさに名前を呼び、口笛を吹くとラテはこちらを振り向いた。私は切れたリードを高く上げて見せながらもう一度口笛を吹くと、ありがたいことに走って戻ってきたのである。本当にこの時は肝を冷やしたが、首輪が切れるなんてことがあるとは...。
飼い主の体力的にはキツイものがあるが(笑)、散歩は欠かせないし、ラテとのコミュニケーションを図る最大の場であり、物の本にも教育の一番の機会とも書いてある。まだまだ拾い食いも直らず、リードを強く引くことも多いが、散歩の課程で面白いことにも気づく。
昼の散歩では必ず2,3匹のワンコの出会うことがある。飼い主同士が「こんにちは...」と声をかけ、リードを張りながらワンコ同士を近づけて仲良くできるか様子をみることもある。またこちらはビギナーだから、そうした機会にいろいろと教えていただこうと、相手のワンコのことを褒めながら立ち話をすることもある。
面白いことに、その後に別れてラテと歩き始めると、希代にラテは後ろ足立ちして立ち上がり、私の体にまとわりつく。
また、歩いていると近所の玄関などに繋がれているワンコにも出会う。向こうのワンコは吠えてもラテはほとんど吠えないが、そちらをしばし注目した後に前記と同じ行動をして私にまとわりつく。
どうも甘えの行動に思えてならない(笑)。他の犬に出会うと「私以外のワンコに気持ちを向けないで!」と言っているようにも思えて微笑んでしまう。

※近所のカフェの屋外スペースにて。お店に許可をもらったので、隅っこで一休みする習慣となりつつある
しかし、こうした飼い主側の擬人化がワンコとの関係を悪化させる原因になることがあるようだ。犬と人間は当然のことながらが別種の生き物であり、人の思いだけでワンコの気持ちを推し量ることこそが本来間違いなのかも知れない。 悪戦苦闘は続く...。
毎週土曜か日曜に、この「ワンコの"ラテ" 飼育格闘日記」を続けようと思って書き始めたが、ありがたいことに数人の方から励ましのメールをいただいた。その大半の方は「マックの無い生活は考えられないが、ワンコのいない生活も考えられない」「困ったこともあるでしょうが、長い目...寛大な対応をしてください」といった類のメッセージを送ってくれた。感謝!
さて、ラテはまだ教育らしいことは出来ていないが「待て」と「来い」ができる。特に「来い」はリードを5メートルほど伸ばしたままで口笛を吹くと、走って寄ってくることを3日くらいで覚えた。実はその後、これで命拾いをすることになった。
ラテが来てから一週間くらい経ったとき、付近の駅でリードを引っ張った際に、何ということか...首輪が切れたのだ!
一瞬慌ててラテの体をホールドしようとしたが、彼女は見事に私の両手をすり抜けて早くも駈けだした...。飼い主として浅いこともあり、このままでは戻ってこない可能性もあるし、ましてや道路に飛び出せばあっという間に車にはねられるだろう。
とっさに名前を呼び、口笛を吹くとラテはこちらを振り向いた。私は切れたリードを高く上げて見せながらもう一度口笛を吹くと、ありがたいことに走って戻ってきたのである。本当にこの時は肝を冷やしたが、首輪が切れるなんてことがあるとは...。
飼い主の体力的にはキツイものがあるが(笑)、散歩は欠かせないし、ラテとのコミュニケーションを図る最大の場であり、物の本にも教育の一番の機会とも書いてある。まだまだ拾い食いも直らず、リードを強く引くことも多いが、散歩の課程で面白いことにも気づく。
昼の散歩では必ず2,3匹のワンコの出会うことがある。飼い主同士が「こんにちは...」と声をかけ、リードを張りながらワンコ同士を近づけて仲良くできるか様子をみることもある。またこちらはビギナーだから、そうした機会にいろいろと教えていただこうと、相手のワンコのことを褒めながら立ち話をすることもある。
面白いことに、その後に別れてラテと歩き始めると、希代にラテは後ろ足立ちして立ち上がり、私の体にまとわりつく。
また、歩いていると近所の玄関などに繋がれているワンコにも出会う。向こうのワンコは吠えてもラテはほとんど吠えないが、そちらをしばし注目した後に前記と同じ行動をして私にまとわりつく。
どうも甘えの行動に思えてならない(笑)。他の犬に出会うと「私以外のワンコに気持ちを向けないで!」と言っているようにも思えて微笑んでしまう。

※近所のカフェの屋外スペースにて。お店に許可をもらったので、隅っこで一休みする習慣となりつつある
しかし、こうした飼い主側の擬人化がワンコとの関係を悪化させる原因になることがあるようだ。犬と人間は当然のことながらが別種の生き物であり、人の思いだけでワンコの気持ちを推し量ることこそが本来間違いなのかも知れない。 悪戦苦闘は続く...。