ラテ飼育格闘日記(377)
大雪が降った。ニュースによれば16年ぶりだという。そんな前のことは正直覚えていないが、確かにラテを飼ってからの記憶ではこれほどの大雪は初めてだと思う。北国の方には笑われようが、東京で10センチも積もれば大きな支障ができるわけだが、オトーサンの目算だと多い場所では30センチ以上も積もっていた…。
2月8日の朝、窓の外の雪景色を眺めながら、まずは重装備をしつつラテを散歩に連れ出すことにした。雪だからと言ってラテとの散歩を中止したことはこれまでに1度もないのだ。大雨の日も、台風の日も、そしてあの大地震の日も散歩は続けて来たのだから…。
まあ、ワンコとの散歩くらいで威張ることもないが(笑)、オトーサンの覚悟は中途半端ではないということを知っていただきたいのである。

※さて、どうする…ラテ?
深夜から降り始めた雪はかなり積もっていたが、雪は小振りだった。オトーサンたちは激寒の中ではあったが、いつもの散歩コースを進んでみようと考えた。
オトーサンたちは雪ぐつの支度で出かけたものの、足元は不安定だからして注意をしながら歩こうとするがラテは大喜びである。
家を出る際に着せられたレインコートが嫌なのか、身体を時々ブルブルとしながらも積雪の中に好んで入り込む。そして誰の足跡もないような新雪がある所に入ると鼻面をまるで除雪車のように積雪に埋めて掘り進むのだ(笑)。
さぞや冷たいのではないかとオトーサンたちは考えるが、頭や顔中を雪まみれにしながらも時々振り返るその表情はキラキラしている。
しかしオトーサンたちは完全武装の冬支度をしているにも関わらず手は痺れてくるし顔に当たる冷たい風に身震いする。
本来なら広場の奥にある広くて小高い公園までいき、枯れた草むらや落ち葉の中をかけづり回るのだが勿論今朝はそんな余裕はなく、ラテの排泄が済んだら早々に帰ろうと思っていた…。だいたいこんな朝にワンコを散歩させている人などいないのかも知れず、いつもと様子が違うのは雪だけではないようだ(笑)。
家を出てから15分ほど経った頃だろうか、幸いに雪の中でウンチもしてくれたのでオトーサンたちは「それ帰ろう!」と踵を返すがラテはまだまだ雪を堪能したいのかリードを引く。しかし今日はそんな我が儘を聞いている余裕はなく、オカーサンも率先して「帰ろう」とラテを誘導し今来た道を戻り始める。
ラテも仕方がないと思ったのか、オカーサンの手や足を鼻面でツンツンしオヤツを請求ながら大人しくついてくる。


※ラテはマズルを積雪の中に入れながら除雪車のようにズンズンと歩く(笑)
朝の散歩はそれなりに大変だったが、ともかく無事に目的を果たして帰ってきたものの夕方の散歩は異常なほどの積雪と横殴りの吹雪に前に進む意欲が削がれた(笑)。
まず驚いたのがマンションのドアを開けたら、吹きつけが激しかったのだろう…ドアの下やインターフォンのカバーにまで雪が積もっている。
路面に出る前に滑って怪我でもしてはバカバカしいとなるべく歩くことは止めエレベータを使ってエントランスに下がるが、マンションのエントランスに敷かれているタイルに薄く積もった積雪は大変滑りやすく雪靴でも安心できないほど危ない。しかし細心の注意をしつつ階段を降りようとするオトーサンをラテは早く行こうと引っ張るのだから危ない。
路面に出たが「ずぶっ」と足首まで完全に埋まってしまう積雪でゆっくりとしか歩けない。あちこちで雪かきをしている人たちの姿が見えるが雪はまだまだ降り続きそうだ。
しばらく進んだが、これから暗くなるわけだしこのままでは危ないと判断したオトーサンたちは散歩中止を決定…。やる気があるのはラテだけだが「お前ひとりで行ってこい!」というわけにもいかず(笑)仕方がなく強制帰還。
一番大変だったのは翌日の2月9日の朝だった。幸い雪は止み、青空が見えていたし風がないからか気温も覚悟していたほど寒くない。ただし積雪は多いところでは確実に30cmを超えており、人が歩いていない場所ではラテの四つ脚が腹近くまで隠れてしまうほど積雪が厚い…。それでもラテは大はしゃぎで新雪のところに頭を突っ込み喜んでいるがオトーサンたちはへっぴり腰だ。

※いつも通る場所の景色が一変している。歩道橋の上も20センチ以上の雪が一面に積もっていた
最新の注意をはらいながらゆっくりと歩き続け、何とかいつもの小高い公園にたどり着くが、階段も坂道も路面がまったく判断できないのでとても危ない。
誰もいない広い場所、それも一面の銀世界の中でラテを一時遊ばせて戻ることにする。しかしラテもさすがに疲れたのか帰り道は大人しくて雪の少ない路面を探しながら歩いていたのには笑ってしまった。それにしてもオトーサンたちは疲労困憊の散歩であった。

※ここは石段だが一面の積雪で滑りやすいだけでなくどこが段なのかも分からない状態に...
しかし雪はこれで終わりではなかった。その翌週末に降った積雪はまたまたその上をいった…。オトーサンも長い間人間をやってきたが、北海道での体験は別にして東京でこれほどの積雪体験はほとんど記憶がないほどで、まだ吹雪状態の朝にラテを連れ出して進もうとしたもののマンションのエントランスを出た歩道は吹きだまりの効果もあってのことだろうがオトーサンの膝上まで積雪があって到底歩けるものではなかった。積雪は優に60センチは超えていたようで、当然のことながらラテは完全に雪の中だ(笑)。
さすがにラテもどうしてよいかが分からず恐がり戻ろうとする。とその瞬間突風に煽られてビニール傘が御猪口になって壊れた…。
マンションのエントランスに向かう数メートルでラテは雪に埋まりながらオシッコをしてくれたので遭難せずに帰宅できた次第。
それにしても我ながら、よくやるよ!(笑)。
2月8日の朝、窓の外の雪景色を眺めながら、まずは重装備をしつつラテを散歩に連れ出すことにした。雪だからと言ってラテとの散歩を中止したことはこれまでに1度もないのだ。大雨の日も、台風の日も、そしてあの大地震の日も散歩は続けて来たのだから…。
まあ、ワンコとの散歩くらいで威張ることもないが(笑)、オトーサンの覚悟は中途半端ではないということを知っていただきたいのである。

※さて、どうする…ラテ?
深夜から降り始めた雪はかなり積もっていたが、雪は小振りだった。オトーサンたちは激寒の中ではあったが、いつもの散歩コースを進んでみようと考えた。
オトーサンたちは雪ぐつの支度で出かけたものの、足元は不安定だからして注意をしながら歩こうとするがラテは大喜びである。
家を出る際に着せられたレインコートが嫌なのか、身体を時々ブルブルとしながらも積雪の中に好んで入り込む。そして誰の足跡もないような新雪がある所に入ると鼻面をまるで除雪車のように積雪に埋めて掘り進むのだ(笑)。
さぞや冷たいのではないかとオトーサンたちは考えるが、頭や顔中を雪まみれにしながらも時々振り返るその表情はキラキラしている。
しかしオトーサンたちは完全武装の冬支度をしているにも関わらず手は痺れてくるし顔に当たる冷たい風に身震いする。
本来なら広場の奥にある広くて小高い公園までいき、枯れた草むらや落ち葉の中をかけづり回るのだが勿論今朝はそんな余裕はなく、ラテの排泄が済んだら早々に帰ろうと思っていた…。だいたいこんな朝にワンコを散歩させている人などいないのかも知れず、いつもと様子が違うのは雪だけではないようだ(笑)。
家を出てから15分ほど経った頃だろうか、幸いに雪の中でウンチもしてくれたのでオトーサンたちは「それ帰ろう!」と踵を返すがラテはまだまだ雪を堪能したいのかリードを引く。しかし今日はそんな我が儘を聞いている余裕はなく、オカーサンも率先して「帰ろう」とラテを誘導し今来た道を戻り始める。
ラテも仕方がないと思ったのか、オカーサンの手や足を鼻面でツンツンしオヤツを請求ながら大人しくついてくる。


※ラテはマズルを積雪の中に入れながら除雪車のようにズンズンと歩く(笑)
朝の散歩はそれなりに大変だったが、ともかく無事に目的を果たして帰ってきたものの夕方の散歩は異常なほどの積雪と横殴りの吹雪に前に進む意欲が削がれた(笑)。
まず驚いたのがマンションのドアを開けたら、吹きつけが激しかったのだろう…ドアの下やインターフォンのカバーにまで雪が積もっている。
路面に出る前に滑って怪我でもしてはバカバカしいとなるべく歩くことは止めエレベータを使ってエントランスに下がるが、マンションのエントランスに敷かれているタイルに薄く積もった積雪は大変滑りやすく雪靴でも安心できないほど危ない。しかし細心の注意をしつつ階段を降りようとするオトーサンをラテは早く行こうと引っ張るのだから危ない。
路面に出たが「ずぶっ」と足首まで完全に埋まってしまう積雪でゆっくりとしか歩けない。あちこちで雪かきをしている人たちの姿が見えるが雪はまだまだ降り続きそうだ。
しばらく進んだが、これから暗くなるわけだしこのままでは危ないと判断したオトーサンたちは散歩中止を決定…。やる気があるのはラテだけだが「お前ひとりで行ってこい!」というわけにもいかず(笑)仕方がなく強制帰還。
一番大変だったのは翌日の2月9日の朝だった。幸い雪は止み、青空が見えていたし風がないからか気温も覚悟していたほど寒くない。ただし積雪は多いところでは確実に30cmを超えており、人が歩いていない場所ではラテの四つ脚が腹近くまで隠れてしまうほど積雪が厚い…。それでもラテは大はしゃぎで新雪のところに頭を突っ込み喜んでいるがオトーサンたちはへっぴり腰だ。

※いつも通る場所の景色が一変している。歩道橋の上も20センチ以上の雪が一面に積もっていた
最新の注意をはらいながらゆっくりと歩き続け、何とかいつもの小高い公園にたどり着くが、階段も坂道も路面がまったく判断できないのでとても危ない。
誰もいない広い場所、それも一面の銀世界の中でラテを一時遊ばせて戻ることにする。しかしラテもさすがに疲れたのか帰り道は大人しくて雪の少ない路面を探しながら歩いていたのには笑ってしまった。それにしてもオトーサンたちは疲労困憊の散歩であった。

※ここは石段だが一面の積雪で滑りやすいだけでなくどこが段なのかも分からない状態に...
しかし雪はこれで終わりではなかった。その翌週末に降った積雪はまたまたその上をいった…。オトーサンも長い間人間をやってきたが、北海道での体験は別にして東京でこれほどの積雪体験はほとんど記憶がないほどで、まだ吹雪状態の朝にラテを連れ出して進もうとしたもののマンションのエントランスを出た歩道は吹きだまりの効果もあってのことだろうがオトーサンの膝上まで積雪があって到底歩けるものではなかった。積雪は優に60センチは超えていたようで、当然のことながらラテは完全に雪の中だ(笑)。
さすがにラテもどうしてよいかが分からず恐がり戻ろうとする。とその瞬間突風に煽られてビニール傘が御猪口になって壊れた…。
マンションのエントランスに向かう数メートルでラテは雪に埋まりながらオシッコをしてくれたので遭難せずに帰宅できた次第。
それにしても我ながら、よくやるよ!(笑)。
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