サンコー 56LED付きフレキシブルアームルーペ (FLLP563D) はなかなかに便利

自慢ではないが、私は眼のタチがよくない。ド近眼の上に乱視、老眼、飛蚊症が入った上に白内障と緑内障と診断されている。一昨年は左目の白内障手術をしたことでまずまず良好な視力を回復したものの今度は左右の度数が違い過ぎ、眼鏡では矯正できないため特に近いところを見るのに不自由している。


為にそれなりに個人的に工夫もしてきた。 Hazukiという眼鏡の上からも着けられる眼鏡型ルーペを使ったりLED照明付きハンディルーペを活用したりしているがそれぞれ一長一短である。
特に最近は書籍を読んだり資料類を確認するのが辛くなっているのでダイレクトメールで目に付いた「サンコー 56LED付きフレキシブルアームルーペ FLLP563D」(以下フレキシブルアームルーペ)を買ってみた。

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※「サンコー 56LED付きフレキシブルアームルーペ FLLP563D」はデスクスタンドのような形


要は机上などで使うアーム式の照明と同類の仕組みだが、その先端にLED照明が備わった大型ルーペが付いているといった製品である。
現在iMacを設置している机上の左側にはすでにLED照明器具があるので「フレキシブルアームルーペ」は右側にセットアップしてみた。

設置は一般的なクランプをセットした上で「フレキシブルアームルーペ」を差し込むというものなので面倒はない。
ただし写真で見た印象と比較すると実物は全体が随分と大ぶりであったのが誤算といえば誤算か…。逆に言うならかなりしっかりと作られている。

FLLP563D_02.jpg

※取り付けは机上端などに付属のクランプを挟み込み、その穴にスタンドを差し込むという具合


本商品は3つの可動部分で角度調整ができる。そしてセードとアームの境目、デスクと固定するクランプ部分は回転にも対応しているので、好みの位置にセード部分を持ってくることができる。要はデスクの上で用途に合わせたベストな角度調整が簡単に行えるだけでなく両手が空くのがよい。

FLLP563D_05.jpg

※デスクとスタンドとしても十分な明るさだ


また本商品の全長は約800mmあり、文字通り机上のLEDデスクライトとして使えるし、手元の作業を楽にする大型ルーペとして使えるわけだ。
特に直径約130mmのLEDライト付き大型ルーペは手元の書籍や雑誌などを読む際に広範囲を一度に映し出せるのでとても快適だし、倍率が1.75倍ということもあり目とレンズ、レンズと対象物との距離もラフで良いので使いやすい。

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※レンズが大きいので大変見やすい


それからセードの部分は蓋付きになっており、照明として使う場合には閉じておくことができるが、蓋はあくまでレンズ保護のためにあるようだ。無論ルーペーを利用する際には開いて使うことになるが、球面ながら直径130mmのガラスレンズはとても見やすい。そしてLEDはレンズ周りに並んでいるため、光のムラも感じさせない。
なお焦点距離は20cmまで、消費電力は5Wとのことだが、ルーペーとして使わない場合はアームを上げておき、必要になったらセード部位を手元に引き下げれば好みの位置で止まってくれる。
理想を言えばアームをもっと細くして欲しいところだが、私にとって実用性は抜群のように思えるので愛用し続けてみたい。

最後に余談となるが、一点思わず苦笑してしまうことがある。それがセードはレンズカバーを開けないと電源スイッチが操作できない仕様になっている。それは良いが、セードの真ん中は直径13センチのレンズがありセードの形状を上から見ると楕円形だ。

FLLP563D_09.jpg

※セードと蓋はどこかトイレの便座に似ている(笑)


そしてセードの蓋を開けたとき、なにかに似ていると思った…。
それはトイレの便座を開けた姿だった(笑)。





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Author:mactechlab
主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。また直近では「木挽町お鶴捕物控え」を発表している。
2018年春から3Dプリンターを複数台活用中であり2021年からはレーザー加工機にも目を向けている。ゆうMUG会員