ラテ飼育格闘日記(7)
愛犬ラテは放浪していたところを保護された雑種なので、正確な誕生日はわからない。しかし歯などの状況から判断して現在8ヶ月程度という医者の診断だから、冬の寒さはもとより、日々すべてのことが初めての体験だといってよい。
とにかく彼女は好奇心旺盛である。枯れ葉が舞えば追いかけるし、河川の流れが聞こえると、橋の欄干から顔を突き出す。垣根の向こうに鳥でもいるものなら、後ろ足だけで立ち上がって様子を眺める。子供を見ればリードの引きが一段と強くなるし、見るからに勝ち目のない大型犬にも立ち向かおうとする...。
落ちている小枝や道ばたの草花を噛んで咥えながら歩く姿はなんとも可愛い。
※小枝を咥え、振り回しながら歩くラテ
毎日の散歩は単に歩いているだけではないから大変だし疲れる。回りに注意し、拾い食いをさせないように気を配らなければならない。したがって強くリードを引くこともしばしばだ。事実リードを持つ私の左手は常に軽い疲労感に包まれている...。
反面、ラテと散歩していると、初対面のオジサンから「いい犬だねえ」とか、知らないオバサンから「あら〜可愛いわね」だなんて声をかけられることもある。そんな時は、飼い主が誉められているようで私も思わず満面の笑みを浮かべてしまう(笑)。
先日は駅付近で、これまた知らないオジサンからいきなり「この子は甲斐犬かい?」と声をかけられた。「雑種なので分からないんですよ」と私。その直後にラテはオジサンに向かって吠え始めたので「すみません」というと、オジサンは「甲斐犬なら主人にしか懐かないのは当然だよ...いい子だ..よしよし、いい子だ」と、すっかりラテを甲斐犬扱いにして去っていった(笑)。
※一段高い場所に上がってご機嫌なラテ
それにしてもラテと毎日を過ごしていると「犬って知能が高いなあ」とあらためて感心することばかりである。
ラテに限らないと思うが飼い犬は餌と散歩が命である。無論それらは普通、飼い主側の主導で行われるわけだが、ラテは幼児期に3ヶ月程度放浪するという体験がトラウマになっているのか、食べ物には異常とも思える執着ぶりを示す。また同時に散歩も大好きであり、私がいつものジャンバーを着てキャップをかぶると、散歩に行くのだと察して喜び勇んで騒ぎ出す。
そのラテが、雨の日だと様子が違うのである。
我が家に来る前の環境では、ウンチは散歩時に済ませていたという。したがっていろいろと試みてはいるが、今のところ室内ではオシッコしかしないのである。このままではまずいのだが、とりあえず雨の日も散歩に出ないとウンチを我慢することになるので、私は大変なのだが本人(本犬)が行きたいのなら散歩に連れ出すことにしている。
ラテが来た数日後に小雨が降ったが、その際にはいつものように喜んで飛び出した。しかし本格的な雨の日には面白いように態度が違うのだ。
無論ラテは朝起きて一度も外を眺めていないし外に出てもいない。強いて言うなら雨音と湿度とか気圧で外は天気が悪いことを知るのだろうか...。
ともかくリードを付けるときも何やら普段とは違い、大人しいラテを玄関まで連れて行き、ドアを開ける...。
いつもなら我先にと飛び出そうとするのを、物の本に書いてあるように、まずは飼い主が先に外に出なければならないと、ラテを静止させるのにひと苦労するくらいなのだ。しかし雨の日は違う...。
玄関のタタキ部分でうろうろするばかりで、見るからに雨の中を散歩に行きたくないという風に見える。
一応ドアの外に出した後で念のため、いま閉めた玄関のドアを開けてみると彼女はいそいそと家の中に戻るではないか(笑)。
結局その日は夕刻雨が小雨になるまで散歩にはでなかったが、ワンコは雨の日にはよく眠ることを知った。
「恵みの雨」という言葉があるが、ラテは雨の日の散歩を嫌ってくれるから、私の体力にとっては確かに恵みの雨なのかも知れない(笑)。
とにかく彼女は好奇心旺盛である。枯れ葉が舞えば追いかけるし、河川の流れが聞こえると、橋の欄干から顔を突き出す。垣根の向こうに鳥でもいるものなら、後ろ足だけで立ち上がって様子を眺める。子供を見ればリードの引きが一段と強くなるし、見るからに勝ち目のない大型犬にも立ち向かおうとする...。
落ちている小枝や道ばたの草花を噛んで咥えながら歩く姿はなんとも可愛い。
※小枝を咥え、振り回しながら歩くラテ
毎日の散歩は単に歩いているだけではないから大変だし疲れる。回りに注意し、拾い食いをさせないように気を配らなければならない。したがって強くリードを引くこともしばしばだ。事実リードを持つ私の左手は常に軽い疲労感に包まれている...。
反面、ラテと散歩していると、初対面のオジサンから「いい犬だねえ」とか、知らないオバサンから「あら〜可愛いわね」だなんて声をかけられることもある。そんな時は、飼い主が誉められているようで私も思わず満面の笑みを浮かべてしまう(笑)。
先日は駅付近で、これまた知らないオジサンからいきなり「この子は甲斐犬かい?」と声をかけられた。「雑種なので分からないんですよ」と私。その直後にラテはオジサンに向かって吠え始めたので「すみません」というと、オジサンは「甲斐犬なら主人にしか懐かないのは当然だよ...いい子だ..よしよし、いい子だ」と、すっかりラテを甲斐犬扱いにして去っていった(笑)。
※一段高い場所に上がってご機嫌なラテ
それにしてもラテと毎日を過ごしていると「犬って知能が高いなあ」とあらためて感心することばかりである。
ラテに限らないと思うが飼い犬は餌と散歩が命である。無論それらは普通、飼い主側の主導で行われるわけだが、ラテは幼児期に3ヶ月程度放浪するという体験がトラウマになっているのか、食べ物には異常とも思える執着ぶりを示す。また同時に散歩も大好きであり、私がいつものジャンバーを着てキャップをかぶると、散歩に行くのだと察して喜び勇んで騒ぎ出す。
そのラテが、雨の日だと様子が違うのである。
我が家に来る前の環境では、ウンチは散歩時に済ませていたという。したがっていろいろと試みてはいるが、今のところ室内ではオシッコしかしないのである。このままではまずいのだが、とりあえず雨の日も散歩に出ないとウンチを我慢することになるので、私は大変なのだが本人(本犬)が行きたいのなら散歩に連れ出すことにしている。
ラテが来た数日後に小雨が降ったが、その際にはいつものように喜んで飛び出した。しかし本格的な雨の日には面白いように態度が違うのだ。
無論ラテは朝起きて一度も外を眺めていないし外に出てもいない。強いて言うなら雨音と湿度とか気圧で外は天気が悪いことを知るのだろうか...。
ともかくリードを付けるときも何やら普段とは違い、大人しいラテを玄関まで連れて行き、ドアを開ける...。
いつもなら我先にと飛び出そうとするのを、物の本に書いてあるように、まずは飼い主が先に外に出なければならないと、ラテを静止させるのにひと苦労するくらいなのだ。しかし雨の日は違う...。
玄関のタタキ部分でうろうろするばかりで、見るからに雨の中を散歩に行きたくないという風に見える。
一応ドアの外に出した後で念のため、いま閉めた玄関のドアを開けてみると彼女はいそいそと家の中に戻るではないか(笑)。
結局その日は夕刻雨が小雨になるまで散歩にはでなかったが、ワンコは雨の日にはよく眠ることを知った。
「恵みの雨」という言葉があるが、ラテは雨の日の散歩を嫌ってくれるから、私の体力にとっては確かに恵みの雨なのかも知れない(笑)。