MOメディアを最終整理
「MO」メディアを手に取ってみると実に懐かしい...。あまり自覚していない間に自然と使わなくなってしまったが、一時期には大変便利に活用していたものだ。ちなみに "MO" とは Magneto-Optical disk の略称である。今般数十枚残っているMOの中身を確認し整理保存したいと考えたが、そういえばすでにMOドライブがない...。
フロッピーディスク、それも5インチのフロッピーディスクや3.5インチのフロッピーを使ってきた我々にはこの3.5インチのMOは大変扱い易く信頼性も高かったからDTPやデザイン・印刷・出版の分野でひとつの標準メデイアとなった感もあった。
無論いまでも使っている方はきっといらっしゃるだろう...。ただしセキュリティの面でこの種の持ち運べるメディアは企業では敬遠されるようになったことも事実だ。
当初MOの容量は128MB仕様だったが、3.5インチフロッピーの2枚ほどの厚みのMO1枚でフロッピーディスク128枚分の容量があるというのは驚異だったしカラー画像データを扱うことが多くなってきたパソコンとの相性も抜群だった。
正確な記録が残っているわけではないが、手元に残存している数十枚のMOを眺めてみると2000年頃までは活用していたようだ。それらは自社開発のMac用ソフトウェアのソースコード、アプリケーション、製品化の段階で作り上げた取扱説明書データ、デザイン版下、NIFTY-Serveのログバックアップ、著作原稿などなどから次第に解像度が高くなりファイル容量が肥大化していったデジタルカメラの撮影データなどが残されている。

※50枚ほど残っていたMOメディアの中身を確認して最終処分へ...
面白いのはデジタルカメラの撮影データも枚数はともかく続々と登場しつつあった機種別毎に撮影データが保存されていることだ。例えば、CASIO QV-10(25万画素 320×240)、CASIO QV-100(36万画素640×480)、RICOH DC-1(41万画素)、KONICA Q-100(108万画素)、FIJIFILM DS-300(140万画素)、FUJIFILM FinePix700(150万画素)の撮影データがデジタルカメラ毎のMOに残っていた...。
これはそれぞれの時代の先端を謳っていたデジカメがどれほどの画質を持っていたのかを再確認する確実なデータであり、当該カメラ本体を処分したいまとなっては往時を偲ぶ貴重な資料でもあると考えている。
こうした写真データは勿論、前記した様々なデータ類の中にはもしかしたら残しておくべきデータがあるかも知れないと考えてはみたが、残念なことにMOドライブがない...。
まずはMOドライブを入手することから始めなければと思うが、MOドライブはほとんどのメーカーが生産を終了しているようだから可能性は中古品かと調べてみた。
驚いたのは中古品の一部はMOドライブ1台数万円の売値がついているものがあることだ。よほど切羽詰まった場合でなければ買う人はいないと思うが、それでも需要があるのだろうか...。

※今回あらためて入手した中古のMOドライブ
私はたまたまヤフオクで常識的と思われる値段で出品されていたバッファローブランド、メルコ製を落札できたのは幸いだった。無論 iMacとUSB接続し128MB、230MBおよび640MBが問題なく認識できた。
結局50枚のMOメディアのうち、約1/3ほどはブランクだったが、後は前記したようにデジカメのデータ、開発ソフトウェアのソースコード、アプリのβ版、そしてマニュアル原稿といったものがほとんどだった。
一応MOの中を確認したので必要なデータは別途ハードディスクやCD-Rといったものにバックアップしてからメディアを処分しようと考えたが、今回あらためてMOの安定性というか信頼性といったものに目を向けることになった。
なぜならすでに15年以上も前に書き込んだものだが、50枚のMOのうち読めなかったMOは1枚もなかったからだ。とはいっても現在の環境下でこれらのMOを活用するすべはないしそのつもりもないが、外部からMOメディアでデータが持ち込まれる可能性もまだゼロではないと考え、MOドライブはもとよりだが数枚のMOメディアは保存しておこうと考えている。
フロッピーディスク、それも5インチのフロッピーディスクや3.5インチのフロッピーを使ってきた我々にはこの3.5インチのMOは大変扱い易く信頼性も高かったからDTPやデザイン・印刷・出版の分野でひとつの標準メデイアとなった感もあった。
無論いまでも使っている方はきっといらっしゃるだろう...。ただしセキュリティの面でこの種の持ち運べるメディアは企業では敬遠されるようになったことも事実だ。
当初MOの容量は128MB仕様だったが、3.5インチフロッピーの2枚ほどの厚みのMO1枚でフロッピーディスク128枚分の容量があるというのは驚異だったしカラー画像データを扱うことが多くなってきたパソコンとの相性も抜群だった。
正確な記録が残っているわけではないが、手元に残存している数十枚のMOを眺めてみると2000年頃までは活用していたようだ。それらは自社開発のMac用ソフトウェアのソースコード、アプリケーション、製品化の段階で作り上げた取扱説明書データ、デザイン版下、NIFTY-Serveのログバックアップ、著作原稿などなどから次第に解像度が高くなりファイル容量が肥大化していったデジタルカメラの撮影データなどが残されている。

※50枚ほど残っていたMOメディアの中身を確認して最終処分へ...
面白いのはデジタルカメラの撮影データも枚数はともかく続々と登場しつつあった機種別毎に撮影データが保存されていることだ。例えば、CASIO QV-10(25万画素 320×240)、CASIO QV-100(36万画素640×480)、RICOH DC-1(41万画素)、KONICA Q-100(108万画素)、FIJIFILM DS-300(140万画素)、FUJIFILM FinePix700(150万画素)の撮影データがデジタルカメラ毎のMOに残っていた...。
これはそれぞれの時代の先端を謳っていたデジカメがどれほどの画質を持っていたのかを再確認する確実なデータであり、当該カメラ本体を処分したいまとなっては往時を偲ぶ貴重な資料でもあると考えている。
こうした写真データは勿論、前記した様々なデータ類の中にはもしかしたら残しておくべきデータがあるかも知れないと考えてはみたが、残念なことにMOドライブがない...。
まずはMOドライブを入手することから始めなければと思うが、MOドライブはほとんどのメーカーが生産を終了しているようだから可能性は中古品かと調べてみた。
驚いたのは中古品の一部はMOドライブ1台数万円の売値がついているものがあることだ。よほど切羽詰まった場合でなければ買う人はいないと思うが、それでも需要があるのだろうか...。

※今回あらためて入手した中古のMOドライブ
私はたまたまヤフオクで常識的と思われる値段で出品されていたバッファローブランド、メルコ製を落札できたのは幸いだった。無論 iMacとUSB接続し128MB、230MBおよび640MBが問題なく認識できた。
結局50枚のMOメディアのうち、約1/3ほどはブランクだったが、後は前記したようにデジカメのデータ、開発ソフトウェアのソースコード、アプリのβ版、そしてマニュアル原稿といったものがほとんどだった。
一応MOの中を確認したので必要なデータは別途ハードディスクやCD-Rといったものにバックアップしてからメディアを処分しようと考えたが、今回あらためてMOの安定性というか信頼性といったものに目を向けることになった。
なぜならすでに15年以上も前に書き込んだものだが、50枚のMOのうち読めなかったMOは1枚もなかったからだ。とはいっても現在の環境下でこれらのMOを活用するすべはないしそのつもりもないが、外部からMOメディアでデータが持ち込まれる可能性もまだゼロではないと考え、MOドライブはもとよりだが数枚のMOメディアは保存しておこうと考えている。
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