ラテ飼育格闘日記(199)
さすがの猛暑もそろそろ秋にシフトしつつあるからか公園に行くと子供たちの動きが活発になってきた。炎天下では走り回るわけにもいかなかったのだろうが、最近は男女混合で三角ベースの野球を楽しんでいるシーンによく出くわす。問題なのはその試合のまっただ中にラテが入りたがることだ(笑)。
ラテと共にいつもの公園にいくと黄色い声が飛び交っている。15人ほどの男女合わせた子供たちが二手に分かれて野球の試合をしているのである。ボールはどうやらテニスボールみたいだが、金属バットに当たると「カキーン」といい音がする。しかし全員グローブはなくて素手である。
そのうちの女の子たちの多くはラテを可愛がってくれる小学生たちなので「キャッキャ」騒いでいる彼女らに近づきたくてラテはリードを引く...。
オトーサンは邪魔にならない範囲で、そしてボールが直接飛んでこないと思われる距離まで近づいてラテをなだめるが遠慮のないラテは一緒に遊びたくて仕方がないのだ(笑)。

※子供たちが野球をしているのを大人しく眺めているラテ
そのときゲームに加わっていない1人の男の子が近づいてきた。外野を守っていた女の子が「○○君、邪魔しちゃダメよ!」と声をかける。オトーサンも近づきすぎたかな...と思いラテのリードを引いて少し移動を始めると「ああ、ラテちゃ~ん。ラテちゃんはいいんだよ」と気を遣ってくれる。
ラテはもうメロメロでその女の子の後ろから近づき、すらりと伸びた足をペロペロと舐め始めた(笑)。女の子は「キャッハハ...」とこれまた嬉しそう。
しかし外野側ではやはり邪魔だからとホームペースの裏当たりに移動する。この周りにはゲームに参加していない低学年の女の子や「野球やらない」という子供たちがいてラテを歓迎してくれた。その子供たちは芝生に座り込んでいるからか、蚊に刺されて大変な様子。オトーサンはバッグから先ほど自分も使った虫さされ防止のスプレーを取り出して女の子たちに「これ使う?」と渡す。女の子たちは素直に「ありがとうございます」といいつつ順番に手足にスプレーをかけた。
その後、初対面の子供も交じってラテに抱きついたり、頬ずりしたり、跨ったり、尻尾を握ったり、あるいは後ろからラテに乗るように抱きついたりもするがラテは怖がったり怒ったりしないでリラックスしているようだ。


※ゲームに加わっていない女の子たちはラテをオモチャにして遊ぶ
それだけでなく女の子が3人、ラテの前に陣取るとラテは交互に1人ずつ口元をぺろっと舐め続けている。その公平さにオトーサンは感心してしまうほどだ。
ただし興味はどうしても「キャーキャー」と声のする方にいってしまうようで「ラテちゃん、こっち向いてよ」などと苦情を言われている(笑)。
その子供たちが離れていくとラテはジッと野球をやっている子供たちの動きを追っている。もしリードを離すことが出来たら皆の周りを駆け回り、もしかしたら打球を咥えて持ってくるかも知れない...などと考えていたら、馴染みの女の子2人がラテの前に手を繋いで立ちふさがった。

※金属バットがラテに当たらないようにとガードしてくれる子供たち
何事かと思ったら1人の女の子がラテの頭を撫でながら「あの子、打った後バットを放り投げるクセがあるから危ないんだよ。だから私たちが守ってあげるね」という...。
案の定、ボールをバットに当てた男の子はバットを三塁側に放り投げて一塁ベースへと走った。
幸いバットはラテの方には向かってこなかったが、女の子は「ねぇっ、危ないでしょ!」とラテを振り返る。
遊びながらもこうした気遣いをしてくれる子供たちは素晴らしい。きっと彼女らは素敵な大人になるだろうとオトーサンは心の中で思いながら「ありがとう!」とお礼をいった。
なかなかバッターボックスの姿が様になっている女の子がランニングホームランを打ち、三角ベースを回ってホームペースに戻ってきた。笑顔で「ラテちゃん!私素敵だったでしょ」とラテの首にすがりつく。ラテも口を大きく開け「ハアハア」と息づかいが荒く何だか喜んでいるみたいだ。
「これ凄い運動量だね」というと周りにいた別の子は「ゲームで楽しんで痩せられるね」と女の子らしい発言をする。するとまた別の子は「でもさ、お腹が空くし食べたら一緒だよ」と大人びた物言いをして一同で「ギャハハハ」と笑い合う。
見ていると当然のことながら男女ともに学年が違うし、上手な子もいる反面、ボールもろくに取れない子供もいるが誰1人として「お前下手だな」といった蔑みの言葉を聞かないのは素晴らしい。というか、そもそもが厳粛なルールに則ってゲームをしているわけではないようなのは雰囲気でわかる。
誰かが投げ、それを交代で打ち、ボールを追いかけて走り回る。一応ゲームになってはいるが、どちらが何点取ろうがあまり気になってはいない様子。
皆でワイワイとやっているその事自体を楽しんでいるのだ。その割には喧嘩やトラブルが起こらないのも不思議だが皆の笑顔が輝いている。

※入り替わり立ち替わり、ラテの側に来てくれる女の子たちにラテも嬉しそう
ラテにとってこれまたお馴染みの六年生の女の子がホームベースに走り込み、そのまま仰向けに寝転んで「ラテちゃ~ん!」とラテを呼ぶ。
ラテは嬉しそうにひっくり返っている女の子に近づきその顔を舐めあげたりしている。
ありがたいことにその日は子供たちの野球の試合に入り込んでくるワンコが他にいなかったこともあり、ラテはモテモテだった。

※ラテの子供たちへの視線は熱い(笑)
そういえば、この夕方の散歩時にラテは公園で他のワンコと交流は一切無く、小一時間ずっと女の子たちに囲まれて過ごしたことになる。
特に走り回ったりしたわけではなかったが気持ち的に満足したのかオトーサンの「ラテ、帰ろう!」という呼びかけにも素直に応じた。
そしていつものように戻る途中、お馴染みの自動販売機でペットボトルの水を買おうとしたら何と水が無くなっている。売り切れではなく扱っていないのだ。
ラテはオトーサンがペットボトルを持ってこないのを不思議そうな顔をして待っている。
自動販売機も夏から秋へと販売内容を模様替えしたようだ。
オトーサンたちは仕方なく、回り込んだ先にある別の自動販売機で冷たい水を飲み、一路自宅へと向かった。ふと夕闇迫る空を見上げると鰯雲が秋の到来を語っていた。
ラテと共にいつもの公園にいくと黄色い声が飛び交っている。15人ほどの男女合わせた子供たちが二手に分かれて野球の試合をしているのである。ボールはどうやらテニスボールみたいだが、金属バットに当たると「カキーン」といい音がする。しかし全員グローブはなくて素手である。
そのうちの女の子たちの多くはラテを可愛がってくれる小学生たちなので「キャッキャ」騒いでいる彼女らに近づきたくてラテはリードを引く...。
オトーサンは邪魔にならない範囲で、そしてボールが直接飛んでこないと思われる距離まで近づいてラテをなだめるが遠慮のないラテは一緒に遊びたくて仕方がないのだ(笑)。

※子供たちが野球をしているのを大人しく眺めているラテ
そのときゲームに加わっていない1人の男の子が近づいてきた。外野を守っていた女の子が「○○君、邪魔しちゃダメよ!」と声をかける。オトーサンも近づきすぎたかな...と思いラテのリードを引いて少し移動を始めると「ああ、ラテちゃ~ん。ラテちゃんはいいんだよ」と気を遣ってくれる。
ラテはもうメロメロでその女の子の後ろから近づき、すらりと伸びた足をペロペロと舐め始めた(笑)。女の子は「キャッハハ...」とこれまた嬉しそう。
しかし外野側ではやはり邪魔だからとホームペースの裏当たりに移動する。この周りにはゲームに参加していない低学年の女の子や「野球やらない」という子供たちがいてラテを歓迎してくれた。その子供たちは芝生に座り込んでいるからか、蚊に刺されて大変な様子。オトーサンはバッグから先ほど自分も使った虫さされ防止のスプレーを取り出して女の子たちに「これ使う?」と渡す。女の子たちは素直に「ありがとうございます」といいつつ順番に手足にスプレーをかけた。
その後、初対面の子供も交じってラテに抱きついたり、頬ずりしたり、跨ったり、尻尾を握ったり、あるいは後ろからラテに乗るように抱きついたりもするがラテは怖がったり怒ったりしないでリラックスしているようだ。


※ゲームに加わっていない女の子たちはラテをオモチャにして遊ぶ
それだけでなく女の子が3人、ラテの前に陣取るとラテは交互に1人ずつ口元をぺろっと舐め続けている。その公平さにオトーサンは感心してしまうほどだ。
ただし興味はどうしても「キャーキャー」と声のする方にいってしまうようで「ラテちゃん、こっち向いてよ」などと苦情を言われている(笑)。
その子供たちが離れていくとラテはジッと野球をやっている子供たちの動きを追っている。もしリードを離すことが出来たら皆の周りを駆け回り、もしかしたら打球を咥えて持ってくるかも知れない...などと考えていたら、馴染みの女の子2人がラテの前に手を繋いで立ちふさがった。

※金属バットがラテに当たらないようにとガードしてくれる子供たち
何事かと思ったら1人の女の子がラテの頭を撫でながら「あの子、打った後バットを放り投げるクセがあるから危ないんだよ。だから私たちが守ってあげるね」という...。
案の定、ボールをバットに当てた男の子はバットを三塁側に放り投げて一塁ベースへと走った。
幸いバットはラテの方には向かってこなかったが、女の子は「ねぇっ、危ないでしょ!」とラテを振り返る。
遊びながらもこうした気遣いをしてくれる子供たちは素晴らしい。きっと彼女らは素敵な大人になるだろうとオトーサンは心の中で思いながら「ありがとう!」とお礼をいった。
なかなかバッターボックスの姿が様になっている女の子がランニングホームランを打ち、三角ベースを回ってホームペースに戻ってきた。笑顔で「ラテちゃん!私素敵だったでしょ」とラテの首にすがりつく。ラテも口を大きく開け「ハアハア」と息づかいが荒く何だか喜んでいるみたいだ。
「これ凄い運動量だね」というと周りにいた別の子は「ゲームで楽しんで痩せられるね」と女の子らしい発言をする。するとまた別の子は「でもさ、お腹が空くし食べたら一緒だよ」と大人びた物言いをして一同で「ギャハハハ」と笑い合う。
見ていると当然のことながら男女ともに学年が違うし、上手な子もいる反面、ボールもろくに取れない子供もいるが誰1人として「お前下手だな」といった蔑みの言葉を聞かないのは素晴らしい。というか、そもそもが厳粛なルールに則ってゲームをしているわけではないようなのは雰囲気でわかる。
誰かが投げ、それを交代で打ち、ボールを追いかけて走り回る。一応ゲームになってはいるが、どちらが何点取ろうがあまり気になってはいない様子。
皆でワイワイとやっているその事自体を楽しんでいるのだ。その割には喧嘩やトラブルが起こらないのも不思議だが皆の笑顔が輝いている。

※入り替わり立ち替わり、ラテの側に来てくれる女の子たちにラテも嬉しそう
ラテにとってこれまたお馴染みの六年生の女の子がホームベースに走り込み、そのまま仰向けに寝転んで「ラテちゃ~ん!」とラテを呼ぶ。
ラテは嬉しそうにひっくり返っている女の子に近づきその顔を舐めあげたりしている。
ありがたいことにその日は子供たちの野球の試合に入り込んでくるワンコが他にいなかったこともあり、ラテはモテモテだった。

※ラテの子供たちへの視線は熱い(笑)
そういえば、この夕方の散歩時にラテは公園で他のワンコと交流は一切無く、小一時間ずっと女の子たちに囲まれて過ごしたことになる。
特に走り回ったりしたわけではなかったが気持ち的に満足したのかオトーサンの「ラテ、帰ろう!」という呼びかけにも素直に応じた。
そしていつものように戻る途中、お馴染みの自動販売機でペットボトルの水を買おうとしたら何と水が無くなっている。売り切れではなく扱っていないのだ。
ラテはオトーサンがペットボトルを持ってこないのを不思議そうな顔をして待っている。
自動販売機も夏から秋へと販売内容を模様替えしたようだ。
オトーサンたちは仕方なく、回り込んだ先にある別の自動販売機で冷たい水を飲み、一路自宅へと向かった。ふと夕闇迫る空を見上げると鰯雲が秋の到来を語っていた。
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