ラテ飼育格闘日記(123)
ラテと毎日散歩を続けているとそれなりに思考のパターンや行動の意味などが分かってくるものだが、いまだに分からなないことも多い。そのひとつに他のワンコに対する「好き嫌い」がどのような基準でなされているかということだ。まあ、もしかしたら理窟ではなくラテ自身に聞いたところで分からないのかも知れないが分からないだけにオトーサンは対応に苦労する。
我々人間にも理窟を超えた好き嫌いがあり得る。初対面でどういうわけか理由もはっきりしないものの嫌な奴だと思う相手もいる。逆に一目惚れだって十分ありうるわけだ...。
それは顔つきなのか、態度なのか、それとも声のトーンなのか、自分でもよく分からないが生理的に受け付けないという場合もあり得るだろう。だからラテに「どうして○○ちゃんは好きで××ちゃんは嫌いなのか?」と聞いたところで本人もよく分からないのかも知れないが、オトーサンなりに観察しているとおぼろげながらその理由の一端が分かるような気もする...。

※満開の桜も美しく綺麗だが、地面に落ちた花も愛らしい...
一般的に回りのワンコを見ていると雄雌の区別で好き嫌いがある場合が多いようだし、洋犬と和犬で好みがわかれる場合もあり得るみたいだ。
例えばラテの場合、雄のワンコに対しては初対面であっても反目する確率は少ないが、同性の雌ワンコは初対面だとほぼ吠えたり威嚇したりする。その上でラテが公園デビューを果たした当初からのつき合いでかつ現在も基本的に喧嘩しないワンコの99%は雄のワンコなのだ。
コーギ犬のアポロちゃんとコーちゃん、ビーグル犬のハリーちゃん、ボーダーコリー犬のボーちゃん、柴犬のポン吉ちゃん、クロちゃんそしてハチちゃんは皆雄のワンコである。そして大好きなマキちゃんも雑種の雄だ。

※お互いに凄い顔をしているが喧嘩ではなく楽しんで遊んでいる姿だ
無論公園で出会うワンコたちのすべてが雄であるわけではないし、ラテが公園デビューしたてのときには雌のワンコたちとも仲良くしていた時期があった。しかし時が経つにつれて...というかラテ自身にある種の自信というか自意識が目覚めてくるようになると雌のワンコには威嚇したり吼え立てたりするようになった。
興味深いのはいくら嗅覚が抜群に優れているとはいえ、向こうから初対面のワンコが歩いてくるときラテが吠える/吠えないで相手が雄なのか雌なのかがほぼ分かるのだから凄い。相手が近づいたとき猛烈に吠える場合は勿論雌のワンコであるケースがほとんどだし、同じ吠えるにしても「気になるので近づきたい」という吠え方は違うのだ。
オトーサンはそうしたラテの反応を総合判断しながら注意しながら相手のワンコと近づけ、リードをコントロールすることになるが喧嘩しないようにと気を使うわけだ。
以前ラテが猛烈に吠えたとき相手の飼い主さんから「あらら、吠えられるような悪いことしていないのにねぇ...」といわれてオトーサンも傷ついたことがある(笑)。そんなことを言われてもワンコがやることであり、良いも悪いもないのだからこればかりは仕方がないのである。しかし吠えられる方から見れば嬉しいことではない...。
ともあれ同性に厳しいのは明白なのだが、その原因はどこにあるのだろうか...。やはり本能的に雌のワンコはライバル...嫉妬の対象になるのだろうか。
もうひとつおかしなことに犬種による好き嫌いがあるように思える。
どうも言いにくいのだが、これまたワンコの好みなので気に障った方はお許し願いたい。
というのは、ラテはマズルの短いワンコは総じて嫌いなようなのだ...。
例えばパグ、マスティフ、ブルドッグなどは雄であっても最初から威嚇したり無視するからこれまで仲良くしたワンコは皆無である。
オトーサンが知りたいのはなぜこれらの犬種をラテが嫌うのか...ということだ。オトーサンの知らない幼犬の時期にでも嫌な目に合わせられたのだろうか...。
別の言い方をするなら、ラテは犬としては視覚で判断する部分が多いように思えてならないのだ。
それから傾向としてだが、小型犬と子犬は苦手だということが分かってきた。無論小型犬がすべて嫌いなわけではなく、前記したビーグルのハリーちゃんとは最初から取っ組み合って荒っぽい遊びをしているが威嚇したり喧嘩したことはない。そしてチワワやパピヨンといったワンコに低姿勢で近づき、お腹を出すことだってあるし、土日の朝の公園で会うウエスティのクーンちゃん(雄)にも遊ぼうのポーズで誘ったりする。


※ウエスティのクーンちゃんに遊びのポーズをするラテ(上)。下は初対面の柴犬 "はじめくん" (雄)に遊びを仕掛けるラテ
しかし基本的にはどうやら自分の回りで活発に飛び跳ねられるのが嫌いなようだ(笑)。そして幼犬が怖いもの知らずに元気にからんでくるとどう扱って良いか分からず困っているようにも見える。
現在仲良くさせていただいているワンコたちでもそれぞれ最初の出会いというものがあったわけであり、その数回の出会いの中でお互いに多少の「ガウガウ」を交わしたり、反対に威嚇されて萎縮したりしながらも一緒に走り回ったり取っ組み合ったりする仲になってきた。したがって1度や2度顔をつきあわせたときにいがみ合ったからといって飼い主がお互いを遠ざけてしまっては2度と仲良くできるチャンスはなくなるといってよい。
例えば前記したコーギー犬のコーちゃんをラテは最初気に入らなかったようだ。なぜならコーちゃんが公園デビューしたてのころはラテが好きな同じコーギー犬のアポロちゃんを取られてしまうので一種のヤキモチをやいたものと思われる。
年下でもあるコーちゃんに対して近づくと「ガウ~」と唸って威嚇していたが、そのうちアポロちゃんとコーちゃんの中に喧嘩せずに入っていくようになった。そしてしばらくしてコーちゃんが雄犬の本領を発揮してパワフルに振る舞うようになると関係は逆転し、ラテはコーちゃんに追いかけられ逃げ惑うようになった(笑)。
まあ、もともとラテは気が強いというより臆病なのだろう...。その不安というか自信のなさが吠える原因のひとつになると思われる。
諺通り「弱い奴ほどよく吠える」というアレである(笑)。

※好き嫌いが激しく八方美人は無理なラテだが、こればかりはオトーサンもどうしようもない(笑)
ただし100%ではないが、オトーサンの好みに同調しているように思えることもある。もしかしたら対峙するオトーサンの感情をラテはしっかりと読んでいるのかも知れない。お互いにワンコは飼い主に似るというから...(笑)。
ともかく初対面も含めて行き交うワンコに対しどのような態度で接するか、ラテならずともオトーサンも気を使うところなのだ。とはいえ事は近所づきあいとか仕事つき合いといった何らかのプレッシャーが存在する問題ではなく、もしラテが嫌いなワンコがいたとするならあえて近づく必要もないし、関係の修復を図る必要もないのだが、どうも無言ですれ違うといったその行為こそ、長い間ビジネスで人の和に苦労してきたオトーサンにとってはプレッシャーなのだ(笑)。
だから最近は感情をストレートに出せるラテを羨ましいと思うオトーサンなのであった。
我々人間にも理窟を超えた好き嫌いがあり得る。初対面でどういうわけか理由もはっきりしないものの嫌な奴だと思う相手もいる。逆に一目惚れだって十分ありうるわけだ...。
それは顔つきなのか、態度なのか、それとも声のトーンなのか、自分でもよく分からないが生理的に受け付けないという場合もあり得るだろう。だからラテに「どうして○○ちゃんは好きで××ちゃんは嫌いなのか?」と聞いたところで本人もよく分からないのかも知れないが、オトーサンなりに観察しているとおぼろげながらその理由の一端が分かるような気もする...。

※満開の桜も美しく綺麗だが、地面に落ちた花も愛らしい...
一般的に回りのワンコを見ていると雄雌の区別で好き嫌いがある場合が多いようだし、洋犬と和犬で好みがわかれる場合もあり得るみたいだ。
例えばラテの場合、雄のワンコに対しては初対面であっても反目する確率は少ないが、同性の雌ワンコは初対面だとほぼ吠えたり威嚇したりする。その上でラテが公園デビューを果たした当初からのつき合いでかつ現在も基本的に喧嘩しないワンコの99%は雄のワンコなのだ。
コーギ犬のアポロちゃんとコーちゃん、ビーグル犬のハリーちゃん、ボーダーコリー犬のボーちゃん、柴犬のポン吉ちゃん、クロちゃんそしてハチちゃんは皆雄のワンコである。そして大好きなマキちゃんも雑種の雄だ。

※お互いに凄い顔をしているが喧嘩ではなく楽しんで遊んでいる姿だ
無論公園で出会うワンコたちのすべてが雄であるわけではないし、ラテが公園デビューしたてのときには雌のワンコたちとも仲良くしていた時期があった。しかし時が経つにつれて...というかラテ自身にある種の自信というか自意識が目覚めてくるようになると雌のワンコには威嚇したり吼え立てたりするようになった。
興味深いのはいくら嗅覚が抜群に優れているとはいえ、向こうから初対面のワンコが歩いてくるときラテが吠える/吠えないで相手が雄なのか雌なのかがほぼ分かるのだから凄い。相手が近づいたとき猛烈に吠える場合は勿論雌のワンコであるケースがほとんどだし、同じ吠えるにしても「気になるので近づきたい」という吠え方は違うのだ。
オトーサンはそうしたラテの反応を総合判断しながら注意しながら相手のワンコと近づけ、リードをコントロールすることになるが喧嘩しないようにと気を使うわけだ。
以前ラテが猛烈に吠えたとき相手の飼い主さんから「あらら、吠えられるような悪いことしていないのにねぇ...」といわれてオトーサンも傷ついたことがある(笑)。そんなことを言われてもワンコがやることであり、良いも悪いもないのだからこればかりは仕方がないのである。しかし吠えられる方から見れば嬉しいことではない...。
ともあれ同性に厳しいのは明白なのだが、その原因はどこにあるのだろうか...。やはり本能的に雌のワンコはライバル...嫉妬の対象になるのだろうか。
もうひとつおかしなことに犬種による好き嫌いがあるように思える。
どうも言いにくいのだが、これまたワンコの好みなので気に障った方はお許し願いたい。
というのは、ラテはマズルの短いワンコは総じて嫌いなようなのだ...。
例えばパグ、マスティフ、ブルドッグなどは雄であっても最初から威嚇したり無視するからこれまで仲良くしたワンコは皆無である。
オトーサンが知りたいのはなぜこれらの犬種をラテが嫌うのか...ということだ。オトーサンの知らない幼犬の時期にでも嫌な目に合わせられたのだろうか...。
別の言い方をするなら、ラテは犬としては視覚で判断する部分が多いように思えてならないのだ。
それから傾向としてだが、小型犬と子犬は苦手だということが分かってきた。無論小型犬がすべて嫌いなわけではなく、前記したビーグルのハリーちゃんとは最初から取っ組み合って荒っぽい遊びをしているが威嚇したり喧嘩したことはない。そしてチワワやパピヨンといったワンコに低姿勢で近づき、お腹を出すことだってあるし、土日の朝の公園で会うウエスティのクーンちゃん(雄)にも遊ぼうのポーズで誘ったりする。


※ウエスティのクーンちゃんに遊びのポーズをするラテ(上)。下は初対面の柴犬 "はじめくん" (雄)に遊びを仕掛けるラテ
しかし基本的にはどうやら自分の回りで活発に飛び跳ねられるのが嫌いなようだ(笑)。そして幼犬が怖いもの知らずに元気にからんでくるとどう扱って良いか分からず困っているようにも見える。
現在仲良くさせていただいているワンコたちでもそれぞれ最初の出会いというものがあったわけであり、その数回の出会いの中でお互いに多少の「ガウガウ」を交わしたり、反対に威嚇されて萎縮したりしながらも一緒に走り回ったり取っ組み合ったりする仲になってきた。したがって1度や2度顔をつきあわせたときにいがみ合ったからといって飼い主がお互いを遠ざけてしまっては2度と仲良くできるチャンスはなくなるといってよい。
例えば前記したコーギー犬のコーちゃんをラテは最初気に入らなかったようだ。なぜならコーちゃんが公園デビューしたてのころはラテが好きな同じコーギー犬のアポロちゃんを取られてしまうので一種のヤキモチをやいたものと思われる。
年下でもあるコーちゃんに対して近づくと「ガウ~」と唸って威嚇していたが、そのうちアポロちゃんとコーちゃんの中に喧嘩せずに入っていくようになった。そしてしばらくしてコーちゃんが雄犬の本領を発揮してパワフルに振る舞うようになると関係は逆転し、ラテはコーちゃんに追いかけられ逃げ惑うようになった(笑)。
まあ、もともとラテは気が強いというより臆病なのだろう...。その不安というか自信のなさが吠える原因のひとつになると思われる。
諺通り「弱い奴ほどよく吠える」というアレである(笑)。

※好き嫌いが激しく八方美人は無理なラテだが、こればかりはオトーサンもどうしようもない(笑)
ただし100%ではないが、オトーサンの好みに同調しているように思えることもある。もしかしたら対峙するオトーサンの感情をラテはしっかりと読んでいるのかも知れない。お互いにワンコは飼い主に似るというから...(笑)。
ともかく初対面も含めて行き交うワンコに対しどのような態度で接するか、ラテならずともオトーサンも気を使うところなのだ。とはいえ事は近所づきあいとか仕事つき合いといった何らかのプレッシャーが存在する問題ではなく、もしラテが嫌いなワンコがいたとするならあえて近づく必要もないし、関係の修復を図る必要もないのだが、どうも無言ですれ違うといったその行為こそ、長い間ビジネスで人の和に苦労してきたオトーサンにとってはプレッシャーなのだ(笑)。
だから最近は感情をストレートに出せるラテを羨ましいと思うオトーサンなのであった。
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