カシオmemopri(メモプリ) Wi-Fi接続対応モデルレポート
3月15日に発売されたばかりのカシオ計算機 memopri(メモプリ) Wi-Fi接続対応モデル(アイスホワイト)が届いた。これはラベルプリンタの類ではあるが、付箋感覚の貼りやすく剥がしやすい専用テープにiPhoneなどからWi-Fiでプリントできるという優れものである。
実は私自身、日々付箋を多く使う…。調べ物の多くは資料として書籍を積み上げ、必要な箇所に付箋を貼っていく作業から物事は始まるわけだがそのうち「付箋仕事術」といった本でも出したいと思うほど、付箋を様々な形で活用している一人なのである。

※付箋紙は日々かなり使う...
ただしその付箋のほとんどは細いものを後で参照しやすいように書籍のページに挟んでおくことが多く、その付箋に手書きメモを残したいと思う場合もあるものの面倒なのでほとんどやっていなかった...。
とはいえある種の目的…分類仕分けのため、付箋のカラーを分けたりは勿論だが、書籍のページに貼る位置で意味を持たせている点は自身の使い勝手と効率を考えたアイデアでもある。

※CASIO memopri(メモプリ) Wi-Fi接続対応モデル「memopri MEP-F10」パッケージ
ということで付箋活用をより効率よくそして楽しく実践してみたいと発売されたばかりのCASIOのmemopri(メモプリ) Wi-Fi接続対応モデル「memopri MEP-F10」を購入した。
このWi-Fi接続対応モデルはその名の通り、iPhoneやiPadあるいはPCと無線で接続し、入力したテキストを付箋に印刷してくれる。無論専用のプリンタ用紙はロール式ではあるものの裏紙を剥がす必要のない付箋仕様なので書籍や手帳などさまざまな物に貼り、かつ容易に剥がすことができるという。


※「memopri MEP-F10」本体(上)と専用ロール紙型付箋紙(下)
印刷は感熱方式で印刷密度は200dpiだがパソコンならインストールされている豊富なフォントも使うことが出来る。ただし相変わらずというか、今更…というか、CASIOはMacをサポートしておらず、パソコン版はWindowsでしか使えないのはもはや時代錯誤というかメーカーの責任を全うしていないと思わざるを得ない。早急にMacにも対応すべきと考える。何なら…良いプログラマーをご紹介しようか(笑)…いや笑い事ではない。
ともあれ最新の iOSデバイスであるiPhoneやiPadならソフトキーボード入力やコピー&ペーストあるいは手書き入力が可能なだけでなく音声入力もできるのでテキスト入力の効率は大変よい。

※iPhone 5のソフトキーボードでテキスト入力

※音声入力も可能
「memopri MEP-F10」の本体サイズは61×118×68mmのボックス型で重さは約240gだが、ふと手元にあったiPhone 4Sの上に重ねてみると縦横サイズがほぼ一緒なことが分かった。なにか偶然というより「iPhoneサイズで開発…」という意図的だったのではないかと想像してしまう…。

※面積はほぼiPhone 4/4Sと同じサイズ
早速感触を試すため、同梱されていたテスト用幅18mmのロールテープを本体にセットし、これまた付属のACアダプタを繋げてスイッチをONにしてスタンバイする。
ちなみにWi-Fi環境で使うには「アクセスポイントモード」と「クライアントモード」という2種類の方法をサポートしている。

※ロール紙をセット
「アクセスポイントモード」は「memopri MEP-F10」とiPhoneなどとを直接Wi-Fiで接続するモードで「memopri MEP-F10」自体がアクセスポイントとして動作する。したがってWi-Fi環境がない場所でも使用することができる点と設定は購入時のままで可能なので簡単だ。
ただしアクセスポイントとして後述するようにiPhoneなどのWi-Fi接続を “CASIO MEP-F10 AP” に設定するため、使用中はネットワーク経由のデータのやりとりができない事になるわけで、使用後には必ずアクセスポイントを元に戻しておく習慣が必要だ。
対して「クライアントモード」は「memopri MEP-F10」をネットワークプリンタとしてWi-Fi接続するため別途無線LANルーターといったWi-Fi環境を必要とすることになる。こちらは当然別途事前の接続設定が必要となる。

※「アクセスポイントモード」でWi-Fiネットワークを“CASIO MEP-F10 AP” に設定
ということで取り急ぎ「アクセスポイントモード」でテストをやってみることに…。
まずは専用のiOSアプリ「MEP-IP10」をインストールしておくがApp Storeで無料ダウロードできる。
続いて「memopri MEP-F10」本体の電源がOFFになっていることを確認し、本体背面にある無線LANモードスイッチを “AP” 側にセットする。そしてスイッチをONにしておく。
後はiPhone 5のWi-Fi設定でリストに表示される “CASIO MEP-F10 AP” を選択した上で前記したiOSアプリ「MEP-IP10」を起動する...。
“CASIO MEP-F10 AP” で出来ることは他のアプリからコピー&ペーストは勿論、ソフトキーボードあるいは音声入力でテキストを入力、あるいは手書き入力したものを印刷できるわけだが、テキスト入力した結果はスライドバーで文字サイズを調整できる。また必要ならテキストをイタリックあるいはボールドに変換でき、さらにタイムスタンプの挿入も可能だ。したがってフォントサイズを小さくすれば複数行の入力もできる。そして「印刷」ボタンをタップしてプリントする手順となる。

※印刷例はこんな感じ
入力した内容は保存することもできるが別途「定型句」ボタンから例えば “伝言”, “挨拶”…といったあらかじめ用意された文章をセレクト可能なので文字通り定型句利用の場合は便利だ。

※よく使う定型句が用意されている
とはいえ “CASIO MEP-F10 AP” によるデータ管理は使い込むほど使いづらくなると思われる。何故なら検索機能がないしユーザーの入力データは定型句に加えることはできないので保存データが多くなると扱いが煩雑になるに違いない。
印刷したテープは自動で送り出されるし必要なら「テープ送り」をタップして必要な分を送り出すこともできる。

※テープ送りやタイムスタンプ挿入もサポート
さて、「memopri MEP-F10」で使うロール紙は前記したように貼りやすく剥がしやすいようにと開発された裏紙のない専用テープだ。したがって付箋感覚で利用できるわけだが、実際に使ってみると一般的な付箋と比較してかなりイメージが違うこともわかる。
紙質はそんなに違わないしイエローとかピンク、あるいは柄ものまである。幅も18mm、12mm、9mmとそんなに違和感はなく幅はともかく長いものも作れるから付箋より応用が広いかも知れない。ただし些か感覚が違う点は接着剤のことである…。
接着剤タイプだから付箋感覚で…ということになるのだが、一般的な付箋はご承知のように接着剤が塗られている面積は極一部なのが普通だ。しかし「memopri MEP-F10」の専用用紙は裏面全部に接着剤がついている点が違う。したがって貼るものによっては後で剥がしづらいものもあるので注意が必要だし、反対にガラスビンやプラスチック製のアイテムに貼れば簡単には取れないので簡易ネームシールになるに違いない。
ということであれこれと使い捲っている最中だが、続いて「memopri MEP-F10」専用のモバイル電源 PSM-10 が届く予定なので合わせてより具体的な使い勝手をご報告したいと考えている。
実は私自身、日々付箋を多く使う…。調べ物の多くは資料として書籍を積み上げ、必要な箇所に付箋を貼っていく作業から物事は始まるわけだがそのうち「付箋仕事術」といった本でも出したいと思うほど、付箋を様々な形で活用している一人なのである。

※付箋紙は日々かなり使う...
ただしその付箋のほとんどは細いものを後で参照しやすいように書籍のページに挟んでおくことが多く、その付箋に手書きメモを残したいと思う場合もあるものの面倒なのでほとんどやっていなかった...。
とはいえある種の目的…分類仕分けのため、付箋のカラーを分けたりは勿論だが、書籍のページに貼る位置で意味を持たせている点は自身の使い勝手と効率を考えたアイデアでもある。

※CASIO memopri(メモプリ) Wi-Fi接続対応モデル「memopri MEP-F10」パッケージ
ということで付箋活用をより効率よくそして楽しく実践してみたいと発売されたばかりのCASIOのmemopri(メモプリ) Wi-Fi接続対応モデル「memopri MEP-F10」を購入した。
このWi-Fi接続対応モデルはその名の通り、iPhoneやiPadあるいはPCと無線で接続し、入力したテキストを付箋に印刷してくれる。無論専用のプリンタ用紙はロール式ではあるものの裏紙を剥がす必要のない付箋仕様なので書籍や手帳などさまざまな物に貼り、かつ容易に剥がすことができるという。


※「memopri MEP-F10」本体(上)と専用ロール紙型付箋紙(下)
印刷は感熱方式で印刷密度は200dpiだがパソコンならインストールされている豊富なフォントも使うことが出来る。ただし相変わらずというか、今更…というか、CASIOはMacをサポートしておらず、パソコン版はWindowsでしか使えないのはもはや時代錯誤というかメーカーの責任を全うしていないと思わざるを得ない。早急にMacにも対応すべきと考える。何なら…良いプログラマーをご紹介しようか(笑)…いや笑い事ではない。
ともあれ最新の iOSデバイスであるiPhoneやiPadならソフトキーボード入力やコピー&ペーストあるいは手書き入力が可能なだけでなく音声入力もできるのでテキスト入力の効率は大変よい。

※iPhone 5のソフトキーボードでテキスト入力

※音声入力も可能
「memopri MEP-F10」の本体サイズは61×118×68mmのボックス型で重さは約240gだが、ふと手元にあったiPhone 4Sの上に重ねてみると縦横サイズがほぼ一緒なことが分かった。なにか偶然というより「iPhoneサイズで開発…」という意図的だったのではないかと想像してしまう…。

※面積はほぼiPhone 4/4Sと同じサイズ
早速感触を試すため、同梱されていたテスト用幅18mmのロールテープを本体にセットし、これまた付属のACアダプタを繋げてスイッチをONにしてスタンバイする。
ちなみにWi-Fi環境で使うには「アクセスポイントモード」と「クライアントモード」という2種類の方法をサポートしている。

※ロール紙をセット
「アクセスポイントモード」は「memopri MEP-F10」とiPhoneなどとを直接Wi-Fiで接続するモードで「memopri MEP-F10」自体がアクセスポイントとして動作する。したがってWi-Fi環境がない場所でも使用することができる点と設定は購入時のままで可能なので簡単だ。
ただしアクセスポイントとして後述するようにiPhoneなどのWi-Fi接続を “CASIO MEP-F10 AP” に設定するため、使用中はネットワーク経由のデータのやりとりができない事になるわけで、使用後には必ずアクセスポイントを元に戻しておく習慣が必要だ。
対して「クライアントモード」は「memopri MEP-F10」をネットワークプリンタとしてWi-Fi接続するため別途無線LANルーターといったWi-Fi環境を必要とすることになる。こちらは当然別途事前の接続設定が必要となる。

※「アクセスポイントモード」でWi-Fiネットワークを“CASIO MEP-F10 AP” に設定
ということで取り急ぎ「アクセスポイントモード」でテストをやってみることに…。
まずは専用のiOSアプリ「MEP-IP10」をインストールしておくがApp Storeで無料ダウロードできる。
続いて「memopri MEP-F10」本体の電源がOFFになっていることを確認し、本体背面にある無線LANモードスイッチを “AP” 側にセットする。そしてスイッチをONにしておく。
後はiPhone 5のWi-Fi設定でリストに表示される “CASIO MEP-F10 AP” を選択した上で前記したiOSアプリ「MEP-IP10」を起動する...。
“CASIO MEP-F10 AP” で出来ることは他のアプリからコピー&ペーストは勿論、ソフトキーボードあるいは音声入力でテキストを入力、あるいは手書き入力したものを印刷できるわけだが、テキスト入力した結果はスライドバーで文字サイズを調整できる。また必要ならテキストをイタリックあるいはボールドに変換でき、さらにタイムスタンプの挿入も可能だ。したがってフォントサイズを小さくすれば複数行の入力もできる。そして「印刷」ボタンをタップしてプリントする手順となる。

※印刷例はこんな感じ
入力した内容は保存することもできるが別途「定型句」ボタンから例えば “伝言”, “挨拶”…といったあらかじめ用意された文章をセレクト可能なので文字通り定型句利用の場合は便利だ。

※よく使う定型句が用意されている
とはいえ “CASIO MEP-F10 AP” によるデータ管理は使い込むほど使いづらくなると思われる。何故なら検索機能がないしユーザーの入力データは定型句に加えることはできないので保存データが多くなると扱いが煩雑になるに違いない。
印刷したテープは自動で送り出されるし必要なら「テープ送り」をタップして必要な分を送り出すこともできる。

※テープ送りやタイムスタンプ挿入もサポート
さて、「memopri MEP-F10」で使うロール紙は前記したように貼りやすく剥がしやすいようにと開発された裏紙のない専用テープだ。したがって付箋感覚で利用できるわけだが、実際に使ってみると一般的な付箋と比較してかなりイメージが違うこともわかる。
紙質はそんなに違わないしイエローとかピンク、あるいは柄ものまである。幅も18mm、12mm、9mmとそんなに違和感はなく幅はともかく長いものも作れるから付箋より応用が広いかも知れない。ただし些か感覚が違う点は接着剤のことである…。
接着剤タイプだから付箋感覚で…ということになるのだが、一般的な付箋はご承知のように接着剤が塗られている面積は極一部なのが普通だ。しかし「memopri MEP-F10」の専用用紙は裏面全部に接着剤がついている点が違う。したがって貼るものによっては後で剥がしづらいものもあるので注意が必要だし、反対にガラスビンやプラスチック製のアイテムに貼れば簡単には取れないので簡易ネームシールになるに違いない。
ということであれこれと使い捲っている最中だが、続いて「memopri MEP-F10」専用のモバイル電源 PSM-10 が届く予定なので合わせてより具体的な使い勝手をご報告したいと考えている。
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