ラテ飼育格闘日記(538)

ラテは基本的に朝夕2度の散歩以外は家の中の好きな場所で寝ている。洗面所とかトイレ以外どこに寝ていてもオトーサンたちは文句はいわないしいつもは静かに寝ているラテだが、オカーサンが仕事から帰ってきたりオトーサンたちの食事が終わると遊びたくなるらしくいろいろとちょっかいを出し始める。


夕食が終わり、ひとときオトーサンはオカーサンと今日あった出来事などを話しているとラテは面白くないらしく気を引こうとするのか椅子に座っているオカーサンが履いているスリッパを奪い始める。
抵抗するオカーサンからスリッパを無理矢理奪い、オモチャにするものの幼犬時代とは違いスリッパそのものに興味がないことは分かっている。
幼犬時代はスリッパだけではないものの、とにかく噛みちぎってバラバラにしたものだが最近はそうしたことをするのが目的ではないのだ。

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※ベンチで一休み中、オトーサンたちが小腹が空いたので菓子パンを食べるがラテも夢中だ。無論ほんの少ししかやらないが...


では何が目的なのかといえば、オカーサンの気を引くことと同時にスリッパと交換になにがしかの食べ物…オヤツを狙っているのだ。ちなみにしばらくこちらが無反応であればスリッパから離れるが、少しでも取り戻そうとしたり「こらっ」などと反応を示すとお決まりで「ウ〜」と唸ったりスリッパの上に足を置いてこちらの様子を伺う。
面白いのはこのとき、散歩に出かける際にオヤツを入れて持ち歩く容器の蓋を開けた音を聞いた途端にスリッパから離れてこちらに向かってくることだ。したがってスリッパは人質なのである(笑)。

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※椅子に座っているオカーサンのスリッパを脱がそうとするラテ


オカーサンは仕方なく小さなオヤツを見せながら「スリッパちょうだい!」というとラテは待ってましたとばかりスリッパを咥えてオカーサンの足元に放り出す。
小憎らしいのはオヤツを貰って食べた途端に再度オカーサンのスリッパを狙うことだ(笑)。

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※オヤツを見せて「スリッパちょうだい!」というとオカーサンの足元に放り投げる


どうやらオトーサンたちはラテの幼犬時代に食べ物でラテをトレーニングすることはあったが、それが定番になってしまった感がある。こうしたことはスリッパだけではなく、例えば散歩中に枝を見つけて咥えるときがある。落ちたばかりの枝は小枝や突起も多々あって下手をすれば口を怪我するのではないかと心配したオトーサンは小さなオヤツをひとつ取りだし「枝をポイしなさい」といってラテが枝を離すとオヤツをあげるよう訓練した。
しかし我が娘はこれを逆手に取り、オヤツが欲しいからと興味も無い枝を咥えるのだ。

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※お馴染みのファミリーと。皆が笑顔なのが素敵!(上)。小学生女子がラテの後ろから抱きつくと振り向いたラテは女子の肩をペロリと舐めた


笑ってしまうのは「しょうがない」と思いながらもオトーサンがポケットからオヤツの容器を取り出そうとすると見ている間に「ポロッ」と枝を離す…。意地悪なオトーサンはシメタとオヤツの容器をポケットに仕舞って進もうとすると敵も然る者、離した枝を再び咥えにかかる。

もうひとつ室内の遊びはボールとオヤツの組合せだ。これは些か面倒なのでオトーサンはあまりやりたくないのだが、スリッパやらのときには決してオトーサンのを狙わないラテが仕事部屋の椅子に座りMacに向かっているオトーサンのすぐ後ろに座り込んでじーっと待っていることがある。
そもそもがオトーサンの近くに可愛く近寄ってくるということはほとんどないラテが、ふと気配に振り向くと満面の笑顔でハアハアいってるとついラテの作戦に乗ってしまうことになる。

その意味はオトーサンにボール遊びをせがんでいるのだ。これまた可笑しいのはこのボール遊びはオトーサンとの遊びでありオカーサンにせがむと言うことはないことだ。
しかたがないとオトーサンは椅子から立ち上がり、隠してある直径7センチほどの天然ゴム製で空気が些か抜けているフガフガのボールを取りだし、同時に手にはいくつかの小さなオヤツを握って障害物が少ない和室に入るとラテはすでに臨戦態勢だ。

オトーサンは壁にボールをぶつけてみたり、転がしたり、あるいは空中に放り投げたりバウンドさせたりするとラテはそうした動きをブロックしたり放り投げたボールを飛び上がってキャッチする。ただしこのときオトーサンが機械的にやるのではラテも乗らない。オトーサンが大げさにも声を出して遊ばないとラテも面白くないようだ。

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※ナイスキャッチ!


ラテがボールを咥えて噛み噛みし始めるとオトーサンはオヤツを見せびらかして「ボールちょうだい」と手を出す。するとラテはこれまたイソイソとボールを咥えてオトーサンに持ってくるというたわいもない遊びだが、ラテにとってはかなり楽しみにしている遊びなようでオトーサンの後ろにじっと座っているのを無視するのはなかなかに難しいのだ。

それでもホンの数分、オトーサンとボールで遊んだ後はイソイソと水を飲みに行き、自分の寝床やオトーサンたちの布団の上で寝始めるのが日課となっている。
オトーサンたちにとってはただの面倒な遊びだが、ラテにとっては重要なコミュニケーションの手段のようにも思えるし特に外での散歩で刺激が少なかった日にはラテとこうして遊ぶように努力をしているオトーサンなのだ。


ラテ飼育格闘日記(537)

オカーサンの仕事の関係で朝早くにラテと共に家を出たが明るいのにちょっと驚いた。一週間前はまだまだ真っ暗といった印象があったが季節は確実に春を呼び寄せている。腰が安定してきたオトーサンはラテの求めに応じて長い時間歩くようになった。先日などは歩数が14,000歩を越え、歩いた距離は10.5 kmにもなった。


ラテは歩くスピードが遅くなったもののありがたいことに足腰はまだまだ元気なようだ。気が乗れば走り、土盛りの土手に飛び上がって穴掘りもするしなによりもよく歩く。
先日はそれまで向かったことのないかなり距離のある大きな公園にも足を踏み入れた。天気も良かったし日向に出れば寒さを感じない日だったからオトーサンも頑張ってみたがいやはや疲れた。

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※オトーサンの着ていたパジャマをかけられて微睡むラテ


朝の散歩が遅めのときで時間が合えば近隣の小学校を目安に散歩をすることにしている。時間が合えば…というのは小学生たちの登校時間帯のことだ。そうした時間帯に家を出ると嬉しいことにあちらこちらから「ラテちゃ~ん」と声がかかり手を振ってくれる子供たちがいる。
ラテは大喜びでそうした子供たちと並んで校門まで行き、そしてUターンの上で通常コースを回ることになるがそうした日はラテの機嫌がとてもよい。

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※学童たちの登校時間と散歩がシンクロするとラテは度々子供たちに揉みくちゃにされる


しかし子供たちはアクティブだ。ときには4,5人の子供たちに駆け寄られてもみくちゃになることもあるが、子供が好きなラテにしても初対面の子供たち大勢に囲まれるのは些かストレスなのか時に尻尾が下がってしまう。オトーサンはそうしたサインを見逃さずに子供たちにお礼を言ってその場を離れることにしている。

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※一緒に歩く子供たちに目立とうとするのか急に穴掘りし始めたりもする(笑)


子供たちの話しは面白い。ラテに何度会ったかで言い合いをすることも(笑)。
「あたしなんか7回も会ってるよ」
「俺なんか昔から知ってるよこのワンコ」
「それなら名前知ってる?」と聞かれた男子が「う~ん」とたじろぐ。
「でもさ、俺はオヤツをあげたことがあるもん」
「あっ、あたしなんか顔舐められたからさ」
と歩きながら賑やかなこと。ラテはそうした子供たちに囲まれて笑顔で歩く。
時に話題はオトーサンに向かってくることも…。

「オジサンの帽子、ちょっと格好いいよ」
オトーサンは「ちょっとなの?メチャ格好良くないかな」と冗談で受けるが子供は正直だ。
「やっぱりちょっとだよ。あはははは」

子供たちとそんな会話を楽しみながらラテと学校の校門まで行く。勿論校門で子供たちとはお別れだが門の中からも「ラテちゃん!」という声がかかる。
ラテはどう思っているか分からないが実に幸せなワンコだと思う。

幸せといえば、先日公園でお馴染みのファミリーと出会った。特に母親とは久しぶりだったが、その姿を認識したラテはお尻ごと尻尾を振って駆け寄ると同時に母親も「ラテちゃん久しぶり」と駆け寄ってくださる。なんだかオトーサンは映画の一シーンでも見ているような気がするほど素敵な瞬間だった。
また後ろから一輪車に乗って小学生女子も追いついたがこれまたラテの見上げた表情は嬉しさが溢れ出ている。

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※お馴染みファミリーの母親とラテが同時に駆け寄る(上)。女子の顔を見上げるラテの表情はキラキラだ(下)


実はその母親から先日ミニアルバムをいただいた。最初のページは小学二年の女子が描いたもので「ラテちゃん大好き」というタイトルと共にラテの絵が描いてある。そしてその次ぎにはオトーサンが女子と対峙している向こうでラテと女房がチューをしているという我々自身では撮り得無い1枚が挟んであり、後は女子が先日学校の発表会で一輪車乗りを披露した写真があった。
他人のお子さんではあるが、オトーサンは一輪車の練習し始めから応援してその急速な進歩に驚くと同時に喜んでいたのでとても嬉しいし学校でのお披露目も成功したとのこと。そして最後のページには母親から我々夫婦への暖かいメッセージが手書きされていた。

大げさに聞こえるかも知れないが、この世知辛い世相にお若いご夫婦と知り合いそのお子さん共々親しく言葉を交わさせていただく幸せをラテと共に噛みしめながら帰路についた。
とそのとき、歩道の向こうから「ラテちゃ〜ん」とこれまた学童保育からの帰りで少々遅く学校から帰ってきた女子が走ってくる。

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※学校帰りの子供が「ラテちゃ〜ん」と走り寄ってくれる


まったくもって幸せな飼い主と飼い犬である!


ラテ飼育格闘日記(536)

気温的には寒さの峠は過ぎたはずだが、やはり朝夕は寒い日が多い。それに風が強い日などは子供たちも公園に出ないからかラテにとっては些か刺激が少なく機嫌がよくない(笑)。それではとオトーサンはある日の朝、意識的に散歩に出る時間帯を小学生たちの通学時間帯に合わせるようにと計画した。


とはいえラテが知っている、ラテを知っている子供たちと出会えるかどうかは分かる由もないが、例え知らない子供たちだとしても一緒に歩くのはラテにとって良い刺激となり嬉しいことだと知っているからだ。そもそも人間が好きなラテだとしてもそうそうお気に入りの方々と行き交うことなど叶うはずもないが、せめてものオトーサンの努力というわけだ。

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※オトーサンはラテにとって少しでも楽しい散歩になるよう努力をしているのだが...


それにしてもその計画はオトーサンにとって気を遣う散歩となる。それは排泄といったワンコと散歩する際には欠かせない行為を沢山の子供たちと歩いているときに体験させたくないということだ。勿論ワンコも我々人間同様排泄は生きていく上で必要不可欠な生理現象であるからそれ自体を隠そうとする意味ではない。
また中にはワンコを飼っている子供たちもいて、そうした子供たちにとってはワンコが排泄することなど百も承知に違いない。
ただし登校や通勤のためにと多くの人々が狭い歩道を進んでいるとき、例えばラテがウンチでもしようものなら片付けするのは当然でもかなり邪魔だし臭気も隠せない。要は迷惑に違いからだ。そしてなによりもフレンドリーに接してくれている子供たちとの接触が途切れるきっかけとなってしまうのだ。

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※近所では唯一ラテがフレンドリーな態度を示す柴犬のアンリちゃんと鼻先ツンツン!


それにワンコ自体は基本的に場所を選ばないから「ここではさせたくない」というコントロールを100%成功させることは難しい。そういえば成犬になってからはやったことはないが、幼犬時代に二度ほど信号のある横断歩道を渡っている最中にしゃがみこみオトーサンを慌てさせたことがあった。

ということでオトーサンは10分程早めに家を出て、別方面にラテを誘うという作戦に出た。前日の夕方にウンチをしなかったことでもあり経験上早めに排泄をしてくれるのではないかと期待してのことだった。先に排泄しておけば再度という可能性もゼロではないがまずは安心して学童たちの間をゆっくりと歩かせることが出来る。

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※「あたしこの犬知ってる」と近づいて来た子供たち


無論そんなことをオトーサンが考えていることなどラテは知るはずもないが、幸いというか目論見通りというか、自宅を出て10分もしないうちに事が済んだ。
それではとオトーサンは時計を見つつ、学童たちが小学校に向かう道にラテを引いていった。少し歩くとあちらことらでランドセルを背負った子供たちの姿が目立つようになってきた。ラテは遠目にそれを知り早くも尻尾を振り始めている。

ここでもオトーサンは自分から子供たちに話しかけはしない。またラテのリードを短く持ってワンコの嫌いな人や先を急いでいる人たちが脇を通ることが容易なようにと気を遣っているつもりだ。しかしそうした際にもタバコをふかし指の間に挟んだまま無神経に通り過ぎる出来の悪い大人もいて迷惑なだけでなく危ない。

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※校門に入る直前に「ラテちゃ〜ん、またね」と手を振ってくれる子供たちも...


ともかくその朝はラテが好きな子供とは出会えなかったが、ラテを知ってくれている数人の子供たちとの触れ合いはできたのでオトーサンの作戦はまずまずだったと思える。
それらの子供たちと短い間一緒に歩くうちに聞いたことだがインフルエンザA型が大流行しているようだ。この子供たちが通う小学校では幸い学級閉鎖には至っていないがかなりの子供たちが感染し休んでいるという。
戻ってから確認してみたが、確かに多摩市の小学校では数校が学級閉鎖に追い込まれていたし現在も進行しているところもあるようだ。

なるほどこの一週間、馴染みの公園に出向いても子供たちの姿が極端に少ないように思える。もしかしたらインフルエンザの影響で感染している子供は勿論だが、なるべく不用意に外に出ないようにと親御さんたちが注視されているからかも知れない。

そうそう、その日の夕方ラテを動物病院に連れて行った。別にラテが風邪をひいたというわけではなく二週間に一度アトピー抑制の薬を買うためだ。

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※動物病院で薬をいただく。今日は痛いことされないと知ったのかラテは大人しく待っていた


結局その日の夕方の散歩はラテにとって刺激がなかったし病院へ立ち寄ったこともあってか、実に機嫌が悪く親の心子知らずの非協力的な態度に終始したラテだった(笑)。


ラテ飼育格闘日記(535)

暖かい日もあるがまだまだ朝晩は油断のならない寒さになることも多い。北風が冷たいのでやはり散歩に行くときには完全武装の冬支度で出かけるオトーサンだ。キャップを被りネックウォーマーを着けダウンジャケットに手袋そして携帯カイロを持って…という出で立ちではあるが、それでも風が強いと寒い。


時々、朝の散歩に出かける時間帯が小学生や中学生たちの登校時間帯と重なるときがある。自宅を出たときに子供たちの姿がなければラテは独自の判断で歩く方角を決めるのが普通だが、眼前に子供たちの姿が一定数以上いると子供好きのワンコとしては近づきたくて仕方がないようでそちらに向かって強くリードを引く。

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※この一週間、ラテにとって楽しい一週間であってほしい


勿論そのほとんどは見知らぬ子供たちであり、中にはワンコ嫌いとか怖がる子供もいるからとオトーサンは不用意に近づけないよう努力をしている。それでも狭い歩道を見知らぬ子供たちと並んで歩くのが嬉しいらしくオトーサンへのアイコンタクトも多くなる。

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※子供たちに囲まれて歩くラテは本当に嬉しそうだ


こうした散歩のスタートだと途中で脇道へ逸れるのはラテが嫌がることを知っているオトーサンはそのまま小学校の正門まで散歩することにしている。たまたま大好きな女子に出会えるとラテは声を上げて大変な喜びようだし途中でチューモードになることもある(笑)。

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※登校途中に大好きな女子と出会えたラテは早速チューモードだ(笑)


数度そうした体験を重ねていると当然のことながら学校まで続く一本の道を歩く子供たちはだいたいがいつもの時間であり、会話を交わしたことがなくても知った顔が増えてくる。
ラテが喜ぶことならとオトーサンも努力とある種の気遣いをしているつもりだが、前にも記したとおりオトーサンから子供たちに話しかけることはしない。
たまたま目が合い会釈をしてくれるといったことがあっても子供たちの方から話しかけることがない限りオトーサンは声をださないようにしている。しかし笑顔であることは心がけているが…。

それでも「わあ、可愛い」とか「オスですかメスですか」あるいは「何という犬種ですか」と聞いてくる子供もいるし中には「撫でていいですか」と尋ねてくれる子供も多い。
一度そうした触れ合いがあると次ぎに会ったときには「この前会ったワンちゃんだ」と寄ってきてくれる。
第一ワンコ嫌いな子供たちは近寄って来ないもののオトーサンはラテがいたずらに子供たちへ近づかないようにと狭い歩道のリードコントロールはなかなか難しい。

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※オトーサン、アタシちゃあんと歩いてますってばあ!


オトーサンは自分で言うのも烏滸がましいが、人の顔を覚えるのは得意だと思っている。まあ、すれ違っただけの人たちの顔を覚えてるはずもないが一度なんらかの会話を交わしたことがある子供なら名前は知らなくても顔は覚えているつもりだ。だからそうした子供たちに会うと「おはようございます」のつもりで会釈をするようにしている。子供たちの方から「おはようございます」といってくれたら無論「おはようございます」と答える。
これも例え見知った子供たちでもオトーサンから声をかけないということを徹底しているからだ。

しかし時々覚えのない子供から「おはようございます」と挨拶されることがある。この世知辛い世の中にそうそうあることでもないと思うだけにそうしたことがあるとオトーサンは暖かい気持ちになる。
それはやはりラテというワンコを連れているからなのかも知れない。しかしなぜワンコ連れだと挨拶してくれるのかは正直よく分からない。ある種の安全な大人だと思うのであれば悪い奴は皆ワンコを連れて歩くことになる(笑)。

先日も知り合いの子供と校門まで一緒に歩き、そこで別れてしばらく直進した後、Uターンしてもと来た歩道を戻りはじめた。当然先ほど通った校門前を再び通るわけだが、そのとき見知らぬ女子から満面の笑顔で「こんにちは」と挨拶された。
時間は午前8時前後だから「こんにちは」より「おはよう」の方が相応しいのに…と余計な事を考えながらもオトーサンは「おはようございます」と笑顔で返事をしたが嬉しさがこみ上げてきた。

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※見知らぬ児童が「こんにちは」と笑顔で挨拶してくれた!


そのまま自宅方向に戻る形となったが、おかしなもので前方からランドセルを背負った女子2人がまたまた「おはようござます」と頭を下げてくれたのだ。
学校や家庭ではいまどき見知らぬ大人には近づくなと釘を刺されている時代だという。それに同じマンションの住人たちでさえろくに挨拶を交わさない世相なのに面識のない子供たちが挨拶してくれるのは実に嬉しいことだしありがたいことだと思う。

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※その日はまたまた初対面の児童2人から「おはようございます」と声をかけられた。嬉しいね


当然頻繁にあることではないだけにこうしたことが重なった日はラテは勿論オトーサンも携帯カイロ以上に暖かい気持ちを子供たちから貰って気持ち良く散歩ができるのは実に素敵なことだと思っている。

さて、そう言えば先日の夕方、ビックリしそして感激することがあった。それはオカーサンと共に散歩に出て近隣を一回りし、先ほど通った近所の公園脇を自宅に戻るために歩いていたときのことだ。
オカーサンが「あっ、ワンちゃんがいるよ」といってくれた。これはラテが出会うほとんどのワンコに対してフレンドリーでないことでもあり、なるべく狭い道で出会わないようにと配慮しているからだ。
オトーサンも「ああ、気を付けよう」という気持ちで近づいたが、どこかで見たワンコだと思った。そのワンコは遠目にもボストンテリアである。オトーサンにとってボストンテリアといえば条件反射的に以前通っていた大きな公園で知り合ったボビーちゃんとそのご家族を思い出す。

リードを保持している方は男性だったが、そのことを認識したオトーサンは「ボビーちゃんのご主人やご家族の方々にも随分とご無沙汰しているなあ」と思った。しかしそのボストンテリアがボビーちゃんで飼い主さんがあのご主人であるはずがないと思いつつ、ラテを近づけないようリードを引いたとき「あっ」と声がかかった。

それはまぎれもなくボビーちゃんとご主人だったのである。
一年と2ヶ月ぶりくらいになるのだろうか。しかしなぜボビーちゃんがこの公園にいるのかは釈然としなかったが、聞けば車で来られてもしかしたら我々と会えるのではないかと期待されてのことだったという。
大変ありがたいことであり嬉しいできごとだった。
しかしである。この大切な出会いも普通なら顔の橫に付けているウェアラブルカメラが捕らえているはずなのだが、どうしたことかオトーサンはそもそも散歩にでる際に電源を入れ忘れたらしく小一時間の散歩すべてが録画されていなかったのである。
嗚呼!なにやってるんだ、ぼけっ!



ラテ飼育格闘日記(534)

少しずつ春が近づいているように感じる今日この頃。気温の高下は激しいがいわゆる三寒四温と思われるし日の出は僅かに早くなったし日没も遅くなった。しかしオトーサンとラテの散歩はそんな変化など関係ないように日々きちんと行われている。


オトーサンのギックリ腰はまだ完治していない。やはり加齢が原因なのだろうがこれまで以上に治るのに時間がかかっている。それに痛い腰をかばいながら歩いていたからか、左足の膝が痛くなってしまった。仕方がないので腰と膝にシップ薬を貼り散歩を続けている。

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※ラテは寒さもなんのその、お陰様で元気だ


ともかく日中のラテはほとんど寝ているわけで朝夕2回の散歩は何ものにも代え難い楽しみに違いない。単に外の空気に触れるとか草や土の感触を楽しむというだけでなく、周囲の臭いを嗅ぎ分けることは勿論、行き交う人たちやワンコたちとの好き嫌いを別にした触れ合いを楽しみにしているのだろう。
そう認識しているオトーサンは腰を曲げ、足を少々引きずりながら今日も寒空にラテと出かけていく…。

そういえば「春眠暁を覚えず」でもないだろうが、朝のラテは惰眠をむさぼっている。オトーサンたちが起きて着替え、朝食の支度をしているときも寝ていることが多い。特にオトーサンが脱いだパジャマの上着を腰や背中にかけてやるとその臭いと残っている体温に安心するのか「ラテ、ご飯だよ」と起こすまで寝ていることも多い。
呼ばれて背中にパジャマを引きずったまま伸びをしてのったりと起きてくる。

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※オトーサンのパジャマの上着を羽織って惰眠をむさぼるラテ


オカーサンの仕事の関係で朝の散歩はパターンが違ってくるが、今日の朝はまたまた学童たちの通学時間にシンクロしたようであちらこちらから「触ってもいいですか」といった声がかかる。
また今日はラテが大好きな女子が学校の校門まで一緒に歩いてくれたので嬉しさを身体全体で表しているのが面白い。
土地盛りしてある場所にオトーサンの手にあるリードが引きちぎれるほど引っ張って駆け上がり、乾いた土を両前足で掘ったりしてはしゃぐのもその視線の先に女子の姿があるからだ。見せびらかすというよりこれも遊びとしてのラテの自己アピールなのだろう。

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※登校中の大好き女子に出会ったラテは早速チューだ


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※大好きな女子と公園で会った際のラテの表情を見ればそのメロメロさがわかる(笑)


時にその女子とチューをしたりしながらラテは至福のひとときを過ごしたが、行き交う学童たちの反応が面白い。
「オオカミだぁ」とか「でっかすぎじゃね」などなど好き勝手な声が飛び交うがラテはご機嫌だ。そんな中、学校の校門でお馴染みの女子たちと別れてオトーサンとラテは直進したが、すぐ小学一年生とみられる女の子2人に「触ってもいいですか」と聞かれた。
オトーサンは「ありがとう。仲良くしてください」と返事をしたが早速女子たちはラテの頭や背中を撫でて喜んでいる。無論こうしたことは多々あるわけだが、その後の女子たちの対応が珍しかった。

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※2人の女子は「ワンちゃん触らせてくれてありがとうございました」と丁寧な挨拶をして校門へ入った


「ありがとう」とか「バイバイ」といって去って行く子供はいるがその女子たちは「ワンちゃん触らせてくれてありがとうございました」と丁寧な挨拶をしてくれたのだ。オトーサンは「こちらこそありがとう。またよろしくね」といいながらラテのリードを引いたが、きっと親御さんたちが素敵な方たちなのだろうとホンノリ暖かく嬉しい気持ちになった。

嬉しいといえば2月14日、オトーサンにとってこれまたとっても嬉しいことが起こった。その日は申し上げるまでもなくバレンタインデーである。とはいえ現役時代ならともかくいまでは女房からチョコレートを渡されるだけだ。
そんなオトーサンだが、その日の夕方にいつもの公園にラテと散歩に出たらお馴染みファミリーの母親から「これ○○からです」とチョコレートのボックスが入っている袋をいただいたのである。

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※オトーサンはチョコレートをいただきました!


いつもラテと遊んでくれる女の子がラテのオトーサンにチョコレートを渡して欲しいと母親に哀願したらしい。予想もしなかったことだし嬉しいというより涙ものだが、女の子の思いとはいえ予算はきっと母親から出てるに違いないし(笑)恐縮しつついただいた…。

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※ラテは早速ファミリーの母親に飛びついた


いやはや妙齢の女性からチョコレートを貰ったことはあったが(義理チョコ)、今回はオトーサンの人生で最年少の女子からのチョコレートである。
では当の女の子はどうしたのかとお聞きしたら、目的の男子のところにチョコレートを渡しにいったという(笑)。
翌日同じ場所で遊んでいる女の子に「昨日はチョコレートありがとう」とお礼を言ったら「あの、お返しはいらないからね。いつも写真をもらってるし…」と早くもこちらの負担を軽くしようとの心づもりか釘をさされた(笑)。

まあ、大人の男性の端くれとしては「はいそうですか、ありがとうね」ともいかないが今年小学三年になる女の子にホワイトデーのお礼といってもオトーサンは頭の中が真っ白で考えもつかない。しかしこうしたことで頭を悩ませるのは嬉しいことだとつくづく感謝しつつ機嫌の良いラテと共に家路を急いだ。



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プロフィール

appletechlab

Author:appletechlab

主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。マネキン造形研究中。日本シャーロック・ホームズクラブ会員。日本リュート協会会員。ゆうMUG会員