iPhoneを格安SIM b-mobile S で使って一ヶ月経過報告

iPhoneの利用形態は人それぞれだから、他人様に己のことをあれこれと申し上げても益にはならないかも知れない。しかし同じ事を考えている人たちも少なくはないと思うので少しでも参考にしていただければと格安SIM b-mobile S 990ジャストフィットSIMに変えたiPhoneで一ヶ月を経過した感想を書いてみたい。


2017年12月13日に日本通信の格安SIMに変わった。導入に関してのあれこれは「日本通信株式会社の格安SIM b-mobile S でiPhoneを使う」に書いたので重複は避けるが、決めるまでは料金の問題だけでなく使い勝手、移行時のトラブルなどなど心配も多くてなかなか踏ん切りが付かなかったのも事実。

しかし現実は「案ずるより産むが易し」ではないが、難しいことはなかったし、あくまで私の利用形態においてはiPhoneが国内販売されたときからキャリアとして使っていたソフトバンクiPhoneと何の変わりもなかった。
無論日本通信のb-mobile S というサービスの特長はソフトバンク回線(4G LTEと3Gエリア)を利用すること、そしてSIMロック解除をせずに移行できることに尽きる。
また私の場合はMNP番号転出をしてこれまでの電話番号をそのまま使うことにしたから、iPhoneのアプリのほとんどは何の手続きも不要で従来通り使い続けている。

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※b-mobile S 格安SIMにして一ヶ月経ったiPhone


ただしソフトバンクのメルアドは移行と同時に使えなくなるのでそのメルアドに依存したアプリは変更を要するのは当然だ。
さてiPhoneの利用は大別して二種類のデータ環境に依存する。
ひとつはデータ通信利用量、そして2つ目は通話利用時間だ。また通話を必要ないというユーザーは「データ専用SIM」にすれば基本料金はさらに安価だが、私は「音声付きSIM」にし、さらにオプションの「通話5分かけ放題」を加えた。

ところでソフトバンクの2年縛りで使ってきたiPhone 6s Plusだが、本体端末代の支払が終わると私の場合、月額料金は約7,000円強である。
細かなオプション類は別にして主なものはデータ定額ミニ 2GBの3,500円と通話定額基本料(スマ放題)の2,700円である。ただしこれまで一度もこの契約条件を越えることはなかった。

勿論通話はスマ放題であり、基本的にいくら使っても前記の定額ですむ。しかしデータは2GBを越えれば通信スピードが落ちるだけでなく上限を上げれば費用も増える。
今回格安SIMをと考えた一番は自己のデータ利用の量が一ヶ月1GBにも満たないことがほとんどだったということに尽きる。要は外出の機会は少なくなったし自宅では当然のことWi-Fiに依存しているからだ。

結果b-mobile S 最初の一ヶ月を見てみると、ひと月間のデータ利用量はたったの310MBに過ぎなかった。
ということは月額基本料金を算出すると、データ使用料は1GBまでは990円だ。そして通話5分かけ放題オプションの500円(規定時間を越えないとして)の計1,490円となる。
ただし実際にはこの期間に5分を大幅に超える長電話を一度やっているが、これも無料でダウンロードできる専用アプリを使ったので通常の半額の10円/30秒だから例え60分もの長話をしたところで 1,200円に過ぎない。

b_mobiles_2_02.jpg

※一ヶ月間のデータ利用量はたったの310MB


さてその料金だが、b-mobileからの請求はウェブに詳しく載っているものの開通日が1日~19日の場合と開通日が20日~31日の場合では請求のタイミングが違うので知っておくことは大切だ。そしてSIMカードを含む初期手数料の3,000円と私の場合のようにソフトバンク側の解約手数料およびMNP番号転出費用がまとまって請求されるわけでその当月は正直きつい…。
しかしそれらを包括した費用を考えると元はすぐに取れ、特に不自由なこともなく月額料金が 1/3 以下になるのだ。
このb-mobile Sサービスの最新情報によればiPhone 8やiPhone 8 Plusは勿論、iPhoneXでも問題はないという。無論私の場合はソフトバンクのSIMロックは外さないまま切替えたが、SIMフリーのiPhoneでも利用可能である。
ということで個人的なレベルでは b-mobile s への移行は大成功といえそうだ。



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Author:mactechlab
主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。また直近では「木挽町お鶴捕物控え」を発表している。
2018年春から3Dプリンターを複数台活用中であり2021年からはレーザー加工機にも目を向けている。ゆうMUG会員