3DプリンターBIQU-Magician によるプリントの実際

3DプリンターBIQU-Magician を嬉々として使っている。しかしあらかじめこの3Dプリンターという製品の特性や理屈といったことを知らずしてよい結果を生むことは難しいと思う。データをプリンターに送り、プリント開始のボタンを押せば誰でもいつでも綺麗な造形ができる…わけではないことも事実。


STLファイルとは何なのか、スライサーというソフトとは、そもそもスライスとは何、G-codeデータとは等というソフトウェア的なあれこれは勿論、PLAやABSといったフィラメント樹脂の特性、3Dプリンターの仕組みも知っておきたいしブレードプレート(印刷プラットフォーム)にノズルから抽出される樹脂を確実に定着させるには…といったあれこれも念頭に入れないと現実問題プリントは失敗続きとなるに違いない。

BIQUmovie.jpg

※筆者の3DプリンターBIQU-Magician設置状況


そうした点を踏まえ、当ブログでは順次3DプリンターBIQU-Magicianによるプリント造形に関しポイントとなる情報を追っていきたいと考えているが、ここでは約7分ほどの小さなモデルのプリントをカットなしで実際に見ていただく過程でBIQU-Magicianの手順の基礎をご紹介したいと動画を用意した。



仔細は動画をご覧いただきたいが、機器構成といったお話しをしておきたい。
写真のとおり3DプリンターBIQU-Magicianは三つの支柱で支えられた縦長のデザインだ。したがって設置面積はとらないのも特長のひとつである。
本来フィラメントと呼ぶワイヤー型の樹脂はリールに巻かれてプリンター本体頭上に横に設置するようになっている。しかし製品付属のフィラメントを使い切って新たに好みのPLAフィラメントを購入しようとしたがほとんどが1Kgの製品でありかつ頭上のフィラメントフォルダーには合わず使えなかった。

BIQUmovie_02.jpg

※PLAフィラメントのリール


無論フィラメントフォルダーを取り去ってリールを縦位置に置くスタンドをと考えたが重量がありかつ大きなサイズのフィラメントを頭上に保持するのは恰好が良くないだけでなく本体が揺れやすくなるのではないかと危惧し別途脇にアクリル製のスタンドを購入して設置した。
それに頭上に設置して使っていた際、フィラメントが絡んでいたのかフィラメントが押出機に引かれ、リールごと落下しフィラメントも途中で切断してしまうという事故があった。このこともフィラメント・リールを外側に置こうと考えた原因になった。

BIQUmovie_03.jpg

※押出機部位。ここからフイラメントを挿入する


ただしその際にはフィラメントが無理なく押出機に導かれる高さと位置に注視しなければならずご覧のよう形になった。
なおスタンドを支えているのもクリアーな箱形のものを使ったが、これは単なる見栄えを考えたものだ。こうしたクリアーな素材は圧迫感がなくてよいからだ。
またスティック糊は製品同梱のものが無くなったので主成分がPVPの市販製品を使っている。

これらを踏まえて動画をご覧いただければ幸いである。



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Author:appletechlab

主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。マネキン造形研究中。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。日本リュート協会会員。ゆうMUG会員