ラテ飼育格闘日記_832
年が明けた…。しかしすでに一年近くにもなるのにオトーサンの気持ちは晴れない。まあ、無理に忘れようなどとは思っていないし無理な話だ。いまだに朝起きるとラテの遺影に「ラテ、おはよう。今日もよろしくな!」とまるでその場に蹲っているであろうラテに声をかける毎日なのだ。
思い起こせば昨年の正月もまったく正月気分はなくただひたすらラテの看護・看病をしていたという記憶しかない。
例年ならラテを連れ、家族ぐるみでお付き合いいただいているK家の皆さんと近隣の諏訪神社へ初詣をするのが楽しみのひとつだったしそれが唯一正月らしさの象徴でもあった。しかしラテは倒れ、初詣どころではなかったし、まさかラテを置いて我々夫婦だけで出向く気にもならず、結局Kさんに代理詣でをしていただいた。
※元旦早々にK家のオカーサンとNちゃんが見舞いに来て下さった
昨年の正月早々の記憶としてはラテへの点滴を医者にお願いするのでは無くオトーサン自身がやることになったことが忘れられない。
それはタイミング良く医者に往診してもらえるケースばかりではないし、費用もばかにならないからだ。そして医者から「ご家庭でやってみますか。費用も安くなるし…」と勧めてくれたのでオトーサンは決心した。
※不可欠の点滴もオトーサンが処置することになった…
しかし、正直皮下注射とはいえラテの首元に注射針を自身で刺すなんてことは夢にも思わなかったしとても嫌だったが、オトーサンの気持ち云々よりいまはとにかく点滴を続けなければならなかったのだから仕方がない。
なにしろ水はシリンジで飲ませていたがドッグフードなどの固形物はまったく受け付けないし、チュールやゼリー状のもの、あるいはヨーグルトといったものをシリンジで無理矢理喉に落とすといった毎日だったが、それもままならなかった。したがって点滴は不可欠だった。
それから大きな変化はオムツを始めたことだった。
この頃は床擦れが左右の腰辺りにできるほど寝たきりだったから、さすがに外に連れ出すわけには行かなかったのだ。しかしこれがなかなかフィットしないのだ…。
※オムツデビューのラテ
結局最初は当然ながらワンコ用のオムツを買っていたが、ネットの情報などを参考にして人間の赤ちゃん用のオムツにワンコの尻尾を出す切れ込みを入れ使うようになった。事実こちらの方がラテの腰回りに優しくフィットし、費用も多少人間用の方が安いことにも気がついた。ということで日々オトーサンはタイミングを見ながらオムツに尻尾用の穴を空け、そのエッジを養生テープでガードするという作業が続いた。
とにかく食事がまともにできなかったこともあり、ピーク時に21kgもあった体重が15kgほどになり見るからに痩せたのは当然としても、体を触ると肋骨や腰骨が浮き出るまでなっており、最後が近づいていることは明らかだった。そして医者からも「このまま回復するとは期待しないでください。心臓・腎臓が弱っているしその原因は老衰ですから」と釘を刺されていたのだった。
※本来は立てないラテにリハビリをするオトーサン
でもオトーサンは諦めたくはなかったし、単なるお前の希望だろうと笑われるかも知れないが、ラテの表情は「まだまだアタシ生きていたい」という意志が読み取れたような気がした。したがって折ある毎に歩けないまでも立てるようにとリハビリの真似事を続けたし、食べられないのは分かっていたが寝ているラテの口元に牛乳に10gのドッグフードを浸した容器を置くようにしていたが1月8日に奇跡がおこった!
※食べられないのを承知で置いていたドッグフード+牛乳をこの日初めて完食!
先月24日に倒れてから初めて10gとはいえドッグフードを完食したのである。オトーサンは驚喜し万歳したが、翌日も朝夕それぞれ10gとし、2日後の朝には20g、そして5日後には朝夕それぞれ25gのドッグフードを喜んで食べるまでになった。
やはり食事はパワーの源だ。ラテの両眼に精気が宿った!
思い起こせば昨年の正月もまったく正月気分はなくただひたすらラテの看護・看病をしていたという記憶しかない。
例年ならラテを連れ、家族ぐるみでお付き合いいただいているK家の皆さんと近隣の諏訪神社へ初詣をするのが楽しみのひとつだったしそれが唯一正月らしさの象徴でもあった。しかしラテは倒れ、初詣どころではなかったし、まさかラテを置いて我々夫婦だけで出向く気にもならず、結局Kさんに代理詣でをしていただいた。
※元旦早々にK家のオカーサンとNちゃんが見舞いに来て下さった
昨年の正月早々の記憶としてはラテへの点滴を医者にお願いするのでは無くオトーサン自身がやることになったことが忘れられない。
それはタイミング良く医者に往診してもらえるケースばかりではないし、費用もばかにならないからだ。そして医者から「ご家庭でやってみますか。費用も安くなるし…」と勧めてくれたのでオトーサンは決心した。
※不可欠の点滴もオトーサンが処置することになった…
しかし、正直皮下注射とはいえラテの首元に注射針を自身で刺すなんてことは夢にも思わなかったしとても嫌だったが、オトーサンの気持ち云々よりいまはとにかく点滴を続けなければならなかったのだから仕方がない。
なにしろ水はシリンジで飲ませていたがドッグフードなどの固形物はまったく受け付けないし、チュールやゼリー状のもの、あるいはヨーグルトといったものをシリンジで無理矢理喉に落とすといった毎日だったが、それもままならなかった。したがって点滴は不可欠だった。
それから大きな変化はオムツを始めたことだった。
この頃は床擦れが左右の腰辺りにできるほど寝たきりだったから、さすがに外に連れ出すわけには行かなかったのだ。しかしこれがなかなかフィットしないのだ…。
※オムツデビューのラテ
結局最初は当然ながらワンコ用のオムツを買っていたが、ネットの情報などを参考にして人間の赤ちゃん用のオムツにワンコの尻尾を出す切れ込みを入れ使うようになった。事実こちらの方がラテの腰回りに優しくフィットし、費用も多少人間用の方が安いことにも気がついた。ということで日々オトーサンはタイミングを見ながらオムツに尻尾用の穴を空け、そのエッジを養生テープでガードするという作業が続いた。
とにかく食事がまともにできなかったこともあり、ピーク時に21kgもあった体重が15kgほどになり見るからに痩せたのは当然としても、体を触ると肋骨や腰骨が浮き出るまでなっており、最後が近づいていることは明らかだった。そして医者からも「このまま回復するとは期待しないでください。心臓・腎臓が弱っているしその原因は老衰ですから」と釘を刺されていたのだった。
※本来は立てないラテにリハビリをするオトーサン
でもオトーサンは諦めたくはなかったし、単なるお前の希望だろうと笑われるかも知れないが、ラテの表情は「まだまだアタシ生きていたい」という意志が読み取れたような気がした。したがって折ある毎に歩けないまでも立てるようにとリハビリの真似事を続けたし、食べられないのは分かっていたが寝ているラテの口元に牛乳に10gのドッグフードを浸した容器を置くようにしていたが1月8日に奇跡がおこった!
※食べられないのを承知で置いていたドッグフード+牛乳をこの日初めて完食!
先月24日に倒れてから初めて10gとはいえドッグフードを完食したのである。オトーサンは驚喜し万歳したが、翌日も朝夕それぞれ10gとし、2日後の朝には20g、そして5日後には朝夕それぞれ25gのドッグフードを喜んで食べるまでになった。
やはり食事はパワーの源だ。ラテの両眼に精気が宿った!