ラテ飼育格闘日記(345)

毎年のこととはいえ、困った季節がやってきた。暑さに弱いラテが散歩に出た際に座り込みや腹ばいになって動かなくなるケースが多くなるからだ。そしてすでにそうした行為が目立ってきた。公園の中で腹ばいになって一休み…というのならまだしも、帰り道...数メートルおきに立ち止まり座り込んで動かないのでは散歩にならない。


オトーサンたちもそろそろ…特に散歩では外気温や路面の温度に気を付けながら散歩をする季節になってきた。したがってこれから秋口まで雨天などは別にしても散歩に出る時間帯を配慮しつつ、コンクリート路面の温度にも気を付けながら散歩する必要がある。
無論それはワンコの身体は我々人間よりずっと地面に近いことから路面の温度からの影響を大きく受けてしまうことによる。熱中症や熱射病といったことにならないように水分補給を怠らないようにしながら散歩を考える必要があるのだ。

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※夏場の散歩はきついよね...オトーサン!


したがって真夏のかんかん照り、それも日中にワンコを連れ回すようなことは厳禁である。
とはいえ先日も晴天の日、午後5時40分に近所にあるコンクリート階段の路面を赤外線非接触温度計で計ったら43.2度もあった…。だからこそなるべく日陰を選んで歩き、飼い主の都合が許せば日が落ちてから散歩に出るのが理想的だろう。

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※晴天の日の午後5時40分に近所のコンクリート階段を赤外線非接触温度計で実際に計った結果


そうした最低限の注意をしながら散歩に出ているつもりではあるが、暑いものは暑い。オトーサンも暑さが嫌いだし自宅に戻れば汗ビショだ。
ともかく最近は朝の散歩はものの15分とか20分間、自宅前の遊歩道を行ったり来たりしてそそくさと戻ってしまうことが多くなった。まあ本人(本犬)が早く帰りたいというのだからオトーサンにも異存は無く、排泄もきちんとすればまずは安心して帰ることが出来る。しかしご近所にいるワンコの姿でも発見すると俄然元気になり、ストーカーモードに入るのだから現金な娘である(笑)。

夕方の散歩はさすがに朝よりはまともに歩きたいのだろう…。とはいえこれまた気分によるものの、大きな公園に向かったり、駅ビル上にあるカフェに向かったりするが、行きはしっかりと歩くものの問題は帰りだ。
やはりワンコといえども行きと帰りは同じ道を通るにしても別の道を通って帰るにしても意識は違うらしい。想像するに行きは慣れ親しんだ道や場所でも何らかの期待感と目的意識があるに違いない。
大好きなワンコに出会うかも知れないし、可愛い女子に会えるかも知れない。新しい魅力的な臭い(情報)を得ることが出来るかも知れない。そしてもしカフェにいけばオトーサンやオカーサンからハムやソーセージの切れ端が貰えるかも知れないと考えているのかも…。

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※これはオカーサンと一休み中です


しかし帰り道はある種経験してしまった道程であり、そこで新しい臭いや発見ができる可能性は低くなる。無論理屈では帰り道でこそ好きなワンコやその飼い主さんたちに出会えるかも知れないが、やはり排泄という生理的なことも含め目的の多くは終わってしまったと考えるのかも知れない。そして単に肉体的な問題として、往路で体力を使いすぎたため帰路では元気というか動く意欲が減じているという現実もあるだろう。
またもしかしたら「帰りたくない。もっと散歩したい」という意識の表れなのかも知れないが、とにかく帰り道の歩き方は夏場でなくても著しくスピードが落ち、それは時にオトーサンがイライラするほどなのだ。
そのヨタヨタぶりを見ていた見知らぬお婆さんに「老犬かい?」と言われたことがある(笑)。

問題なのは夏の時期、歩調が遅くなるというより頻繁に座り込み、あるいは腹ばいになって歩きたくないという意志を示すことだ。あるいは「抱っこして」という要求も多くなる。しかし体重が19.4 kgもあるラテを扱いに慣れたオトーサンとはいえ抱いたまま長距離歩くことはできない相談だ(笑)。
そんなときラテは道路であろうと車道であろうと一端座り込むとリードを引いたくらいでは頑として動こうとしない。そしてそれが酷いときには数メートル毎に繰り返されるわけで、これではいつ自宅に戻れるかは分からなくなる…。
とはいえリードの引き合いも見栄えがよいものではないし、オトーサンは30秒とか1分ほどラテの意志を尊重して危険な場所でない限り時間を置いた後にリードを引くように心がけている。そうするとラテもあれほど強くリードを引いても立ち上がらなかったのに比較的素直に歩き始めるのだ。

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※公園のまっただ中でがんとして動こうとしないラテ


そんなとき一番有効なのは好みのワンコや好きな人に出会うこと…。あれほど辛そうにバテているように見えたラテが率先して友達ワンコや好きな女子たちと…それも先頭だって歩き始めるのだから苦笑してしまう。
今日の散歩もどなたか、ラテの大好きな方とお会いできないだろうか…。そうであればオトーサンの負担も軽減するのだが(笑)。


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Author:mactechlab
主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。また直近では「木挽町お鶴捕物控え」を発表している。
2018年春から3Dプリンターを複数台活用中であり2021年からはレーザー加工機にも目を向けている。ゆうMUG会員