JBL yurbuds LIBERTY ワイヤレス スポーツイヤフォン〜実用編

JBL/yurbuds(ユアバッズ) LIBERTY ワイヤレス スポーツイヤフォンを手に入れたがとても気に入っている。前回の準備編でも述べた通り、そのデザインは些か無骨で大ぶりに思えたが、耳から外れにくく装着感がよいことは期待以上だった。今回は肝心の音質についてのレポートである。


JBL/yurbuds LIBERTY ワイヤレス スポーツイヤフォン(以下yurbuds LIBERTY)の技術仕様として周波数特性は20Hz to 20kHzとこのクラスでは良好な仕様だが、問題は音の質とバランスそしてワイヤレスならではのBluetoothの特性も重要だ。

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※JBL/yurbuds(ユアバッズ) LIBERTY ワイヤレス スポーツイヤフォン


なおリモコンの中央ボタンを3秒程度押したままにすれば「Power on」と音声で確認が入り、1度ペアリングが出来ていれば iPhoneとBluetooth接続が出来たことを知らせてくれる。無論再度リモコンの中央ボタンを長押しすればyurbuds LIBERTYが「Power off」となり接続が切れる。

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※ペアリングができるとiPhone上部のBluetoothアイコンがアクティブになりその右に小さくイヤフォンのバッテリー残表示が出る


yurbuds LIBERTYはiPhone 6 Plusとペアリングして愛用するつもりなので試聴のすべてはその iPhone 6 Plusで行ったが、早速外出時にも使ってみた範囲では音が途切れることはほとんどなかった。また動画とのレポンスも良く、iPhoneで再生している動画とyurbuds LIBERTYで聞くサウンドに目立つ遅れもない…。

さて日々愛聴している馴染みの曲をあれこれと試聴してみたが肝心の音に関しては非常にナチュラルで素直な音、そしてクリア。一言でいうなら質実剛健なサウンドというべきか。
これまでの「モトローラS9-HD」と比較すると音の抜けがよい。アンサンブルの各楽器がかなり明瞭に聞き分けられるが低音はあまり強調されてはいないもののしっかりと鳴っている。無論価格が5倍ほど違うUltimate Ears TRIPLE.Fi 10vi Pro と比べるとサウンドの艶というか立体感が少々劣るが、この比較は酷だろう…。

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※愛聴している様々な曲をyurbuds LIBERTYで聴いてみたがクリアで素直な音だ


したがってフルオーケストラとかロックというより私が好んで聴いているリュートやギターとそれらのアンサンブル、ピアノ独奏や室内楽、そして小編成のジャズといった類の音楽にピッタリではないかという印象だ。
ただし昨今のメリハリの利いた音作りを好む人からみれば、このJBLサウンドは大人しく面白味に欠けるという印象を受けるかも知れない。この辺はまったく好みとなるので良し悪しは難しいが yurbuds LIBERTY は気品のあるサウンドといえようか…。

私自身はこれまでJBLサウンドといったものを十分に体験する機会はなかったから「これがJBLの音だ」と偉そうには言えないが、バランスも良くユニットの装着感のよさと相俟って使っていても疲れない。なお3ボタンリモコンの操作は上中下のボタンの長押しとクリックにより曲送りと戻し、ボリュームのアップとダウン、そしてハンズフリー通話の応答および終了ならびにSiriモードと操作は一般的なこの手の操作系と同様なので特に煩雑なことはない。

最後に通話のテストをしてみた。使用中に電話がかかってくることは当然あるわけだが、3ボタンリモコン部にあるマイクはコードを首の後ろに通しているにも関わらず明瞭な通話ができた。通話相手にこちらの音声がどのように聞こえるかを確認してみたが直接 iPhone同士の通話より弱冠こもるようだが実用上は問題ないとの感想だった。

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※yurbuds LIBERTYのイヤフォンユニットは慣れるまで装着がし難い場合もあるが、装着感は抜群


こうして全体を確認してみるとJBL/yurbuds LIBERTY ワイヤレス スポーツイヤフォンは大変コストパフォーマンスが高い製品だということができるだろう。あえて使いにくい点をあげれば時にユニットの耳への装着が思うようにいかないことがあること、そして3ボタンリモコンの中央ボタン(凹んでいる部位)が押しづらく感知してくれないことがある…といった点ぐらいだろうか…。これらは慣れるための時間が解決してくれに違いないと期待している。





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Author:mactechlab
主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。また直近では「木挽町お鶴捕物控え」を発表している。
2018年春から3Dプリンターを複数台活用中であり2021年からはレーザー加工機にも目を向けている。ゆうMUG会員