ラテ飼育格闘日記(336)

季節も動くには丁度良いからだろうか、ラテはメチャ元気である。家を出た途端に200メートルほど走り始め、時には全速力モードになるがリードを持っているオトーサンたちはたまったものではない。我が家の近郊は起伏が激しい土地柄なので坂道が多いだけでなく階段も多く、これを駆け上がるにはかなりの体力と気力を必要とする…。                                                                                       
先日、ウィークディの朝、散歩の準備をしているとラテが出窓のタタキで猛烈に吠え始めた。
何事かとオトーサンも窓の外を確認してみたら、なんとそこにはパトカーが3台と救急車が2台止まり、十数人の警察官らが慌ただしくマンションから出入りしているではないか。この尋常ではない雰囲気でラテが吠えるのも仕方がないが実に五月蠅い(笑)。どうやら事件性のある出来事があったようだが、結局何事かは分からずじまいだった…。

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※ラテが猛烈に吠えるので窓下を覗いてみたらパトカー3台に救急車2台が止まっていた


ところでオトーサンは久しぶりにラテの夢を見た…。というより、見た夢をかなり明瞭に覚えていたというべきか。
しかしその夢はオトーサンの深層心理をどこか代弁しているのか、大変疲れる夢だった…。
ストーリーはこうだ…。
女房がベランダで布団を干すといい、ドアを開放した途端にラテが飛び出して行方知れずになってしまう。無論現実はベランダは2階にあり、ラテがそこから飛び出すなんてことはあり得ないが、そこが夢のいい加減で面白いところだ(笑)。
オトーサンと女房は無論取るものもとらずにラテを探しに行く。リードはついていないが首輪には連絡のための電話番号が金属プレートとして取り付けてあるので(これは本当のことだ)、もし誰かが見つけ保護してくれたら電話連絡してくれるはずだと考える一方、このままラテとは2度と会えないのではないかという不安が次第に大きくなってくる。

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※結構きつい階段をラテに引かれて駆け上るオカーサン(笑)


これは現実の話であるが、散歩途中の木々とか動物病院の掲示板などには行方不明になったワンコが写真入りで「探しています」という張り紙がかなりある。それらのワンコたちは柴犬だったり雑種だったり、はてまた大型犬だったりと様々だが、その張り紙は半年以上も告知されたままのものが多い。要するに簡単には見つからないのだ…。

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※近隣ではこんな感じですでに色あせた張り紙をいくつか見かける...


ワンコにしても個体差が大きいとは思うが自分のホームポジションに戻る本能は強いと思うし、その能力もあると思う。また一昔前とは違い、そもそもワンコが一匹だけでうろついていれば目立つしすぐに保健所や警察などに連絡が入ると思うのだがどうもことはそう簡単ではないらしい。
それに都市伝説みたいな話だが、昨今は実験用の生き物を用意することがなかなか難しい時代でもあり、だからこそそうした犬猫を捕獲して売り飛ばす人がいる…といったまことしやかな話も聞いたことがあるのでオトーサンは万一ラテが行方不明にでもなったらと気が気ではないことは確かなのだ。

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※散歩の途中、はじめての神社に立ち寄った。ラテと共にお参りを...


さて、夢の続きである...。
オトーサンは行き交う人たちに写真を見せたり「こんなワンコ知りませんか」と特長を説明しながら駆けずり回るが一向に手がかりが掴めず不安は大きくなるばかりだ。足は棒になり疲れは極限になり不安で心臓は破裂しそうなのだ。
そして公園らしき場所に入ればワンコは沢山いる。その中にラテがいるのではないかと夢中で探し回るオトーサンは夢の中だとしても自身で滑稽に思えるが、夢の中のオトーサンは真剣そのものなのだ。

そんな探し回る日々が続いたある日、あるとき、とある場所でお馴染みのワンコの飼い主さんに出会う。
飼い主さんはオトーサンが血眼になっているので「どうされました?」と聞いてくれる。オトーサンは半泣きで事情を説明し、もし見かけたら連絡をよろしくとお願いする。何しろその飼い主さんはラテのことをよく知ってくれているし、会えばラテを可愛がってくれる方なのだ。

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※砂場でオトーサンにアイコンタクトするラテ

そのとき夕闇の草むらから中型犬がノーリードでとぼとぼとオトーサンたちの方に歩いてくるのが見えた。
オトーサンは一瞬でそれがラテであることを確信したが、周りにいる人たちは「毛並みが違う」という。オトーサンもしっかり確認しようとそのワンコに近づくと確かにその毛並みは虎のような縞模様なのだ(笑)。しかしワンコの顔を覗き込むと間違いなくそれはラテであり、とても疲れ果てているようでラテも安心したのか抱え込んだオトーサンの腕でぐったりしている。
その顔を心配そうに覗き込みながらも心から安堵しているところで夢から覚めたが、夢でよかったと心から安堵しつつも布団の中でオトーサンの激しい動悸はなかなか収まらなかった。

どうもラテの夢を見るときにはこうした不安な夢がほとんどだ。ラテと楽しく遊びましたとさ…という夢はほとんどない。
ラテが我が家に来てから1年過ぎた頃に見たラテの夢はやはりラテとはぐれてしまう夢だった。その内容は「ワンコの”ラテ” 飼育格闘日記(58)」にご紹介してあるが、これらはオトーサンが常に何らかの不安を感じている証拠なのかも知れないし、ラテを大切に思うその反動なのかも知れない。
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主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。マネキン造形研究中。日本シャーロック・ホームズクラブ会員。日本リュート協会会員。ゆうMUG会員