ラテ飼育格闘日記(353)
ここ数ヶ月の間、大きな問題は生じていなかったアトピー症状だったが、季節柄なのか、あるいはたまたまなのか…いくつか続いてトラブルが出て来た。腹の傷が峠を越したと安堵していたところ、今度は右目を前脚で擦ったようで目の縁から血が出ているだけでなく目が真っ赤になった。
土曜日の朝、オトーサンたちは休日にもかかわらず少し早めに起きて散歩の支度を始めた。土曜あるいは日曜にはいつも決まった時間帯に決まった公園に行けばお馴染みのワンコたちが集まっているからだ。
ここの所、暑いこともあってラテはまったくそちらの方面には足を向けず、自宅の周りを回って戻ってくるという怠惰な散歩が多かったのでワンコたちとの触れ合いがほとんどなかった。したがってオトーサンたちはあわよくば友達ワンコに会えるかも…と考えたわけだ。

※右前脚を折って腹ばいになるというラテ定番のリラックススタイル
その公園には歩いて20分位はかかる。無論ラテと一緒だからして、あっちでクンクン、こっちでクンクンとやっているとあっというまに時間は経過してしまうからリードをオトーサンが持ち、あまり寄り道させずにと公園へ急いだ。
公園に近づくとすでにお馴染みさんが二組いらっしゃる。そのうちボーダーコリーのボーちゃんとは身体をぶつけ合って遊んだ仲だが、最近はラテの方が乗らずになかなか一緒に走り回らなくなった。
それでもボーちゃんは暫くぶりに会ったラテに向かって遊ぼうとポーズを繰り返し「クーン」という遊びを要求する声を立てる。ラテもそれに反応してボーちゃんに向かって立ち上がるが積極的に絡もうとしないで自分1人で走り回る(笑)。そのうちフレンドリーなボーちゃんもさすがに痺れを切らして離れてしまう…。
その後、水飲み場でラテが水を飲み終わった頃、女房が「あっ、ハリーちゃんが来た!」と声を上げた。
ラテが我が家に来てから今年の12月で丸7年になるが、その間多くのワンコたちと接してきたがこの「ラテ格闘日記」に度々記してきたとおりラテが心を許している(と見られる)ワンコはほんの数匹なのだ。
幼犬時代には匍匐前進で低姿勢に近づき、どんなワンコにも遊んで欲しいとサインを出していたラテだが、1歳半ほどになると態度が一変し、これまで仲良く並んで遊んでいたワンコに対して猛烈に唸り吠えるケースも出てきた。無論それは相手のワンコもそうなので、自己が形成されると程度問題皆好き嫌いがはっきりしてくるのだろう…。

※オカーサンに何おねだりしているのか?
その間、安心してラテを一緒にしておけるワンコたちは限られ、雑種のマキちゃん、ビーグルのハリーちゃん、柴のクロちゃんとポン吉ちゃん、そして同じく柴のハチちゃん、コーギーのアポロちゃん、ボーダーコリーのボーちゃん程度なのだ。
皆ラテが幼犬時代から知り合ったすべて雄のワンちゃんである…。その中でもラテにとってランクというか友達のカテゴリーが分かれているようで対応の仕方が違っているのは興味深い。
ともあれこれまで観察してきた範囲ではマキゃんは大好きなようだ。たまにしか会えないが、会うとマキちゃんの口を舐めようと追いかける(笑)。幸いマキちゃんの方も「どお、元気?」といった感じに舐め返してくれる。
柴犬のクロちゃんとは幼犬時代には走り回ったが、いまではお互い静かに隣に居座る程度になってしまった。ポン吉ちゃんやハチちゃんとは基本的に落ち着いた対応ができている。
コーギーのアポロちゃん、ボーダーコリーのボーちゃんとはそれこそ喧嘩と思われるほど激しい格闘遊びを展開したが、最近ではそれらしい誘いをしてくれるのはボーちゃんだけとなった。

※2007年撮影、ラテ一歳のときのシーン。コーギー犬のアポロちゃんと格闘中。かなり激しい喧嘩のようにも見えるがこれは遊びなのだ
さて今回久しぶりに出会えた友達ワンコのハリーちゃんも、前記したクロちゃんやアポロちゃんたちと同様に公園狭しと駆けずり回っていた時代があったがいまではお互いに落ち着いたものでその気配もない(笑)。
しかしそうした仲間たちの中で喧嘩せずひとつの容器から水を仲良く一緒に飲めるワンコはハリーちゃん、マキちゃん、ボーちゃん程度でもある。それ以外のワンコが割り込もうとするとラテは威嚇を始めるのだ…。しかしこの辺の力関係というか相関図も最近では些か変化があり、大好きなマキちゃんとボーちゃんが一緒だとラテは嫉妬するようで機嫌が悪く、マキちゃんに「アタシとだけ遊んで!」とでもいうのだろうか、威嚇したこともあるので一対一でないときは注意を要するのである。
その点、一貫してこれまでラテがまったく威嚇行為を見せたことのない唯一のワンコがビーグルのハリーちゃんなのだ。

※ラテの右目に異変が生じた朝、公園で久しぶりに会ったハリーちゃんと一緒に帰路につく
例えばハリーちゃんのお母さんがラテにオヤツを差し出してくれたとする。その場にいるハリーちゃんがチャンスだとばかりスッと横取りすることがあるが、そんなときオトーサンは万一を考えてリードを引く。喧嘩の原因の第一はやはり食べ物であることが多いからだが、ラテはハリーちゃんと鼻面を付き合わせつつも怒らずに平然としている。しかしもしこれが他のワンコだったらラテは大変な騒ぎになる。
相手のワンコによっては威嚇どころか攻撃するかも知れないのでオトーサンは常に相対するワンコと周囲に目を光らせていなければならないのでなかなか大変なのだ。
だから…公園でハリーちゃんに出会うと100%ではないものの、オトーサンは些か気を抜いた対応ができて安心なのだ(笑)。
ただしその土曜日はワンコたちとのトラブルはなかったが、朝から少々おかしいと思っていたラテの右目に明らかな異変が起きた。

※右目もだいぶ良くなりました
ハリーちゃんたちと一緒にいたものの頻繁に前脚で顔を拭うのでよく見るとすでに目がしっかりと開いていない状態だった。オトーサンはハリーちゃんたちと一緒に公園を離れて帰路についたが戻ってよく確認すると目尻からは出血が見られ、目は真っ赤だった。幸い素人目でも眼球に傷を付けたようではなかったので目脂を拭き、以前同じトラブルがあったとき動物病院で処方してもらった目薬を2滴垂らして様子を見た。
午後にもう1度目薬を付け、目をいたずらに擦らないよう注意をしていたところ翌日にはかなり回復したので一安心しているところである。
まったく一瞬一瞬、刻々と変化するラテの心身を毎日眩しく眺めているオトーサンなのである。
土曜日の朝、オトーサンたちは休日にもかかわらず少し早めに起きて散歩の支度を始めた。土曜あるいは日曜にはいつも決まった時間帯に決まった公園に行けばお馴染みのワンコたちが集まっているからだ。
ここの所、暑いこともあってラテはまったくそちらの方面には足を向けず、自宅の周りを回って戻ってくるという怠惰な散歩が多かったのでワンコたちとの触れ合いがほとんどなかった。したがってオトーサンたちはあわよくば友達ワンコに会えるかも…と考えたわけだ。

※右前脚を折って腹ばいになるというラテ定番のリラックススタイル
その公園には歩いて20分位はかかる。無論ラテと一緒だからして、あっちでクンクン、こっちでクンクンとやっているとあっというまに時間は経過してしまうからリードをオトーサンが持ち、あまり寄り道させずにと公園へ急いだ。
公園に近づくとすでにお馴染みさんが二組いらっしゃる。そのうちボーダーコリーのボーちゃんとは身体をぶつけ合って遊んだ仲だが、最近はラテの方が乗らずになかなか一緒に走り回らなくなった。
それでもボーちゃんは暫くぶりに会ったラテに向かって遊ぼうとポーズを繰り返し「クーン」という遊びを要求する声を立てる。ラテもそれに反応してボーちゃんに向かって立ち上がるが積極的に絡もうとしないで自分1人で走り回る(笑)。そのうちフレンドリーなボーちゃんもさすがに痺れを切らして離れてしまう…。
その後、水飲み場でラテが水を飲み終わった頃、女房が「あっ、ハリーちゃんが来た!」と声を上げた。
ラテが我が家に来てから今年の12月で丸7年になるが、その間多くのワンコたちと接してきたがこの「ラテ格闘日記」に度々記してきたとおりラテが心を許している(と見られる)ワンコはほんの数匹なのだ。
幼犬時代には匍匐前進で低姿勢に近づき、どんなワンコにも遊んで欲しいとサインを出していたラテだが、1歳半ほどになると態度が一変し、これまで仲良く並んで遊んでいたワンコに対して猛烈に唸り吠えるケースも出てきた。無論それは相手のワンコもそうなので、自己が形成されると程度問題皆好き嫌いがはっきりしてくるのだろう…。

※オカーサンに何おねだりしているのか?
その間、安心してラテを一緒にしておけるワンコたちは限られ、雑種のマキちゃん、ビーグルのハリーちゃん、柴のクロちゃんとポン吉ちゃん、そして同じく柴のハチちゃん、コーギーのアポロちゃん、ボーダーコリーのボーちゃん程度なのだ。
皆ラテが幼犬時代から知り合ったすべて雄のワンちゃんである…。その中でもラテにとってランクというか友達のカテゴリーが分かれているようで対応の仕方が違っているのは興味深い。
ともあれこれまで観察してきた範囲ではマキゃんは大好きなようだ。たまにしか会えないが、会うとマキちゃんの口を舐めようと追いかける(笑)。幸いマキちゃんの方も「どお、元気?」といった感じに舐め返してくれる。
柴犬のクロちゃんとは幼犬時代には走り回ったが、いまではお互い静かに隣に居座る程度になってしまった。ポン吉ちゃんやハチちゃんとは基本的に落ち着いた対応ができている。
コーギーのアポロちゃん、ボーダーコリーのボーちゃんとはそれこそ喧嘩と思われるほど激しい格闘遊びを展開したが、最近ではそれらしい誘いをしてくれるのはボーちゃんだけとなった。

※2007年撮影、ラテ一歳のときのシーン。コーギー犬のアポロちゃんと格闘中。かなり激しい喧嘩のようにも見えるがこれは遊びなのだ
さて今回久しぶりに出会えた友達ワンコのハリーちゃんも、前記したクロちゃんやアポロちゃんたちと同様に公園狭しと駆けずり回っていた時代があったがいまではお互いに落ち着いたものでその気配もない(笑)。
しかしそうした仲間たちの中で喧嘩せずひとつの容器から水を仲良く一緒に飲めるワンコはハリーちゃん、マキちゃん、ボーちゃん程度でもある。それ以外のワンコが割り込もうとするとラテは威嚇を始めるのだ…。しかしこの辺の力関係というか相関図も最近では些か変化があり、大好きなマキちゃんとボーちゃんが一緒だとラテは嫉妬するようで機嫌が悪く、マキちゃんに「アタシとだけ遊んで!」とでもいうのだろうか、威嚇したこともあるので一対一でないときは注意を要するのである。
その点、一貫してこれまでラテがまったく威嚇行為を見せたことのない唯一のワンコがビーグルのハリーちゃんなのだ。

※ラテの右目に異変が生じた朝、公園で久しぶりに会ったハリーちゃんと一緒に帰路につく
例えばハリーちゃんのお母さんがラテにオヤツを差し出してくれたとする。その場にいるハリーちゃんがチャンスだとばかりスッと横取りすることがあるが、そんなときオトーサンは万一を考えてリードを引く。喧嘩の原因の第一はやはり食べ物であることが多いからだが、ラテはハリーちゃんと鼻面を付き合わせつつも怒らずに平然としている。しかしもしこれが他のワンコだったらラテは大変な騒ぎになる。
相手のワンコによっては威嚇どころか攻撃するかも知れないのでオトーサンは常に相対するワンコと周囲に目を光らせていなければならないのでなかなか大変なのだ。
だから…公園でハリーちゃんに出会うと100%ではないものの、オトーサンは些か気を抜いた対応ができて安心なのだ(笑)。
ただしその土曜日はワンコたちとのトラブルはなかったが、朝から少々おかしいと思っていたラテの右目に明らかな異変が起きた。

※右目もだいぶ良くなりました
ハリーちゃんたちと一緒にいたものの頻繁に前脚で顔を拭うのでよく見るとすでに目がしっかりと開いていない状態だった。オトーサンはハリーちゃんたちと一緒に公園を離れて帰路についたが戻ってよく確認すると目尻からは出血が見られ、目は真っ赤だった。幸い素人目でも眼球に傷を付けたようではなかったので目脂を拭き、以前同じトラブルがあったとき動物病院で処方してもらった目薬を2滴垂らして様子を見た。
午後にもう1度目薬を付け、目をいたずらに擦らないよう注意をしていたところ翌日にはかなり回復したので一安心しているところである。
まったく一瞬一瞬、刻々と変化するラテの心身を毎日眩しく眺めているオトーサンなのである。
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