「大塚国際美術館」ひとり旅 〜(番外) ネットワーク篇

徳島の鳴門市にある大塚国際美術館への旅は一泊の短いものだったが、それでも金曜日…ウィークディに移動し泊まることになったこともあり、仕事の連絡や取り急ぎの作業用にとiPhone 5は勿論 MacBoo Air 11”を持参した。しかし心配なのは現地のネットワーク環境だった...。


まずはiPhone 5が現地で使えるかが心細かったものの結論としては大きな問題はなかった。
大塚国際美術館の建物の中、それも地下3階といった内部に入ってしまうと本館が山をくり抜いて建設されたものであるからして電波が届かないのも致し方ないだろう。

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※大塚国際美術館の入り口


ちなみに私が契約しているキャリアはソフトバンクだが、帰る際にB3にあるインフォメーションコーナーでタクシーを呼んでいただこうとお願いしたところ、パウチしたものを渡され「タクシー会社にはご自分で連絡してください」と言われた。まあ、尤もな話である(笑)。

それはともかくその場でiPhone 5から電話をしたが電波が入らずつながらない…。それを見ていたインフォメーションの女性が「(キャリアは)ソフトバンクさんですか」と聞く。「そうです」と答えると入館時にエントランスから長いエスカレータを上ってきたわけだが、目の前にある自動ドアを出てエスカレータの手前当たりに移動すれば電波が入ることを教えてくれた。事実問題なくタクシー会社に電話ができた…。

またB3に限らず、館内の中央付近では電波が入らなかったり弱かったりしたものの窓際に移動すればiPhoneは十分に使えたため不自由はしなかった。
それに話が前後するが、帰りに徳島阿波踊り空港で時間をつぶしていた際にも電波は弱めだったもののWi-Fiのホットスポットが使えたのには少々驚いた。ただし東京で表示するアクセスポイント 0001softbank ではなく0002softbank が自動選択された…。
したがって今回私の旅は空港とホテル、そして大塚国際美術館という3箇所でしかネットに入ることはなかったこともあり、iPhone 5の活用はバッテリーがいつもより急激に減ることを別にすればネット利用はまずまず快適だったといえよう。

ところで繰り返すが今回の旅で持参したガジェット類はiPhone 5の他にMacBook Air 11”とACアダプタ、cheero Power Plus2という 10400mAh 大容量モバイルバッテリー、ULTRA WiFi 4Gおよび必要なケーブル類という必要最小限の構成だった。これらを含め身の回りのものをバッグ1つに詰め込んで持参した。

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※ホテル客室の机上。MacBook AirとiPhone 5、そして大容量モバイルバッテリーとULTRA WiFi 4Gが写っている


特に心配していたのは宿泊先のルネッサンスリゾートナルトの客室に有線・無線の別なくインターネットに接続できる環境がなかったことである。ただし4Gはもとかく3Gの接続が可能なら、モバイルルーターのULTRA WiFi 4GでWi-Fiネット環境を構築できるわけでULTRA WiFi 4Gを初めて遠方で使う期待と不安が入り交じった気持ちだった。

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※宿泊先のルネッサンスリゾートナルト


ホテルの客室はツイン仕様で清潔・明るいので気に入った。それにカーテンを開ければ外というか真下は海であり、波の音が気持ちを落ち着かせてくれる。

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※小さなテラスのすぐ下には大海原が広がっていた


大塚国際美術館を出てタクシーでホテルに到着、そしてチェックインすれば後は夕食しか予定はないからと、まずはネットワーク環境の確認とセットアップをやることに…。とはいっても単にULTRA WiFi 4Gをどこに置いたら一番効率が良いかの確認だけなのだが(笑)。
結局当然といえば当然だが、ベランダに近い窓際の位置にあるソファーテーブルにULTRA WiFi 4Gを置くときちんと3Gのアンテナがフル表示になることが分かった。後はベッドサイドであろうがデスクであろうがWi-FiでMacBook AirやiPhone 5が利用できたので一安心する。

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※ULTRA WiFi 4Gのおかげで室内のどこでもWi-Fi接続が快適に使えた


なお金曜日は一日中曇り空だったが翌日は天気も良く、11時のチェックアウトまでテラスのガラステーブルにULTRA WiFi 4Gを置き、潮の香りを嗅ぎながらMacBook Airと戯れていた。
一昔前の旅行時は重たい機材を息を切らせながら持ち歩いた物だが、それでも一般電話回線を使ったネット環境の実現は出先のホテルで必ずしも上手くいくとは限らない時代だった。まだまだ不満や理想をいえばきりが無いものの、こうした面に於いてはなんとも良い時代になったものだ…。






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Author:mactechlab
主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。また直近では「木挽町お鶴捕物控え」を発表している。
2018年春から3Dプリンターを複数台活用中であり2021年からはレーザー加工機にも目を向けている。ゆうMUG会員