ScanSnap SV600の活用術〜背景マットをいかにしたら綺麗に保てるか

ScanSnap SV600だが、不本意ながら現在の所Windows環境で使わざるを得ないものの、機能や性能を知りたいと毎日時間があくと色々と使いはじめている。とはいえ基本機能は大変しっかりしており私にとって無くてはならない周辺機器になった。ただし実用上気になったのが専用背景マットの汚れである。


この背景マットの上にスキャニングする資料や書籍などを置くわけだが、直接スキャニングそのものに影響することはないものの汚れは気になる…。それはマット仕上げになっているし色合いがブラックだから余計である。また別途レポートを予定しているが見開き原稿などを歪み無くスキャンするために開発された「ブックプレッサー」を常時背景マットの上に装備するつもりなのでゴミによってはアクリル製の「ブックプレッサー」に傷が付く可能性もあるわけで綺麗にしておくことに越したことは無い...。

問題はこのA3サイズをスキャニングするスペースは常に開けておくつもりにしても、準備のために本を置けば埃や紙粉が落ちたり、あるいは愛犬の細かな毛が目に付いたりと意外に気になるのである。
それではと小型のハンディ掃除機や埃取りなどを持ち出してみたが、汚れが取れないばかりか反対に道具側の汚れがマットに移ってしまう(笑)。

いろいろとやってみたものの、一番手早いのはセロファンテープでペタペタとやることだが、これでは手間がかかる。かといってガムテープでは粘着が強くあっというまに背景マットが持ち上がってせっかくの設置位置から外れてしまう。
勿論接着剤が背景マットに残ってしまうようなものは論外だが、良さそうな物はないかと探した結果、粘着シート取替えの必要がなく粘着力が弱まっても洗浄すると粘着力が復活し繰り返し何度も使えるというローラー・クリーナーを買ってみた…。

RollerCleaner_01.jpg

※Amazonで見つけたローラー・クリーナー


Amazonの評価欄には粘着力が弱いとあまり評価は良くないが、今回の目的は背景シートを動かすほどの粘着力があっては面倒だし、日常の汚れも本当に細かなものばかりなのでこれで良いのではないかと考えた。
幸い目論見が当たり、個人的にはScanSnap V600の背景マット専用掃除道具として使うつもりだ。

RollerCleaner_02.jpg

※ScanSnap SV600の背景マットで使う限り大変具合がよろしい


今のところ他の場所で使っていないが、感触では絨毯とか畳といった日常生活空間で生じる綿埃などには粘着力が弱くて十分な働きはできないように思う。しかしそれが今回、私の目的にはピッタリだったのだから面白い。それに値段を記すのも野暮だが、Amazonで安価で販売していたので試して見たわけだ…。

remover_01.jpg

remover_02.jpg

※背景マットの汚れ(上)をこのローラー・クリーナーで1往復させただけでほほ綺麗になる(下)


まずはScanSnap SV600を活用する心意気と環境が整いつつあるが、Mac版のソフトウェアがリリースされるまで何とかWindows環境でその長所短所などを十分に確認しておきたいと考えている毎日だ。




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Author:mactechlab
主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。また直近では「木挽町お鶴捕物控え」を発表している。
2018年春から3Dプリンターを複数台活用中であり2021年からはレーザー加工機にも目を向けている。ゆうMUG会員