JBL yurbuds LIBERTY ワイヤレス スポーツイヤフォン〜準備編

外出時に使うイヤフォンを新調した。確認したところ9年ぶりである...。勿論イヤフォンやヘッドフォンの類は多種所持している。Apple純正品は当然として、最近では別途レポートした「Beats Studio ワイヤレス オーバーイヤーヘッドフォン」を始めとして「Ultimate Ears TRIPLE.Fi 10vi Pro」などなどだ。ただし外出時にはこの9年間ずっとBluetooth仕様の「モトローラS9-HD」を愛用してきた。


いまとなっては少々無骨に思えるが、「モトローラS9-HD」はワイヤレスの快適さはもとよりその音質も最高とは言いがたいものの「SRS WOW HDテクノロジー」によりなかなか臨場感のある3Dサウンドを聴かせてくれる。思えば物持ちが良いとはいえないし新しもの好きなオヤジがよくもまあ9年もの間、これを使い続けたと自分でも感心している...。

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※JBL/yurbuds(ユアバッズ) LIBERTY ワイヤレス スポーツイヤフォンのパッケージ


それはあくまで個人的な感覚だが、装着感も悪くないし通常ベルトクリップ式ケースに入れて携帯しているiPhone 6 Plusとペアリングして使ってきたが音切れもほとんどなく操作も慣れていることもあってその使い勝手もなかなかだと思ってきた。したがってよほどの事がなければまだまだ使い続けたいところだし不満足な点はないのだが、如何せんバッテリーが持たなくなってきた...。

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※モトローラS9-HD(左)とUltimate Ears TRIPLE.Fi 10vi Pro(右)


替わりの製品が欲しいと思ったが、まさか同じものを探すのも芸がないし面白くないのでいくつか候補をあげて選んでみた結果がJBL/yurbuds(ユアバッズ) LIBERTY ワイヤレス スポーツイヤフォンという結論になった。

最終選考にはこの他Beats PowerBeats2 ワイヤレスインイヤーヘッドフォンとどちらにするかを迷ったが、ノイズキャンセリングのBeats Studio ワイヤレス オーバーイヤーヘッドフォンを別途使っていることでもあり、同じメーカー製品より未知の製品を試してみたい誘惑に勝てなかった(笑)。無論価格もyurbuds LIBERTY はBeats Studio ワイヤレスと比較して約半額というのも魅力だった…。それに本製品は今年の1月6日より販売開始されたばかりの新モデルだという点にも興味を持った。

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※JBL/yurbuds LIBERTY ワイヤレス スポーツイヤフォンの同梱品


しかし、あらためて確認すると迷ってなかなか決められないほど多くの製品があることに驚いたが、yurbuds LIBERTY ワイヤレス スポーツイヤフォンを選択したことは間違いではなかったと思う。
そもそも音質の良否はかなり個人的なものだ。無論計測器によるデータとしての良否は重要だが、同じオーディオ装置で同じ音楽を聴いたとしてもその日の気分や環境によって感じ方はかなり違ってくる。

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※yurbuds LIBERTYの全体


よく知られているように人は一般に 20Hz から 20000Hz(20kHz)の音を聞くことができると言われている。したがってオーディオ機器もそれに合わせて製品作りをしているわけだ。ただし我々の聴力は特別な聴覚障害が無い場合でも年齢と共に低下する。そして特に高音域での低下が著しいのが特長で私らの年齢ほどになれば難聴といった問題がなかったとしても10,000Hz以上の高音は聞き取れなくなっていることが多い。だからといって音楽を楽しめないわけではないのは無論だ…。音の良し悪しは可聴域の問題だけではないからだ。

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※yurbuds LIBERTYのユニットはいささか異様なデザインをしている


したがって過度にスペックに神経質になることもないし、もし「よいヘッドフォンとかイヤフォンの選び方」というものがあるとすれば、私見ながら性能はほぼ価格に正比例すると考えて良いと思っている(笑)。まあ…オーディオを論じる際には一部にオカルト的な理論もあるが、良いものはそれなりに高くなるものだ。ただし高いものが良いかは一概に言えないところが難しいところだ...。

ということでJBL/yurbuds LIBERTY ワイヤレス スポーツイヤフォンはその価格体からして高級品ではなく普及品というスタンスで評価すべきだろうが、反対に安物ではない。
ビジュアルとしての第一印象だが、JBL/yurbuds LIBERTY ワイヤレス スポーツイヤフォンは前記したBeats PowerBeats2 ワイヤレスインイヤーヘッドフォンなどと比較すればデザインは地味だし些か無骨な感じを受ける。しかし大きな売りは当然ながら JBL(ジェービーエル)サウンドを期待できる点だろう。

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※充電は右側ユニットにあるmicro USB端子を使う


ご承知のようにJBLは米国カリフォルニアに本拠地がある世界有数のスピーカーメーカーで設立は1946年と歴史も古い。現在はハーマン・インターナショナルの傘下に入っているが、オーディオ世界の名門というかそのブランド力は依然光っている。

ところで "yurbuds" のコンセプトは独自形状のイヤチップを、ひねりながら耳に装着することで運動中でも耳から外れにくい独自のツイストロックテクノロジーをはじめ、アスリートにとって魅力的な性能が至るところに盛り込まれたスポーツ専用のヘッドフォンだという。

残念ながら私はスポーツマンでもなければ愛犬の散歩時にもこうしたアイテムは危険なので使わない。しかし運動能力が高い人たちが満足する仕様であるならば一般的な使い方ではなおさら安定した利用ができるに違いない。また防水仕様ではないが防汗仕様なので夏場でも問題ないだろう。

ちなみに同梱物だが、本体の他にはキャリングポーチ、2サイズのイヤチップ、マイクロUSB充電ケーブルが付いている。
早速装着感や音質を確認したいところだが、まずは付属のUSBケーブルで充電することに...。本製品のフル充電には約2時間ほどかかるが、再生は6時間可能だという。

さて、充電が済んだyurbuds LIBERTY ワイヤレス スポーツイヤフォンとiPhone 6 Plusをペアリングすることに…。iPhone側でBluetooth検出状態にしておきイヤフォン右側ユニット近くにある3ボタンリモコンの中央が凹んでいる所、センターボタンを5秒以上押し続けるとiPhoneのBluetoothデバイス名に “yurbuds Liberty Wireless” と表示されるのでそれを選択する。問題がなければ “接続済み” と出てペアリングは完了だ。

ペアリングができるとiPhoneの上部領域にBluetoothのアイコンと共にyurbuds LIBERTY ワイヤレス スポーツイヤフォンのバッテリー残量が表示される。
ただし1度ペアリングが済んだ後に再度電源をONにすると接続エラーとなる事があったが、iOSを8.2にアップデートしてからは相性がよくなったようだ。

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※iPhoneとのペアリングもいたって簡単


後は両耳に装着して好みの音楽を聴くだけだが、正直しばらくはツイストロック・テクノロジーと呼ぶ独自形状のイヤチップを、ひねりながら耳に装着する…というのが旨く行かずにイライラした。しかし要領がわかり慣れればどうということはなくなった。そしてその装着感だが、これまでこの種の製品を使ってきた中で最良といってよい着け心地である。その耳掛けの形状とあいまって外れにくく、私には極上の装着感に思える。無論長時間着けていても耳は痛くならない。なおイヤーチップは2サイズのイヤチップが同梱されている。

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※右側ユニット近くに3ボタンリモコンが装備されている


さらに長さが約40センチほどのコードは耐久性のある編組コードでもあり、肌にべとつかず絡まりにくいのでとても具合がよい。
次回は実際に音楽を聴いてみた感想をお届けしたい…。





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Author:mactechlab
主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。また直近では「木挽町お鶴捕物控え」を発表している。
2018年春から3Dプリンターを複数台活用中であり2021年からはレーザー加工機にも目を向けている。ゆうMUG会員