iPhone使いの NuAns NEO [Reloaded] 考 - iCloudのメルアド設定困惑記
iPhone使いの NuAns NEO [Reloaded] 、今回はメール設定に関しての覚書のつもりである。NuAns NEO [Reloaded] を十分に使いこなすとなれば当然日常使っているメルアドを送受信可能にしなければならい。したがって私はGmailにGmailで取得したメルアドの他にこれまで使ってきたiCloudのメルアド設定を試みた…。
さて、古いMacユーザーの一人としてアップルのメールアドレスはaaaaa@mac.com および bbbbb@mac.com といった具合に二つ使ってきた。
いつ頃どのようにして取得したかはすでに忘却の彼方だが、アップルもMobileMeなどいま思えば混乱の時期を通ってきたわけで仕様やらも些か変化してきた。

※NuAns NEO [Reloaded] に日常利用のiCloudメルアド設定ができなければ実用とはならない…
ということで少し調べて見たが、2000年に iToolsが無料サービスとして開始された後、2年後に .Mac(ドットマック)が有料でスタート。そして2008年7月にMobileMeサービスをスタートさせたが不具合が連続。やっと2011年に iCloudサービスが開始され翌年にはMobileMeサービスが終わった。
したがって私のメルアドは .Macが開始された頃の遺産なのだ(笑)。
ともあれ個人的にはaaaaa@mac.comを文字通り個人的な利用とし、もう一方の bbbbb@mac.comをビジネス関連にと使い分けてきたが、現在もこの2種のメルアドは無くてはならないものとなっている。

※macOSのメールにも歴史があり幾多の仕様変更やサービス変更があった
もう少し詳しく言うとaaaaa@mac.comはいわゆるApple IDとして使っている。したがってiCloudにアクセスしiTunesにアクセスするにもすべてaaaaa@mac.comが基本となってきた。
そのメールアドレスを NuAns NEO [Reloaded] のGmailアプリに新たなアカウントとして設定しようと試みた。当然のことのようにメールアドレスとそのパスワード、そして手動設定として受信メールサーバーのサーバー名やポートを993にする…といった基本の手順を繰り返したがエラーで設定できない。
ここではじめてネットで調べ始めた。するとパスワードはApple IDとして使ってきたパスワードではダメなことが分かった。
要はAndroidといったアップルにとって他社製メールアプリでは2ファクタ認証を設定した後に当該 iCloud メールで使うApp 用パスワードを取得しそれを使う必要があるのだという。
App用パスワードとは、いわゆる “2段階認証” の1つであり、アップルが提供するアプリ以外のアプリからiCloudデータにアクセスする為の専用パスワードということになる。
本来ならこのApp用パスワードそのものにも注目したいところだが、煩雑になるので今回はスルーするがひとつだけ記しておくと、もし2ファクタ認証さえ設定してあれば iPhoneなしにAndroidだけでApp用パスワードの管理をすることができるというが私は試していない…。
ということで、そうであれば従うしかない。Apple IDとしてのメルアドaaaaa@mac.comに2ファクタ認証を設定しApp 用パスワードを生成すると abcd-efgh-ijkl-mnop といったパスワードが明示されるのでそれを間違いなく記録し前記したNuAns NEO [Reloaded]のGmail 新規アカウントに使ったから難なく設定が出来、aaaaa@mac.comの送受信が問題なくできるようになった。

※Apple IDメルアドのApp用パスワードが生成された例
ここに至るまでも結構時間がかかったのだが、これからが苦労の本番だった(笑)。
理屈はaaaaa@mac.comが出来たようにもうひとつのメルアド bbbbb@mac.comもと考えたが、ネットで調べた範囲ではいわゆるApple IDはひとつだと記されていた。
事実私はiCloudに対して複数IDを使っていないし必要とも考えなかったが、そうであるなら bbbbb@mac.comというメルアドは何なのか(笑)。
忘れかけている記憶を絞り出して思い出したことは使い始めた当時、取得したメールアドレスに対してエイリアスメールを設定できたはずだ。
例えば見知らぬ相手に返事を出す、懸賞に応募するなど極一時的に使うメルアドであればそれを根拠に多々スパムメールなどを送りつけられても破棄することで対処できるからだ。要は使い捨てのメルアドだ。
もしかしたら bbbbb@mac.comはエイリアスメールなのかと再確認すると、確かに私も3つエイリアスメールアドレスを取得していた。というか現在は3つまでしかエイリアスは取得できないことになっている。
ともあれその中に bbbbb@mac.com はなかったからエイリアスではないことになる。
ちなみにもしエイリアスならApp用パスワードも共通かもとGmailの新規アカウント設定時にaaaaa@mac.comで生成したApp用パスワードと同じワードを入力してみたが当然ダメだった。
やれやれ、では bbbbb@mac.com はどういった性格のメルアドなのか…。
あらためて確認すると bbbbb@mac.com はApple IDとして使っているaaaaa@mac.com の iCloud有料ストレージとは別に5GBの無料ストレージを使っていることが分かった。
この辺りでかなり頭が混乱してくる。
そもそも悪戯にApple IDをいじくり回して問題を作っては日常の利用に支障が出る。ここは冷静になって時間を取ってみようと意図的に一週間ばかり頭を冷やした。
こうして文章にすると一から十まで己一人で試行錯誤しているように思われるかも知れないが機会があったときにトリニティ社の星川社長からダイレクトメールでいくつかのヒントをいただくと共にApple Careを利用してアップルのサポートにヘルプを求めた。
しかし最初に電話に出た人はエイリアスメールの存在すら知らなかったのでエキスパートに変わって貰ったが、それからは問題解決云々は別にしても真摯にそして明確なサポートを続けていただいたので感謝している。
結局アップルのサポートに連絡して確証を得たことは、 bbbbb@mac.com もApple IDだったのである。
Apple IDは1つだけという概念があったし事実アップルはApple IDはひとつであることを推奨しているものの複数のApple IDを使っても違反ではないということなのだ。
要は何故こうなったのかが分かればもっとすっきりするが、前記したようにアップルの仕様もこれまで幾たびか変わってきたしきっかけはMac OS Xになってからだから覚えていない。
ともかく bbbbb@mac.com がApple IDだということが分かったもののそのパスワードもはっきりしないのでまずはパスワードを忘れたことにして新たにパスワードを取得した。
そして簡単に説明するなら現在の、すなわちaaaaa@mac.com でサインインしているiCloudに対して一端サインアウトし、その後 bbbbb@mac.com でサインインしてからまずは2ファクタ認証の設定をした上でApp用パワードの生成を行った。
この間2ファクタ認証故の認証番号が別のデバイスすなわち私の場合はiPhoneとの間で行き来することになる。

※NuAns NEO [Reloaded] にやっとGmailアドレスひとつ、アップルメールアドレス2つの設定ができた
結局その行き掛かり上、iPhoneも一端サインアウトすることになったが、幸い目的の bbbbb@mac.com 用のApp用パスワードは取得できたものの、再び最初のApple IDに変えたらiPhoneのメールアカウントから aaaaa@mac.com および bbbbb@mac.com のメルアド設定が消えているというアクシデントに遭った。
その代わりと言ってはなんだが,目的の NuAns NEO [Reloaded] にはその両者のメルアド設定がやっと完了したのだった。
勿論iPhoneの消えたアカウントは数日後に復帰させることに成功したが…。
ともあれやせ我慢でいうなら、下手な推理小説より今回の探索は興味深いあれこれを多々含んでいたが、何ごとも自分でやってみないことには分からない事をあらためて思い知らされた。
さて、古いMacユーザーの一人としてアップルのメールアドレスはaaaaa@mac.com および bbbbb@mac.com といった具合に二つ使ってきた。
いつ頃どのようにして取得したかはすでに忘却の彼方だが、アップルもMobileMeなどいま思えば混乱の時期を通ってきたわけで仕様やらも些か変化してきた。

※NuAns NEO [Reloaded] に日常利用のiCloudメルアド設定ができなければ実用とはならない…
ということで少し調べて見たが、2000年に iToolsが無料サービスとして開始された後、2年後に .Mac(ドットマック)が有料でスタート。そして2008年7月にMobileMeサービスをスタートさせたが不具合が連続。やっと2011年に iCloudサービスが開始され翌年にはMobileMeサービスが終わった。
したがって私のメルアドは .Macが開始された頃の遺産なのだ(笑)。
ともあれ個人的にはaaaaa@mac.comを文字通り個人的な利用とし、もう一方の bbbbb@mac.comをビジネス関連にと使い分けてきたが、現在もこの2種のメルアドは無くてはならないものとなっている。

※macOSのメールにも歴史があり幾多の仕様変更やサービス変更があった
もう少し詳しく言うとaaaaa@mac.comはいわゆるApple IDとして使っている。したがってiCloudにアクセスしiTunesにアクセスするにもすべてaaaaa@mac.comが基本となってきた。
そのメールアドレスを NuAns NEO [Reloaded] のGmailアプリに新たなアカウントとして設定しようと試みた。当然のことのようにメールアドレスとそのパスワード、そして手動設定として受信メールサーバーのサーバー名やポートを993にする…といった基本の手順を繰り返したがエラーで設定できない。
ここではじめてネットで調べ始めた。するとパスワードはApple IDとして使ってきたパスワードではダメなことが分かった。
要はAndroidといったアップルにとって他社製メールアプリでは2ファクタ認証を設定した後に当該 iCloud メールで使うApp 用パスワードを取得しそれを使う必要があるのだという。
App用パスワードとは、いわゆる “2段階認証” の1つであり、アップルが提供するアプリ以外のアプリからiCloudデータにアクセスする為の専用パスワードということになる。
本来ならこのApp用パスワードそのものにも注目したいところだが、煩雑になるので今回はスルーするがひとつだけ記しておくと、もし2ファクタ認証さえ設定してあれば iPhoneなしにAndroidだけでApp用パスワードの管理をすることができるというが私は試していない…。
ということで、そうであれば従うしかない。Apple IDとしてのメルアドaaaaa@mac.comに2ファクタ認証を設定しApp 用パスワードを生成すると abcd-efgh-ijkl-mnop といったパスワードが明示されるのでそれを間違いなく記録し前記したNuAns NEO [Reloaded]のGmail 新規アカウントに使ったから難なく設定が出来、aaaaa@mac.comの送受信が問題なくできるようになった。

※Apple IDメルアドのApp用パスワードが生成された例
ここに至るまでも結構時間がかかったのだが、これからが苦労の本番だった(笑)。
理屈はaaaaa@mac.comが出来たようにもうひとつのメルアド bbbbb@mac.comもと考えたが、ネットで調べた範囲ではいわゆるApple IDはひとつだと記されていた。
事実私はiCloudに対して複数IDを使っていないし必要とも考えなかったが、そうであるなら bbbbb@mac.comというメルアドは何なのか(笑)。
忘れかけている記憶を絞り出して思い出したことは使い始めた当時、取得したメールアドレスに対してエイリアスメールを設定できたはずだ。
例えば見知らぬ相手に返事を出す、懸賞に応募するなど極一時的に使うメルアドであればそれを根拠に多々スパムメールなどを送りつけられても破棄することで対処できるからだ。要は使い捨てのメルアドだ。
もしかしたら bbbbb@mac.comはエイリアスメールなのかと再確認すると、確かに私も3つエイリアスメールアドレスを取得していた。というか現在は3つまでしかエイリアスは取得できないことになっている。
ともあれその中に bbbbb@mac.com はなかったからエイリアスではないことになる。
ちなみにもしエイリアスならApp用パスワードも共通かもとGmailの新規アカウント設定時にaaaaa@mac.comで生成したApp用パスワードと同じワードを入力してみたが当然ダメだった。
やれやれ、では bbbbb@mac.com はどういった性格のメルアドなのか…。
あらためて確認すると bbbbb@mac.com はApple IDとして使っているaaaaa@mac.com の iCloud有料ストレージとは別に5GBの無料ストレージを使っていることが分かった。
この辺りでかなり頭が混乱してくる。
そもそも悪戯にApple IDをいじくり回して問題を作っては日常の利用に支障が出る。ここは冷静になって時間を取ってみようと意図的に一週間ばかり頭を冷やした。
こうして文章にすると一から十まで己一人で試行錯誤しているように思われるかも知れないが機会があったときにトリニティ社の星川社長からダイレクトメールでいくつかのヒントをいただくと共にApple Careを利用してアップルのサポートにヘルプを求めた。
しかし最初に電話に出た人はエイリアスメールの存在すら知らなかったのでエキスパートに変わって貰ったが、それからは問題解決云々は別にしても真摯にそして明確なサポートを続けていただいたので感謝している。
結局アップルのサポートに連絡して確証を得たことは、 bbbbb@mac.com もApple IDだったのである。
Apple IDは1つだけという概念があったし事実アップルはApple IDはひとつであることを推奨しているものの複数のApple IDを使っても違反ではないということなのだ。
要は何故こうなったのかが分かればもっとすっきりするが、前記したようにアップルの仕様もこれまで幾たびか変わってきたしきっかけはMac OS Xになってからだから覚えていない。
ともかく bbbbb@mac.com がApple IDだということが分かったもののそのパスワードもはっきりしないのでまずはパスワードを忘れたことにして新たにパスワードを取得した。
そして簡単に説明するなら現在の、すなわちaaaaa@mac.com でサインインしているiCloudに対して一端サインアウトし、その後 bbbbb@mac.com でサインインしてからまずは2ファクタ認証の設定をした上でApp用パワードの生成を行った。
この間2ファクタ認証故の認証番号が別のデバイスすなわち私の場合はiPhoneとの間で行き来することになる。

※NuAns NEO [Reloaded] にやっとGmailアドレスひとつ、アップルメールアドレス2つの設定ができた
結局その行き掛かり上、iPhoneも一端サインアウトすることになったが、幸い目的の bbbbb@mac.com 用のApp用パスワードは取得できたものの、再び最初のApple IDに変えたらiPhoneのメールアカウントから aaaaa@mac.com および bbbbb@mac.com のメルアド設定が消えているというアクシデントに遭った。
その代わりと言ってはなんだが,目的の NuAns NEO [Reloaded] にはその両者のメルアド設定がやっと完了したのだった。
勿論iPhoneの消えたアカウントは数日後に復帰させることに成功したが…。
ともあれやせ我慢でいうなら、下手な推理小説より今回の探索は興味深いあれこれを多々含んでいたが、何ごとも自分でやってみないことには分からない事をあらためて思い知らされた。
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