ラテ飼育格闘日記(547)

オトーサンの体調がいまいち本調子にならないので、散歩もなかなか遠出ができずにラテも不満そうだが、そろそろ外気温が高くなっているので長い間歩き回るというより、外の涼しい場所で過ごしたいというのがラテの望みに違いない。暑いのはいやだがそうそう簡単に家には戻りたくないといった感じか。


確かに家にいる時間のほとんどは横になって寝ているわけだから、せっかく外に出たからには満喫したいという気持ちはわからないでもない。しかし目的は散歩であり、それはオトーサンとラテとで作り出す共有の時間なのだと考えている。なにしろラテとオトーサンは強い絆で結ばれているという以前に丈夫なリードで結ばれているわけで(笑)、基本的には気持ちが合わないと散歩自体が面白くないはずだ。

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※オトーサンとラテが気の合う散歩は楽しいのだが...


ラテの向かいたい場所とオトーサンが「今回はあっちに行こう」という場所とが違っていたりは当然としても、そこは人間とワンコの違いがあからさまに出てしまうとお互いに不満が残る。

それにしても常々思うが、ラテに限らずワンコは散歩中によくもまあ飼い主に噛みつかないものだと感心している…。
いきなり物騒な話しに聞こえるかも知れないが、ラテは自分がリードでオトーサンの腕に結ばれており、そこから離れられないことを知っている。またごく希ではあるが、四方がきちんと囲まれて他に人やワンコがいない場所があればリードを付けたままで離してやることもある。
要はリードがオトーサンの手から外れれば自由になれるということは理解しているものと思われる。

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※寝ている姿は実に可愛い


だとすれば「あっちへ行きたい」「ダメ!」という具合でリードの引き合いは多々あるわけだが、そんなときにオトーサンの手に噛みついてリードを離させようとは思わないのだろうか…とふと考えてしまうのだ。無論それをやらないからこそのワンコ…飼い犬なのだが、そうした意味においてもワンコは素晴らしいなあとつくづく思う。

また度々書いているがラテはアトピー体質で現在も抑制する薬を毎日飲んでいる。しかし季節季節になると肉球を噛んだりする頻度が高くなるし、足を洗ったり拭いたりする際に痛がってオトーサンやオカーサンに歯をむくこともある。

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※これからの季節は、路面に腹ばいして休憩が多くなる


要はそうならないようにとオトーサンは日々、文字通りラテが肉球を噛み始めたりすると止めるのが役目になっている。実に嫌な役目であり、ラテにとっては五月蠅い以上に邪魔だと思う瞬間もあると思う。
無いものねだりをするようだが、例えばもしラテにアトピーがなく、オトーサンが現在のように日々「ダメ!」「ラテ、ストップ!」と声に出したり、時には首輪を引いたりして止めに入ることが無かったとすれば、もっと関係は暖かいものになっていたかも知れないなどと思う時もある。

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※朝の時間帯が合うときは、お馴染みファミリーの子供たちが幼稚園に向かうバスを一緒に見送ることも...


しかし怖いオトーサンという存在も時には重要であり、オカーサンでは言うことを聞かなかったり止められない場合にオトーサンが顔を出すとピタリと止めるとすれば、それはそれでオトーサンも役割を果たしていることになり、それはある種の憎まれ役でも仕方がないなと思っている。
現実問題としてワンコに限らないが「可愛い、可愛い」というだけで日常が何の問題もなく旨く行けばよいが、そうもいかないのだ。
ただしラテが寝ながら「ウッ、ウウウウウ」などと明らかに泣き声を上げてうなされているのを見ると可哀想だからと「どうした、ラテ、大丈夫だよ」と起こしてあげることがある。

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※ここの所、抱っこ要求が少し多くなったように思える :-)


でもオトーサンはふと思う。ラテがうなされ泣くほどに怖いことや悲しいことがあるとすれば、それはどんなことなのだろうかと…。
生後推定三ヶ月ほどのときに拾われ保護されたというラテは長い間野良時代を過ごしたわけではないし、人間や犬猫から虐められたということも多々あったとは思えない。
だとすると、ラテにとって一番怖い相手はもしかするとオトーサンなのかも知れないとも思ったりする(笑)。
そうだとすれば、オトーサンに叱られている夢を見てうなされているのに当のオトーサンに「大丈夫か」と起こされるのも、ラテもなかなかに大変だなあと思わざるを得ない。

とはいえ、散歩中にアイコンタクトはきちんとするし、虫に絡まれたり、サッカーボールが飛んできたりすればオトーサンに抱っこをねだる。
ベタベタの関係ではないが、基本は信頼関係が結ばれているのであれば憎まれ役でもいいかなと考えているオトーサンなのだ。ちょっぴり悲しいけれど、今日もラテとの格闘は続く。



ラテ飼育格闘日記(546)

ゴールデンウィークがやっと終わった。そもそもオトーサンのところでは暦通りの休みは意味が無い。その上にこのゴールデンウィーク中にオカーサンとオトーサンが続けて熱を出してしまったから辛い日々が続いた。それにラテにとっても学校が休みのときには子供たちと出会えないし、欲求不満の日々が続いた。


ゴールデンウィーク直前まではラテにとって至福の日々が続いていた。散歩の時間帯や天候にもよるものの子供たちと出会えばそれこそ毎日モミクチャにされた。また登校時間に出会えばお馴染みの子供たちと小学校の校門まで一緒に歩くといった楽しみもある。
そんなときのラテはまるで「アタシについておいで」とでもいうように子供たちの先頭に立ってズンズンと歩く。

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※ご機嫌のラテ


またいつもの公園に入るとお馴染みのファミリーのオカーサンがラテ用のオヤツをわざわざ作って持参してくださった。甘みを抑え、オイルはバージンオイルのオリーブ油を使ったいわゆるクッキー調のもので人間も安心して食べられるが、ラテの引きが強いこと強いこと。
大変気に入ったようでファミリーのオカーサンの前に立ち上がって「チョウダイ」と要求する。
まったくもって幸せなワンコである。

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※ファミリーのオカーサン手作りクッキーに飛びつくラテ


それがゴールデンウィークに入り、いつもの公園に行っても子供たちやファミリーの方々がなぜ来ないのかが分からないラテはひたすら座り込んだり腹ばいになって待ち続けるのだ。
これがオトーサンにとっては辛いことになる。ラテは待てばそのうち、知り合いの子供たちが「ラテちゃ~ん」と呼んで駆けつけてくれると思っているフシがあるからひたすら待つ。オトーサンがリードを引いても四つ脚を踏ん張って強く抵抗するのだ。
ラテと共通な認識を持っているとオトーサンは錯覚しているフシがあるが、一番違うのは時間感覚なのかも知れない。

普段はラテとは意外に意思の疎通が図れていると思っているオトーサンだが、こればかりはどうしようもない。ラテに理屈を説明しても分かるはずもないし聞き分けるはずもない。
それでもオトーサンは「今日は待ってても来ないから帰るよ」といいながらラテを力尽くで地面から引きはがす(笑)。

それでなくても最近は日中の気温も上昇し、ワンコにとっては早くも暑さを感じる季節になっているようで、日陰で風が通る場所に来るとコンクリートの路面に腹ばいになって動かなくなる。確かに涼しくて気持ちがよいのは分かるが、これでは散歩にならないしオトーサンとてそのまま10分も20分も立ち続けているのは実に辛い。

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※そろそろ今年もラテ文鎮化の季節が到来


しかしラテを力で動かそうとするのはなかなかに難しいのだ。
こうしたときには食べ物の威力も効かないことが多い。大好きなオヤツを見せれば立ち上がって言うことを聞くと思われがちだが、ラテにもどちらが大切かという判断基準があるようで、オヤツを見せてもそっぽを向き腹ばいを続ける。
また立ち上がったからとオヤツを食べさせた途端にずる賢い我が娘は速攻でまた伏せてしまい重い文鎮と化す。

こうした攻防戦は普段でもきついというのに微熱が続き、体のあちらこちらがギシギシいっているようなオトーサンはいっそのことラテの隣に腹ばいになってしまおうかと思うほどだ(笑)。
しかしそのようなときでも向こう側の歩道にワンコが通ればすっくと立ち上がって元気に吠え始めるのだからオトーサンは頭にくるわけだ。

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※熱を押しての散歩は辛い...


5月8日の月曜日、今日から学校も通常通りだとオトーサンはラテを通学時間帯より少し早めに散歩に連れ出した。なるべく排泄を済ませてからゆっくりと子供たちと遊ばせたいからからだ。
ここ数日と違い、あちらこちらにランドセルを背負った子供たちの姿が見えるからか、それまでよりラテの意欲が違うようで積極的にリードを引く。

オトーサンの読み通り、早々に排泄が終わったのでゆっくりと通学路の方へと軌道修正だ。と早くもかなりの遠くから「ラテちゃ〜ん。ラテラテ!」と声がして低学年女子3人が笑顔でこちらに走ってくる。
あっというまにラテの廻りには6人もの女子たちが集まって賑やかだ。子供たちにとっても久しぶりの学校だからだろう、「あのね、うちの犬がね」「オカーサンにラテのこと言ったらね」「9日間台湾に行ってたんだよ」「ラテはGW中なにしてたのオジサン」と質問が同時に押し寄せる。

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※久しぶりのモミクチャ(笑)


オトーサンは聖徳太子になったように「ワンコが元気になって良かったね」「オカーサン、なんて言ってたての」「オジサンも台湾行ったことあるよ」「ラテは寂しかったみたいだよ」と次々に短い返事をする。と同時にまたまた質問攻めだ(笑)。
その間、ラテは頭や背中、ときには尻尾を撫でられ、抱きしめられ、チューをしたりと大忙しだが尻尾も下がらずラテも楽しんでいるようだ。
そう言えばオトーサンはまだまだ微熱があったはずだが、その時だけは忘れて一緒に校門までの道のりを楽しんだ。



ラテ飼育格闘日記(545)

オトーサンが季節を肌で感じるより早く、ラテにはその変化が身にしみて分かっているように思える。外気温23度といえばオトーサンたちにとっては過ごしやすい散歩日よりだが、ラテは早くもコンクリートに腹ばいになるし、公園でも日陰に身を寄せるようになってきた。


相変わらずラテは子供たちとと会えるのを楽しみにしているが、我が儘なものでしつこいと尻尾が下がってくる。それをオトーサンが見定めながら学童たちと一緒に小学校の校門まで一緒に歩く日が続いた。

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※落葉と戯れる


この朝の散歩でのオトーサンたちの成果といってはなんだが、ワンコの好きな子供たちにラテの名を知ってもらうきっかけが増えたことだろうか。
時間帯にもよるが、ラテとひとたび散歩に出ると様々なシーンで「ラテちゃ〜ん」と声をかけてくれる。

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※散歩途中で小学3年生の校外学習の列に出会った。向こうの歩道から「ラテちゃ〜ん」という声と共に数人が手を振ってくれる


そうした沢山の子供たちと接していると中には驚くような能力…といってよいのだろうか…を持っている子供に接することがあって興味深い。
子供たちは大人が考えるほど遠慮は無いし同級生や友達らとの間にも競争心が目立つときもある。
「あっ、ラテちゃん昨日も公園であったね」と一人の子供が言えば、もうひとりが「私なんか今日で12回目だよ、ラテちゃんと会うの」と対抗心丸出しで口を尖らせる。

オトーサンも差し障りがないように「たくさん会ってくれてありがとうね」などと言いながら足を進めるが、「今日で12回会った」という低学年女子の言葉を聞き流していた。

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※ラテは珍しくオトーサンへ抱っこの要求


その次の機会にその子供と公園で会ったとき「嬉しい。わたしラテちゃんとこれで13回目だ」というのでオトーサンは気になった。これまでにも「今日で何回目だよラテのオジサン」といわれ続けてきたが正直子供の遊びだと気にも留めなかったが、そのときもしかしたらこの子は本当にラテと会った回数を数え覚えているのかも知れないと思った。

我々大人はとかくこうしたなにげない子供の物言いをその場限りの話しとして相手にもしないが、子供にとって興味あることにはそれなりに真剣に取り組んでいるのかも知れない。
その日からオトーサンはその子と出会う度にカウントを覚えておくように心がけた。まさかとは思いながら…。

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※登校途中の女子がラテの正面に座り込んで挨拶してくれる。ラテの表情はどこか慈愛に満ちた良い表情だ


その子に限らず、朝の散歩の時間はいつも正確であるはずもなくアバウトだ。だから学童たちの通学時間に出会ったとしてもいつもいつも同じ子供と出会うはずもないし、ラテの気まぐれで別のルートに入ってしまうことも多い。
そして数日ぶりにまたまたその子供と出会ったが、いやはや驚いたことにその子がいうカウント数は正確だったのである。

普通「ラテちゃんと会うのは○回目だよ」といった話しに大人は真剣に向き合わないものだが、オトーサンはそれからその女子が「何回目だよ」というとき、きちんと顔を覗き込んで「凄いな。ちゃあんと回数覚えていてくれてるんだね」というようにしている。
子供にとって大人に認められることはきっと嬉しいことに違いない。ぱあっと表情が明るくなるのだ。
子供は偉大である!

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※ラテを可愛がってくださるファミリーのオカーサンとポッキーチュー(笑)



別の女子はオトーサンの着る上着やキャップの変化をよく覚えている。
「ねえねえオジサン、どうして今日はグレーのお洋服なの」と見上げる。オトーサンは「今日は少し暖かいからこれにしたんだよ」とこれまた当たり障りの内受け答えをすると「オレンジの方が似合うのにな」と注文をつける(笑)。

「あのオレンジのジャケットは冬服なんだよ。暖かいときには着られないんだ」というと「暖かいときに着られるオレンジがいいよ」という。
そんな他愛もない話しをしながらも校門で十数人の子供たちと手を振りながら別れ、ラテと散歩を続けるが前方からは校門を目指して多くの子供たちとすれ違う。

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※お馴染みのファミリーの子供さんたちと遊ぶラテとオトーサン


「わっオオカミだ」と言いながら避ける子、「また会ったね」としゃがみこんでラテの頭を撫でる子と様々だが、先日そうして出会った女子のひとりが大人びた声でいった。
「朝にラテちゃんと会うと元気をもらえるから嬉しいな」と。
オトーサンはただただ「ありがとう」と答えるしかなかった。嬉しいのはオトーサンとラテの方なのだから。


ラテ飼育格闘日記(544)

日中は暑くもなく寒くもない実に過ごしやすい日が続くようになったが、オトーサン的には雨が降らない薄曇りがラテとの散歩には理想だと思っている。しかしそんな思い通りになるはずもなく、雨が降ろうが槍が降ろうがラテとの散歩は欠かせないのだ。


さて、狂犬病の予防注射が終わったものの懸案は美容室へ連れて行くことだった。前回カットしてもらったのは昨年12月30日だったからすでに三ヶ月経っていることになる。顔やボディといった箇所はそんなに変わらない気もするが、一番目立つのは四つ脚だ。

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※美容室帰りに寄った公園で笑顔を見せる


爪の先まで筆のように毛が伸び、肉球の間からも伸びた毛が目立つ。これは見栄えがよくないだけでなく散歩中に塵芥を巻き込んだりして洗うのも面倒になってくる。そしてフローリングの床で滑りやすくなったりするのも問題だ。

ともかく水曜日に予約を入れて美容室へ連れて行った。しかしまあ、いつものことだが我が娘はどこへ連れて行かれるのかを分かっているので抵抗が激しい。綺麗にするのもなかなかに大変なのである。
ということで今回は散歩から帰った際のラテの扱いというか、どんな感じで体を綺麗にしているかを書いてみようと思う。

特別なことがない限り、散歩から帰ったラテの処置は玄関を上がったところですべて行う。専用のマットを引いてあるので汚れたり雨で濡れたりしたラテをまずはそこに座らせる。
雨でびしょ濡れのときはともかく、普通の日では最初に四つ脚を洗う。
前足からが普通だが、ぬるま湯を入れた専用のバケツに一本ずつ足を入れさせ、オトーサンたちの指で肉球の中まで洗う。

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※四つ脚をぬるま湯で丁寧に洗う


洗った足はまずタオルで水を切った後、吸水性がよいマイクロファイバー製タオルで丁寧に拭く。

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※タオルで水気を取った後にマイクロファイバー製タオルで丁寧に拭く


その後はワンコ用のウェットティッシュを数枚重ねて顔、四つ脚の臑や腹と股、そして背や尻尾とお尻を丁寧に拭く。そして乾いたタオルで仕上げの拭き取りをするが、四つ脚だけは最後の仕上げが残っている。

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※ウェットティッシュで身体全体を拭いた後(上)、乾いたタオルで丁寧に拭き取る(下)


それは足先と肉球をドライヤーで乾かすことだ。
タオルでの拭き取りはどうしても乾かすという点では完全ではなく、時にカビが生えたり、痒みの原因になるという。
大変面倒なことだがラテはアトピーも持っているし、それでなくとも肉球を噛むことがあるのでオトーサンは頑張っている(笑)。

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※肉球をドライヤーで乾かす


全体が綺麗になったらブラッシングだ。これはボディに専用のトリートメントスプレーを吹きかけてから行うが、背中だけでなくお腹も優しくブラッシングする。

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※ブラッシングは大切なのだ。お腹のとき、ラテはオトーサンの膝に前脚を乗せる


最後の仕上げとしては目脂を取ること、そして耳掃除だ。
目脂はともかく、最初の頃は耳の穴に指を入れるのさえ大変だったが、最近では気持ちが良いのか逃げずに耳を差し出すまでになった。
オトーサンの人指し指に乾いたタオルを被せ、耳の穴に軽く差し込み回転させる。そして外耳も拭いてあげる。

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※目脂を取り、耳掃除をする


ここでもし、目脂が凄かったり充血していたりした場合は目薬を注すし、耳も汚れが目立つ場合は専用の洗浄液を綿棒につけて耳穴を掃除することになる。しかし目薬も耳掃除もなかなかやらせて貰えず、何度手の甲に歯を当てられたことか(笑)。
それがこの二年ばかり、やっと大人しくさせるようになったのだから大きな進歩である。

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※点検中


また解放する前にオトーサンの両手で身体全体を触ることにしている。傷やでき物がないかどうか、痛がる箇所がないかを確認するためだ。
問題がなければ予め用意しておいたガムをあげて解放である。

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※ご褒美のガムをあげて解放。この間約20分程度


当たり前だがワンコは素足で歩くのだから、汚れて当然なのだが、基本これを一日三回行うのだからなかなか大変だ。ただし寝る前に排泄させるためだけの外出はものの5分程度で終わることが多く、バケツを使わずウェットティッシュだけで済むことも多い。

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※大好きなファミリーのお母さんと。可愛がっていただくにもラテの体が不潔では嫌われます(笑)


面倒なことは事実だが、これもラテと体を使ったコミュニケーションのひとつだと考えている。
体を掃除しているときもラテの表情は目まぐるしく変わる。嫌だという表情、気持ちよさそうな表情、そして笑顔と様々だがその時その時の健康状態を知る大切なセレモニーなのだ。



ラテ飼育格闘日記(543)

春の真っ盛りということか。桜の多くは満開を過ぎて葉桜になり多くは散り始めている。そんな少々遅ればせながらの桜を満喫しようとラテファミリーは再び都立桜ヶ丘公園に行ってみた。葉桜でもまだ見事に違いないと期待をしながら。


期待通りお花見坂という桜の並木がずらりと並ぶ場所はまだまだ見頃であった。前回は「桜祭り」というイベントに合わせて立ち寄ってみたわけだが、少し時期を外した方が人の出も少ないし屋台もイベントもないので静かだし開放感が違う。
とはいっても我が娘は100%花より団子派なのでオトーサンたちの花見にはまったく協力的でなく終始地面の臭いを嗅いでいる(笑)。

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※冷たくて気持ちいいなあ


一昔前は桜の時期になると両親を連れ、京都にわざわざ桜を見に行った時期もあったが、身近にこうした桜の見所が多々あるので日々ラテとの散歩途中に花見ができるのだからわざわざ遠出しようとは思わない。
都立桜ヶ丘公園の桜を満喫してオトーサンたちは帰路についたが、戻る道々に咲く桜もまた見事だった。

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※再び都立桜ヶ丘公園に遅ればせながら桜を見に行った。そしてオカーサンと記念写真


とはいえラテはやはり桜より大好きな子供たちの方がお気に入りのようだ。
いつもの公園に行くとそこにはお馴染みのファミリーがラテを迎えてくれた。ラテは早速母親に駆け寄って嬉しさを体中で表すし、女の子とはポッキーの端を食べ合ったりする。

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※大好きなファミリーの母親にチュー


他の子供たちのコマンドは無視しても大好きなこの女子の「お座り」「お手」「お代わり」「伏せ」そして「待て」のコマンドはきちんと守るのが微笑ましい。
ときに女子が立ったままでオヤツを上げようとするとラテも後ろ足で立ち上がる。

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※後ろ足で立ち上がり大好きな女子にオヤツを強請る


こうしたお気に入りの子供との接触はラテを生き生きとしてくれるが、子供大好きのラテも大勢の子供に取り囲まれ騒がれたり廻りを走られたりするのは嫌いなのだ。
例えばサッカーボールで足さばきをしながらラテに近づいたり奇声を発したりされると尻尾が下がってしまう。
初対面の大人には拒否反応を示し、初対面でも子供ならフレンドリーなラテでも大好きになった大人と子供と比べると大人の人の方が好きなのだ。

それは多分に安心して向かい合いができるからだとオトーサンは考えている。子供たちの多くがラテに興味を示してくれるのは「可愛い」という感情と共に「生きているオモチャ」といった感覚があるように思う。だから全てが執拗だ。
まあもともと子供に「ワンコの気持ちを察しろ」と求めるのは無理な話だが、ラテの前に三人の学童が座り、それぞれが「お手!」「伏せ!」「ラテちゃんお代わり!」だなんていう光景は珍しいことではない(笑)。

そんなとき手を出された複数の子供の誰にお手をしたら良いかと迷っているラテが気の毒になる(笑)。
子供たちの姿が見えないと寂しいと思いつつ、執拗すぎると大変だという些か我が儘な飼い主とワンコではあるが、そうした時にはオトーサンがラテの思いを代弁し「ほら尻尾が下がったね。ラテ疲れたようだから歩いてくるよ」とその場を離れるのも飼い主の役目である。

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※登校途中の学童たちに囲まれるラテ。総じて女の子たちは静かにラテと対面してくれるのでオトーサンも安心していられる


役目といえば、今日は狂犬病予防注射を打ちに動物病院に行った。ワンコの飼い主にとって1年一回の責務である。
お世話になっている動物病院は体調の良いときの午前中に来て欲しいという。体調が良いときというのは当然だが、狂犬病予防注射は強い薬でもあり、それが原因で体調を壊す例が時々あるのだという。ために午前中の接種であれば万一体調に異変が出ても対処できるからと言うことらしい。
とはいえ動物病院は午前9時からの開院だ。通常どおり、朝の散歩を済ませてから再び支度をしてラテと家を出たが、中途半端な時間帯の散歩は動物病院か美容室だとラテは十分知っている。したがって外に出た途端に「やはりそうなのね」とリードが重くなる。

その午前9時前に動物病院のドアを開けると先客がひと方いらした。ニャンコを連れてきた常連さんのようだが診察室から途切れ途切れに聞こえてくる院長の話しから想像すると重病のようだ。
当初可愛らしく「ニャオン、ニャーオン」と鳴いていたのが何か物理的な処置をされているのか鳴き声が変わった。
その瞬間待合室で不安そうに座っていたラテが立ち上がりアクビを繰り返す。

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※平成29年度狂犬病予防注射証は赤色だった


オトーサンの勝手な想像だが、ラテは生後三ヶ月(推定)から六ヶ月までの3ヶ月間、ニャンコが六匹もいるボランティアの方に預かられていたという。したがってラテはニャンコ文化はある程度理解できるのではないか。
病室で盛んに鳴いているニャンコの辛さでも伝わってきたのか、急にそわそわし始めたラテだった。
そのラテは体重を計り、念のため院長が聴診器などでの内診をした後に背中へ狂犬病予防注射をしてもらった。いつものことだが微動だにせず、声も上げずにミッションは終了。
ちなみに今年、平成29年度の狂犬病予防注射済証は赤色だった。


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プロフィール

appletechlab

Author:appletechlab

主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。マネキン造形研究中。日本シャーロック・ホームズクラブ会員。日本リュート協会会員。ゆうMUG会員