非純正Apple Watch用交換バンドを使ってみた
Apple Watchの魅力は多々あるものの実用上そのバンドのバリエーションや交換の楽しみは大きいと思える。それも従来の腕時計のようにバネ棒を使う場合は特殊な道具が必要だったり、慣れないと簡単ではなく時計のケースを傷つけてしまうこともあって手軽ではなかった。今回はApple非純正の時計バンドを入手したのでそのレポートである。
腕時計のバンドは消耗品だ…。たとえ金属製のものでも壊れる以前に汚れてしまい何らかのメンテが必要になる。ましてや革製のバンドは汗にも弱く、いくら気に入ったものでも長い間使い続けるわけにはいかない。また腕時計にとってそのバンドはファッションの一部であり、バンドを取り替えることでその印象をがらりと変えることができるのは知っていても慣れない人にとっては自分で交換するのは些か面倒でもある。

※従来の腕時計メンテナンス用ツール類。ベルト交換も専用ツールがないとケースを傷つけたりする可能性があるので面倒なのだ。写真は筆者愛用のツールセット
しかしApple Watchなら簡単だ。道具も不要で30秒もかからない…。したがって気分や服装などに合わせて気軽に変えたいところだがアップル純正のバンドは高いのがネックだ。一番安価なスポーツバンドでも5,800円(税別)する。ステンレスのメッシュでできているミラネーゼループ、ダッチレザー製でステンレスのバックルを持つクラシックバックル、マグネット式バックルでベルチアレザー製のレザーループになると17,800円だ。ついでに記しておくとモダンバックルが30,800円、さらにリンクブレスレットに至っては54,800円になってしまう。

※今回手に入れたJETech社の非純正Apple Watch用バンド。本革製のピンクカラーはなかなかに素敵だ
「高いぞ」と文句をいうつもりはない。なぜならそれだけの材料を使い、ある意味これまでの時計業界にはなかった特異なバンドたちでもある。それに問題は価格だけではなくカラーバリエーションが限られていることだ。材質の違いは大きな魅力だが一般の時計バンドは無尽蔵なバリエーションがあるのと比べると登場したばかりだとはいえApple Watchのそれは極々限られたものでしかない。


※製品パッケージ(上)とその中身(下)
それらはさすがにAppleの製品だけのことはあり、スポーツバンドでさえどこか気品を漂わせているし装着感は抜群である。ただしラインナップで一番のカラーバリエーションを持つスポーツバンドでさえカラーは5種でしかなくデザインは一緒だ。これでは限られた範囲でしかバンド交換の楽しみを味わえない。
それらのアップル純正バンドで可能なことはせいぜい「Apple Watch、ビコロール配色ベルトで遊ぶ」でご紹介したような工夫でしかない…。
今後は純正品もバリエーションは増えると思われるが、手っ取り早いのはサードパーティー各社が提供する非純正バンドである。すでにいくかつの製品がリリースされているが、問題もある…。それはアップルが Lightningケーブル同様にApple Watch用バンドを認証プログラム制とし、磁気充電器内蔵は不許可、そして快適なフィット感が必要、腐食や強度などと一定の試験に合格しなければ認証を与えないとしたことだ。さらにアップルはApple Watch本体とベルトをつなぐ “ラグ (ベルトのエンドピース部)” を開発者に提供開始するという情報もある。

※バンドのエンドピース部分
ということはLightningケーブル同様、ラグ部分の仕組みが意匠登録されれば未認証の製品は違法ということになってしまう。
今回私が入手したベルトはJETech Global社の製品だがタイミング的にも無論正規認証を受けた製品ではない。しかしその魅力はその本革製バンドのカラーリングの一部が純正バンドにはないものであること、そして価格が純正スポーツバンドの半額ほどだったことにある。
今後未認証のバンドがLightningケーブル同様に使えなくなるかどうかは分からないが、そうした点をも検証したいと購入したが、取り急ぎ愛用のApple Watchに取り付けた範囲では問題ないようだ。とはいえこれからwatchOSがアップデートしていく過程で何らかの制限が出てくるかも知れないが…。


※JETech社のバンドを取り付けて左手に装着した例。本革バンドは見た目より柔らかくて装着感もまずまずだ
今回本革製のピンクカラーを手にしたが、色合い自体は大変気に入っているしバンド自体は一般的なものと大差はなく不都合もない。ともあれ今後は認証プログラムに合格したサードパーティー製のバンドも多々登場するに違いないが、よりデザインや色合いに工夫した楽しいバンドの登場を期待したい。
腕時計のバンドは消耗品だ…。たとえ金属製のものでも壊れる以前に汚れてしまい何らかのメンテが必要になる。ましてや革製のバンドは汗にも弱く、いくら気に入ったものでも長い間使い続けるわけにはいかない。また腕時計にとってそのバンドはファッションの一部であり、バンドを取り替えることでその印象をがらりと変えることができるのは知っていても慣れない人にとっては自分で交換するのは些か面倒でもある。

※従来の腕時計メンテナンス用ツール類。ベルト交換も専用ツールがないとケースを傷つけたりする可能性があるので面倒なのだ。写真は筆者愛用のツールセット
しかしApple Watchなら簡単だ。道具も不要で30秒もかからない…。したがって気分や服装などに合わせて気軽に変えたいところだがアップル純正のバンドは高いのがネックだ。一番安価なスポーツバンドでも5,800円(税別)する。ステンレスのメッシュでできているミラネーゼループ、ダッチレザー製でステンレスのバックルを持つクラシックバックル、マグネット式バックルでベルチアレザー製のレザーループになると17,800円だ。ついでに記しておくとモダンバックルが30,800円、さらにリンクブレスレットに至っては54,800円になってしまう。

※今回手に入れたJETech社の非純正Apple Watch用バンド。本革製のピンクカラーはなかなかに素敵だ
「高いぞ」と文句をいうつもりはない。なぜならそれだけの材料を使い、ある意味これまでの時計業界にはなかった特異なバンドたちでもある。それに問題は価格だけではなくカラーバリエーションが限られていることだ。材質の違いは大きな魅力だが一般の時計バンドは無尽蔵なバリエーションがあるのと比べると登場したばかりだとはいえApple Watchのそれは極々限られたものでしかない。


※製品パッケージ(上)とその中身(下)
それらはさすがにAppleの製品だけのことはあり、スポーツバンドでさえどこか気品を漂わせているし装着感は抜群である。ただしラインナップで一番のカラーバリエーションを持つスポーツバンドでさえカラーは5種でしかなくデザインは一緒だ。これでは限られた範囲でしかバンド交換の楽しみを味わえない。
それらのアップル純正バンドで可能なことはせいぜい「Apple Watch、ビコロール配色ベルトで遊ぶ」でご紹介したような工夫でしかない…。
今後は純正品もバリエーションは増えると思われるが、手っ取り早いのはサードパーティー各社が提供する非純正バンドである。すでにいくかつの製品がリリースされているが、問題もある…。それはアップルが Lightningケーブル同様にApple Watch用バンドを認証プログラム制とし、磁気充電器内蔵は不許可、そして快適なフィット感が必要、腐食や強度などと一定の試験に合格しなければ認証を与えないとしたことだ。さらにアップルはApple Watch本体とベルトをつなぐ “ラグ (ベルトのエンドピース部)” を開発者に提供開始するという情報もある。

※バンドのエンドピース部分
ということはLightningケーブル同様、ラグ部分の仕組みが意匠登録されれば未認証の製品は違法ということになってしまう。
今回私が入手したベルトはJETech Global社の製品だがタイミング的にも無論正規認証を受けた製品ではない。しかしその魅力はその本革製バンドのカラーリングの一部が純正バンドにはないものであること、そして価格が純正スポーツバンドの半額ほどだったことにある。
今後未認証のバンドがLightningケーブル同様に使えなくなるかどうかは分からないが、そうした点をも検証したいと購入したが、取り急ぎ愛用のApple Watchに取り付けた範囲では問題ないようだ。とはいえこれからwatchOSがアップデートしていく過程で何らかの制限が出てくるかも知れないが…。


※JETech社のバンドを取り付けて左手に装着した例。本革バンドは見た目より柔らかくて装着感もまずまずだ
今回本革製のピンクカラーを手にしたが、色合い自体は大変気に入っているしバンド自体は一般的なものと大差はなく不都合もない。ともあれ今後は認証プログラムに合格したサードパーティー製のバンドも多々登場するに違いないが、よりデザインや色合いに工夫した楽しいバンドの登場を期待したい。
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